
擬似餌の玉手箱トップ>FishingReport>2008年8月
2008/8/31 県西部地区の某河川
天気:晴れ 水温:23.5〜26.5℃ pH:不明
釣果:2匹(スズキ、コイ)
前日、爆釣したので今日も気合を入れて釣り場に向かう。しかし、過大な期待は禁物。これまでの経験上、2日目はコケる事が多いのだ。昨夕に調子が良かったポイントへ入り、実績のあったルアーを次々に投入したが無反応。そこで新たにボックスへ突っ込んできたルアーを試す。スレッジ6、スカジットのテールディープ、メケメケ、ベイクラップ・・・・。1時間弱、キャスト&トウィッチを続けたがワンチャンスもなかったので、この場から退散。2ヶ所目もカラ振りに終わりテンションが落ち込みつつ3ヶ所目に到着。ここでも実績のあるルアーをつぎ込むが無反応。最後の望みを掛けてビーフリーズSを投入。根掛かり覚悟でカウントダウンし、トウィッチを始めるとガツッとヒット。直後に水面が割れ、銀色に輝く魚がエラ荒いをする。サイズは小さいのだが元気一杯。暴れまくるスズキを徐々に引き寄せボガグリップで掴む。サイズは48cmと小振りだったが、嬉しい1匹だった。
後が続かず、コンビニで昼食を確保しつつ次の場所へと急ぐ。前日とは打って変わって水位が低く激シャロー状態。浅くても魚はいる可能性もあるので、試しにシードライブを投げる。このルアー、もっと飛距離が伸びれば一軍としてボックス内に常駐するのだが、ちょっとそれは難しそう。ゆったりしたモーションで丁寧にキャストし魚が潜んでいそうな流れのヨレの中を泳がす。反応がないので大漁レッドアイを装着して精悍な顔つきに進化したギガンテスで周囲を探る。一通り打ち終わった後にベイクラップを投入。数投もしない内にストラクチャーに引っ掛けた。良く見るとそこは前日、派手なアムニス1とザブラシステムミノーを相次いで引っ掛け"クリスマスツリー"状態になっている場所。3つもルアーを引っ掛け、学習能力の低さに呆れながらも回収へ向かう。水位がぐっと低下したので、ストラクチャーの所まで余裕で到着。運良く前日引っ掛けたルアーも残っていたので、これらも一緒に回収した。
ルアー回収でポイントを荒らしてしまったので次の場所へと移動する。ここは15分で見切りをつけ次の場所へと移動。午後になり南風が出てきたので釣り難くなってきたがポッパーゲームにチャレンジすることにした。お気に入りのスキッターポップSSP9を投げまくって魚を探すが反応がない。カンカン照りでクソ暑い中、ポップライダー、エスフォー7、ザブラミノー139Fを投入し様子を伺ったが、ノーチェイス、ノーバイト。これ以上、粘っても無理っぽかったので一旦納竿とした。
帰宅途中、釣具店を数件周り、「ぎじたまSEABASSダービー」の協賛を依頼しつつ、近隣の釣果を尋ねる。相変わらずサーフの青物とヒラメが好調とのこと。特にヒラメは40cm程度のサイズが一人10匹前後とかつてないほどの絶好調。最も凄いのが、サビキを使っていた人が40匹を釣ったとか・・・。押しなべて釣れる魚のサイズが同じなので、放流後1年程が経過した魚と思われる。放流していないコチの方はやはり釣れる数が少ないようだ。県や漁協、釣具店が取り組んでいる放流効果が出てきたのは嬉しいところだが、連日のように釣り人が訪れ40cm程度のサイズをキープしていたのでは水産資源が枯渇するのはそう遠くない感じ。「キープサイズは50cm以上」と自主規制をするくらいの心掛けや、ヒラメ放流にカンパするなどの気持ちが必要なのではないだろうか。
早目の夕食を食べてから再釣行。シャローエリアにベイトはいるのだが捕食音は聞こえない。日没直後、エスフォー7に爆裂ヒット。プレアディスがブチ曲がり、古いエンブレムのドラグがうなりを上げ、ラインが引きずり出される。まさに魚との格闘って感じで、トルクのある力強いファイトを繰り返す魚に対峙する。やっとの思いで引き寄せた魚は80cmの鯉。エスフォー7をパックリと口の中に納め、大きな目でこちらを睨む。水中に突っ込んだ片手で、巨鯉を掬い上げようとしたが胴回りが太すぎて上がらず大苦戦。ボガグリップで分厚い唇を掴んで引きずり上げた。
