バラマンディ・フィッシング]]V
怒り爆発のデントリーリバー

ロングA(ゴールドボーマー) 10KB
バラマンディ釣りのド定番ルアー ロングA
ゴールドボーマーは豪州遠征に不可欠

擬似餌の玉手箱>豪州バラマンディ・フィッシング>'16/8遠征



'16/8/12(金)
〜 ケアンズの朝は"進撃の巨人" 〜


ガソリンスタンド 5KB 昨夜は私がYouTubeにアップした過去の豪州遠征動画をテリーと見ながら、今後の作戦を練ってから就寝。今朝も前日と同様に、まだ暗い午前4時に目が覚めてしまった。テレビをつけてみると、驚くことに"進撃の巨人"が放送されていた。しかも、セリフが日本語で字幕が英語スーパーというスタイル。こんな朝早くから誰相手にこのアニメを放送しているのか未だ理解できていないが、ついつい画面を見入ってしまい釣りの準備が滞ってしまう。

ビーチ朝焼け 6KB シリアル主体の朝食を摂った後、いつもより30分ほど早い午前6時に出発した。目的地はデントリーリバー。今夜はケアンズ空港の労働者ストライキがあるらしい。思わぬ渋滞などが起きることも考えられるので、早め早めで行動する必要がありそうだ。ケアンズ郊外に出る前にモービルのガソリンスタンドに立ち寄り、燃料を補給する。テリーの愛車はガンメタカラーの装甲車を思わせるような形をしているイスズのD-MAX(改)。改造して燃料タンクを大きくしてあるため、満タンでは予備タンクを含めると200L(うち予備タンク75L)の軽油を飲み込む。燃費は、ボートを牽引して7km/L。車両のみだと8km/L程度走るとのこと。D-MAXは、海外モデルで日本国内未販売の車。オーストラリア国内での評判は、とても良いらしい。

テリーの旧船 8KB 30分程走ってエリスビーチを通過。デントリーリバーがあるポートダグラスモスマン方面を見ると少し曇っている。ケアンズとは天気が異なる事が多いので、この辺りで雲の様子を見て天気の様子を判断している。この海岸にある奇怪な石積み"ロックスタックス"は、The Gatz Balancing Rocksとも呼ばれている。前回の遠征時にもあったが、新たに調べてみると、2年程前から誰かがやりだしたらしい。大潮時の大波で石積みは流されてしまうのだが、また誰かが石を積み上げる。今にこの海岸一帯が、石積みだらけになるのではないかと懸念するばかり。

 美しい海岸をチラチラと見ながら曲がりくねった道を突き進むと、景色はガラリと変わってサトウキビ畑の間を突っ切る道になる。テリーが指差した電柱のテッペンに作られたオスプレイの巣の中にはヒナが育っているらしい。毎年、この辺りの電柱に巣を作っているようだが、子育てには環境が良いのだろう。日本だったら、電気事故防止のためとっくに巣が撤去されるに違いない。

 モスマンの街を通り抜けて、午前7時40分、デントリーリバーのボートランプに到着。そこには見覚えのあるボートがあった。それには、日除け屋根が付けられた青いベンチ型シートと回転イスが2つ装備されている。昔、テリーが所有していたボートで、今は現地の釣りガイドが使っているのだ。

〜 ロストチャンピオン 〜


マングローブ 13KB 準備を整えて午前8時からスタート。水温は21℃と、やはり低い。マングローブの根際を狙ってキャストをすると、開始5分、ロングA(15A)で40cm程のバラマンディを掛けたがロスト。ボートランプ直ぐそばで、まさかこんなに簡単に出るとは思ってもおらずビックリしていたら、「トシは、いつもロストチャンピオンだ」とテリーにからかわれた。朝イチの魚をバラすと、その日の釣果は芳しくないのだが、果たして今日はどうだろうか・・・。少しずつボートを下流へ流しながらキャストを続けていると、今度は40cmは確実に超えているGTがロングAに爆裂アタック。しかし、コレもキャッチ出来ず悔しい思いをする。バックシートから 「ロストチャンピオ〜ン」と声がした。

