番外編:沖縄・西表島フィッシング
美ら海とエビ・カニ合戦

ハイビスカス 10KB
南国 沖縄の市花 ハイビスカス

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'15/9/19(土)
〜 沖縄の移動はレンタカー 〜


国際通り 9KB 午前6時過ぎに起床し、7時からの朝食バイキングに足を運ぶ。昨日、チェックインした時から気が付いていたが、中国人客が多いようでロビー周りでは乾燥ナマコや日本の有名ブランドのシャンプーを各種売っていたりと不思議な感じ。フロアで働く人も日本人ではないアジア系。食事はバイキング形式で和・洋そして沖縄料理が並ぶ。料理は美味しく、つい普段よりも食べ過ぎてしまった。

レンタカー 10KB 午前8時にホテルを出て、散歩を兼ねてレンタカーを借りに行く。本日のメインは、沖縄美ら海水族館に行くことなのだ。朝だと言うのに、もう日差しはガンガンに降り注ぎ、しっかりと日焼け防止の対策をしていないと、とてもヤバイ感じ。予約を入れてあったレンタカー屋は、思いのほかホテルから離れておりスマホのナビを頼りにテクテクと歩く。窓口が混む事を予想して早めに出て来たのだが、8時半前には手続きを待つお客さんの列が店の前に並んでいた。

 観光地で、当日、空いている車を借りようなんて考えていると、痛い思いをするのである。「事前予約をしてあって良かったぁ」と安心していたら、手続きをする際にプチ・トラブル発生。車を借りるのは今日1日なのだが、嫁さんは2日間申し込んでいたらしい。1日分の解約手続きをしたり、保険に入ったりと事務の手間が掛かってしまったが、予約していなかった訳ではないので、このミスは大した事ではなくセーフ。因みに借りた車は、ホンダのFITハイブリット。普段乗っている旧型の四駆車とは全く違うので、係員から操作方法を聞き、ナビを海水族館にセットして午前9時に出発した。

〜 懐かしのDr Pepper 〜


許田道の駅 9KB 那覇市内の渋滞を避けて、58号を北上して西原ICから沖縄自動車道に上がる。左右に流れる景色を横目で眺めながら更に北上する。沖縄自動車道の制限速度は80km/h。知らない土地で速度超過違反をして警察のお世話になるのは嫌なので、車の流れとスピードメーターを確認しながらアクセルの踏み具合を加減する。終点の許田ICまで一気に走り、一般道に降りて綺麗な海を見ながら走ると、道の駅 許田があったので、トイレ休憩を兼ねて立ち寄った。

沖縄ドリンク 12KB ここでは、海水族館の割引チケットを入手しつつ、お昼御飯を確保。売店で、子供の頃、一時期売られていた懐かしいドクターペッパーを発見したので迷うことなくゲットした。今から数十年前、この飲料が発売された時、「ドクターペッパーって、ドマズイらぁ〜」というウワサ話が私達子供達の中で広がった。丁度、遠州中泉 八幡様のお祭りの時だったように思うが、怖いもの見たさというか、マズイと言われている物をあえて興味本位で購入して飲んだ記憶がある。味はウワサ通りで自分の口には合わず、それっきり買うのを止めてしまったが、ある日、忽然と店頭から姿を消してしまった。その時は、「やっぱりなぁ」と子供心に思ったのだ。

 「本当にどれだけマズかったのか?」とワクワクしながら飲んだのだが、決してそんなにマズくはない。「飲み慣れていない味」と言えば良いのかもしれないが、「20種類以上のフルーツ・フレーバーをブレンドしている」と言うだけあって複雑な味がした。沖縄滞在中は、ドクターペッパーのほか、沖縄限定の琉球コーラさんぴん茶も飲んでみた。琉球コーラは、特に感動もなく「確かにコーラだよなぁ。」という素朴な感想しかなかったが、さんぴん茶の方は、飲み慣れると結構イケるんじゃないかと感じた。後から知ったのだが、さんぴん茶はジャスミン茶のこと。静岡県人が緑茶を飲むのと同じような感覚で、沖縄の人達が飲んでいるらしい。

〜 沖縄美ら海水族館 〜


美ら海水族館 9KB 午前11時半前、沖縄美ら海水族館に到着。沖縄市街から距離があったが、途中で見える海は明らかに遠州灘の海の色とは違い、とても美しかった。巨大な水槽の中で悠々と泳ぐ3頭のジンベイザメを見たかったのは勿論だが、釣り師たるもの沖縄の海にどんな魚が住んでいるのか勉強しておく必要がある。

