バラマンディ・フィッシングⅩⅩⅥ
洪水、泥濁り、まさかのボウズ
ボートに描かれたバラマンディ 7KB
バラボートに描かれたバラマンディ
擬似餌の玉手箱>豪州バラマンディ・フィッシング>'23/3遠征

'23/3/7(火)
~ 人気四駆車と鳥のお話 ~

朝食のシリアル 9KB 昨夜は午後9時半にベットイン。夜中の午前1時頃、猛烈な雨音で一度目が覚めた。午前5時15分に起床し、釣りの準備を済ませ、いつもどおりのシリアル主体の朝食を摂る。朝には雨は上がっていたが、昨夜は相当降った様子。今日はテリーの友人ケビンも加わって一緒に釣りをする予定だったが、彼の同行は、キャンセルになった。

バラボート 10KB 天気は曇りの予報だが、昨日からの雨により洪水が発生しているエリアがあるようだ。今日はケアンズの南にあるジョンソンリバー方面を予定しているが、コンデイションは相当厳しそう。ボウズ覚悟で午前6時半に出発した。車中でのテリーとの話題は、釣り以外だと、車や動物の話が多い。私の英語がヘボなので難しい話は出来ないが、興味がある話題はアレコレと話が聞けて、日本との違いが明らかになったりして楽しい。

 ケアンズに来てから驚くのは、トヨタの新型ピックアップトラック ハイラックスを頻繁に見ること。日本では、少々その大きさを持て余しそうに感じるが、この地では性能をフルに引き出せそう。後部の荷台を改造して使っている車も多く、フロントには頑丈なカンガルーバーを装備。つい羨望の眼差しを向けてしまう。珍しい四駆車としては、イスズMU-Xだろう。日本国内販売はされていないが、オーストラリアでは、三菱パジェロよりも格上でメジャーな車らしい。相変わらず日本車の品質評価は非常に高いが、近年、韓国の乗用車も値ごろ感を押し出して販売している。一般庶民の車選びの選択肢として、大きな割合を占めてきた。

トヨタハイラックス 10KB そして、良く目にするのが鳥達。日本と同じような、カラスやツバメ、シラサギがいるので違和感は少ないのだが、エッ?と思うのがインコやオウム。日本ではペットショップや花鳥園でしか見られないような鳥が、身近にいたりする。お腹がピンク色で背中が灰色のモモイロインコや白いオウムのココトゥー(コカトゥー 和名キバタン)を初めて見た時には、何処かの家から逃げ出したペットなのかと思ってしまった。因みにココトゥーには黒いヤツと白いヤツがいて、厄介者は白いココトゥー。人懐っこくて可愛い鳥だが、栽培している果実をかじって食べてしまうので農家からは嫌われている様子。鳥ではないが、夕方、集団で空を舞っているコウモリも凄い。巨大なコウモリ(フルーツバット)が群れで飛んでいる様子は驚くばかり。このコウモリの果物を食べてしまう悪いヤツ。日本と同様、どの国も鳥獣被害は深刻なのだろう。

~ ブルースハイウェイを南下 ~

ガソリンスタンドで空気注入 9KB ケアンズ市内でガソリンを補給。給油中、トレーラータイヤの空気が減っている事に私が気づいた。南へ向うブルースハイウェイで高速運転を続けていたら、パンクして大事故になっていたかも。トレーラー用の予備タイヤは普段から1個準備してあるが、事故が起きてからでは遅いのである。店先に設置してある空気入れのホースをズルズルと引きずり出し、手際よくタイヤに空気を充填する。早めに対処できて良かった。

ガソリンスタンド 9KB 山頂に厚い雲が掛かっているピラミッド山を目指して南下する。現在、道路の2車線化工事が始まっている。いずれ、ウィル家の上を道路が通るようになるらしいが、ココは日本の様に昼夜を問わず道路工事をするようなお国柄でない。仕事は午後5時になると作業が途中でもパタッと終了してしまうため、完成するのはいつになることやら。


