バラマンディ・フィッシング][
豪州遠征はまだ続く

デントリーリバー 6KB
遠征の仕上げはデントリーリバー


擬似餌の玉手箱>豪州バラマンディ・フィッシング>'11/9遠征


'11/9/23(金)

〜 豪州遠征はまだ続く 〜


テリー宅 4KB 前夜は10時半にベットイン。日本のコオロギ類と同じような音色で鳴く虫達の声を聞きながら、いつしか爆睡。この時期のケアンズは、日本の春や秋と同じような気候でとても過ごしやすいのでとても気に入っているのだ。朝は午前5時半に起床。なるべく音を立てないように気を使いながら、本日の釣行のための準備を整える。7日間のアラクン釣行で飽き足らず、もう1日竿を振るという"お遊び"ではなく、まさに"修行"と言える今回の遠征。左指のむくみは回復しておらず、握力は低下。掌を大きく開くことも難しい状態だったが、心は既に釣り場へと飛んでいる。豪州遠征は、まだまだ続くのである

テリー宅 5KB 明るくなってからは、野鳥たちが賑やかにさえずる中、テリー宅の周辺を散歩をする。昨夕は暗くて良く見えなかったのだが、リフォームしたお宅は見間違えるほど様変わり。門構えがガラリと変わり、増築により今まで以上に開放感のある広い家になっていた。ビルが乱立するような場所ではなく、緑が豊富で落ち着いた雰囲気の街並みはとても気持ちが和らぐ。

ガソリンスタンド 6KB 朝食はミルクたっぷりのシリアルとトースト。トーストにはマリアさんのイチ押し、私も大好きなジンジャー・マーマレードをたっぷり塗る。日本で同じような商品があれば即買いするのだが、残念ながら売っているのを見たことがない。タックル一式を車に詰め込み、午前6時45分に出発。向うのはデントリーリバー。天気予報によると、天気がぐずつくようなのでカッパを忘れていないかしっかり確認する。市内は土地の造成が進み、ボコボコと新しい家が建ち始めている。景気が低迷している日本とは違って、こちらは随分イイ感じがする。

 途中、ガソリンスタンドでボートの燃料補給をしてから、一気に北へ向って走る。郊外に出ると、アチコチで黄色い花が咲いていた。テリーに花の名前を聞くとケイポックとのこと。香りも良くて、食べることも可能。綿のような実は、昔、袋に詰めて枕にしていたらしい。森林エリアを通る時にセミが鳴いていると、トップウォータールアーに魚が良く反応する時期なのだが、まだ随分先のようだ。ゲイ・ビーチを横目でチラリと見て、切り立った崖沿いの曲がりくねったワインディングロードを走り抜ける。道路の両側に広がるサトウキビ畑には、若いサトウキビがチョロチョロと生えていた。

〜 デントリーリバー・アタック 〜


バラ・ポイント 5KB 午前8時半前にデントリーリバーのボートランプに到着。直ぐにボートを下ろし、快調にスタートするかと思いきや、エレキが死んでいた。風があるのでエレキが使えないのは大きなハンディだが、アラクンではずっとエレキなしで釣りをしていたので、ここはキッパリと割り切るしかないのだ。雨が降ったり止んだりするような天気なので、取りあえずカッパを着て竿を振り始めた。開始間もなく、シゲさんがロングAで怪しげな魚をヒットさせた。しかし、この魚は途中でフックオフ。魚の正体はウルフヘリングだった。

トレバリー 6KB 南からの強い風が吹き上がる。川の流れとは逆なので、コンディションが良いとは言えない。厳しい状況の中でも安定したキャストが出来るZBLシステムミノー11Fを使っていると、ひったくるような強いアタリがあった。GTかクイーンフィッシュだろうと思っていたところで、シゲさんがシャッドラップ8でGT(パピヨントレバリー)をキャッチ。この魚がデントリーリバーでの1匹目となった。