フグ 9KB 館内で無料配布している「美ら海観察ガイド」は、魚たちの写真と解説を掲載しており、10種類全部集めると沖縄の生き物図鑑が完成する。ちょっとしたお土産にもなり、これは結構お得な企画なのである。やはり沖縄は、サンゴの海。様々な形のサンゴと共に、多種多様な美しい魚が水槽に入れられているが、私が気に入ったのはフグ。つぶらな瞳の色がマリンブルーだった。上手に撮れた写真を見ると、何だかとっても癒される気分になる。

 楽しめるのは、水族館内だけでなく周辺の施設として「マナティー館」や「ウミガメ館」、イルカのいる「オキちゃん劇場」などがある。ブラブラと歩きながら施設めぐりをして、それぞれの場所で企画されているイベントを楽しむのも良い。空中ジャンプや様々な芸をするイルカ達のショーはもちろんのこと、ガラス水槽を横から見て水中を泳ぐイルカとダイバーが見せてくれるショーも必見だ。

イルカショー 6KB この水族館は一日じっくり見ても足りないぐらいで、とても名残惜しいのだが、レンタカーを時間内に返す必要もあり午後3時過ぎに退館する。帰る前に是非立ち寄ってみたかったのが、ジュゴンが住む辺野古の海。米軍基地の移転問題で揺れ動いている事はメディアを通じて知っているが、どんな場所なのか一度この目でしっかりと見ておきたかった。

 キャンプシュワブのゲート前を通過し、カーナビを頼りに辺野古の海と岬が見える場所へ向って農道を走る。車を停めて海を暫く眺めたが、確かに美しい海だった。この海を基地建設のために、本当に埋めてしまっても良いのだろうか・・・。

〜 夕食はエビ・カニ合戦 〜


ノコギリガザミ 10KB 午後6時、レンタカーの返却時間を1時間オーバーして帰ってきた。超過料金を取られるかと思いきや、スタッフは不要だと言う。「それなら、もっとゆっくりしてくれば良かった」と思わず心の中で呟く。辺野古からの帰りは、嫁さんが運転してくれたが、不慣れな車の運転と見知らぬ道を走ったので緊張続きだったようだ。ホテルまでトボトボと歩き、部屋に転がり込む。ここで、ベットの上に寝転んでしまうと、爆睡してしまうおそれがあったので、一服せずにそのまま夕食のために外出する。

伊勢エビ 9KB 今宵は、昨日チェックしておいた牧志公設市場の1階で海産物を調達し、2階の食堂で調理をしてもらう贅沢な晩飯スタイルにした。市場の1階は、沖縄近海で獲れる魚介類や県産の野菜、豚肉や様々な加工品など沖縄県の食材が一同に集まっている。釣り師である私の心が、もっともワクワクしたのが、魚介類が山ほど並べられている鮮魚コーナー。生きている巨大なエビやカニ、極彩色に彩られた見慣れない魚達や貝類が沢山おり、さながら水族館のようだった。

マンゴーソフト 9KB 食材に選んだのは、ノコギリガザミ(ドーマン)と、店員さんのお勧めだった脱皮して間もない殻が柔らかな伊勢エビノコギリガザミは蒸してもらい、伊勢エビはお刺身に。テーブルの上はエビ・カニ合戦状態。冷えたオリオンビールをグビグビと飲んでいると、お刺身を食べた後にもう一品出て来た。

 先程までお刺身のお飾りだった殻の柔らかな巨大エビの頭が、油でカラリと揚げられた物がテーブルの上に載った。蒸したノコギリガザミ伊勢エビのお刺身もモチロン美味しかったが、私が気に入ったのが、この伊勢エビの頭。脱皮したてのカニのソフトシェルは料理として食べられる事を知っていたが、伊勢エビを同じようにして殻ごとパリパリと食べられる事を始めて知った。

 満腹のお腹をさすりながら、国際通りの土産物屋を覗き見ながらホテルに向う。足が止まったのは、マンゴーをふんだんに使ったマンゴー・ソフトクリームを売っているお店の前。普通のソフトクリームに比べお値段は随分高いが、「沖縄に来たからには、マンゴーも食べておかなきゃ」と奮発して購入。通りにあるベンチに座って、食後のデザートを楽しんだ。

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