 午前7時、ピラミッド山の横を通過。前日、この一帯には200mmの猛烈な雨が降ったとの事。ピラミッド山の中腹には、今まで見たことがないような滝が出現し大量の水を噴出していた。更に進むと急に霧が出始め、山が白い霧の中に見え隠れするようになった。進行方向左手、広い畑の向こうに連なる山裾にも霧が掛かり、幻想的な感じの雰囲気になっている。こちらは、3月~4月に霧が出やすいので、地元民にとっては珍しくないのだろうが、旅行者の私は普段と違う風景を見られて嬉しかった。

白い霧 7KB テリーは、自分が現役バリバリでフィッシングガイドをやっていた頃と違い、今どきのガイドは装備が随分違うと言う。ボートとエンジンは大型化し、自動運転のエレキを装備。高精度の魚探と航路軌跡が記録できるナビは必需品。これによりバッテリーの消耗も激しい様子。不測の事態に対応するためボートは2艇所有し、当然ながらボートを牽引する大型四輪駆動車とボートトレーラーが必要。これらを維持管理するため経費は、相当な金額になる。およそ3年に亘る新型コロナの影響は甚大で、多くのフィッシングガイドはギブアップ。生きていくために、別の仕事へ転職したしたらしい。

 こんな話をしていたら、私たちの会話が聞こえていたかのようにウィルから電話が入った。どこも大雨・洪水で大変な事になっているが、ラッセルリバーなら水位は高いが釣りは出来そうだと教えてくれた。遠い日本からトシが釣りに来ているので、「何とか魚を釣らせてあげたい」という言葉が電話口から伝わってくる。因みに、最近の流行りは、ワームのオフセットシングルフックにブレードを噛ませたルアーらしい。コレを使えば「ボウズなし」だそうで、客に魚を釣らせるのが最重要なガイド業としては重要アイテムなのかもしれない。

~ サトウキビ畑の横に ~

洪水 7KB 午前7時半、バビンダクリーク、その先のラッセルリバーを通過しながら、水位と水色を横目でチェックする。ウィルが教えてくれたようにラッセルリバーはソコソコ良さそうな感じがした。更に南下し、7時45分、ジョンソンリバーを橋の上から見ると・・・濁流の洪水状態。いつ決壊してもおかしくないような高水位で、とても釣りが出来るような状況ではない。イニスフェイルの街に入る前に大きくUターンし、白いアレキサンドラパームの花を見ながらラッセルリバーに戻る。

 午前7時50分、ラッセルリバーのボートランプへ向かう道が見事に水没。とても車が入っていけるような道路事情ではないのでギブアップ。路肩に車を落とさないよう注意しながら、道路幅いっぱいを使ってUターンし、バビンダクリークまで戻ることにした。途中、行きかう車には、この先が通行出来ない事を伝えながらブルースハイウェイまで戻る。

洪水 8KB ブルースハイウェイを右折し、バビンダクリークのボートランプへ向かうサトウキビ畑の中の道路を進むと、クリークへ到着する随分前から広範囲で水没していた。このエリアは頻繁に水没するようで、道路脇に注意を促す看板が立っている。ここも諦めるかと思いきや、テリーはこの先まで行く気満々。水中に見える白いセンターラインを確認しながら、ゆっくり前進する。Uターンをする場所を探しているのかと思っていたが、そうではなかった。

洪水 8KB テリー曰く、こんな経験は3度目。20年以上前、日本人客をガイドした際にも同じような状況になったらしい。「何をするのか?」と不思議に思っていると…道路脇に広がるサトウキビ畑の横にボートを下ろすと言う。斜めにバックし、トレーラーを路肩に落としてボートをリリース。ボートランプは、ここから少し先にある。「車を水没しない場所へ止めに行くから、暫くボートをホールドしてくれと言い、私をポツンとその場に残して走り去った。頼まれたから仕事を全うするしかない。水没しているエリアの水は停滞しているのではなく、流れがあり水位は徐々に上昇している。しかも、時折、水の動きでボートがグワァ~と流され、その場に留めておくのも一苦労だった。

 テリーを待つ間、仁王立ちになって激しく揺れ動くボートを全力でホールドしながらアレコレ考えた。日本では、洪水に見舞われている時に釣りをするようなお馬鹿さんはマズいないだろう。まして、道路脇にボートを下ろして川まで行くなんて事を考える釣り人もいないのではないか。釣り好きのOZガイはハチャメチャ、破天荒、クレージーな人が多いとも聞く。いずれにしても、過去25年に亘る豪州遠征で初めての経験。果たして、今日は釣りが出来るのだろうか。