ブッシュハイビスカス 7KB 上流からは美しいブッシュハイビスカス(コットンウッド)の花が流れてくる。この花は綺麗に咲いたままポトリと水面に落ちる。樹上で咲いている時は黄色く、水に落ちて流れて来る間にピンク色に変わるらしい。朝の内、タイミングが良ければ水面に無数の花が浮いているのを見られる事だろう。流れてくる花を横目で見ながらキャストを続けていると、立ち木周りでメッキ(25cm)がシャッドラップSR5にヒット。やっと本日の1匹目をキャッチした。

メッキ 8KB 開始から1時間が経過。そろそろ本命魚を獲りたいと思っていたところで、ロングAに60cmUP確定のバラマンディがヒット。水面近くでルアーを吸い込み反転した後、オーバーハングしている木の下へ一直線に走った。ドラグのセッティングがキツかったようで、悔しいかなフックを外されてしまった。ヒットしてから逃すまで、あっという間の出来事で私には成すすべもなかった。ドラグをもう少し緩めておけば、魚に走られながらもキャッチ出来た可能性もある。緩くしておくか硬く締めこんでおくか、ドラグの設定は悩むところだ。

 この辺りは魚が集まっているようで、マングローブの根際にはベイトの姿がチラチラ見える。テリーがロングAで30cmのバラマンディをキャッチ。この魚はボートデッキで一暴れしながら、2〜3cmのエビをバラバラと吐き出した。

〜 ロングAでバラジャーク 〜


バラマンディ 7KB 対岸に移動。今年5月にバラマンディが沢山釣れたというマル秘ポイントにボートを付ける。ここは、水深があり、日陰、ストラクチャーが沈んでおり、さほど強くないカレントがある場所とのこと。GPSなどは使わず、何の目標物もないこの場所にどうすればピンポイントで辿り着けるのか。彼とは20年近くお付き合いさせてもらっているが、未だにとても不思議だ。彼の「ここにはバラマンディがいる」との彼の言葉を信じて、ロングAを使ってバラジャークを繰り返す。数投目、彼のロングAにバイトあり。やはり本命魚はいる様子。まもなく彼の竿が激しく曲がり、50cmのバラマンディを釣り上げた。

吐き出されたエビ 10KB バラマンディを釣るためのジャーキング"バラジャーク"は、長年、テリーからミッチリと学んだつもりだが、まだまだ師匠には勝てない。何故、同じ場所で同じルアーを使っても、魚の反応が違うのだろうか・・・。アレコレ考えながららジャーク をしていると、彼が私のルアーを手に取り、「フロントフック1個をサイズアップ」とアドバイスがあった。ソルト用の極太軸フックを装着してあったのだが、VMCの4Xに交換。これによりフロントヘビーになり、動きが抑えられてしまう。しかし、今日のコンディションだと私のジャーキングではルアーを動かし過ぎているようだ。活性が低い時は動きを少し抑えた方が良いのだ。

 もう1つ大切な事は、ポーズの時間をしっかり長く取ること。ジャークの後にポーズを長く取り、水中にルアーをじっくりと漂わせる事がキモ。私はどうしても、次々とジャークを入れてしまうのだが、彼がカウントする合図に合わせて、ぐっと我慢しながらポーズを長めに取る。すると狙いどおりにバラマンディがヒット。サイズが小さかったので油断したのが失敗。引き寄せてくる際にフックオフ。これで本日3匹目のバラマンディを逃してしまった。

〜 ジャーキングでGT&バラ 〜


GT&トシ 9KB 2日前の釣行では2人で竿を振って1匹も釣れなかったバラマンディ。今日は本命魚に随分と近づいている感じ。凹んでいる時間がもったいないので、気持ちを切り替えて"バラジャーク"を続けていると37cmのGTが出た。トレバリーの類は、体長が35cmを超えると猛烈なストロングファイターに変身。何度もラインを引き出されながらも、無事にキャッチした。

 早いテンポで次々とポイントをチェックしながらバラマンディを探す。使うルアーはロングAシャッドラップSRのみ。他のルアーは、全部BOXの中に片付けて邪魔にならない場所に置いておく。タフコンディションの時はルアーをアレコレ使うのではなく、ド定番のルアーを使い倒すぐらいの気持ちで望んだ方が、結局は釣果が伸びる事を経験で学んでいる。