ベイトの群れが下り始め、時折捕食音が聞こえるようになって来た。しかし、本命の魚は少し離れているようなので飛距離が伸びるフィード105を投入。暫くキャストを続けていると狙いどおりにヒット。しかしフッキングミスで思わず頭を抱える。すぐさま周囲を絨毯爆撃したが反応はなかった。因みに、このルアーを手にしてからザブラシステムミノー・タイダルの出番がめっきり減ってしまったほど、フィード105はこのエリアにベストマッチしている。重心移動機構とボディのバランスが良いためブッ飛んでゆく。しかもド・シャローを引けて、泳ぎがワイドなのでアピール効果バツグン。魚種を選ばず使えるところが嬉しいのだ。その後、ランカー狙いでザブラミノー139Fを引きまくったが、ワンチャンスもなくギブアップとなった。
2008/8/30 県西部地区の某河川
天気:雷雨時々曇り 水温:24.5℃ pH:不明
釣果:20匹(スズキ、キビレ、ナマズ、バス、コイ)
朝食を食べてからのゆっくりスタート。釣り場に立ち様子を伺う。水量は少な目だが、水色は丁度良いぐらい感じに濁っている。先ずはグースからスタート。続いてゾンク120、タイドミノースリム、TKLM、レンジバイブ、アスリートS12を矢継ぎ早に投入し反応をみるがワンチャンスもない。どうやら本命のスズキはこのエリアに入ってきていないようなので、後で予定している足場の高い釣り場で使えるルアーを選ぶことにした。アレコレとボックスの中に突っ込んできたのは、"ちょっと懐かしいルアー"ばかり。マンズS10+から始め、ハードコアLB90SP、テールダンサー、ラパラ・CDマグナム、ノーザンジャークベイトを試す。曲がって泳ぐルアーはアイチューニングをして泳ぎを修正し、それぞれの泳ぎの特徴を頭の中に刻み込む。
2ヶ所目は流れ込みのあるシャローエリア。スキッターポップを投げまくり反応を伺うが、一度も魚の姿を見られなかったため次へ移動。釣り場に到着し、準備を始めようとしていたら突然の雷雨。雷が鳴っている最中の釣りは非常に危険なので、暫し車中で待機する。束の間の仮眠・・・と思っていたのだが、しっかり爆睡してしまい気がつけば時計の針はお昼を回っていた。急いで準備を整え、釣り場に立つ。手にしたのはビーフリーズLB-EX。そして開始早々にヒット。足場は高いのだが、プレアディスのロッドパワーとファイヤーラインの強度を信じて一気にゴボウ抜きをする。足元でグネグネと暴れるのナマズは57cmだった。リリース後の1投目、再びナマズ(55cm)がヒット。このナマズも一気に足元までブチ抜いてキャッチ。まだまだ魚が周囲にいるようなので、ビーフリーズLB-EXで探っていると一回り大きなナマズ(60cm)がルアーをバックリと咥えた。3本を立て続けに釣ったので場が荒れてしまい、その場から少し移動。流れの強い本流を攻めるが、こちらは全く反応がなかったので再び戻ってきた。
ビーフリーズLBに反応がないので、今朝泳ぎをチェックしたハードコアLB90SPを試す。すると1投目にスズキがヒット。水面で激しく暴れる魚(55cm)をいなして、慎重にゴボウ抜き。2匹目を狙うが反応がないため、グースに交換し本流へ移動。障害物の向こう側を流れるバックウォーターと本流との合流点へグースを投げ入れると一発で食ってきた。強い流れの中で激しく抵抗するスズキと徐々に間合いを詰めて無事に63cmをキャッチした。ルアーをアムニス1に交換し、流れの中でヒラを打たせながらU字ターンで攻める。少しずつターンするポイントをズラしながらキャストをしている時にミスキャスト。激流の中に伸びている障害物に引っ掛けてルアーロストして、気持ちが一気に凹む。ハードコアLB90SPでスズキを釣ったポイントに戻り、X-80SWを投入し軽くトウィッチを掛けると竿先がガツッと引き込まれ、スズキが水面でエラ荒い。僅か1投で50cmをキャッチした。
午後2時過ぎ、コンビニで昼食を買って車中で食べる。飯を食べる間も惜しんで釣りをするのは久し振りだが、天候が荒れている日は釣れる時に釣っておかないと状況が激変することがあるので要注意なのだ。次なるポイントは、ほんの小さな一発勝負の場所。慎重にテールダンサーTD9を送り込みトウィッチをすると、ここでも1投目でヒット。ルアーを咥えたのは50cmのスズキ。2匹目を期待したが後が続かず、次の場所へ移動する。ここでは、テールダンサーTD9でナマズを2匹キャッチ、スズキを1匹バラして、マンズS10+でナマズを1追加。続いてX-80SWでナマズを追加。
