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擬似餌の玉手箱トップ>FishingReport>過去のFishingReport目次>2000年12月


 天気:曇り 水温:12℃ pH:不明
 釣果:7匹(レインボー4匹、ブラウン3匹)

 2000年を締めくくろうと、大晦日の朝イチからSIMAGONへ釣行。前日、マス釣り大会が開催され大人数で徹底的に叩かれたためか魚が沈黙。1匹目が釣れたのは午前7時。2匹目が釣れたのは何とその1時間後だった。余りの活性の低さにスタッフが竿を出し試し釣り。渋い時の攻略方法などについて話をしながら一緒になって竿を振ったが、この渋さにはスタッフも首を傾げるほど。
 ぐるっと見渡しているとポツポツ釣っているのはスプーンを使っている常連さんのみ。プラグオンリーのスタイルでも決してスプーンには引けを取らないと常日頃から自負しているのだが、今日はさすがに悩んでしまった。60cmのモンスターブラウンをシャッドで釣ったというオマケもあったが、尾っぽにフッキングしており事故みたいなものだった。
 結局、午前中で釣れたのは僅かに7匹。SIMAGONでは30匹はあたりまえって感じでやっていたのだが・・・。ぶち込んだルアーは何と42個。釣れないのはカラーなのか泳層なのか、サイズなのか・・・悩みに悩んでドツボに嵌まった感じ。まさに迷宮SIMAGONだった。2000年を締めくくるつもりが、納得のいかない釣行となった。2001年はまさしくイチから出直しだ。
 蛇足だが、今年釣った魚を合計してみた。主なところでバス630匹、スズキ153匹、マス類872匹、ナマズ100匹。釣行は120日を超え、釣りに投資したお金は、膨大な数のルアー、タックル、遊漁料、豪州への渡航費用などを合わせると100万円以上か。殺生をした数も凄いが使ったお金も凄い。来年はどうなることやら。


 天気:曇り 水温:不明 pH:不明
 釣果:0匹

 午前6時過ぎ、僅かに残っているヒラメ狙いで某河川の河口に釣行。風はなく波は穏やかで非常にイイ感じ。先行者は5人程。キャストを始めた頃、近くにいた釣り人が60cm程度のスズキを1本釣り、ストリンガーにぶら下げた。狙い通り、魚がいるようなのでシャローミノーをアレコレと交換しながらキャストを続けた。
 周りをキョロキョロ見ていると、先程スズキを釣った彼が「手のひら大」のヒラメをキャッチ。その後、再び60cm程度のスズキを釣り上げた。また、彼の向こう側で竿を振っている人も可愛らしいヒラメをキャッチしていた。
 すぐ近くで釣っている私の方は、ノーヒットのまま時間だけが過ぎていく。日が昇った午前8時前に納竿。釣り人はいつのまにか8人に増えていたが、魚を釣ったのが確認できたのは彼ら2人だけであった。
 帰りがてら大会が開催されていたSIMAGONに立ち寄った。釣り人は47人で、大会に参加しているのは33人。小さな管理釣り場に50人近くも入っているので、ギュウギョウのスシ詰め状態だった。大会は数釣りを競うのではなく、1匹の大きさを競うものなので誰にでもチャンスがあるはずだが、10時の段階でスーパーレインボー釣り上げたのは、2人の常連さんであった。
 暫く釣っている様子を眺めていたが、殆どの釣り人が小さなスプーンをキャストをしてはカリカリ巻いているだけ。この釣り方ではスーパーを釣る確率がぐっと下がるだろうねぇ。


 天気:晴れ 水温:11℃ pH:不明
 釣果:1匹(ニゴイ)

 午前10時から某河川へ釣行。前日とは打って変わり強風が吹き荒れ、水面には三角波が立っていた。ベイトタックルなので風上に立ち、少しずつ移動しながらキャストを開始した。ショアラインシャイナーR55をブンブンと投げ、グリグリ巻いているとガツッとアタリ。「おおっ!!」と思ってすかさず竿を立てたら根掛りだった。(恥)
 どうにかして回収しようと胸までウェーデイングしたが外れる気配が無く、覚悟を決めてラインを切ることにした。しかし、引っ張っても切れない。この河川で使用するにはちょっと大袈裟なPE3号(35lb)と50lbのショックリーダーの組み合わせは、簡単に切れる物ではなかった。仕方が無いので腕に巻き付けぐいぐいと後ずさりして切断。一体川底には何が沈んでいたのだろう。
 前日に引き続き、ルアーをロストするとはどうも運が向いていないようであった。魚の気配が無くなり、気力も萎えてしまったので、タイドミノーリップレスを投げながら岸際を戻ってくると再びガツッとアタリ。また引っ掛けたかと一瞬ギクッとしたが今度は魚だった。中々引きが強く、ファイト中はドラグを調整し直したりしたが、ある時から急に魚は大人しくなってしまった。足元に寄ってきたのは案の定ニゴイ(55cm)。ニゴイはコイと違って持久力がなく、急にパワーダウンしてしまうので釣り味に欠けるが、ルアーをロストして意気消沈していたので嬉しい1匹だった。