 ボートランプの上流、細いクリークに入る。枝っぷりの良い倒木が沈んでいるポイントにボートを止め、この場所を何度も何度もしつこいぐらいに狙う。アラクンだったら、こんなにも粘らないだろうと思うくらいにピンポイントにキャスト&トウィッチを繰り返していると、突然バラマンディの活性が上がった。寝ていた魚が起きたのだ。やはり、ガイドが狙いを定めて指示するポイントは間違いないのである。最初にヒットしたのは、シゲさんのシャッドラップ8。この魚は、直ぐにストラクチャーの中に潜り込み、グルグル巻き。ラインブレイクしてバラマンディとルアーもろとも失った。

バラマンディ 6KB 込み入った倒木周りは、やはりシャッドラップが強い。大きなリップと浮力のあるボディが巧みに根掛かりを回避出来るのである。シゲさんの横で竿を振る私も、もちろんシャッドラップ8を使いキャスト&トウィッチ。すると間もなく、バラマンディがバックリとルアーを咥えた。つい先程、シゲさんがストラクチャーに絡まれたシーンを見ているので、一気にフルパワーで魚を引き抜く。サイズは50cm。このサイズなら私の技量でもなんとかなるのだ。

 キャストを再開すると再びバラマンディ(58cm)が躍り出た。まだまだ魚が潜んでいるハズなので、テリーのアドバイスに従い、シゲさんとピンポイント・キャストを続ける。するとシゲさんがシャッドラップ835cmをキャッチ。急に魚のサイズが小さくなったので、竿先にブラ下がった魚を見て笑っていると、私のルアーにはこれを更に下回る25cmのバラマンディが食ってきた。船尾で竿を振り出したテリーも、同じタイミングで25cmをキャッチ。明らかに魚が変わってしまったので、この場所をあとにする。

〜 スクールホリデーは嫌いだぁ 〜


おやつ 6KB 今日は、雨が降ったり、止んだり、薄日が射したりの天気。アラクンでは、全く雨が降らなかったが、ここではカッパを脱いだり着たりと煩わしい。因みに釣りにおいてカッパは竿やリール等と同じ重要な道具と考えるべきで、ちゃんとお金を出してしっかりした物を選びたい。竿やリールは、価格の違いによる性能差が判りにくいが、カッパにおいては、明らかな差がある。透湿撥水素材の使用はモチロンのこと、手首や前あわせ部から雨水が浸入しにくい作りになっている物がお勧めなのだ。

クロコダイルクルーズボート 6KB 午前10時半、木陰にボートを寄せてティータイムにする。おやつは、いつものピンク色砂糖ベッタリの菓子パン。疲れている時は、これが中々美味しいのである。9月中頃の2週間はスクールホリディに入っているため、平日でも観光ツアーを楽しむ人達が多い。このエリアで人気なのは、熱帯雨林の中をゆっくり進みながら自然観察をするボートクルーズ。運が良ければクロコダイルが日向ぼっこをしているクロコダイルを見ることが出来る。今回は珍しくオープンウォーターの中洲にクロコダイルが横渡っており、その姿を拝むことが出来た。

国道フェリー 4KB やっかいなのは、このツアーボートの存在。大きなボートで岸際を何度も行ったり来たりするので、プレッシャーが掛かるとともに、大きな引き波によってポイントはダバダバに大荒れ。これから行こうと思っている所に、ツアーボートが先に入ったりするとつい眉間にシワが寄ってしまう。やはりスクールホリデーは嫌いなのである。15分程、休憩した後にキャストを再開。マングローブの根際を狙ってキャストを重ねる。ZBLシステムミノー11Fでマングローブジャック(25cm)をキャッチした後、2度程バイトがあったのみで釣果は伸びない。

 白い花が満開のマングローブを横目で見ながらボートをターンさせ、下流域に向って徐々に釣り下る。デントリーリバーを横断するカーフェリーも、今日は頻繁に行き来し、乗っている車の数も多い。フェリー乗り場周辺も、立派なポイントであり、必ず竿を出す場所でもある。フェリーの運行の邪魔にならないように気を配りながら、岸際を撃ち下って行くと、シゲさんがロングAでGT(35cm)をキャッチした。スタートした時よりも風が強まり、エレキが使えない状況ではポジション確保も難しい。エンジンを使い巧みに、ボートをコントロールしているテリーも、様子を見るために合間合間には竿を出している。アラクンとは違いとても厳しい状況だが、ロングAでGT(35cm)をポロリとキャッチした。