反応がなくなったので再び移動。本日、最も魚の活性が高いポイントへ戻る。ビーフリーズLB-EXを投入しトウィッチするとヒット。魚が小さかったので、軽々と抜き上げる。魚の姿を見てちょっとビックリ。セイゴだと思っていたのだが、27cmのバスだった。ルアーをザブラシステムミノーF9に交換し、激流を攻める。数投目にミスキャストでアムニス1を引っ掛けている障害物を直撃。これで2個目をロストし、金ピカルアーが2個ぶら下がった"クリスマスツリー"が出来上がった。我ながら学習能力の低さに呆れる。ベイトタックルならピンポイントキャストは問題なくこなせるが、スピニングタックルでは中々難しい。3つ目をロストする前にこの場から退散することにした。
車で乗りつけた場所は、ほんの小さな流れ込みがあるピンポイント。X-80SWを流れ込みの中へ落とし込み、トウィッチをしているといきなり竿を引っ手繰られそうになる。ドラグをきつめに設定してあったのでとっさに緩める。度々繰り返される力強い突っ込みに耐えながら引き寄せると、色黒な鯉がズッポリと口の中にX-80SWを咥え込んでいた。デカイ鯉なので抜き上げることは出来ず、片腕を水中に突っ込んで掬い上げようとしたが激しく暴れるので断念。ボガグリップで分厚い口を掴んで無事にキャツチ。サイズは80cmだった。巨鯉との格闘で釣り場を荒らしてしまったので、この場から退散。次の場所へと移動した。
巨鯉に伸ばされたX-80SWのフックをペンチで修正してキャスト。1投目でナマズ(50cm)をキャッチ。足元近くを探るためにハードコアLB90SPに交換。キャスト後、グリグリッとリトリーブして、ルアーを沈めてから、トウィッチを入れながらリトリーブする。すると狙いどおりにヒット。かなり力強いファイトなので慎重に対応する。引き寄せた魚を見ると銀色に輝き、平べったい形をしている。ハードコアLB90SPのベリーフックをガッツリと咥えていたのは35cmのヒギレだった。更なる追加を求めて、軽いトウィッチをしていると直ぐにヒット。今度は真っ黒いスズキ(58cm)だった。
反応がなくなったので、立ち位置を少し変えつつ、ルアーをビーフリーズLB-EXに交換。すると直ぐに40cmのスズキがヒット。手早くフックを外して再びキャスト&トウィッチを始めるとヒット。一瞬、スズキかと思ったが引き方が違う。釣り場を余り荒らしたくなかったので、少々強引に引き寄せる。抜き上げた魚は40cmのナマズだった。次々とルアーにアタックする魚がスズキなのか、キビレなのか、ナマズなのか全く判らない状態に興奮しながらキャストを重ねる。60cmUPのスズキが激しくエラ洗いをしてルアーを吹き飛ばして逃げてゆく。まだ周囲に魚がいるようなのでルアーローテーションをしながら反応を伺っていると、X-80SWで50cmのスズキをキャッチ。続いてテールダンサーTD9で60cmのナマズを追加。この魚で打ち止めになったようで、釣り場は沈黙。これにて終了とすることにした。結局、本日の釣果は、スズキ7匹、キビレ1匹、ナマズ10匹、バス1匹、コイ1匹の合計20匹。かつてないぐらいの大漁となり大満足した。
天気:雨後曇り時々晴れ 水温:23.3〜24.8℃ pH:不明
釣果:0匹
大雨警報が発令されているのだが、それほど雨は降っていないので朝飯を食べてから釣り場に向かって走る。上流部ではまとまった雨が降ったようで、大量のゴミやウキクサ、キンギョモが流れ始めていた。水面でベイトが走り回っているので 、絶対釣れる気がするのだがリトリーブ開始直後にはゴミを拾ってしまうという状況。ゴミが流れ切ってしまえば爆釣するかもしれないか、いつになったらゴミがなくなるのか判らないため僅か15分でギブアップ。
2ヵ所目はスパイク底の長靴を履いて、濡れた堰堤の斜面に立ってキャストを重ねる。僅かルアー2個分の価格で購入した長靴なのだが、スパイクの効果はバツグン。「こんなに役立つ物だったら、もっと昔から使えば良かったのに」と後悔することしきり。しかし、油断は大敵。限界点が高いということは、一度限界を超えた時は地獄を見るハズ。移動する際は一歩一歩確実に斜面を捉えてから体の重心を移動する。ベイトの群れが次々と下ってくる中、このエリアではアムニス1を引き倒す。流れの中でヒラを打ち、しかもシャローエリアを引ける背っぱり型のルアーは数少ないので、このルアーはとても重宝するのだが近隣ではあまり人気がない様子。釣具店店頭から姿を消し始めているので大切に使わなければ。
