
擬似餌の玉手箱トップ>FishingReport>過去のFishingReport目次>2001年7月
2001/7/30 静岡県西部の野池
天気:曇り後晴れ 水温:28.5〜32℃ pH:不明
釣果:2匹(バス)
本日は夏休みをもらって池に浮かぶことにした。朝の内は曇っていたので「今日は絶好の釣り日和」とウキウキしつつも、のんびり準備をしていたらカンカン照りになってしまった。1ヶ所目はこのところ陸っぱりの人達に人気がある野池(29℃)。さすがに平日とあって誰もいないが、池の水は緑色の絵の具をどろっと流し込んだような状態。「こんな水で釣れるわけないよなぁ」などとボヤキながらも始めてみたが、やはりノーヒット。貴重な時間を2時間も費やしてしまった。
2ヶ所目は車で5分の所にある池(32℃)。ヒシモと何だか得体のしれない黄土色のドロドロな物体に9割も覆われていたが、目をつぶって入水。ヒシモとドロドロ物体を掻き分け池の奥へと突き進み、僅かな隙間へゴブリンを放り込んで小バス(25cm)を1匹キャッチ。その後何度となく、ゴブリンへアタックがあったが魚が小さいためかフッキングには至らずギブアップ。
午後3時半に入水した池(31.5℃)は、土曜日の夜遅くまでSolid.Kさんと竿を振って玉砕したところ。日曜日の朝、55cmを釣り上げた人がいるとの話しを聞き、夕マヅメ狙いで再挑戦することにした。相変わらずアオコが全面を覆い、水質は最悪なのだが、昼に食べた「4個入り100円アンパン」の効果を信じて竿を振り続けた。
余りに魚の気配が無く、睡魔に襲われ暫し池の上で爆睡。食用ガエルの鳴き声で目が覚め、ネボケまなこでVフラットを倒木周りに投げ込むと着水同時にヒット。ラインが横に走っていくが、ボケッとしていたのでフッキングのタイミングを逃し、慌ててフッキングの体勢を取った。しかし、ドラグがユルユルでハンドルが空回り。「うおぁぁぁぁ〜」などと情けない声を必死にハンドルを回したがフッキングには至らなかった。
午後5時過ぎから風が吹き始めた。すかさず風の当るシャローへ移動し、ラパラFJ11を岸際に向かってキャストを重ねた。ルアーが1塊のヒシモの横を通過した時にゴツッと重々しいヒット。そして魚がいきなり水面に顔を出してエラ洗い。確実に40cmUPだったので、無理をせずフッキングの状態を確認しながら魚とやり取りして無事にハンドランディングした。
私の親指の皮をザラザラにした歯が異様に鋭い魚は43cmだった。先日の55cmといい、やっぱラパラは凄い。確実にデカバスを誘い出す力を持っている。でも、本当に凄いのは昼食用に購入した「4個入り100円アンパン」かもしれない。このアンパンを食べると必ず40cmUPが釣れてしまうというジンクスがあるくらいだから。
天気:曇り 水温:28.5〜29℃ pH:不明
釣果:2匹(バス)
朝食を摂りながら先週見逃してしまった仮面ライダーアギトをしっかりとチェック。「一話見逃すと話がイマイチわからんなぁ」などと言いながらも頭の中は、本日釣行する場所は何処にしようかと考えを巡らせていた。
釣り具屋に立ち寄った後、小さなドロ濁りの溜池に到着したのは11時半。昨日、近隣の野池は様子が芳しくなかったので、ちょっと足を伸ばしたため、竿を振り始めるのがすっかり遅くなってしまった。最初はトップで押し通そうとチャグバグとスゴイスプラッシュポッパーを使いぐるっと池を一回り。この小さな池は周囲が鬱蒼とした樹木で覆われ、上から落ちてくる虫たちをバスが食べているのでトップへの反応が良いハズなのにノーヒットに終わり、水中系のルアーへと切り替えた。
ラパラRRにポショッと1アタックあったがフッキングできずに空振り。やっと1匹目が釣れたのは、ナント開始2時間後。余りの激渋状態に根を上げ、封印してあるグリフォンを取り出してのキャッチだった。
後が続かないので、近くの池に場所を変えてみた。見事にアオコが浮かんでおり「ここは釣れないよ」って感じが池からヒシヒシと伝わってくるのだが試しに入水してみた。案の定、ここでもノーヒット。1時間以上も時間を費やすなんてホント無駄だった。
