
擬似餌の玉手箱トップ>FishingReport>過去のFishingReport目次>2001年10月
天気:雨 水温:17.5℃ pH:不明
釣果:0〜1匹(ナマズ)
朝から冷たい雨が降る。釣りに行こうかどうしようか迷っていたが、仮面ライダーアギトを見て気合が入った。道具一式とカッパを車に積み込み、昨日、ビジョン110SWをブチ切った魚がいるポイントへ向かった。
まだニゴリは入っていないが、前日よりも水温がぐっと下がっており、シャローには小魚が見えない。深場に狙いを絞り、細身のミノー シュガーミノースリムを引いてみるが反応がない。冷たい水の中に30分ほどウェーディングしてアレコレ試してみたが、反応がないので出水。車を走らせ、次なるポイントへと移動した。
雨はさほど強くないので釣りをしていて気になる程でもないが、水温は低く魚っ気が感じられない。3本フックのK-TEN125Fをブンブン投げまくっていると、コツンとヒット。グイッと即アワセをしたとたんに、巨大なナマズが水面からズボーンと飛び上がり、見事にフックを外して逃げていった。そのジャンプは、まるで「沈黙の艦隊」に登場する原子力潜水艦「やまと」が最大出力で緊急浮上を行ったかのようだった。
その後、タイドミノーリップレスにヒットしたが、残念ながらフッキングミス。アスリートF12にはモアモア、コツコツと何やらまとわり付くようなアタリが数回あった。どうやら魚がいないのではなく、活性が下がっていると思われたのだが、食わせることは出来なかった。釣りを始めて1時間ほど経ってから相棒Sが登場。彼も今日の活性の低さに悩まされ「魚が全くいない!!」と言っていたが、しっかりとナマズを1匹、K-TEN125Fでキャッチしていた。
後が続かないので、昼前に出水。冷えた体をラーメンで暖め、ルアーショップへ立ち寄った後、SIMAGONに顔を出した。雨脚が強まっていたが、相棒Sは購入したてのニューロッドを試すために2時間の予定で竿を振り始めた。一方、私はトラウトタックルを持参していないので、雨を避け暫く事務室から眺めていたが、釣れる気配がなかったので一足先に失礼した。
天気:曇り時々晴れ 水温:21℃ pH:不明
釣果:1匹(ライギョ)
12時半からキャストを開始。今回は以前からずっと気になっていた某河川のポイントへ初めて足を踏み入れてみた。偏向グラスで浅瀬を見ると、結構な数の小魚が群れ、K-TENやラパラを引いてみると、時折大きなニゴイがルアーの後ろを追いかけてくる。しかし、ルアーのサイズが合わないのか、食いつくまでには至らなかった。
やや水深がある場所で、ビジョン110SWのストレートリトリーブを試してみるとゴツッとヒット。そのまま魚はギュインと突っ走り、緩めにドラグを設定してあったアンタレスver2からラインを引きずり出した。少し遅れてフッキングをさせ、巻き取りを始めた時にスパッとラインが切れた。
魚の姿は拝めなかったので、スズキなのかコイなのか判らなかったが、やり取りをした感じからすると立派なサイズだったはず。ラインはテトラブロックかカキ殻でスパッと切れた感じ。20lbナイロンに50lbのリーダーを1m程度つけていたのに一発で切れるとは思わなかった。それにしても、ちょっと悲しすぎるビジョン110SWのロスト。先日、使い始めたばかりで、まだナマズしか釣っていないので明らかに元を取っていない。
どこか面白い場所はないかと車を走らせた。川に掛かる小さな橋の上から、上流側の水中をじっと見つめていると橋げたの直ぐ横にライギョらしい姿を確認することができた。こんな時に活躍するのはシンキングタイプのミノー。豪州のNo1バラマンディガイドのテリーがテストを繰り返したスカジット社のチェックベイトを選び、するするっと魚の斜め後ろに送り込んだ。