水量も十分で流れのヨレもある。ベイトも沢山いるので条件は揃っているのだが、何故か本命のスズキは入ってきていない様子。コツリともアタリはない。魚がいれは数投で結果が出るような場所なので、何の反応もないということは「見切りをつけろ」というメッセージ。車に乗り込み次の場所へと移動した。3ヶ所目はシャローエリアが広がる場所。ここでも上流からベイトの群れが大量に下ってくるので、表層を引けるボラストを試す。後方固定重心スタイルのこのルアー、作りは安っぽいのだが私好みの結構イイ泳ぎをする。30分少々、少しずつ移動しながら魚を探したがワンチャンスもなくギブアップ。
夕マヅメからの再釣行。強烈な西日で目が痛いほど。「今朝の雨はいったい何だったのだろう」と首を傾げる。活性の高い魚を狙うため、先ずはBKF115を試す。続いてタイドミノースリムの投入。この辺で反応がないととても厳しい。度々、フックに絡みつくゴミを丁寧に取り去りながらキャストを重ねるがノーチェイス&ノーバイト。ベイトっ気もないので次の場所へと移動。ここにはベイトの群れが溜まっているのでG-DogXぎじたま仕様で広範囲に探る。夕暮れが迫ると、突然ボラ達が騒ぎ始めた。シャローではボラっ子達が跳ね回り、沖では50cm前後のヤツがハイジャンプを繰り返す。"ボラリンピック"の始まりだ。
時折、大きな捕食音が聞こえるので確実に本命のスズキが近くに潜んでいる。出来るだけ体を動かさないようにして、静かなモーションでキャストを繰り返す。スキッターポップ、フィードシャロー105、エスフォー7を試したがワンバイトも得られないまま"ボラリンピック"が終了。周囲は突如、沈黙し静かな闇に包まれた。ストームのブッ飛び系ルアー、フラッタースティックで流心を狙うがこちらもカラ振り。狙いを再びシャローエリアに戻し、ザブラミF9タイダルを引いた後にフィードシャロー105を投入。するとガツッとヒット。すかさず巻きアワセをいれたのだが、直ぐにフックオフ。後にも先にも、チャンスはこの1回のみ。本日は、一度も魚の顔を見ず納竿となった。
2008/8/23 県西部地区の某河川
天気:曇り後雨 水温:23.0〜23.8℃ pH:不明
釣果:2匹(キビレ、スズキ)
先週とは風向きが全く逆。強い北風が吹く。予想していたよりも水位が高く、あまり釣れる気がしないのだが、シャローにベイトがいるのでトップ系ルアーから試す。先ずは3Dポッパーから。サイズの割りに飛距離が確保でき、丈夫で、ポップ音がしっかりしているので愛用している。このルアー、キビレ・クロダイのポッパーゲームブームが到来し、人気が出た頃に廃盤になっていたことを知り慌てた人も多いのではないだろうか。あっと言う間に釣具店店頭から消えてしまったのだが、なんと気がつけば"チヌポッパー"という名前で再登場。ポッパーゲーム人気が去った後、今度はどんな名前に変わるのか楽しみだ(笑)。
反応がないので、スキッターポップ各サイズで探りを入れた後、エスフォー5、エスフォー9を相次いで投入。そして諦め気分でプロップダーターに手を伸ばす。ワンチャンスもないので頭のネジが飛び、9月下旬に控えている豪州遠征用に用意した"大漁レッドアイ"を装着したギガンテスをブン投げて気分転換をする。子供じみたマンガっぽいイルカのような顔つきが私の好みではなかったのだが、深紅の目に交換したらグッと顔つきがしまってカッコ良くなった。このサイズぐらいのルアーを使ってドカンと出れば面白いのだが、このエリアにはそんな魚は多分入っていないだろう。ルアーを追う魚の姿は一度も確認できず、フィード105に交換。数投目にしていきなり竿を引っ手繰られるような強いアタリ。魚は一気に走り、遥か彼方で背鰭を出している。魚の正体は巨ゴイ・・・今の時期、「モンスターシーバスを掛けてラインブレイクした」なんて武勇伝を耳にすることもあるが、その殆どがスズキではなく巨鯉なのだ。散々、釣り場を荒らした挙句にフックオフ。もう懲り懲りって感じで、ザブラ9Fタイダルに交換。すると再び、巨ゴイを引っ掛け、ポイントは完全に潰れてしまった。