 天気:晴れ 水温:12℃ pH:不明
 釣果:0匹

 相棒Sが早朝から竿を振っているSIMAGONに顔を出した。暖かい管理小屋から外を眺めながらスタッフと暫し懇談。最近、禁止されているトレーラーやワームを使って釣りをする違反者が増えた事を伝え、釣り客に対してルールを徹底するように依頼した。客がスタッフに対してルールを徹底するように伝えること自体何だか変な話だが、釣れていない時に横で禁止されているトレーラーやワームを使われ、魚を釣り上げられるのはちょっと耐えられない。
 釣り人はざっと20人。風が無く釣りやすそうなのだが、活性は低くポツポツと釣れる程度。相棒は期待していた朝マズメの反応の悪さをぼやいていた。その後はポツポツ釣れたようだが全体的に渋いようで、これまで釣れたのは15匹ぐらいとのこと。
 相棒に別れを告げた後、某河川へと車を走らせた。対岸には真っ黒いカワウが無数におり、ガアガアやっていた。アイツらは1日にどれくらい魚を捕るのだろうか。大群で押し寄せられれば小さな魚の群れはひとたまりもないだろう。到着したポイントでは中学生がルアーを投げていたので様子を聞くと、セイゴを1匹釣り上げたとのこと。その後、彼はスレでボラを1匹釣り上げた。
 取りあえず魚はいるようなので運がよければ釣れるだろうとキャストを開始。海から上がってくる潮と川の流れがぶつかり、良い感じで潮目が出来ていたので、そこを集中的に狙ってみた。しかし、買ったばかりでまだ1匹も釣っていない新品のSO-Vをライントラブルで吹っ飛ばし戦意喪失。1時間もやらないうちに退散することにした。


 天気:晴れ 水温:11℃ pH:不明
 釣果:40匹(レインボー34匹、イワナ3匹、ヤマメ2匹、ウナギ1匹)

 先日、午後半日で35匹釣った事に味を占め、今日は1日じっくりSIMAGONを攻めることにした。前シーズンは1日で
101匹を釣り上げた実績もあるので、60匹程度は釣れるだろうと皮算用をはじきキャストを開始した。
 朝マズメで数を伸ばそうと考えていたのだが、水面に日が差し込むまでマス達の活性は低かった。風が無く穏やかな日で、太陽が登ってしまうと気温が上がるのは早く、これに伴い魚達の活性が上がってきた。とは言うものの、全体的にプラグへの反応はイマイチ。基本的にルアーはプラグしか使わない主義なので、コイツに魚が反応しないとお手上げになる。
 魚の食いが立っている時は1つのルアーで立て続けに釣れるのだが、本日は「10分で1匹」釣り上げる程度のペース。アタリ針を探すために「5投してアタリが1回もなければルアー交換」といった具合にアレコレとルアーを交換しながらキャストを続けた。
 午前11頃から強い風が吹き始め、魚の活性は低下。そして午後1時までの2時間は僅かに2匹しか釣れないという激渋SIMAGONの「魔の沈黙時間」が到来した。こんな時は、何を投げてもコツリとも当たらないので、ぐっと耐えながらキャストを続けるしかない。午後1時を過ぎると辛うじて「30分に1匹」のペースに戻ったが、とても「釣りを楽しむ」という気持にはなれないくらいの反応の悪さだった。
 午後から始めた人達は、厳しいSIMAGONの洗礼を受けたようだ。しきりに「釣れないなぁ。」とぼやいている人もいた。中にはミノーのトウィッチで魚をあげている人もいたが、良く見ると魚が変な向きをして寄ってきている。「釣る」というよりは、食い気の無い魚の背鰭や尾鰭にフックを引っ掛けて強引に釣り上げているようだった。
 結局、丸1日SIMAGONで竿を振って40匹。目標の60匹には全く及ばなかった。午前中に31匹釣り上げたのだが、午後は僅かに9匹しか釣れなかったのが目標達成できなかった原因。ちなみに釣れた魚はレギュラーサイズのマスの他に、チューパー、アルビノ、イワナ、ヤマメ。そして止めはウナギだった。
 ウナギはフックの掛かり所が悪く、水際で外せそうもなかったので、仕方なくスーパーレインボー用に準備していたタモですくった。岸に上げたウナギは一瞬のうちにライン、ルアー共々ネットへ絡み付き、これを外すのに30分近くかかってしまった。生臭くてベトベトのドロドロ。その光景はまさにウナギ地獄・・・。もう2度とウナギは釣りたくない。
 釣ったウナギは、併設されている「うなぎ屋しまごん」のオーナーに頼んでさばいてもらい、晩御飯のおかずとなった。肉質はうなぎ屋で食べるような、ふんわりホクホクした物ではなく、肉厚で脂が乗っておりブリブリしている天然物に近い感じだった。