午後3時半に到着した3ヶ所目は、以前、身元不明の男性が浮いていた町境にある透明度の高い池。同じ「浮く」でもフローターとは大違いなのだが、ここを訪れる釣り人はそんな事は知らずに竿を振っている。年間、自らの命を絶つ人は交通事故で亡くなる人の数より多い事は案外知られていないが、昔から溜池で命を絶つ人が多い事は地元住民なら良く知っている。
透明度が高いので、普段よりも岸際から距離を取ってキャストを開始。トップへの反応が無いので水中系ルアーへと変更しバスが潜んでいそうな場所を狙い撃っていく。時折、小型クランクの後ろを巨ギルや40cmUPのバスが追いかけてくるのだがアタックしてこない。ゴミ溜りでゴブリンに2アタックあったがフッキングには至らず空振り。
日没からが勝負と、ライトを装着して竿を振り続けていたのだが、定番のノイジー系ルアーには1アタックすらなかった。大きな声で鳴きあう食用ガエルがとても薄気味悪くなってきたので、午後8時で納竿した。
2001/7/28 静岡県西部の野池
天気:曇り 水温:28.5〜29℃ pH:不明
釣果:7〜8匹(バス、食用ガエル)
バス釣りに復帰した相棒Sと野池釣行した。正午に到着した池はヒシモに8割以上覆われ、体力勝負のフィールド。夏場にヒシモで覆われるため、釣り人の脅威にさらされることなく魚達はスクスクと育つので運が良ければデカイのが釣れる。
魚の反応が鈍い中、調子が良かったのは相棒S。K-0ポッパーとTDバイブのWフック仕様で小バス(20〜25cm)を2匹キャッチ。一方、私の方は魚に相手にされず食用ガエルをゴブリンで釣り上げたのみ。今回は余りにヒシモの密度が高いため、体力の限界で足がつりそうになり、2時間半でギブアップした。
次なる池は神社の下にあるドロ濁りの池。ラインが茶色くなる程の池だが、小バスがコンスントに釣れるので時折訪れている。20分程、ポッパーを使ってみたが反応がなかったので、水中系のルアーへと交換。とたんに小バスが反応し、スクエアAで2匹、チェリーで2匹、RS-150とビックOで1匹ずつキャッチした。
一方、相棒はチャグペッパーJrで2匹、K-0ポッパーで1匹、シャローラビット大とミニで1匹ずつ、コンバットクランクSSRで1匹を釣り上げたところで池を移動することに決定。それにしてもこの池はいつ行っても小バスしか釣れないので不思議だ。年中同じサイズの魚が釣れ、滅多に30cmUPというのが釣れない。池の環境に魚が耐えられないのか、大きな魚は夜に行動しているのか理由は不明だ。
先日、55cmを釣った某池へ足を運んだが、1時間半やってノーバイト。一足先に帰宅する相棒Sと別れ、Solid.Kさんが浮いている池へと向かった。午後7時過ぎ、池に到着してビックリ。池全体がアオコでグリーン色に染まっていた。私と入れ替わりにゴムボート2人組みが上がってきたので様子を聞いて見るとノーヒットとのこと。相当苦戦することが予想された。
入水時に予想したとおり、魚の反応は全く無く、何を使ってもノーヒット、ノーバイト、ノーアタック!! ワンド奥や葦際に小魚が集まっているようだが、ルアーを通してもバスは反応しなかった。Solid.Kさんも同様のようで苦戦。今宵は夜空が妙に明るく、カエルの鳴き声も散発。絶対に1匹釣るぞと意気込み、午後9時半過ぎまで竿を振り続けたが徒労に終わった。
天気:晴れ 水温:29℃ pH:不明
釣果:5匹(バス) 今シーズン最大55cmをキャッチ
前日は夜10時頃まで竿を振り続けたので、さすがに朝は起きれず毎週楽しみにしている仮面ライダーアギトは見られなかった(悲)。日中はホームページを更新したり、メールを出したりと久しぶりにのんびりと過ごし、午後3時半から近隣の野池へ単独釣行した。
1ヶ所目は生い茂るササをザバザバと掻き分けながら辿り着く小さな山間の池。入水時に小バスが泳ぎ回っているのが見えたため、トップで狙ってみようとTDポッパーゼロを取り出した。オーバーハング下を丁寧に狙って、小バス(19cm)を2匹キャッチ。その後、サミー65の早引きで倒木周りを攻めて更に小さな小バス(18cm)を釣り上げた。