愛車に乗って次のステージへ移動。このエリアは今シーズン、全くダメなので期待していなかったのだが、開始早々にスキッターポップSSP9に2チェイス&2バイト。相手は明らかにキビレ。しっかりルアーが水中に引き込まれ、確実にフッキングしたと思っていたのだが相次いでフックオフ。ビックチャンスを逃し、思わずその場にしゃがみこむ・・・フッキングしてしまったのでもうダメだろうと思いつつエスフォー5に交換。魚の反応があった場所へルアーを通すと、僅か2投でキビレが食ってきた。小さなフックにも関わらず、幸いにもフッキングが決まって38cmのキビレを捕獲した。2匹目を狙ってキャストを重ねたが、次に訪れたのは1時間が経過した頃。スキッターポップSSP9を後ろから「チュボッ、チュボッ」とアタックを繰り返した後、ガップリとルアーを食ったのだがフックオフ。
一旦帰宅し、夕食を食べた後に再び出撃。この場所は水温が低いようで、ナイロンウェーダーなのでその冷たさを思い知る。先ずはお手軽価格で購入したボラを意識して作られたボラストを試すことにした。釣具店で、なじみの店員さんに「こいつは絶対に売れないぞぉ。」と話しながら瞬時に見切ったボラスト。後方固定重心で飛距離が伸びるのは良いけれど、泳ぎ出しが悪く、使い始めて直ぐに塗装がボロボロ。ほかにも不満な点は色々あったが、ド・シャローで試しに使ってみると結構使えるのだ。アレコレ考えながらタラタラとルアーを引いていると、水柱が立ってルアーが引き込まれた。フッキングがバッチリ決まり、余裕を持って魚とやり取りをする。ボガグリップでガッチリと掴んだスズキは68cm。水から引き上げると、周囲には妙にエビ臭い匂いが漂った。その後、真夜中まで延々とルアーを投げまくる。しかし、新たなドラマは起こらずギブアップとなった。
2008/8/17 県西部地区の某河川
天気:晴れ 水温:29.0〜30.5℃ pH:不明
釣果:2匹(バス)
炎天下、大潮の干潮前後を狙ってのポッパーゲーム。開始3分、スキッターポップSP5に「シュボッ!」とヒット。グルグル っとハンドルを回してフッキングを決めた。魚は明らかに小さいので一気に引き寄せる。最初、キビレかと思ったが引きが弱いので、直ぐにセイゴだと悟る。しかし、足元に横たわったのは黄色掛かった体色をしており顔つきが違う。特有な模様はないのだが、良く見るとセイゴではなくバスだった。サイズは23cm。バスを釣るなら野池にいけばこれくらいのサイズはたやすく釣れるハズ。バスと判って、何だか妙にガックリしてしまった。
潮が引いている間にアチコチ探るため、早めに移動しながらスキッターポップSSP9、スキッタープロップを使いチェックする。予定していた場所まで釣り歩いたがワンバイトもなくギブアップ。日陰で休みながら、コンビニのオニギリをパクついて空腹を満たす。釣れる気が全くしないので、一旦竿を畳んで、もっか好調中のフィード105を買い足しに釣具店へ足を運んだ。ルアーを買いながら、近隣の様子を店員さんに聞くが、昨日と今日の強風が災いしてサーフの釣りは思わしくない様子。河川内も水温が高すぎ、日中は厳しいとのコメントを得た。
再び釣り場に戻ると、潮が変わり一気に水位が上がってくる。この水位上昇に合わせ、ボラや小魚が一気にシャローエリアへ入ってくる。水面でベイト達がピチャピチャやっているので、「きっとチャンスが来るハズ」と自分に言い聞かせながら竿を振る。ビーフリーズ、スキッターポップSSP9を打ちまくったが無反応。もう少し時間をズラして再挑戦しようと考え、木陰に止めてあった愛車に戻り暫し昼寝をする。
そして本日3回目のチャレンジ。ベイト達が水際でピチャピチャやっている。サイズが小さいのでエスフォー5の出番。スローリトリーブを繰り返していると10分もしないうちにヒット。まさかと思ったが、ルアーを咥えていたのは25cmのバスだった。このエリアは塩っ気が強い場所なので、バスが釣れるというのは少々驚く。このポイントには沢山の海水が入り込んでいるが、多分上層には淡水が流れているハズなので、この中にバスが潜んでいるのではないだろうか。その後、2匹目を探しプロップダーター、アイマ・ポッキーを試すが1度もチェイスはなくギブアップとなった。
40分程、車を走らせ新たな釣り場に到着したが、予定していた場所はエサ釣り師達に独占され竿を振ることは出来そうもない。暫く水面を眺め様子を伺ったが、誰も釣れていないのでそのまま車に乗り込み、この場を後にする。本日のファイナルステージに選んだ場所は西風がモロにブチ当たる場所。フィード105を散々引き倒したが手元に魚信が伝わることもなく納竿となった。