橋の上からライギョを狙うなんて何十年ぶりなんだろうと子供の頃を思い出し、ドキドキしながらルアーをチョンチョンとしゃくり、魚の前へ移動させた。それまで全く動かず泥に埋まった丸太のようになっていた魚の頭が突然ガバッと動きルアーに襲い掛かる。たった1回のアプローチで食ってくるとはラッキー。フッキングもきっちりと決まり、橋の下でガバガバ暴れまくる魚をあやすというスリリングなファイトを楽しむことができた。
魚が落着いたので抜き上げにかかる。めい一杯ラインを巻きとり引き上げてみるが、魚が重過ぎてロッドの限界。今度はロッドを置き、ラインを手繰って抜き上げを試みた。20lbラインがギリギリと手に食い込む。1m、2m・・・。このままのペースなら抜き上げられるだろうと思った瞬間に、魚が暴れバチッと多きな音をたててラインが切れた。
ライギョは派手な水柱をたて水面に落ち、伸びていたラインは反動で戻り、したたかに手の甲を叩いた。ビジョン110SWに続いてチェックベイトもロスト。魚に申し訳ない事をしたと詫びつつ、1日に2個もルアーをなくしションボリした。
気を取り直し、他に魚がいないかと橋の上から上流側と下流側を交互に眺める。下流側の橋げた脇にライギョを再び発見。じっと見つめると口先に金色に光るルアーが付いていた。滅多に使うことのないバイブレーションSO-Vを選び、ライギョの鼻先に送り込み小刻みにシェイク。すると魚はパクッと食いつき、ガボッと大きく頭を振り反転。まさにサイトフィシング。きっちりとアワセをいれフッキングさせた。僅か2回のキャストで同じ魚を2度釣るとは中々経験できないことだろう。
つい先程、失敗しているので今度は慎重にならざるおえない。ラインを手繰って橋の上に抜き上げるのは再びブチ切れる可能性が高いため、めい一杯ラインを出し下流へと魚を泳がせる。その間に大急ぎで橋を渡り、雑草を掻き分けて堰堤を駆け下り水際へ到着。延々と流したラインを懸命に巻き取り、魚が付いていることを確認し、無事ランディング完了。釣り上げた60cmのライギョの口には2個のルアーのフックがサックリと刺さっていた。
日没に合わせ、スズキのポイントへ車を走らせた。目の前では、無数のボラっ子が水面に群がりパフパフやっている。その群れのド真ん中で時折、物凄い捕食音を立ててスズキがボラに襲い掛かっていた。G-DogXほか各種のトップウォーターから始め、ミノー類を各サイズ、表層から下層まで試したが無反応。そのうち、ボラの群れは何処かに散り、あたり一帯は沈黙してしまった。魚がいることが判っても釣る事ができない悔しさを十分味わって納竿した。
天気:曇り時々晴れ 水温:不明 pH:不明
釣果:2匹(ナマズ)
先週の木曜日頃から風邪をひいて体調はイマイチ。酷くならないように風邪薬とファイト一発の栄養ドリンクを服用し大人しくしていたのだが、折角の休みに部屋でじっと過ごすのは楽しくないので、午後2時過ぎからナマズ釣りへ出かけることにした。
釣り場に着いた時、忘れ物に気がついた。風邪のためか少々ボケていたようで、カメラやペンチ、手帳、メジャー等が一式入っている愛用のベストを自宅に置いてきてしまった。ロッドやリール、ルアーを忘れたわけではないので、まだ救いはあるなぁと自分自身を納得させる。
車中をガサゴソ探して予備のペンチを発見。取り敢えずペンチがあれば、魚が釣れた時にフックを外せるのでOK。ウェーダーを履き、川の中に立ち込んだ。
開始10分、1匹目はK-TENリップレスでキャッチ。サイズは60cmほどだろうか。暴れるナマズを足元近くまで引き寄せ、水際でサクッとフックを外す。ペンチがなければこんな事は絶対に出来ない事だろう。まさしく備えあれば憂いなし。
続けてキャストを繰り返したが、無反応だったので上流へ移動することにした。上流にはウェーディングしている釣り人がいるので、あまり近づいては申し訳ないと、距離を十分取ってキャストを開始。K-TENリップレスから前日、購入したばかりのビジョン110SWに交換し、扇状にキャストを重ねて広範囲に探ってみる。
