
擬似餌の玉手箱トップ>FishingReport>過去のFishingReport目次>2001年8月
2001/8/25 静岡県西部の野池
天気:晴れ 水温:29.5℃ pH:不明
釣果:6匹(ギル、トンボ)
午後3時からのんびりと野池へフローターでの単独釣行。大規模な区画工事があったので当然埋め立てられたと思い込んでいた池が残っていることが判り、入水してみた。水は程よいチョコレート色。オーバーハング、ヒシモ、倒木があり雰囲気はバツグン。しかし、30分もビックOを投げ続けたのに無反応。バスがいそうな場所をチェックし、池をぐるっと周りながらキョロキョロしていると水門周りに沼エビがウジャウジャいるのを発見した。これでバスがいないことが決定的になり即刻退散。
2ヶ所目はいつも陸っぱりの人達で賑わう池。珍しく誰も竿を出していなかったので速攻で入水し、大きく育ったハスとヒシモの間を縫うように移動しながらゴブリンを乱射。先日の台風のおかげで池は満水状態。夏の間は猛烈なアオコで覆われているのだが、何処かに消え失せていた。
キャストを重ねるが消え失せたのはアオコだけでなく、バスも何処かへ消えてしまったかのように反応が少ない。稀にヒシモの下から「ジョボッ!!」とアタックするのだが、魚が小さいらしくフッキングには持ち込めなかった。1時間キャストを続けてノーキャッチ。このままではボウズになりそうだったのでレッドペッパーマイクロを取り出した。このルアーはTSUYOさんが絶賛する必殺ルアー。今日、釣具店に立ち寄った際に、良い感じの色があったので1つ買ってみた。
軽いルアーをベイトタックルでヒシモの隙間に放り込むのは、結構なテクニックが必要となる。しかし、サイズの割に扱いやすく数投の練習でピンポイントへ入れられるようになった。で、ポイントに入ったとたんにヒット。「おおっ!!凄いルアーだ」と驚きながらリールを素早く巻くと、手のひらよりも小さいギルが躍り出た。
小さな口から小さなフックを外しキャストすると、横からトンボが飛んできてルアーに体当たり。トンボはルアーを餌だと思って飛びかかってきたようだ。ルアーを回収すると、フックに刺さったトンボが羽をバタバタやっていた。すると「悪魔の囁き」が何処からか聞こえてきて、そのままルアーをポイントへ投げ入れてみた・・・。案の定、SPシャッド顔負けの絶妙なアクション。そして次の瞬間、ジュボッとルアーが吸い込まれたので、すかさずフッキング。見事にトンボとルアーのフックを咥えたギルが釣れてしまった。
何となく後ろめたさを感じながらキャストを続けてギル2匹を追加。こればかり使っていると深みに嵌まりそうだったので、ハスキージャークに換えて、竿先でプルプルとアクションをつけると、グイッとヒット。引きが直線的で力強いので即刻ギルと判明した。
何故だか分からないがギルしか釣れないので、日没に合わせ別の池へと移動。こちらも満水だったが、水は微細な土の粒子が漂っているようなドロ濁り状態。とても釣果は期待できそうもないコンディションだったが、1匹ぐらいは釣れるだろうと入水してみた。しかし、この考えは甘かったようで、1時間半ノイジー系ルアーを引きまくったがノーバイトでギブアップ。
自宅へ帰る途中、道沿いにある池に立ち寄り、堰堤からなっちゃんバドを投げてみたが無反応。わずか30分で切り上げ納竿した。
2001/8/24 静岡県西部の野池
天気:晴れのち曇り 水温:29.5℃ pH:不明
釣果:0匹(バス)
夕方6時過ぎからワンチャンス狙いで、アオコでドロドロになっている某有名野池へと単独突入した。私と入れ替わりで出水したフローター5人組みに様子を聞くと1人が小バスを釣っただけで、ほかの人はノーヒットだったらしい。「今からが本番なんだよねぇ〜」などと独り言を言いながらクラッパー、マスキージタバグ、デカダンスフィー等をキャストしていると、毎度この池でお会いする常連さんに遭遇した。