2008/8/16 県西部地区の某河川
天気:晴れ 水温:29.5〜31.0℃ pH:不明
釣果:1匹(ボラ)
午前中は映画を2本鑑賞してのんびり過ごす。昼食後もエアコンが効いた部屋で雑用を済ませ、太陽が傾き始めた頃から出撃。南風が強く吹き荒れる中、シャローエリアでウェーディングゲームを開始した。こういう場所では、ボラや小魚の群れを追いかけ、思いのほか浅い所までキビレやセイゴが入ってきているので深入りは禁物。くるぶしが水に浸るくらいの位置に立ち、サーフェイス系のルアーを引きまくる。定番のスキッターポップSSP9から始めて、プロップダーター、エスフォーで反応を伺う。時折、ベイトが逃げ回るのでルアーに反応する魚がいるハズだが、私の操るルアーを追いかける気配はない。北欧の名品ニルズマスターのインビンシブル、そしてラパラSFR5、フィード105、シャローラビットSR500など次々と投入したがドラマは起こらない。きっちり2時間、竿を振り続けたが、ワンチャンスもなかったのでこの場から退散することにした。
日没が迫る頃に到着した2か所目の釣り場では、フィード105に全てを託し広範囲に探りを入れる。この場所では西風が強く水面が波立ち、岸際にはベイトの気配は全くない。少しずつ沖に向かってウェーディングをしていくと、15cm程のボラ達が群れており私の気配を感じ取って逃げ惑う。耳を澄ませながらリトリーブを繰り返すが、捕食音は一向に聞こえてこない。周囲が暗くなってからは、UVライトでグローカラーのフィード105を照らして蓄光させる。これまでグローカラーの威力を実感したことはないのだが、ヘッドライトで光を当てるよりも専用のUVライトを当てると輝き方が違う。「これだけ明るければ、ご利益もあるだろう」と期待を込めてキャストを重ねる。
3時間半が経過・・・延々と投げ続けて「もうギブアップ〜」というところでハンドルが重くなった。岸と平行にアップクロスキャスト&リトリーブをしていたので、アタリなのかどうか判らない。「ゴミを引っ掛けたか?」と思いつつも、ハンドルを素早く巻くと突然生命感が手元に伝わってきた。魚は大きくなさそうだったので、余裕をかましてグイグイ引き寄せてきたら近づいてから大暴れ。しかし、ファイトの様子がいつもと違う。ヘッドライトに浮かび上がったシルエットを見ると・・・ボラだった(涙)。ボガグリップでパフパフ動く口をガッチリ掴み、口の中に刺さっているフィード105の後部フックを外す。因みにサイズは57cm。その後はワンチャンスもなく納竿となった。
2008/8/10 県西部地区の某河川
天気:晴れ 水温:28.5〜29.5℃ pH:不明
釣果:2匹(マゴチ、スズキ)
夕マヅメ狙いで釣り場に立つ。強い南東の風が吹く中、スキッタープロップを力強く投げ、鋭いジャークで「ジュボッ、ジュボッ」と派手なバブルサウンドを奏でる。このルアーは、あまり注目されていないと思うのだが、操作性は良くて扱いやすく、ジャークした時の音も良いので好感が持てるのだ。風で波立っている時は、プロップ系のルアーが強いハズだが反応がないのでスキッターポップSSP9に交換。広範囲に探りながらポッピングしていると「バシュッ」とバイト。キビレっぽかったがフッキングには至らなかった。魚がいることは判ったので、プロップダーター、RAポップを投入。反応がないのでMリグ仕様のラパラCD7を投入。しかし、これにも反応はなくスキッターポップSSP9に戻す。すると再びバイト。魚が小さいようなのでSP7にサイズダウンすると、15cm程のキビレがルアーに反応し、フッキング。ハンドルをグルグル回して強引に引き寄せたら、目前でポロリとフックオフした。
周囲で時折ベイトが逃げ惑っている。魚の気配がある所へスキッターポップSP7にすると、またしても魚が躍り出た。反応はするのだが、フッキングには至らないので、表層を引ける小さめなルアーをボックスの中で探す。取り出したのはエスフォー5。「さすがにこのサイズは小さすぎるかな」と思いつつキャスト&リトリーブを始めると直ぐに結果が出た。キビレほど鋭い引きではなく、スズキのようにエラ洗いはしない。「なんだろう?」と首を傾げながら慎重に魚を引き寄せてくるとマゴチ(47cm)だった。日没後、風がピタリと止まり、魚の気配もなくなった。B太80のリップ折りチューンをブン投げつつ、タラタラとリトリーブを繰り返していると、突然ガツッとバイト。全く油断していたので、何もする事が出来ず「おおっ〜」と声が出たのみ。