 天気:晴れ 水温:10℃ pH:不明
 釣果:35匹(スズキ1匹、イワナ5匹、ヤマメ2匹、マス27匹)

 叩き付けるような強風の中、午後からSIMAGONへ釣行。ここ数年は”遠州のからっ風”が吹く時期が遅くなり、しかも吹く日数はめっきり減ってきており暖冬傾向が続いている。それなのに・・・折角、お休みを貰った今日が、まさかこんな日になるとは思わなかった。風が強くてまともに立っていられないくらいなのだ。
 釣り場はさすがに平日ともあって、私一人の貸し切り状態。午前中は3人いたが余り釣れている感じではなかった。水温は前日から2℃も下がった10℃。水面は三角波がザブザブとたっていた。
 あまり期待せずにキャストを始めると直ぐにビックなイワナをキャッチ。立て続けにニジマスを3匹釣った後、いきなり水面でガバガバガバッとエラ荒いをしスズキがフックを伸ばして逃げていった。池の中には、夏の間楽しませてくれたスズキが残っており、時々ヒットするようだ。マス用の繊細なタックルと細いラインではかなりスリリングな釣りになる。
 強風で釣っているのが辛いにもかかわらず、飽きない程度にルアーへのアタックがあり、十分楽しむことができた。スーパーレインボーは出なかったが、中型の顎がしゃくれたマス(愛称:チューパー)を2匹キャッチ。スズキも1匹釣り上げることができた。7日に放流したばかりなのでマス達のコンディションも良く、フッキング後はジャンプしたり、走り回ったりと面白かった。
 結局、本日の釣果はスズキ1匹、イワナ5匹、ヤマメ2匹、マス27匹の合計35匹。ちなみに使ったルアーはプラグのみ。河口やサーフでルアーをブンブン投げる「釣れないスズキ釣り」よりもワクワクするのは確かだ。蛇足だが、先日の土日は穏やかな日だったので釣り客が殺到し、この狭い池で60人もが竿を振ったそうだ。まともに釣りをするなら、やはり管理釣り場は平日がお勧めだ。


 天気:曇り時々雨 水温:11℃ pH:不明
 釣果:1匹(ナマズ)

 時々小雨がパラつく曇り空だが、風はなく冬とは思えないような穏やかな日。午前10時過ぎから一人でぶらっと某河川に釣行した。先日、購入したビジョン110SWを投げまくっているとゴツッとヒット。その瞬間、魚は一気に走り、ギュルギュル〜とラインを引きずり出した。しかし、こちらの体勢を整える前にフックオフ。多分コイのスレ掛かりだったのだろう。買ったばかりで1匹も釣っていないルアーを持っていかれなくて良かった。
 ちなみにこのビジョン110SWは、腹側に大胆なデザインの切り返しがあり個性的なスタイルを持っている。子供の頃、バルサを削ってルアーを作っている時に、うっかり削りすぎて失敗したような形だ。(笑) 基本アクションはローリング。欠点は木の葉や小さなゴミがフックに掛かっただけで泳がなくなってしまうこと。雨後のゴミが沢山漂うような状況ではきっと使い物にならないだろう。
 ルアーをあれこれと交換し、やっとヒットしたのがアスリートF12。やっぱりこのルアーはどんな時でも強い。魚はフックアップした瞬間にグイグイグイッと頭を振ったので直ぐにナマズ(55cm)と判明。サイズの割には元気のあるファイトを楽しんだ後、優しくリリースした。その後、潮が上がってきたのに伴い、ボラが多数入ってきた。魚の活性が高まることを期待していたのだが、ルアーへの反応はなく午後1時に納竿。
 今日は鳥を狙って鉄砲撃ちをしているようで、釣りをやっている最中に何回か発砲音が周囲に響いた。思わず首をすくめてしまうような音が近くでする時もあり、流れ弾が飛んでこないことを祈るばかり。帰り際、鉄砲を肩からさげオレンジ色の派手なベストを着たハンターが3人、猟犬を連れて歩いているのを見かけた。住宅地が近くにあるのにどうして禁猟区になっていないのだろう。