ハードルアーを使ったこの手の小バス釣りは得意分野でもあり、際限無く続いてしまうため、気持ちを切り替えてスクエアAでサイズアップを図った。このルアーは浮力のあるファットなボディーをブリブリ振りながら泳ぎまくるので、一緒に購入したフラットAよりも出番が多い。コイツで倒木が何本も倒れ込んでいる、いかにもバスが潜んでいそうなポケットを片っ端から狙い撃ち、枝にコツコツと絡めながらリトリーブを始めた。程なくゴツッとヒット。しかし、枝にラインが掛かりフックオフ。気を取り直してキャスト&リトリーブを続けると再びヒット。今度は水中の枝に絡まないように注意深く竿を裁きながら無事に31cmをキャッチした。
2ヶ所目の池には午後6時前に到着。明るいうちに池を一回りして魚の反応を探り、日没後にじっくりと攻める予定で開始した。倒木、立ち木、岬、ゴミ、ヒシモ群などバス釣りのテクニック本で紹介されるようなポイントをノイジー系のプラグ各種、クランクベイトで攻めてみたが無反応。
余りにも魚の反応が無いため、ちょっと違う攻め方をしてみようと思い立ち、20数年来、私の手元にあるラパラ・ジョイントF11を取り出して、散々攻めていた分厚いヒシモ群の反対側にあるオープンエリアへ放り投げた。FJ11のクネクネとした華麗な泳ぎを見ながらスローリトリーブをしていると、ポツンと一塊浮いていたヒシモの下からグワッと巨大な魚が現われルアーを反転しながら咥え込んでいった。
アタックした瞬間から巨大な魚の姿を見ているため、やり取りは慎重にならざる負えなかった。何度かの池底へと突進する重々しいファイトに耐えつつ、徐々にフローター間際まで寄せて、ハンドランディング体勢を取った。その直後、フロントフックが外れるのが見え、刺さっているのは後部トレブルフックの内の僅か1本となった。フックはバーブレスにしてあるため、エラ洗い一発でフックが外れるような状況。遊んでいるフックが手に刺さるかもしれない危険を犯して、思い切って手を伸ばし一気に下顎を掴みフローターの上に引きずりあげた。
開いた口は拳が余裕で入るくらいの大きさ。体は体高があり堂々としており、立派としか言いようが無かった。岸に一度上がりサイズを計ると自己記録歴代3位に食い込む55cm。魚が弱らない内に素早く写真を撮りリリースした。
日没後が本当の勝負!! もう1本追加したいと欲をかいたら、全くのノーヒット。定番のノイジー系ルアーや巨大なクランクベイト マンズ1マイナスを引き倒したが1バイトもなく、午後8時過ぎに納竿した。次の目標は自己記録を更新することかな。
天気:晴れ 水温:30.8〜31℃ pH:不明
釣果:6〜8匹(バス)
本日は久しぶりに相棒Sとフローター釣行。彼はここ暫く塩っ気のある所で船に乗り竿を振っていたようで、埃だらけになって萎んだフローターを持参してやって来た。午前9時半に集合したのだが、途中、釣り具店3店をまわり、野池に到着したのはナント昼過ぎ。兎に角、1匹目を早く釣りたいとヒシモに8割程覆われた池へと強引に入水した。
開始早々、ヒシモの中でゴブリンを使い40cmをキャッチ。ヒシモエリアでの釣りのコツは、ヒット直後、強引に魚をヒシモの上に引きずりあげ、葉の上を滑らせて引き寄せる事。もし、ヒシモに巻かれた場合は、無理に引っ張らずに自分が魚の方に向かって泳ぎよりランディングすることである。
オープンエリアでショットを使い小バス(21cm)を追加した後は、ヒシモを掻き分け突き進みながら、ゴブリンで小バス(23cm)をキャッチ。そしてワンド奥のオープンスペースでラパラRRを使い小バス(25cm)を追加して出水。この間、相棒はチビ助、ザラパピー、ハマクルで小バスを3匹キャッチしていた。
午後4時に入水した次の野池では、竿を出していたヘラ釣師に挨拶をしてキャストを開始した。ヘラ釣師がいる対岸を静かに移動している最中、何気なく投げたラージシケーダーが枝に掛かり、提灯状態になった瞬間30cmがヒット。続いて細長いワンドの奥でCD5を使い20cmをキャッチした。しかし、この後は全く無反応。時折、小バスが泳ぎ回っているのが見えるのだが、ルアーをじっと眺めるだけでアタックしてこず、2時間を費やしたが僅かに2匹に終わった。一方、相棒はシャローラビット等を使い小バス3匹キャッチ。