後が続かなかったので、この場を後にする。30分程、車を走らせ次なるステージに突入。先程の場所とは打って変わって、周囲はベイトだらけ。エスフォー7を引きまくって魚の反応を伺うワンチャンスもない。続いてこの場所で実績のある"ドラえもん"っぽいラパラSFR5を引いて様子を伺うがこちらも不発。ベイトはいれどもボイルは起きず、ここでギブアップ宣言。
岸に戻りながら「ラストキャスト〜!!」と心の中で叫んで、購入したばかりのフィードシャロー105をブン投げると突然水面が炸裂。デカいスズキがエラ洗いを激しく繰り返した。まさか魚がヒットするとは思っていなかったので、これには驚いた。バクバクと心臓が高鳴るのを感じつつ、慎重に魚とやり取りをする。レギュラーサイズが50cm少々のエリアで、足元に横たわった魚は堂々の80cm。思わずガッツポーズが出た。"2匹目のどじょう"を狙ってフィードシャロー105をキャストしまくったが、期待したドラマ起きず納竿となった。
2008/8/9 県西部地区の某河川
天気:晴れ後曇り一時雨 水温:29.5〜31.5℃ pH:不明
釣果:1匹(キビレ)
炎天下、南風が強く吹く中、釣り場に立つ。水温計を水に浸すと、30℃を一気に超えて31.5℃を示した。この水温では魚もきっとダレているだろうと思いつつも、手にしたのはスキッターポップSSP9。フルキャストをして広範囲に探ること5分、馬の背状態になっているポイントで2連発バイトがあった。バイトの様子がスズキではなく、キビレっぽい。次なるチャンスを期待し、丁寧にキャスト&ポッピングを繰り返したが、再び水面が割れることはなかった。シャロー部にはベイトがウロウロしていたので、タイミングが合えば再びルアーに反応してくるハズ。一旦この場を後にし、時間をおいて入りなおすことにした。
次なる場所は小さな河川の合流部。流れ込む白濁した水と本流との境に狙いをつけて、スキッターポップSSP9、TDポッパー、そして妙に小さいフッフが搭載されているザブラシステムミノー・タイダル9Fを試す。魚がいれば直ぐに答えが出そうな場所だったが、気配は全く感じられず30分程でこの場を後にした。続いて車の機動力を活かして、実績のある2か所のポイントをチェックする。ここではポップライダー、GドッグXじぎたま仕様、エスフォー7を試したが、水の動きが悪く「トロ〜ッ」と淀んだ感じ。予想どおり魚の反応はなくギブアップ。
近づいてきた雷雲から身を守るため釣具店に非難する。ルアーを物色しながら、しっかり11月後半に開催予定の「ぎじたまSEABASSダービー」について協賛を依頼。資本力のない個人運営による大会なので、参加者の皆さんに喜んでもらい無事に7回目を終えられるよう、早い内から地道にコツコツと準備をする必要があるのだ。時間を掛けて店内を隈なくチェックし雷雲をやり過ごした後、夕マヅメ狙いで最初のポイントへ足を運んだ。空にはケアンズで見たような2連の綺麗な虹が掛かっている。「これは吉兆に違いない」と信じてキャストを重ねていると、スキッターポップSSP9にバイト炸裂。カラ振りだったので、そのままポッピングを続けていると再び激しいバイト。サイズの割りに鋭く突っ込むようなファイトを楽しみながら魚を引き寄せる。上唇の先端に危なげにフックが刺さっていたのは34cmのキビレだった。
その後、1バイトあったがフッキングには至らず、この場を後にする。車を30分程走らせ、本日最後のフィールドに到着。シャローエリア一帯にベイトが群れているのだが、流れが全くないので釣れる気がしない。エスフォー7とラパラSFR5、そして本日購入したばかりのフィードシャロー105で魚を探す。キャストを繰り返す中、一度もボイルは起きず本命のスズキは入ってきていない様子。花火の音を聞きながら、1時間半程キャストを続けたがワンチャンスもなくギブアップとなった。
2008/8/3 県西部地区の某河川
天気:晴れ 水温:30.5℃ pH:不明
釣果:0〜1匹(スズキ)