バラマンディ&トシ 9KB オーバーハング下にロングAを投げ込み、ストップ&ゴーをやっているとガツンとヒット。サイズは40cm程度なので、リラックスしてやり取りをする。ボートに引き寄せて来た時、水面に跳ね上がって一回転。見事にフックを外されてしまった。確実にルアーを咥えていたのを確認していただけに、これにはショックだった。

 40cm前後のバラマンディは一箇所に群れている場合が多い。一匹掛けると連鎖反応的に活性が高まる事もしばしば。直ぐにルアーを反応があった場所へと投げ込む。数回キャストを繰り返していると狙いどおりにヒット。サイズは小さいが慎重に対処してキャッチ。いかにもバラマンディらしい赤い目をしたこの魚は40cm。魚が小さいので、カメラの前まで両手をぐっと伸ばしてテリーに写真を撮ってもらう。

 やさしくリリースしてキャストを再開。ジャーキングした後のポーズで、ゆっくり浮いてきたロングAの後を追いながら、40cmぐらいのバラマンディがルアーを凝視しながらすう〜と浮いてきた。水面までルアーが浮かんだ時に、魚は水底に向ってUターン。こちらの姿に気が付いてしまった様子だった。

〜 ワニの近くにはバラがいる 〜


バラマンディ 9KB 午前11時前にティータイム。甘い菓子パンをパクついて紅茶で胃袋の中に流し込む。魚の反応が出てきているので、ゆっくりしていられない。10分程休憩して直ぐに釣りを再開した。ポイントに到着してから僅か2投目、ロングAに爆裂バイト。まさしく狙いどおりって感じの展開で57cmのバラマンデイをキャッチした。少し離れた岸にはクロコダイルが日向ぼっこをしている。やはり、「ワニの近くにはバラマンディがいる」のである。

シャローポイント 6KB デントリーリバーにおける食物連鎖の頂点に君臨するのがクロコダイル。彼らは、バラマンディに限らず様々な魚や動物を捕食しているのだろうが、エサ場近くに定位するのが最も無駄のない生き方なのだ。意外と臆病で、ボートが近づくと直ぐに水中へと逃げてしまうが、岸際に残っている休憩していた跡をチェックするのも良いだろう。もちろん、シラサギも目印としてとても役立つ。彼らは遠くからでも姿を確認できるので重宝する。魚を上手に釣るには、色んな事象を参考にすることが大切なのだ。

 腹が減っているワニの行動には要注意。日向ぼっこしているヤツラと違い、ルアーに反応するだけでなくボートの方に音も立てずに泳いでくる。釣ってリリースした魚を狙うだけでなく、ジャブジャブと洗っている手を狙う時もあるらしい。日本での釣りと違って危険と隣りあわせであることを忘れてはいけない。

テリー 9KB 今日は朝からずっと1つのルアーを使っているので、キャストは狙った所へバンバン入る。ルアーをアレコレと頻繁に交換していると、ルアーの重さや内部構造、形状で飛距離が大きく変わってしまうので、ホントはよろしくないのである。バラマンディ釣りはストラクチャーのギリギリを狙うキャスティング精度がとわれる釣りなので、キャストが決まらないと釣果が伸びない。

 今は、面白いくらいにベストキャストが連発。ボートポジションが絶妙な距離を保っているため、キャストにおいて全くストレスがない。テリーのようなベテランガイドが操船すると、ボートの位置を気にすることなく釣りが出来るのだが、これがガイド歴の浅いガイドだったりするとイライラが募るばかりだ。こういう理由もあって、永らくガイドサービスを彼にお願いしているのだ。

〜 怒り爆発のデントリーリバー 〜


テリー&バラ 9KB 午後12時半過ぎにテリーがバラマンディをキャッチ。サイズは30cmで、ヒットルアーはシャッドラップSR8の金黒カラー。オーバーハング下の水中に沈むブッシュを舐めるようにしながらトウィッチ&ポーズをして釣り上げた。シャッドラップSRは長いリップと浮力により障害物回避性能がとても高い。ストラクチャーの中に打ち込み、根掛りせずに枝葉にルアーを絡めて釣りができる数少ないルアーの1つ。日本のルアーでコレが出来るのは果たしてあるのだろうか?