本日の最後を締めくくろうと、午後7時前にナイター釣行を決行。池に到着した時にはフローター7艇が浮いていた。昼間散々叩かれていても、夜になれば魚の活性が高まる事を期待してキャストを続けたが魚の反応は悪かった。
絶対にヒットすると信じながらオーバーバング下を攻めていた8時頃、ついにドカンとジッターバグJT(大)に出た。サイズは明らかに40cmUP。木の下にある障害物の中に入られないようにと、強引に魚を引きずり出しファイトを始めたとたんにバスは大ジャンプを一発。見事にルアーを吹き飛ばし、水面に大きな波紋を残して逃げていった。
余りの悔しさに、「釣れるまでは帰らないぞ」と気合を入れ直し、延々キャストを重ねたが、その後は沈黙。疲労でヘロヘロになりながら午後10時に出水した。一方、相棒は明るい内に岬回りでK0ポッパー使い39cmをキャッチ。その後、暗くなってから葦際で再びK0ポッパーにアタックがあったがフッキングミス。午後8時過ぎにオリジナルフィーで42cmを釣り上げていた。相棒は久しぶりのフローター釣行で力強いファイトを楽し十分満足したようだった。
2001/7/20 静岡県西部の野池
天気:晴れ 水温:29.5〜33℃ pH:不明
釣果:8匹(バス7匹、食用ガエル1匹)
午前10時、以前7月始めに初めて釣行した野池(33℃)へ到着した。堰堤にいた中学生と暫し情報交換をしてみると、水深が浅く、ドロ濁りがキツイこの池にも40cmUPはいる事が分かった。
野池で手早く、そして手堅くバスを釣るにはクランクベイトが1番。開始早々、倒木周りでシャローラビットを使い33cmを釣った後、アシの中にある小さなポケットにスクエアAをブチ込んで36cmをキャッチした。
池東側の竹が倒れ込んでいるポイントではエキスパートミゼットを使いネチネチやって41cmをキャッチ。まだいるかもしれないとキャストを続けていると、2回連続でルアーを弾き飛ばすような激しいアタック。しかしフッキングには至らなかった。中学生が言ったようにソコソコ良い型がいるのがわかったので、気合いを入れてポイントと思われる場所を徹底的にチェック。
岸際を攻めているとエキスパートミゼットにドバッと出たので、一呼吸置いてからビシッとアワセを入れてフッキング。引き方がバスとは違うので嫌な予感がしたのだが、見事に予想的中。フッキングしたのはバスではなく巨大食用ガエルだった。
バスだと思ってアワセをしっかりと入れたおかげで、フックは後ろ足と腹にザックリと刺さりカエルは大暴れ。うまくフックが外れず、一瞬外れたかと思うと、足に再びフッキング。その内に腹の皮がズルズルと破れ、赤い肉がでろでろっと見え始めてしまった。フローターの上では、さながら理科の解剖実験が繰り広げられているような最悪な状況。カエルに謝りながらどうにかフックを外して池から出水。この池では非常に後味が悪い釣りとなった。
車を10分程走らせ次の池へ突入。オーバーハング下でビックOを使い32cmをキャッチ。続いてトンボを狙ってジャンプしているバスをスゴイスプラッシュで狙い小バス(18cm)を釣り上げた。池の雰囲気はとても良い感じなのだが、バスの反応は鈍く後が続かないので撤退。
近くの池を覗いてみたが、小鮒が水面に群れて口をパフパフやっていたのでパス。そこから車で5分の所にある池に入水したが、時折ギルがルアーを追いかけてくるだけで、バスの反応が全くなかったので45分で出水した。
午後6時、ヘッドライトを装着して、生暖かい池(32℃)の中に入水しキャストを開始。クラッパーとジタバクJT(大)で25cmの小バスを釣り上げて納竿した。本日の釣果はバス7匹と食用ガエル1匹となった。
2001/7/15 静岡県西部の野池
天気:晴れ 水温:32℃ pH:不明
釣果:1匹(バス)
日中は暑くて何もやる気が起こらず、エアコンの効いている部屋でのんびりと過ごしたが、夕方からは2時間勝負で某野池へ竿を振りに単独釣行した。