〜 厄介なカニポットとサンドフライ 〜


マングローブの花 8KB スクールホリデーだけあってフィッシングボートがアチコチ浮いている。その殆どがエサ釣りなのだが、中にはカニ獲りをメインに考えているプレジャー・ボートもある。彼らが仕掛けるカニポットが非常に厄介で、クリーク内の小川の流れ込みなどのバラマンディ・ポイントに次々とカゴを沈めてゆく。カゴには目印のフロートが付いた長いロープが付いており、釣りの邪魔になるのである。おまけに気の短いOZだと、「カゴの中にカニが入っていないか」「カゴに入ったカニを誰かに獲られてしまわないか」と頻繁にボートを走らせチェックしに来るため、その度に、引き波で岸際が洗われて酷く濁ってしまう。

 広大なエリアを丸ごと貸し切っていたアラクンの釣りとの違いに面食らいながら、グッと耐える釣りをする。クリーク内で集中しながらキャストをしている後ろでエンジンを唸らせながら走り抜けるボートに閉口することも暫し。水中を漂うロープにルアーを引っ掛けないように気をつけながらリトリーブするなど、色んな所に気を使う必要があり、結構疲れるのである。

ランチ 6KB 魚を探しながら主なポイントをアチコチと転戦。12時半にクリーク内でパンにハムとレタス、トマトを挟み込む、いつもどおりのクイックランチにする。お手軽サンドウィッチを食べ始めると直ぐに、目の前をチラチラと何かが飛び始めた。コイツはアラクンでは全く気にならなかったサンドフライとブヨ。厄介なのは、大きくて刺されるといかにも痛そうなブヨではなく、ケシつぶの大きさもない極微小なサンドフライの方。コイツに刺されると何週間も跡が残り、痒さがぶり返す。手早くランチを済ませ、虫除け薬を塗り直してこの場から脱出する。水の動きが鈍いようなクリーク内に留まるのは、サンドフライ達に刺してくれとお願いしているようなものなのである。

キャスティング 5KB ズボンとクツの境目やクツのメッシュ部、手首や首周りなど、僅かでも肌が露出している部分は、サンドフライの集中攻撃を受ける。今では、私は刺され慣れて耐性が出来ているようで痒みも大した事がないのだが、遠征を始めた頃はそれこそ無知で刺されっぱなし。数十箇所も刺された挙句、2〜3ヶ月も痒かったり、刺された跡が残ったりと辛い思いをしてきた。

 バラマンディにあこがれてオーストラリアに釣りに行くのは良いが、下調べは絶対に必要。最近はブログやYoutubeでオーストラリアのバラマンディフィッシングが紹介されているが、釣っている姿を見ると多くの皆さんがTシャツに半ズボン姿。お嫁さんまで同じ格好をしている様子を拝見すると、ホテルに帰った後の惨劇をつい想像してしまう。私やシゲさんは、その辺を十分心得ているため完全防備をしているのだが、それでも数箇所は確実に刺されている。

〜 炎天下でのクリーク・アタック 〜


ランディング 7KB 昼過ぎから日差しが強まり、ストラクチャーに対してかなりタイトなキャストをして誘わないと魚を釣るには厳しい状況となった。シゲさんは時折、テリーの指導を受けながらキャストやトウィッチのやり方を修正している。アラクンのバラマンディは怖いもの知らずと言うか、スレていないためストラクチャーから離れた場所でもルアーを食ってくるが、デントリーリバーの魚はもっと気難しい。ピンポイントにルアーを撃ち込んだ後は、出来るだけ短い移動距離の中で多彩なアクションをさせるのがキモ。そしてルアーを食わせる"間"を入れる事が大切なのである。

 ルアーをアラクン釣行では出番がなかったDDパニッシュに交換し、オーバーハング下に撃ちこんで様子を伺う。このルアーは着水後、スライドしてストラクチャーの奥に入り込むので、他のルアーが届きにくい場所までカバー出来る。しかし、その分、根掛かりし易くなるので覚悟は必要なのである。テンポ良くキャストを繰り返すつもりが、やはり枝葉が複雑に絡み合っている倒木周りでは度々ルアーが引っ掛かる。