クイックランチ 9KB 午後1時前に木陰で昼食。いつもは普通のハムなのだが、今日はとても辛い薄切りのサラミ。マスタードがいらないくらいピリピリとする。そしてマリアが用意してくれたサラダが付いた。潮位が上がって来ているので早めに休憩を切り上げてキャストを再開する。シャッドラップSR8で岸際を撃ち始めるが、よくよく考えると朝からシャッドラップゴールドボーマーしか使っていなかった。毎回、100個以上のルアーをオーストラリアに持ち込んでいるが、今更ながらに無駄だったと思ってしまう。

 マングローブの根際を撃ちながら少しずつ移動するのだが、今日は私達の前後にやたらと自然観察ツアーのボートが入ってくる。ボートは岸際の動植物を観察するため、マングローブのギリギリまで寄せている。移動する時にスクリューをまわすため岸際は泥濁り。攻め終わった場所に入るのは気にならないが、私達を追い越して入られてしまうと、そこでは釣りにならない。

ネイチャーツアー船 8KB 自然観察ツアーのキャプテンは度々私達の竿が曲がっているのを見ているため、お客さん達に釣りの事をマイクを使って紹介している。魚が釣れた時はツアー客に見せて手を振ったりしているのだが、今日は距離がやたらと近い。しかし、私達のボートの横をダバダバと波立てて移動する。「オイオイ、勘弁してくれよ〜」というシーンが度々あったのだが、ついにガイドのテリーがブチ切れた。

 今日のキャプテンは、どうやら新顔。テリーは、無神経にツアーボートを寄せてくるキャプテンに噛み付き、ガンガン怒りまくった。ガイド歴27年を数える彼は、自然観察ツアーのスタッフ達とも懇意にしている。お互い、邪魔をしないように適度な距離を保ってガイドサービスをしているが、今日はさすがに我慢できなかった。若い頃、テリーは"瞬間湯沸かし器"とも呼ばれ、言うことを聞かない客に対しても結構怒っていた。私も度々怒られたクチだ。歳を重ねて、だいぶ性格が丸くなったが、まだまだ現役バリバリ、怒るとクロコダイルよりも噛み付くのである。

〜 危険なクロコダイル 〜


クリーク内の景色 14KB 午後2時、気分を切り替えボートランプの上流にあるクリークに入る。水温は22℃。ここで見つけたのがクロコダイル。自然観察ツアーのボートが頻繁に走っていたので、このクリークに逃げ隠れていたのかもしれない。テリーがポッパーを投げるとクロコダイルが反応。徐々にルアーに近づき、襲い掛かった。うっかりフッキングすると、とんでもない事になるので、ルアーを回収する。するとルアーの後を追って私達のボートに向って泳いできた。すかさずルアーで水面を強く叩き脅かして追いやったが、油断すると私達に襲い掛かってくるので注意が必要だ。

 幸運を招くと言われている青い蝶ユリシスの後を追いクリークを進む。水温は、僅かに高いが濁りが酷い。初日に釣ったポイントでシャッドラップSR8を使い、丹念に探る。活性が低い時は、ジャーク後のポーズを長めに取るのが大切。テリーから何度も言われるが、どおしてもポーズを何秒もキープするのが我慢出来ない。こんな時は周囲に視線を移して熱帯雨林の風景を見ると良いことに気がついた。綺麗なカワセミや青い蝶、樹上にいる様々な鳥達に出会えるのだ。

〜 最後は海水エリア 〜


トローリング 10KB 一気に河口域まで突っ走り、本日最後はソルトウォーターエリアで勝負することにした。馬の瀬がある場所で、エアラコブラを使ってトローリングを試す。このルアーをデザインした人は、まさかトローリングで使われるなんて思ってもいないだろうが、ボートで引っ張っても結構安定性も良かった。一方、テリーは中国製の大きめなポッパーとサラナを使って2竿引き。大小のポッパーとミノーを使い広範囲にクイーンフィッシュを探したが不発だった。

メッキポイント 11KB 続いて、サンドバー周辺でマゴチ狙い。ルアーをデプスレスSに交換し、砂地をストップ&ゴーで探る。マゴチのベストシーズンは9月の産卵期らしい。バスタックルで釣る大きなマゴチは、激しく、しかも持続力があるファイトで釣り人を楽しませてくれる。テリーが"マゴチハウス"と呼ぶエリアを丹念にチェックしたがワンバイトもなく、次の場所ヘと移動する。移動中、ログを書き綴っているノートを見ると、午後12時半過ぎにテリーが小さなバラマンディを釣ったっきり全く魚に触れていない事に気がついた。