~ 濁流の中、爆裂バイト ~

洪水 6KB 戻ってきたテリーとボートに乗り込み、エンジンを下ろしてゆっくりと道路とサイトウキビ畑の間を進む。濁流溢れる川まで出たところでアクセルを開き、濁り水をかき分けながら上流へと向かう。ボートが進んでいる場所が、川なのか畑なのか、はたまた道路なのか分からないぐらい水位が上がっていた。バビンダクリークラッセルリバーの支流で、途中で繋がっている。合流点に辿り着くとラッセルリバーの水は泥濁りだったが、バビンダクリーク側はクリアだった。

ステラ&Gloomis 9KB 午前8時45分、実釣スタート。ラッセルリバーの濁り水との境目をポップンダックを使ってポッピング。テリーは懐かしのベビーポッパーを投入。フルキャストして広範囲に探っていると、爆裂バイト。魚の正体は不明。一度も姿は見せず、水中で強く引いたがファイト途中でフックオフ。回収したルアーを見ると後部フックハンガーのスイベルが変形し、フックも伸ばされていた。やはり、この華奢なルアーで豪州魚と勝負しようとするのは無謀だったか。

ポップンダック 7KB 川の流れが強く、ボート位置の維持が難しい。このような時にGPS付きの最新エレキだと、自動操舵で現在位置をキープしてくれるのだが、このエレキにはそんな機能は付いていない。のんびりとフック交換をしている余裕がないので、ペンチで形を整えて再びキャストを始める。程なく、ポップンダックに爆裂バイト。直後に良型ターポンが空中に舞い、ルアーを吹き飛ばして魚は水中に消えた。

 その後は、魚の群れが移動してしまい反応がなくなった。ボートを上流に走らせ、魚がいそうな所を探したがギブアップ、下流へと戻り、運河の中を走ったがここも魚の気配はない。頭上には青く輝く蝶ユリシスや黒い蝶が舞い、ワライカワセミがけたたましく鳴く。日差しが強まり、青い空と洪水で濁った水のコントラストがとても奇妙だった。

~ 次はマグレブリバーだ ~

テリー 10KB 午前10時、全く魚の反応がなくギブアップ。来た時と同じく、サトウキビ畑と水没した道路との間を、エンジンを使いゆっくりと進み、道端にボートを寄せて停船。私にボートをホールドさせ、テリーはザブザブと水をかき分けながら車を取りに行く。よくよく考えると、ここはクロコダイルの生息域ではないか?周囲に気を配りながら待つこと数分、長い距離をバックしながら彼が運転する車がやってきた。後方確認がしづらい車でトレーラーを牽引しているのに、必ずしも直線ではない道路を延々とバックしてくるなんて流石だ。その後、車を路肩に落とさないギリギリまで下がり、トレーラー後部を水の中に突っ込む。

マグレブリバーボートランプ 12KB こんな狭い場所でボートをピックアップ出来るのか? そんな心配をする必要は全くなかった。テリーはボートを絶妙な角度でコントロールし、トレーラーの後ろにピッタリと位置づけ、エンジンを吹かして架台に押し上げた。僅かな時間でボートを引き上げ、私たちはブルースハイウェイに向かって水没している道路をゆっくりと走り始めた。

 時計を見ると、まだ午前10時半。これからどうするかと思いきや、次はマグレブリバーへ行くと言う。車中で、ドライフルーツが入ったパンを食べながら15分程のドライブ。マグレブリバーのボートランプに到着した。ここも増水によりボートランプ一帯は水没していたが、昔と違ってしっかりと舗装されているのでボートは余裕で下ろせそう。以前のボートランプは、荒れた斜面でズブズブのドロドロだったハズだが、綺麗なトイレまで作られ周辺部も含めて整備されていた。