ポイント移動 5KB サンドフライに刺されるのも承知の上で、数多くの倒木が沈む細くて怪しげなクリークの中にボートを進める。暫くアタリから遠のいていたが、やっとDDパニッシュでバラマンディ(40cm)をキャッチ。船尾で竿を振り始めたテリーは、「こんな所で使うの?」と疑問に思うマスクバイブを投げて、私と同じサイズのバラマンディを仕留めた。後が続かないためこのクリークを出て一走り。サンドバー周辺でマゴチ狙いをする。こんな時のためにボックスに突っ込んできたビーチウォーカー90Sを試しているとガツッとヒット。しかし、フッキングには至らずチャンスはこの1回のみ。

 更に下流に下り、別の細いクリークに入る。ボートを進めて直ぐ、異臭に気が付いた。干物のような海産物が腐った臭いが辺りに漂っている。テリーに聞くと、コーラルエッグだと言う。前回の大潮でサンゴの産卵があり、ここまで流れてきて腐っているらしい。テレビ番組ではサンゴの産卵シーンを見たことがあるが、グレートバリアリーフでは年に一回だけ満月の後、一斉にプリプリと卵を生み一面が雪の様になるらしい。

テリー 3KB この腐敗臭がするクリークでは、マングローブの根が水中から剣山のように伸びているポイントで、シゲさんの銀色ロングAが活躍。キラリと光るこのルアーでサイズは35cmと小さいものの、バラマンディを2匹連発した。更にボートを進めテリーがロングAで同サイズをキャッチ。一方、私もロングAを投げまくったがワンチャンスもない。同じルアーを使っていても、ちょっとした違いでバラマンディはルアーを見切っている。何がどう違うのか皆目見当が付かず、テンションがガックリと下がる。

 臭いクリークを出て舵を上流へと向ける。午前中は浅くて竿を振ることが出来なかったスーパーシャローエリアが上げ潮で水位上昇。格好のマゴチポイントになる。テリーがボートから降りてボートを引っ張りながらポイントに移動。水中にマッドクラブがうろついているのを発見し、すかさずポールを使って捕獲を試みる。しかし、水中ではマッドクラブの方が上手。巧みにテリーのポールをかいくぐり、泥の中に姿を消した。

〜 夕マヅメのGTフィーバー 〜


ジャイアントヘリング 6KB テリーお勧めのマゴチ・ポイントに到着。シャローエリアの上流に向ってルアーをキャスト。流れに合わせてルアーをリトリーブして、サンドバーのエッジ部でベイトを待ち受けている魚を狙う作戦。エゾミノー湾ベイトのキャストリトリーブを繰り返したが無反応。本当にマゴチがいるのか疑問符が頭の中に浮かび始めた頃、テリーのロングA50cmのマゴチが出た。やはりガイドの言うとおり、いるべき所には魚がいるのである。すかさずルアーをロングAに交換し、投げまくったがワンバイトもなく心が折れた。

 今回の遠征がここで終わっては、完璧な尻すぼみ。テリーも私達の気持ちを十分理解して入れていて、次の場所へと移動。ボートを更に上流へと走らせる。マングローブが鬱蒼と茂る一帯の根際をテンポ良く流す。私がロングAでバラマンディを逃した後、テリーがロングAで珍客ウルフヘリングをキャッチ。続いてシゲさんが同じくロングAを使って30〜35cmのGTを2匹続けて釣り上げた。

グリーンスネーク 3KB マングローブ林に続くクリーリの入り口では、私の湾ベイトに良型のGTらしき魚がヒット。この魚のファイトは凄まじかった。ベイトタックルからスピニングタックルに持ち替えていたのが災いしたのか、パワーに全く太刀打ちできない。魚の突進を止められず、ステラ3000がうなってラインが一気に引きずり出された挙句にラインブレイク。どうやらフジツボにラインが擦れて切れた様子。

 強風でボートコントロールが難しくなるような状況になってきた。しかも、涼しさを感じるほど気温が下がってきている。風を避けるため、クリークに入ってもラインが風に煽られてミスキャスト連発。狭いクリーク内では、風に流れたラインが枝葉に絡まったり、ルアーの軌道がズレて根掛かったりとトラブル続きでストレスが溜まるばかり。