ふと、殺気(!?)を感じ振り返ると、先程まで上流にいた釣り人がいつのまにか後ろの堰堤にたたずんでいた。路肩に停車してあった車に見覚えがあったので、もしやと思っていたがやはり黒鱒さんだった。見られている時にバックラッシュなんてやったらメチャ格好悪いなぁと余分なことを考えながらキャスト&リトリーブをしているとグイグイっとヒット。
強引に魚を引き寄せ、フックの刺さり具合を確認すると腹と尻のフックを2本ガッチリとくわえ込んでいた。バーブレスにしてあるので、岸に上がらなくても何とかなるだろうと思い、フックを外し始めるとナマズは体を激しく回転させ暴れまくった。遊んでいる胸のフックが手に刺さりそうになったので、反射的に手を引っ込めた瞬間、うっかりペンチを水中に落としてしまった。やっぱり今日はボケているようだ。
水は濁っているし、水深もあるので回収を断念。魚を泳がせながら堰堤まで戻り、黒鱒さんにペンチを借りて無事フックを外す事ができた。ペンチがないと釣った魚をリリースする事が出来ない。自宅へ取りに戻る時間が惜しかったので、黒鱒さんと別れた後、急いで車に飛び乗り工具店でペンチを購入して釣り場へトンボ返り。再び入水してキャストを再開した。
開始早々にコツッとヒット。すかさずアワセを入れたとたんに、魚は猛烈な勢いで一気に上流へ泳ぎ上がり、アンタレスver2からラインを引きずり出した。親指でスプールを押さえ突進を止めたがフックオフ。きっと巨大な鯉だったに違いない。その後、30分程キャストを続けたが、魚の反応がないので午後4時半に納竿した。
釣行帰りにショップへ立ち寄り、シーバスバトルイン東海(11/17〜18)にエントリーした。今年はぶっつけ本番になりそうなので、相当苦戦しそうだが、まぁ、頑張ってみようっと。
2001/10/14 静岡県西部の某河川
天気:晴れ 水温:不明 pH:不明
釣果:8匹(ナマズ)
昨日は魚の反応が乏しいフローターでの釣りだったので、今日は地に足を付けてデカいナマズを狙うことにした。午前9時半から竿を振り始め、魚の反応を探りながら河原を移動。開始30分経った頃、K-TEN125Fに2度のアタックがあったがフッキングミス。慌ててフックを砥ぎ直し、魚が潜んでいる辺りを集中的に狙ったが既に遅かった。
上流に移動し、ラパラFJ13をブンブン投げまわしてブリブリの60cmをキャッチした。このラパラFJ13は重心移動など何一つ最新機能を搭載していないにも関わらず、しかもジョイントルアーでありながらバランスの良さから十分な飛距離を確保してくれる。現在使っている人は少ないと思うが、一昔前、狩野川ではリップを少々削り潜行深度を浅くしたコイツがシーバス釣りの定番ルアーだったはず。釣れるルアーは時代が変わろうが釣れることには変わりない。
続いて、アイルマグネットDBで53cm、アスリートF12で2匹(55〜57cm)をキャッチ。更に上流へ移動し、K-TENリップレスミノーで2匹(54〜58cm)を追加した。
昼近くなり昨日と同様に南風が強く吹き始めた。これに伴い、水面が波立ち魚っ気がなくなる。風でルアーとラインが流れ、キャストコントロールが怪しくなってきたので、そろそろ帰ろうと思ったが、開始時にバラした2匹が気になっていた。最初のポイントまで戻りK-TENリップレスミノーをキャストすると、数投目で元気の良い55cm、60cmを立て続けにキャッチ。これで本日の釣果は8匹。パワフルなナマズの引きを十分楽しむことができた。
2001/10/13 静岡県西部の野池
天気:晴れ 水温:21.5〜22℃ pH:不明
釣果:5匹(バス)
数年前に堰堤改修のため、干してしまった池が回復していると聞き、フローターで単独突入した。時計と反対周りで岸際をDチェリー、スクエアA、ディプシードゥ1で打っていくが無反応。水位が大幅に低下しており、岸周辺はどこも足ヒレの先が池底に届くほどだったので、池の中央部でTDバイブの360°絨毯爆撃も試みた。しかし、これも不発に終わる。