昨日に続き、"双子のパパ"と釣行した。時合待ちでタラタラとキャストを重ね、1時間弱が経過。最初に竿が曲がったのはエスフォー7を使っていた"双子のパパ"。しかし、フッキングがうまく出来なかったようでスッポ抜けた。私の方には全く反応がないので、少しずつ移動しながら魚を探す。エリア下流の方がボラっ子がいるので、持参したルアーをアレコレ試し様子を伺うが胸がときめくようなドラマは起きない。
日没を迎え、強い西風が収まりイイ感じになってきた。前日の釣行を書き留めたノートを見ながら今日の潮時と水位のズレを確認し、時合のタイミングを予測する。ダレダレ・モードで座り込みながらキャストをしている"双子のパパ"を横目に、「そろそろ頃合だな」と神経を集中してキャスト&リトリーブを繰り返していると、狙いどおりに水面が炸裂。青くて丸みのある形状が"ドラえもん"に似ているシャローランニングファットラップ・ラパラを咥えたスズキが水面で激しく暴れる。ドシャローエリアなので、魚は横に走るか上に出るしかない。サイズの割りに派手なファイトでたっぷりと楽しませてくれた魚は57cmだった。追加を求めてキャストを重ねたが、思いは天に通じず空しいキャストが続く。粘っても結果は出そうになかったので、今宵は少し早めに納竿とした。
2008/8/2 県西部地区の某河川
天気:雨後曇り 水温:29.5℃ pH:不明
釣果:0〜1匹(スズキ)
早朝4時頃、雨音で目が覚めた。窓を開けて外を見ると、土砂降り状態。「コレはチャンスだぁ〜」と思い、即座にタックルを準備。小降りになった頃を見計らって出撃した。カッパを着込んでキャストを始めたが、流れは緩やかで濁りは少ない。どうやら、川の上流部では雨が余り降らなかった様子。おまけに朝マヅメのプライムタイムにもかかわらず、周囲には魚っ気が全くない。定番の旧タイドミノースリムから始め、TKLM、ザブラバイブ、エンゼルキッスを投げて反応を伺ったがコツリともアタリはなかった。この場を30分程で切り上げ、次の場所へと移動。シャローエリアをスキッターポップでスピーディーに探る。普段なら、ボラっ子達が群れているハズなのだが、ここでもベイトは不在で早々と切り上げた。3か所目に突入。釣り場を眺めていると、大雨が振ってきた。かなりまとまった雨だったので、一度も竿を振らずに撤退。まともに竿を振らなかった感じを抱いたまま、1時間半程でギブアップした。
夕マヅメから、シンガポールから夏休みで帰国した"双子のパパ"と数年ぶりに竿を交える。彼は道具を一切持っていないので、いつも私が使っている釣具一式を彼に貸し出す。準備して岸際に立つと、いきなり目の前でボイルがおこりベイトが吹き飛んだ。狙いどおり、本命のスズキがこのエリアに入ってきている様子。ベイトの動きを見ながらキャストを重ねる。先ずは"双子のパパ"が操るポップライダーにバイト。続いて、交換したエスフォー7をリトリーブをしている時にもヒット。しっかりルアーを咥えたようだったが、十分フッキングしていなかった様子。
相棒Sが合流後、それぞれが思うがままにキャストを繰り替えす。日没後、"双子のパパ"のエスフォー7に2ヒット。確実にルアーを食っているのだがフッキング出来ていないようで、ファイト中にフックオフが相次ぐ。続いて、少し離れた所からコンバットポッパーを操る相棒Sの「バレたぁ〜」と情けない声が聞こえてきた。一方、開始2時間が経過しても、ワンチャンスもない私。「今宵はダメかなぁ」と思い始めた時に、やっと順番が回ってきた。懐かしのシャローランニングファットラップ・ラパラ(SFR5)を咥え、水面で激しくファイトしたスズキは54cmだった。その後、いつしかボラっ子の群れは消えうせたが、エスフォー7を投げていた"双子のパパ"が再び魚をバラす。まだ周囲にスズキはいるようなので懸命にキャストを重ねたが、ルアーに全く反応しなくなったので納竿とした。
今回驚いたのは、"双子のパパ"に貸したエスフォー7の実力。昨年ぐらいに購入したのだが、使ってみてパッとしなかったのでお蔵入り目前で部屋の片隅で転がっていたヤツ。ルアーが泳ぐ水深とサイズがベイトにマッチしていたのか、明らかに私が試した数々のルアーに比べエリア内のスズキの関心をひいたようだった。
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