彼はスピナベとシャロークランクを使って毎回確実に40cmUPを仕留めるという凄腕の釣師。しかし、本日は昼前と夕方の2度に渡る挑戦にもかかわらず、同行者共々お手上げ状態だったらしい。
日没後、食用ガエルも鳴かず、魚のライズも何もない暗闇の中、ポツンと1人でルアーを投げまくる。ノイジー系ルアーのポコポコ音が辺り一面に鳴り響いたがアタックは一度もない。粘っても無駄だと判断し午後8時半過ぎに納竿した。
2001/8/11 静岡県西部の野池
天気:晴れ後雨 水温:30〜33℃ pH:不明
釣果:1〜12匹(バス)
相棒Sと某釣具店で合流した後、野池へと向かった。袋井方面は国内最大クラスの花火大会が開催されるので、帰宅時の渋滞を避けるためパス。ちょっと足を伸ばし、地元の人達しか竿を出さないようなマイナーな池を巡ることにした。
あたり一面、スイレンで覆われる池に到着したのは11時半。静岡県中・西部の野池において、池を覆う水生植物はヒシモが主体だが、極稀にこんな池がある。スイレンの茎はヒシモよりも丈夫でありフローターで分け入るのは非常に疲れるが、バスを狙うには池奥のスイレンと岸の間に僅かに空いているスペースしかない。カバーが薄そうな場所を探しながらスイレンを掻き分け移動し、ポイントへルアーを打ち込んでいった。
この池では十分に身動きが出来ず、狙える場所も極限られているので高度なキャスティング技術が必要となる。ウィードレス効果が高いゴブリンは少々ミスキャストしても滅多に引っ掛かったりしないので、これをメインに使い2時間掛けてぐるっと池を回り、28cm、31cmを釣り上げた。
2ヶ所目は車で5分のところにあるマッデイーな池。ここは大減水しており、池の中央部でも足が泥底についてしまうほどだった。野池の基本的な攻め方である岸際を打っていくが無反応。もしかしたら池の中央部にいるかもしれないと考え、つい先程拾った新品同様のスラバークランクSSR475をキャストし始めると直ぐに答えが出た(やはりジンクスどおり拾ったルアーはよく釣れる)。ヒットしたのは色白のパワフルなバス。引き続き池中央に投げていると2回アタックがあったが、いずれもフッキングには至らなかった。このルアーはフッキングに難があるかもしれない。
午後4時半前に到着した3ヶ所目の池は、めい一杯水を湛えていた。池の下にある水田は稲作りを止め休耕しているので水を使わないからだろう。オーバーハング下にSPシャッドを放り込み、ジジジジジィ・・・とやっているとズボッとヒット。一拍おいてからグイッと確実にフッキングさせて34cmのバスをキャッチした。
ゼンマイ系のルアーは釣師のテクニックに関係なく、ルアーが勝手に動き魚を誘うのでとてもズルイ気がするのだが、魚が良く反応するのでツイ手が伸びてしまう。フッキングの際は、ゼンマイが伸びる分、フックへの力の伝わりが弱いので普段より竿のあおりを大きめにした方が良いようだ。
その後、スクエアAで38cm、ダイビングチェリー48で小バスを1匹(23cm)、Zクランクで2匹(21,29cm)を追加。このままナイターへ突入すれば楽しい釣りが出来るだろうと、一度陸に上がりライトを装備して再入水。ワクワクしながらノイジー系のルアーをあれこれ試すが反応はなかった。
この池は夜型のバスが少ないのか?などと考えていると、時折、夜空が明るくなり、ドドォ〜ンと辺りに花火の音が響き始めた。まさかここまで袋井の花火が聞こえてくるハズはないが・・・。魚の反応が悪いのは花火の音と光に原因があるのかも。
粘っても無理そうなので、急遽別の池へ向うことにした。小さな峠に差し掛かり、目の前が開けたとたん、大きな花火が目の前に広がった。「ゲゲッ!! ここも花火大会だったんだぁ〜。」道理で音が大きいわけだ。向かう場所は花火打ち上げ会場からそう遠くない池。交通規制が心配されたが、田舎の花火なので渋滞も無くスルーパス。無事に野池へと辿り着いたが、夜空は赤や緑、オレンジ色に光り輝き、ドカンドカンと花火の音が響き渡っていた。