向かった先は県内有数のメジャーフィールド。ある程度は覚悟していたのだが、到着した時には何と8艇もフローターが浮いていた。土・日に散々ゴムルアーで叩かれた野池で、はたして釣れるのかという疑問が頭の中をよぎったが、「たとえ先行者が何人いようと釣れる時には釣れるんだ」と自分に言い聞かせて入水。攻めたいワンドには先行者がいたので、彼らが退くまでおよそ30分もじっと我慢しながら堰堤の隅でチンタラとキャストを重ねた。
次々に帰っていく釣師を横目で見ながら、真面目に狙い始めたら早々にヒット。池底にガンガン引きまくる猛烈なパワーに心臓をバクバクさせながら無事にハンドランディング。魚は体高があり、頭が異様にでかい42cmだった。
釣れた場所は誰もが攻めるであろう倒木周り。既に生産中止となったM社のZクランクを使い、セオリーどおりにコツコツと木に当てながらリトリーブしていた時にヒットした。
続いて10分後、再び倒木周りでヒット。F2-57Xがバット部からギュンギュンに曲がるほどの猛烈な引き。一瞬浮いてきたと思ったら、再び一気に反転して池底に向かった。この激しい切り返しに耐えられず、残念ながらフックオフ。一発目より確実に大きな魚であり、私よりバスの方が一枚上手だった。日没後は食用ガエルが不思議と鳴かず、ルアーへの反応が鈍かったので予定どおり2時間で納竿した。
それにしても、倒木周りを馬鹿正直に攻めてデカバスが2回もヒットするなんて、ちょっと信じられないような状況だった。もしかしたら、この池を訪れる皆さんは「ルアーが引っ掛かることを恐れて倒木周りを攻めていないんじゃないの?」と思わざるおえない。攻める時には耐摩耗性が高い太いラインを使うこと。因みに私は25lbを使っているぞ。
2001/7/14 静岡県西部のリザーバー、野池
天気:晴れ 水温:28.5〜32℃ pH:不明
釣果:2匹(バス、コイ)
Solid.K氏と伴に、岩盤ギリギリに潜んでいるであろう「岩盤ギリギリガールズ」を狙いに某リザーバー(28.5〜30℃)へと釣行した。日頃、マッディーな野池で釣りをしているため、魚達や川底が見えるというのは非常に楽しい。水の中をキョロキョロ見ながらキャスト&リトリーブを繰り返えした。
上流に向かっていったSolid.K氏が、「デカイのが釣れましたぁ〜」と大声で言いながら、ロッドを弓なりに曲げたまま泳いでくる。魚がデカすぎるので岸に上がってキャッチ。魚の正体は期待していたバスではなく78cmもある巨ゴイだった。
時折、巨大なコイがフローターの周りをグルグルと泳ぎ、見慣れない怪しげな浮遊物:フローターを観察しにくる。この時、彼はX-80を魚の後方からさし、魚の横でトウィッチをさせた瞬間、振り返ってズボッと吸い込んだらしい。ダイレクトリールを使っていたので、コイが持つ壮絶なパワーを楽しめたようだ。
炎天下の中、昼を挟んで3時間半ほどキャストをしたが、釣れたのは巨ゴイ1匹のみ。しかし、途中、フローターの後をついてくる60cmはあろうかと思われるバスを目撃した。また、Solid.K氏も2匹の巨バスを確認したが、私達のルアーに反応することはなく、「岩盤ギリギリガールズ」のグラマラスなボディーを手にすることは出来なかった。
午後2時前にバスの密度が極端に低いリザーバーを後にし、午後4時にマッディーな野池(32℃)へ到着。一刻も早くバスの顔を見たい私はテキパキと入水の準備をしたが、Solid.K氏は車中で昼寝を決定。堰堤から覗いて見ると、水面には油が浮いていたが先程まで浮いていたリザーバーとは違い、小バス達がウロウロと泳ぎ回っているのが沢山見えた。
開始早々、チェリーに小バスがヒットしたが、一瞬の気の緩みからかフックオフ。小バスなんか簡単に釣れるかと思いきや、暑さのためかバス達は全くやる気がなくルアーへは反応しない。やっと釣れたバス(27cm)はその1時間後、ヒットルアーは使用を自粛しているルアーであるグリフォンだった。
午後7時にヘッドライトを装着して某野池へ入水。風に乗って流れてくるエコパで行われているミスチルのコンサートと近隣で開催されている花火大会の音を聞きながらノイジー系プラグを投げまくった。先ずは岬周りをジッターバグ・ジョイント(小)で攻め、小バス(19cm)をキャッチ。続いて35cm程度のバスがゴボッとルアーを咥えたが、すっぽ抜けてしまった。更なるサイズアップを図るため、ジッターバグ・ジョイント(大)に変更して、ポコポコ、ガシャガシャやっていると38cmが飛び出た。
