バラマンディ・フィッシング]\
ええっ 竜巻!?

ケアンズ・ハーバー 4KB
高級ヨットが並ぶケアンズ・ハーバー


擬似餌の玉手箱>豪州バラマンディ・フィッシング>'12/9遠征


'12/9/22(土)

〜 ケアンズの朝 〜

テリー宅 4KB 前夜は疲れていたので午後9時半にはベットイン。寝る前に水分を沢山摂取したのが原因だろうが、夜中に度々トイレに起きた。しかも明け方は少し涼しく、目が覚めてベットの中に潜り込んだりしたので熟睡できたのか怪しい感じだったが、朝6時半に起床した。ケアンズの市街地で朝イチで目覚めているのは野鳥達。大声で鳴くワライカワセミをはじめ、様々な種類の鳥達が鳴き交わし、うるさいぐらいに感じるほどだ。

 テリーやマリアを起こさないように静かに部屋を抜け出して、お宅周辺を散歩する。一回りしてくるとテリーが朝食の準備中。彼の御自慢の手作りテラスでモーニングティーを頂きながら、のんびりとくつろぐ。旅行代理店が企画したタイムスケジュールがギチギチのツアー旅行とは違い、この遠征企画はのんびりと時間を使え、体も気分もリフレッシュ出来る。

朝食 5KB テリーとアラクン釣行の話やら、今後のお互いの生活等の話をしていると、庭先でゴソゴソと動く気配がした。そこには、結構いいガタイをした雌のブッシュターキーが1羽。クリスマスディナーとして食べごろサイズなのだが、飼っているのではなくて野生とのこと。以前、レイクフィールドでキャンプフィッシングをしていた時に、テントの横で枯葉を集め小山のような巣を作った鳥だ。庭裏のブッシュの中に住んでおり、テリー宅の庭にいる虫などを食べに毎朝顔を出しに来ている。

 イタリアンブレッドと目玉焼き、焼きトマトの朝食を頂いていると、次なる訪問者があった。今度は、白い大きな犬。近所で飼われているらしいが、放し飼いになっていて他人の家に来て朝食をおねだりするらしい。「こんな大型犬が野放しになっていて良いのか?」という素朴な疑問が頭をよぎるが、人懐っこい性格でとても大人しいとのこと。お宅訪問する先々で旨い物を食べ、あまり運動をしていないので太り過ぎの感じが漂っている。番犬にはなりそうもない犬だった。

〜 ケアンズ・ハーバー散策 〜


ケアンズプール 4KB ジェットスターのチェックインカウンターが開くのが10時20分。朝食後間もなく帰国準備が全て整ったが、多少時間があるのでテリーとマリアさんの案内で空港に行く途中でケアンズハーバー周辺を散策する。ケアンズには何度も訪れてはいるが、観光は殆どしていないため、新鮮な気持ちでブラブラと歩くことが出来た。この地に釣り目的で足を運ぶようになった最初の頃は、ショッピングセンターのピアは日本人客で物凄く込み合っていたのを覚えている。しかし、今では空き店舗が目立つほど閑散としており、その衰退には驚くばかり。

 港では高級ヨットや大型クルーザーを眺め、2003年に完成した人工ビーチにある無料プール「エスプラネード・ラグーン」の周囲を散策しながら、土曜日だけ開催されるマーケットもチェック。手作りの手工芸品や民芸品、金属を加工した工芸品だけでなく、どう見てもガラクタとしか思えないような怪しげな物を売っているテントもあったりして、フリーマーケット好きの私はかなり楽しめた。

ケアンズ朝市 6KB 10時半過ぎにケアンズ空港に到着。車から荷物を下ろしながら、今回の遠征でも、どっぷりと好意に甘えさせてもらったテリーとマリアさんと別れの挨拶をかわす。最近は歳をとったためか、感傷的になりがちでこの時はつい涙腺が緩みそうになる。込み上げて来そうな涙をぐっと堪えながら、再会を約束し大きく手を振って空港ビルに入った。ここからは来た時と同じく一人旅のスタート。気持ちをパッと切り替えて、トラブルにあわず無事に帰国できるよう注意力をアップさせる。

 まず最初にチェックするのは、自分が乗る便が予定どおり出発するかどうか。これが最も大切で、もし欠航になっていたら慌ててテリーを呼び戻さなければならない。モニターで運行状況を確認し、成田行きのカウンターの列に並んで、チェックインの順番を待つ。カウンターではいつものとおり、トイレ近くの通路側の席をリクエスト。気になっていた釣具と土産品をギッチリと詰め込んだスーツケースの重さは19.5kg。20kgまではOKなのだが、スーツケースに"HEAVY"のステッカーを貼られてしまった。