橋の下くぐり 10KB 川が濁っている時は、上流へ上がりクリアな水を探すのが鉄則。ボートを走らせて間もなく、雨が降ってきたのでカッパを着る。「もう、雨は十分降ったからいらないよ~」などと言いながら更に上流へ。今日は、昼過ぎまで雨が降ったり止んだりを繰り返す天気らしい。1本目の橋は、水位が高く橋底部との隙間は狭い。このままでは、橋下を通り抜け出来ないのでイスを全て外し、船底に寝そべって潜り抜けた。

 近くにあるクリークに入ってみたものの、水位が高過ぎてまともな釣りが出来ずに直ぐ本流へと戻る。大きなカーブを曲がり、更に上流へ向かうと、真正面にピラミッド山がド~ンと見えた。2つ目の橋は、なんと水中に沈んでいた。エンジンをチルトアップさせて、橋の上をゆっくりと通過する。まさか、水没している橋の上をボートで通過するほど、水位が上がっているとは。テリーも初めての経験だと言う。もし、帰路で水位が中途半端に下がり、橋の上若しくは下を通れないような状況になると、私達は家に帰れなくなってしまう。

~ 行く手を阻む橋 ~

アレキサンドラパーム 12KB 泥濁りの中、ボートを上流へ進めている、前方に3本目の橋が見えた。水面が橋底に迫っており、一目見ただけでこの橋は通過できない事が分かる。橋の手前で大きくUターンして戻り、クリークの中に入ってみた。ポップンダックを使いポッピングしていると、後ろからジャングルパーチが追尾するのが見えたが、途中で姿を消した。魚の姿を見たのは、僅かにこの一回だけ。テリーがクロコダイルを目撃したので、この場から退散した。

マグレブリバー ボートランプ 10KB 昼12時過ぎ、木陰に入ってランチタイム。雨が上がると直射日光がジリジリと肌を刺す。今日のお昼は、飛びっきり辛いサラミソーセージを挟んだサンドウィッチ。各々が具材を手にとって作り、パクつきながらジンジャービールで胃へ流し込んだ。30分程休憩し、午後の部をスタートする。少し下流へ移動したところで流れ込みを発見。濁りのない水が流れ込んでいたのでチャンスありと判断し、ロングAをピンポイントで打ち込む。ポーズの時間を長めにとったバラジャークを繰り返し、暫く様子を伺ったが反応なし。テリーも両手を挙げてギブアップした。

 その後、下流へ下りながら数か所でルアーを投げてみたが魚の反応はなく撤退決定。午後1時半にボートランプへ戻ってきた。川の水位が大きく下がった結果、水没していたボートランプ周辺の水が引き、通常の様子に戻っていた。駐車スペースには、私達の車以外のトレーラーを装着した車が数台停車しており、泥濁りの川の中で釣りをしている様子。クレージーなのは私達だけではなかった。

~ 初挑戦 公園内のリリーク ~

ブルースハイウェイ 9KB ケアンズに向けて北上する。早朝立ち寄ったガソリンスタンドで、再びガソリンを補給し明日の釣行に備える。午後2時半過ぎにテリー宅へ到着。マリアさんと、預かっている2人の可愛らしい女の子が私達を出迎えてくれた。本日は、これで終了かと思いきや、特別な場所へ案内してくれるとテリーが言う。ボートトレーラーを切り離して、20分ほど車で走った。

お出迎え 10KB その場所は、テリー宅の裏山にある公園グーンボーラパーク(Goomboora Park)内を流れるフレッシュウォータークリーク。最終的にバロンリバーに流れ込むらしい。彼が子供のころ、魚釣りをした場所。ポッパーや小型ミノーを使ってジャングルパーチが狙え、稀にバラマンディも釣れるとのこと。スピニングタックル1本持ち、小さなボックスに小型のルアーを数個見繕う。ボール遊びをしている家族連れやウォーキングを楽しむ人達を横目で見ながら公園内の芝生を横切る。暫く歩くと、うっそうと茂る樹間の先に目指すクリークがあった。

フレッシュウォータークリーク 公園内の渓流釣り 14KB ルアーをキャスト出来る足場は限られ、枝葉の隙間を狙って速い流れの中にルアーを打ち込むテクニカルステージ。選んだルアーはバブルクランクビートルナッツSDコンタクト月虫SR。周囲を樹木に囲まれ、対岸の枝葉も伸びているのでキャストの際には細心の注意が必要だった。数投げて反応がないと場所を移動するという結構ハードなクリークの釣り。テリーの見切りはとても早く、彼に付いて行くのは大変だった。