毎度、ナイター前半は私の方が調子が良く、Solid.K氏の操るルアーは無反応。しかし、午後8時半からは彼の独断場。私のルアーが沈黙している中、彼のルアーには何度もアタックしてくるようで、キールヘッドで37cmを釣り上げた。このバスはとてもパワフルなヤツで派手なジャンプを4回も繰り返した。
夜釣りでバスを釣るキモは「音」。また、真っ暗い中で集中力を持続させるにも「音」は重要なポイントになっている。ノイジー系のルアーは数多く販売されているが、確実にバスを誘い出すルアーは極限られていそうだ。
天気:曇り時々晴れ 水温:28〜28.5℃ pH:不明
釣果:13匹(バス、ギル)
午前11時前、いつもより少し足を伸ばして某野池(28℃)に到着した。ノイジー系トップとクランクを使ってアシ際を攻めたが無反応。この池は周辺の野池で良く見られるヒシモではなく、スイレンを小さくしたような葉を持つ水生植物のリリーパットがあるので、葉の上をチョコチョコとゴブリンを歩かせてみる。すると数投目でポショっとヒット。ルアーが消えたのを確認し、ラインを少し送り込んでから一気にフッキングしたが、すっぽ抜けてしまった。
その後、リリーパットで再びゴブリンが水中に引き込まれたがフッキングミス。カバーの下にいるバスは小さそうなので、攻める場所を変え、オーバーハング下でハート型ショートリップのモデルAを使い33cm、倒木周りでSPシャッドをジジジジジィ〜と泳がせて35cmをキャッチした。
2時間ほどキャストを続けたが2匹しか釣れなかったので移動。近くにまだ釣行したことがない池があったので、試しに訪れてみることにした。池(28.5℃)は小さくてドロ濁り状態。中央部にもヒシモが浮いていたので全体的に浅い池と思われた。
野池で手っ取り早くバスを釣るにはクランクベイトが一番。岸際を丁寧に狙い撃ち、スクエアAで小バスを3匹(29〜39cm)、ギルを1匹(20cm)、フラットAで小バス1匹(26cm)をキャッチした。その後、ディープリトルNに40cmUPがヒットしたがフックを伸ばされロスト。
2時間ほどで池を2周して5匹をキャッチ。バスの居場所が判ったので、3周目は「野池での使用禁止」が囁かれ始めたチェリーを取り出し、魚が潜んでいそうな場所を集中的に狙って4匹(23〜30cm)追加。バスは、この一口サイズが大変お気に入りのようでルアーの頭から飲み込むヤツまでいた。
夕闇が迫ってきた4周目では、ノイジー系ルアーのオンパレード。持参したルアーを次から次へと試し、泳ぎ具合をチェックした結果、クラップシケーダーで35cm、ジタバクJT(大)で30cmをキャッチした。
今回は特に新商品クラップシケーダー、デカダンスフィー(N)、ジッターマウスの動きに興味があった。ジッターマウスは小バス狙いで活躍しそうだったが、クラップシケーダー、デカダンスフィー(N)については、夜釣りに最適な音とアクションを引き出すためにリトリーブスピードやロッドの角度をアレコレと調整する必要があり、取り扱いが非常に難しかった。
クラップシケーダーは頭部形状の変更によりデカダンスっぽい動きに変わり、泳ぎ出しが悪くなっていた。一方、デカダンスフィー(N)はデカダンスフィー(R)よりも水に絡む感じがするのだが、リズミカルなストレートリトリーブをさせるためには神経を使わざるおえず、素材の耐久性には問題があるが発泡素材で作られた先代デカダンストーイの方が使いやすい。
本日の釣果は2ヶ所の野池を周って、バス12匹とギル1匹。2ヶ所目の池では、倒木、ゴミ周り、オーバーハング下など、バスが付いているだろうと思われる所にルアーを通すと魚の反応があった。この池は地元の中学生や高校生が訪れる池のようだが、殆ど攻められていない感じを受けた。池が小さく浅いので巨バスが釣れる確立は非常に低そうだが、攻め方次第で数釣りが楽しめそうだ。
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