トレバリー 5KB マングローブの枝葉に引っ掛かったルアーを回収しにボートを寄せると、私が腕を伸ばした先の枝には無毒のグリーンスネークが絡まりついていた。これがもし、やる気満々の毒蛇だったら、私は多分この世にはおらず、この釣行記を書くことは出来なかっただろう。蛇に気がつきギョッとして直ぐに腕を引っ込めたが、テリーが面白がって蛇をステンレスポールで捕まえて遊び始める。生き物をいじめると後でロクな事がない。テリーは過去に、カメを虐めた後にG・Loomisの竿先を折っているのだ。早めに元いた場所に返してやり、全く反応がなくトラブル続きだったクリークから逃げるように脱出し上流へと向った。

 テリーから「ポッパーを用意しろ」と声が掛かる。ボートランプよりも更に上流へ上がった、クリークの合流点にあるシャローエリアに到着。スピニングタックルでチャグペッパーを投げると、一投目で水面が割れた。魚の正体は、淡水エリアでも生息出来るGT(パピヨントレバリートレバリー)。確実にフッキングが決まったかに思えたが、引き寄せる段階でフックオフ。ソルト系フックが見事に変形している。少しボートポジションを移動させ、流れの強いドシャローエリアにルアーを放り込む。テンポ良くポッピングしていると再び水柱が立った。GT数匹がガバガバとルアーを追いかけてくるが、ルアーサイズが少し大きいようでバックリと食いつけない様子。何回かキャストをしてフッキングに持ち込み、40cmクラスを2匹キャッチ。シゲさんは定番のTDポッパーSWを使って同サイズを3匹釣り上げた。

〜 釣行無事終了 〜


ボートランプ 5KB キャストを続ければ、まだまだ釣り続ける事が出来そうだったが、予定していた納竿時間を大幅にオーバー。後ろ髪を引かれる思いでタックルを片付け、全速力でボートランプに滑り込む。手順良くボートを固定し、午後6時過ぎにデントリーリバーをあとにした。釣り上げたバラマンディの数は3人で10匹。デントリーリバーでこの釣果は、けっして悪い数字ではない。無事に釣行が終了し、ほっと一息つく。疲れが溜まっているので、ケアインズに向う道中は眠くて眠くてウトウトしてしまう。ハンドルを握るテリーに居眠りをされると事故るので、なるべく会話をしていたいのだが睡魔に負けた・・・気が付けば、お土産を買うために事前に頼んでおいたタックルショップ隣のショッピングセンターに到着。

ミートパイ 5KB 私はここで、予めリストアップしておいた商品を探す。初めて入ったお店なので何処に何があるか判らず、大きなショッピングカートをガラガラやって広い店内を小走りに移動する。やはり緊張するのは、支払いの時。オーストラリアのカラフルな紙幣や、大きさと金額が色々あるコインは使い慣れず、レジの前でモゾモゾしてしまう。トータル重量2kgオーバー、大きなレジ袋がパンパンになるくらいフィッシャーマンズフレンドやチョコレート類を買って店を出る。ヨロヨロしながら私を待っている車に乗り込み遅くなった事を詫びると、テリーとシゲさんはニヤニヤしている。私を待っている間に、彼らは既に閉めていたタックルショップを店員に開けさせてお買い物をしていたらしい。何だか、ちょっとズルイ感じ。

 午後8時にテリー宅に到着。これで怪我や大きなトラブルもなく、8日間の釣行が無事に終了した。夕食はマリアさんが作ってくれたミートパイを堪能。食後は、タップリのアイスクリームを頂いて至福の時間を過ごす。一息ついてから、帰国のために荷造り。飛行機への預け荷物の重量リミットをオーバーしないように気を使いながらスーツケースとデイバックに振り分けて詰め込む。時計を見ると午後10時半。パッキングは途中だったが、ベットに潜り込んで明日に備えることにした。

8日目の釣果結果

TOSHI

SHIGE

TERRY

バラマンディ

4

3

3

マングローブジャック

1



トレバリー

2

8

1

ジャイアントへリング



1

コチ



1


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