ZBLシステムミノー50S 9KB クイーンフィッシュやマゴチは何処に行っても姿を見せないので、最後の勝負でメッキポイントに急ぐ。使うルアーはZBLシステムミノー50S。メッキ天国で釣りまくって、豪州遠征の最後を締めくくるって作戦だ。ポイントに到着し、竿を振り始めると直ぐに反応があった。私が25cm程のクイーンフィッシュを釣った直後から、クイーンフィッシュとメッキが入れ食い。メッキはビッグアイとパピヨントレバリーの2種類でサイズは20〜30cm、クイーンフィッシュは25〜45cmと幅があった。

 因みにZBLシステムミノー50Sのカラーは、何でもOK。ただし、同じ色ばかり使っていると魚に飽きられるようなので、食いが遠のいたと思ったら直ぐに交換すると良い。金系、銀系、白系、ゴースト系でローテーションすれば、釣れ続くのではないだろうか。結局、短時間で2人合わせて20匹程釣ってタイムアウト。

〜 ビーフかフライか 〜


カザリス 11KB いつもより早い午後4時に納竿し、30分程掛けてボートランプまで突っ走る。晩御飯は珍しく外食をする事になったので、遅れないようにと寄り道せずにケアンズまでひた走った。ススキの穂のような花が咲いているサトウキビを収穫している畑を横目で見て、モスマンの街に入る。この街にある古い教会は私のお気に入りだった。石を投げられてガラスが割られたので金網を張ったため、概観がちょっと残念な感じになってしまった。

 車中では、居眠りをしないようにテリーとアレコレと雑談しながら過ごす。写真を撮る観光客が集まっていたのは石積みの海岸。続いて、ヌーディストビーチ、パームコーブの沖に位置するダブルアイランドの話題。日本ではまだあまり知られていないこの島は、本土からカヤック等で海を渡って辿り着ける素敵な場所なのだが、この島を中国人が大金を出して買ったらしい。
 
魚のフライ盛り合わせ 10KB いつもより帰る時間が早いので、道路は仕事帰りの車で混んでいる。ラジオから流れるのは、釣果情報。面白いのは、ラジオパーソナリティーとケアンズ近郊のアマチュアアングラーとの掛け合い。ここ数日は皆さん釣果が芳しくないようで、番組テーマ曲らしき"ノーフィッシュ、ノーフィッシュ〜"という曲で番組が締めくくられた。

ステーキ 9KB 午後6時、テリー宅に到着。一足先に帰ってきていた嫁さんは、お客さんたちと一緒にワインを飲んでほろ酔い加減だった。彼女は、昼間の間にチョコやビスケット、ワインなど日本への御土産を買っておいてくれたが、ひときわ目立つ大きな紙袋がベットサイドに置いてあった。なんと有名ブランドの高級ハンドバック・・・。私が、メッキの入れ食いでヘラヘラと喜んでいる時、彼女は高級ブランドショップでアレコレとバックを手に取りながら品定めをしていたに違いない。

 シャワーを浴びて一服した後、テリーとマリアの4人でケアンズ市内の有名店カザリスに行った。ここは食事をしながら生バンドが聞けてダンスも踊れ、カジノも併設されている賑やかなお店。メニューは色々あるが、お値段は結構高め。嫁さんはビーフステーキを注文。私は迷った挙句に魚のフライ盛り合わせをチョイスした。ステーキは美味しかったらしいが、フライ盛り合わせは大失敗。フライドポテトの上に魚のフライがゴロゴロと乗り、サラダの付け合わせがあるフィッシュ&ポテトのスタイル。御飯も味噌汁もなく、油っぽくてとても全部は食べ切れなかった。過去にも別の店でフライをオーダーして失敗した経験があるにもかかわらず、またやってしまった。失敗が全く生かされていない事に反省することしきり。やはり、オーストラリアの食事で迷ったらビーフを選ぼう。

釣行6日目の結果

TOSHI

TERRY

GT

13


バラマンディ



クイーンフィッシュ





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