フレッシュウォータークリーク テリー 12KB テリーによると、普段はもっと水量が少なく、魚がよく見えるらしい。今日は水量が増しているうえに流れがキツイようだ。随所に洪水の跡が残っており、魚は何処かに散ってしまい、ルアーを追う姿は一度も確認できなかった。水温は低く、場所によって激流になっているのだが、水遊びをする人も多い。上流からは若者がビーチマットにしがみつきながら流れてきて驚かされたり、散歩している犬が突然泳ぎだしたり、キャストしている私の後ろにウォーキングしていた人が立っていたりと、何かと集中出来ない場面もあった。

 一時間半ほど、竿を振って2人ともノーフィッシュ。テリーはミスキャストで対岸の樹木の中にポッパーを打ち込んでロスト。彼のキャスト精度はピカイチなのだが、朝からの転戦で相当疲れが出ているに違いない。午後4時半に納竿。本日は2人仲良くノーフィッシュ決定。豪州遠征でまさかのボウズをくらったが、洪水の中、やれることはやったので諦めがつく。普通のフィッシングツアーだったら今日みたいな日は確実にキャンセルだろう。

~ 嫁さんのトラブル発覚~

グーンボーラパーク公園看板 12KB 帰宅後、シャワーを浴びながら、ついでに汚れ物を洗濯する。気が付けば公園内を歩き回ったクロックスの靴底が剝がれ始めていたので、テリーに強力な接着剤を借りて補修。愛用の赤い名竿バンタムスコーピオンのグリップもコルクが外れていたので、ついでに修理した。前夜はデイパックを修理したばかりで、テリーに笑われた。私が使っているほぼ全ての物が、古びた物ばかりで経年劣化が著しいのだ。常に目配りをしていないとトラブルを起こすので油断ならない。

洗濯 9KB 夕食はポークステーキとマッシュポテト、ニンジンとインゲン豆の付け合わせ。テリーとマリアの3人でテーブルを囲んで食べる。食後はアイスクリームを頂いて、読書をしながらノンビリとリラックス。一方、テリーのスマホは鳴りっぱなし。OZガイ達は電話好きらしく、やたらと電話を掛けまくるようだ。電話の内容は不明だが、度々私の名前が出てくるので話題のタネになっている様子。

 午後9時、テリーにお休みの挨拶をしに顔を合わせた際に嫁さんのトラブルが発覚。彼のスマホに彼女からテキストメッセージが送られて来たとのこと。どうやら彼女は、H.I.Sを通じて申し込んだケープトリビュレーション1日ツアーで、乗っていた送迎バス車内にカッパを置き忘れて紛失したらしい。無くしたのは、ド派手なシマノ製の黄色いジャングルプリント柄の上着。本人は同じバスを使ってツアー先をアチコチ移動するものと思っていたようだが、送迎バスは数台でツアー先の施設をグルグル周回しており、バスだけでなく運転手さんも時間単位で交代してしまうらしい。

夕食 13KB オーストラリアに到着して3日目、嫁さんは単独行動になった初日でいきなりやらかした。これからまだカッパは必要なのに・・・嫁さんは、ケアンズにあるツアー会社窓口に連絡を入れたが、忘れ物の連絡は受けておらず、仕事終わりで休みになった運転手さんとも連絡が付かない状況。ツアー会社が直接、送迎バスを運行しているのではなく、単なるツアー窓口業務だけのようで全く情報なし。

 ちょっと高価なカッパは、夜になっても連絡がなく、何処かに消えたまま行方不明。どうにもならず手詰まりとなった。日本だったら、直ぐに見つけられそうな気もするが、ここは異国の地。今頃、誰かが彼女のカッパを着ているのかも知れない。テリーに「そんなに怒ると寿命が縮むぞ」となだめられつつ、ベッドに潜りこんだ。

釣行2日目

TOSHI
TERRY

ノーフィッシュ

ノーフィッシュ


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