〜 日本に向けて出発 〜


ケアンズ空港 4KB 今回、空港施設内の出国ロビーの位置が大きく変更されているのには戸惑った。これと合わせ、毎回小銭を使って釣り雑誌等を買う売店やコーヒーショップがなくなりアレレ?って感じ。今までは、コーヒーショップの席を借りて、出国前の最後のチェックとして忘れ物や落し物がないか所持品を確認していた。しかし、お店がなくなってしまったので、忘れ物などがない事を信じて、とっとと出国手続きを済ませることにした。

 手続きが済みゲートを出ると、そこは免税店が集まるフロアーに直結していた。旅行客から最後にお金を搾り取るような施設レイアウトに興醒めしつつ、各ショップを覗き見る。まんまと手口に引っ掛かり(?!)、手元に残ったお金で幾つかお土産を買い求めた後、出発までの時間をベンチで一休みする。

機内食 5KB 定刻どおり、機内へに乗り込みが始まった。「日本に向けて、さぁ出発!!」って感じで、通路を歩いてジェットスターのシルバーメタリックの機体エアバスA330に乗り込む。荷物を頭上のロッカーに押し込んで、長時間フライトに備えて身支度をしていると、隣の席に女性がやってきた。「とても高い確率で私の横に女性が座るのは、きっとジェットスターの戦略なのだろう・・・」と思っていると、通路反対側の男性から声を掛けられた。聞けば私の横に座った女性は彼の奥さん。ハネムーン旅行の帰りらしく、チケット予約の段階でトラブルがあったのか2人並んで席が取れず、離れ離れになってしまったらしい。彼が提示したチケットは私と条件が同じだったので、即決で席を譲ってあげることにした。

 離陸後、水平飛行になって暫くすると昼食のスタート。時計を見るとケアンズ時刻で午後2時過ぎ。空港内でカロリーメートを食べておいたので大丈夫だったが、朝食後に何も胃袋に入れてないと、空腹で辛い思いをしたことだろう。楽しみにしていた食事はポークをチョイス。すき焼き風の味付けで、野菜と春雨のようなヌードルが入っていた。いつものとおり紅茶とアップルジュースを頂く。コーヒーや紅茶にフレッシュミルクを入れる時は要注意。気圧の関係なのか、私の開け方が悪いのか不明だが、高い確率で中身が吹き出る。周囲への飛散に注意しながら、ゆっくりシール蓋を開けたが、やはりプチュッとこぼれ出た。

〜 ええっ 竜巻!? 〜


静岡駅 4KB ほぼ予定どおりに着陸したが、予定している成田エクスプレスに乗るためには、かなり慌しくなる。ここから先は様々な関所があり、まさに障害物競走なのである。エコノミークラスで3番目に機体から降り、小走りに通路を走り向けて本館に移動するためシャトルに乗る。気圧の関係で耳が痛く、物音が聞こえにくい状態が続いたまま入国審査を通過。グルグルと回る回転荷物台の前まで辿り着き、自分のツーツケースが出てくるまで暫く待たされる。ビジネスクラスだったら早めに荷物が出てくるのだろうが、こちらは贅沢が言えないエコノミークラス。待ちに待ってやっと出て来たスーツケースを掴み、損傷していないかザックリとケースの外装を見渡しながら、税関を通過しロビーに出た。

 エスカレーターを乗り継いでホーム階まで降り、JR窓口で予定していた成田エクスプレスのキップを買い求め、午後8時20分にホームに立った。一息ついたところで、自宅と友人達にメールを送る。帰ってきた返事を見てビックリ。18日の午後7時頃、我が家の直ぐ近くで竜巻が発生。隣近所の屋根が壊れたり樹木が倒れたりと大変だったらしい。スマホで情報を検索すると、磐田市内の複数個所で竜巻が発生したというニュースがアレコレ出てきて更にビックリ。

 品川で新幹線ひかりに乗り換え、午後11時過ぎに静岡駅で新幹線こだまに乗り換えて掛川駅で下車。それほどホームで待つこともなく、下り電車に乗り換えて磐田駅へ。駅前でタクシーを拾って自宅へ向う。車中で運転手さんに竜巻被害の様子を聞きながら、周囲を見る。自宅に向う道中、屋根の上にブルーシートが掛かっている家があったり街路樹の枝が折れていたりと、竜巻の爪跡が残っていた。予定していた午前0時に無事帰宅。直ぐ近くを通過したらしい竜巻の貴重な体験談をオフクロから聴取。我が家は、植木鉢がひっくり返った程度の被害で済みホット一安心。風呂にゆったりと浸かって体をほぐし、布団に潜り込み19回目を数えた今回の遠征が終了した。
(NPO法人ねこホームさんのYouTube動画より 2012年9月18日 磐田市内竜巻)



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