光の影響を極力受けない場所へ、フルスピードで移動しキャストを開始。ジタバグJTの大と小サイズを引きまくるが反応は無い。どうやらコボコボ音は効果が無いようなので、ビッグバドにオレンジジュース「なっちゃん」のラベルを苦労して貼った「なっちゃんバド」を取り出し引き始めると直ぐに22cmと28cmの小バスをキャッチ。花火が終わったのでポイントを移動し、岸と平行に移動しながらキャスト&リトリーブを繰り返して2匹(21,25cm)を追加し午後10時前に納竿。途中、雨が降り始めカッパを着込んでのナイター釣行となったが4匹をキャッチすることができた。
本日のトータルは12匹。相棒Sの釣果は3ヶ所目の池でシャローラビットミニを使い小バスを1匹上げただけだった。同じ池で同じようにフローターで釣りをしているのに、こうも釣果に差がでるのかと不思議に思うが、ほんのちょっとしたルアーの選択やアクションの違いなのかもしれない。これだから釣りは中々難しく、楽しくもある。
天気:晴れ 水温:31〜33.5℃ pH:不明
釣果:11匹(バス)
今回はコンディションの良い池を探しながらアチコチで竿を振ることにした。1ヶ所目は比較的クリアーで魚の密度が低い山奥の池。大幅に減水しており、期待していたオーバーハング部は遥か頭上に位置していた。ならば岩盤ギリギリを狙っていこうと、岩盤と平行にボニー85を引き始めるとジョボッとヒット。しかしフッキングには至らなかった。
岩盤の一部に土砂が崩れた場所があったので、SPシャッドを使いジジジジジィ〜と攻めて1匹(35cm)をキャッチ。今日はイケルと思いきや、池を一回りしたがその後は全くダメで撤退した。
2ヶ所目は、例年夏になるとアオコで真っ青になる小バス主体の池。水質は予想していたほど酷くはなかったが、なんと水温は33.5℃もある。余りの暑さで木陰に陣取りキャストを重ねた(後で知ったのだが、浜松では日中の最高気温が39.3℃を記録)。ポッパーへ度々アタックがあるのだが魚が小さいためフックアップできずクランクベイトに変更。ビックO、チェリー44、フラットA、ショットで4匹の小バス(20〜26cm)を釣り上げた。
3ヶ所目は茶工場の上にあるU字型の池。既にピークを過ぎてしまった池なので、昨シーズンは一度も訪れず入水は2年ぶりとなった。私と入れ替えになったフローター2人組みから様子を聞いたが、「ワームに反応しない池は珍しい。」と言いながらも、何匹か釣ったようだった。バスが時折見えるので2時間近くジックリと攻めたが無反応。ギブアップ目前となり、封印しているグリフォンを取り出して使いはじめたとたんに2匹キャッチ。やっぱりグリフォンは凄いが、これを使い出すと他のルアーを使わなくなり、釣りが単調になってしまうので再び封印した。
4ヶ所目に到着したのは日没後。大減水で池(31℃)は随分小さくなっており、水質は悪く藻がはびこっていた。開始早々、キールヘッドで1匹(28cm)をキャッチしたが、ルアーに絡み付く藻がうっとうしかったので、オープンエリアを中心にジタバグ、クアーズ、ワンマイナスで攻めてみた。
クアーズへの反応が最も良く、何度となくカパカパ出るのだが魚が小さいためフッキングミスが相次いだ。辛うじてフッキングできたのは23〜26cmの小バス3匹。昨年までは出れば35cm以上確定だったのだが、今年は魚のサイズがぐっと落ちてしまったようだ。風が吹き出すと食用ガエルの鳴き声が止ると共に、トップへの反応がストップ。風が止むとカエルが鳴き始め、魚がルアーへ反応するという自然の摂理を感じながら午後9時半に納竿した。
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