 天気:晴れ 水温:12.5℃ pH:不明
 釣果:1個(カキ)

 今年は暖冬の影響でメッキがまだ残っており、12月に入っても朝夕は小エビ(テナガエビ)を使ったエサ釣りで、手のひら程度の魚がそこそこ釣れているようだ。仕事から帰った後、メッキ&スズキ狙いで某河川へ釣行。
 普段から持ち歩くタックルは1セットと決めているのだが、今回は2魚種狙いということもあり使い慣れたベイトの他にスピニングタックルを持参した。
 ポイントに到着するとスズキを狙っている先行者が1名。挨拶をしながら様子を聞くと、「夕方はボラが結構跳ねていたが、日没後は魚っ気がなくなってしまった。」とのこと。彼は私が到着してから10分も経たないうちに帰ってしまい、有名ポイントを一人占めすることができた。
 暫く水面を眺めていたがスズキの気配はなかったので、取りあえずメッキ狙いで小型ミノーやポッパーを引いてみた。しかし全く反応はない。メバル用のジグフライを試しに使ってみようと、ボトムまで沈めしゃくっているとサクッと根掛り。暫くロッドをあおったり、ポジションを左右に移動してラインを引っ張って無事に根掛りを解消できた。ルアーを回収すると立派なカキが1個付いていた。
 1時間半キャストをしたがメッキはノーヒット。スズキがいたら直ぐにでもルアーを投げられるように準備してあったベイトタックルは結局使わずじまい。腹も減ったし長く粘っても釣れそうもなかったので納竿した。
 帰り際にライトで足元を照らしたら、テナガエビがウジャウジャいた。メッキ達はきっとこれらを食べているのだろう。


 天気:晴れ 水温:不明 pH:不明
 釣果:1匹(Hガニ)

 夕方から天竜川にでも行こうと準備を始めていたところに、Solid.K氏よりサーフへのお誘いがあった。急遽、日頃使っているベイトタックルから、ダイコーのプレミアPRS-1002LTDX3500iの組み合わせに変更。ルアーをサーフで活躍しそうな物に揃え直して待ち合わせ場所に向かった。
 午後4時、Solid.K氏の案内で駐車場から数キロも砂浜を延々と歩き、一汗かいたところでキャストの開始。実はこのエリア、今週頭にスズキの大爆釣があった場所らしい。その後は低調なのだろうが今朝も1本上がったとのこと。
 開始10分後、どよぉ〜んと重いアタリ。波の動きに合わせながら浜へ引きずりあげると、65cmUPの板切れだった。続いて、ボロボロの軍手を2つ、1mはあるロープを1本、その他、雑多なゴミを多数釣り上げた。この間、Solid.K氏はゴミの他に、クラゲの体の一部と思われるゼリー状の物体を釣ったようだった。
 開始1時間後、再びゴミが釣れたと思ったのだが、良く見るとルアーをがっちりと押さえている雄のHガニだった。ちなみにヒットルアーはタイドミノーリップレス。味噌汁に入れて食べれば旨いのだろうが今回はリリース。その後もアタリは全くないため、トボトボと車の所まで戻り、某河川まで大移動。こちらも魚っ気がなく僅か1時間で終了した。
 スズキ釣りの場合、数日前の話は「遠い過去の話」。爆釣の話はリアルタイムで聞き、その場に直行出来るようでなければ、まず釣果は期待できない。案の定、今回は魚の気配が全くなかった。先日の大爆釣は産卵のために深場へ向かう直前の荒喰いだったとも考えられる。・・・とすると来週は大潮まわりなので楽しい釣りが出来るかもしれないな。


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