延々2時間近く竿を振ってノーヒット。「回復したなんて嘘八百、こりゃダメだなぁ。」と半ば諦めながら、入水ポイントへ戻った。出水間際、岸際の倒木周辺をリストラップで攻めるとパタパタパタと3匹(19〜32cm)キャッチ。時計周りをしていれば最初から釣れたのに・・・と悔やまれたが、バスがいることは確認できたので、取り敢えずOKか。
昼に入水した2ヶ所目の池では強風が吹き荒れる中、ハス&ヒシモと格闘しながらゴブリンを使いどうにか1匹をキャッチした。この池も落水をしており、池の中央部でも足ヒレがベタッとついてしまうほど。どんなに水深が浅くても、ヒシモやハスに覆われている限り、バスは何処かに潜んでいるハズなのだが、残念ながら潜んでいる場所を見つけ出すことは出来なかった。
3ヶ所目は強風を避けるため、山の中でひっそりと釣る事にした。こちらの池は満水状態。ただでさえ水深がある池なので入水には度々苦労する。今回のアプローチは水面に浮かべたフローターに狙いを定めて、尻から飛び移る感じでザバァンと入水。相当派手な音を立てて入水したので、暫くじっとして池を落着かせてからキャストを開始した。
岸際を丹念に狙い撃っている途中、池へと覆い被さっている樹木の枝に立派なアケビを発見した。見るからに美味しそうな淡い紫色の果実が山ほど実っていたので、手を伸ばして収穫し「実りの秋」を満喫。
この池では2時間弱、アケビを食べながら竿を振ってみたが魚の反応は悪い。辛うじてディプシードゥ3で23cmを1匹キャッチ。その外、ピックアップ直前のDチェリーにプシュッと小バスがアタックしただけに終わった。
午後5時半に、ヘッドライトを装備して4ヶ所目の池に入水。丁度良い具合に減水しており、オーバーハングを気にせずにバンバンとルアーを投げ込むことができたのだが、魚はルアーに無反応。粘っても釣果は期待できないと判断して、僅か1時間で納竿となった。
本日は強風の中、4ヶ所の池をまわって合計5匹をキャッチ。どうにもこの時期の釣りは難しく、数・サイズとも伸びない。もう少し釣れると日頃のストレスがすっきりと解消できるのだが。
天気:雨 水温:24℃ pH:不明
釣果:5匹(バス4匹、ギル1匹)
今週と来週は、どこも秋祭りだ。あちこちで道を迂回させられたり、渋滞にはまったりと野池間の移動は結構面倒になる。秋の荒食いで野池の中もお祭り状態かと期待して午前10時半に竿を出した1ヶ所目の池は水温24℃。満水で排水路から水が溢れ出している状態で、オーバーハング下を狙うのは非常に厳しい。
開始後30分でコンバットクランクSSRを使い、やっと1匹目(30cm)をキャッチ。2匹目(33cm)はSPシャッドで散々責め立てた小さなワンド奥のゴミ溜りに、Dチェリーをズボッと投げ込んだら一発で食ってきた。Dチェリーがスゴイのか、SPシャッドが魚を寄せていたのかは不明だが、「絶対魚が潜んでいるハズ」と思った場所はしつこく攻めるのが吉だと再確認した。
3匹目(34cm)は葦と平行にバジンクランクを引いた後、サブワートにチェンジ。倒れていた葦にサブワートがつまずくように、つんのめった瞬間に出た。
小さな池を丁寧に2時間掛けて1周したが、釣れたのはたったの3匹。これでは納得できないと、この池ではこれまで試したことがないSMシャッドを投入してみたら僅か15cmの小バスと20cmのギルをキャッチ。これまでギルが生息している事は知らなかったので暫し愕然となった。こんな小さな池にギルが入り込めば行き着く先は見えている。
午後2時過ぎに入水した2ヶ所目の池では、野池で使うのは自粛しているグリフォンまで使ったにもかかわらずボウズをくらいギブアップした。「秋の荒食い」「お祭り状態」という期待はあっさりと裏切られ、本日の釣果合計はバス4匹、ギル1匹に止まった。
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