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2010/6/27 静岡県西部地区の某河川
天気:曇り時々雨 水温:23.5℃ pH:不明
釣果:1匹(スズキ)
目の前に広がるシャローエリアの何処かにキビレや活性の高いフッコがいるハズ。今日は徹底的に飛豚73プロップを投げ倒して、魚を絶対見つけようと心に決めた。過去にキビレを仕留めた事のあるポイントからスタートし、少しずつ移動しながらエリアを刻み込むようにキャスト&リトリーブを繰り返して探りを入れる。ポッパーだと10分もしない内に腕が疲れて、魚の反応が全くないと気持ちが折れてしまうのだが、飛豚73プロップのような引くだけで魚が出るルアーはありがたい。「魚がいれば必ず何らかの反応が得られるハズ」と硬く信じて一心不乱に竿を振る・・・。
気が付けば1時間が経過。その間、ワンチャンスもなく、周囲にはベイトの影すらなかった。明らかに竿を振る場所を間違えているようで、「何処に行ったら良いのか???」と途方にくれる。野池のバス釣りの場合、池の中には必ず魚がいるので、後は「どう攻めるか」を考えれば良い。しかし、オープンな河川や海の場合、魚がいない場所で例え1万回竿を振っても絶対に釣れないのである。いかに早く見切りをつけ、魚のいる場所を探し出すかがキモになる。魚がいる場所を見つけ出す力を備えるには、ひたすら経験を積むしかないのだが、私の場合、まだまだ修行が足りないようだ。
2か所目に選んだ場所は、岸際にベイトがいれどもルアーに反応する魚は皆無。20分程でギブアップとなった。続いて、以前から気になっていた場所へと車を走らせる。車を降り、岸際をポイントに向ってトボトボと歩いていると、チラホラと足跡が残っていた。自分と同じような考えを持ってポイントに向って歩いている人がいるようで、少し心強くなる。丁度、潮が上がってくるタイミングなので、上げ潮に乗って魚が入ってくる事を期待し、ここぞと思う場所に陣取る。先ずはザックリとエリアを探るため、ジグ系のルアーを試す事にした。取り出したのは、メタルX・バブルヘッダーとSWバイブジグ。いずれも着水直後に根掛かりで、気絶しそうになった。随分苦労して回収したが、このエリアでは、Mリグ仕様のラパラCDですら根掛かりが連発するような場所。結局、飛豚73プロップ、ポップライダーを使って様子を伺うが、ワンチャンスもなく気持ちがどんどん萎んでゆく。
期待したドラマは起こらず、来た道をうつむきながら再びトボトボと歩いて帰る。車に乗り込み潮時表を確認し、今からの時間で最も期待できる場所へと移動した。釣り場に到着し、ミニファットラップを投げながら時合を待つ。開始10分で予定どおりにベイトが動き出した。ベイトの動きを見ながら静かにキャストをしていると、スズキのボイルが周囲で始まる。水面に飛び上がるほど激しくベイトを襲っている魚のサイズは40〜50cm程度。モグラ叩きゲームのように、ボイルした所にルアーを撃ち込み早めのリトリーブで逃げ惑うベイトを演出する。
ボイルが始まって15分、少しずつ移動するベイトの後を追いながらミニファットラップを続けているとコツッと軽いバイト。すかさず巻きアワセをしてフッキング完了。魚は小さいが、フッキングの位置が確認できなかったので慎重に引き寄せる。足元に寄って来たスズキは40cmだった。素早くリリースして2匹目を狙う。即座に2連続バイトがあったがフッキングミス。更にルアーをラパラCDに交換して1バイトあったが、フッキングには至らない。この釣りのスタイルは極めて繊細で、管理釣り場シマゴンでのホシスズキ狙いに通じる部分が多い。時間が経つにつれ、ボイルが少なくなってきた。レンジバイブ45ESで飛距離を稼ぎながら早引きで誘ったが不発。ボイルは30分程でパタリと終了。周囲は全く魚っ気がなくなり、何を投げても反応がなくなったので納竿とした。
天気:雨 水温:19.3〜22.3℃ pH:不明
釣果:0匹
前日、スズキを仕留めたポイントに直行する。シャッドラップSSRから始め、ミッドワートを試すが魚っ気が全くない事に気が付いた。水位も違い、釣れる気がしないので狙うエリアを少し変えてソルティージャックとTDポッパーで広範囲に探る。しかし、ルアーを追い掛ける影すら見えず、1時間もしない内にこの場から撤退した。
次なる場所では、バブルクランクで表層を流した後、アスリートS9を投入。ポーズを少し長めに取ったトウィッチを繰り返しているとガツッとバイト。ピックアップ直前だったので対処が上手く出来ず、すっぽ抜けたルアーが吹っ飛んできた。魚の正体は判らなかったので、じっくりと攻める。すぐさま再投入したアスリートS9には反応がなく、ファットラップ、フラットラップ、ビーフリーズLB-ESを試すがこちらも反応はない。諦め気分でジッターバグを引きまくったが、こちらも不発に終わった。
その後、2か所を回って、ハイドジャーク、ビーフリーズS、ソルティージャック、グース、フラットラップ、ファットラップを投げ続けたがワンバイトもない。それぞれの場所で水温を測っていたのだが、雨の影響で20℃を切る場所もあったりして、水温低下とともに活性が一気に落ちたことが伺われた。この水域で粘っても難しそうだったので、一気にエリアを変えるため車に乗り込む。
水温が高いであろう水域でウェーディングを開始。スキッターポップから始め、ZBLシステムミノー・タイダル、フラットラップ、サルディナ、ローリングベイトを相次いで投入。全体的に魚っ気があるので期待は大きかったが、コツリともアタリはなく撃沈。1時間竿を振って、何の反応もないような場所で粘っていても時間の無駄。次の場所へと車を走らせた。ここでは一発大逆転を狙って、使うルアーをサイズアップ。タイドミノースリム、ゾンク120、アスリートS12を投入すれども、これまた不発に終わる。最後の望みを掛けたポイントでは、ZBLシステムミノー・タイダル、フラッタースティックを使い広範囲に探ったがお手上げ状態。おまけにライントラブルが相次いだのでギブアップした。
2010/6/25 静岡県西部地区の某河川
天気:曇り時々晴れ 水温:25.0℃ pH:不明
釣果:1匹(スズキ)
マイケルジャクソンの突然の訃報から、ちょうど1年が経過。今日は一周忌に当たる。勿論、それに合わせて仕事休みを取った訳ではない。ボロ家の塗り替えと雨漏りの対応、倉庫の撤去と物置の新設、水路際の側壁工事・・・相次いで押し寄せてくる金の掛かる雑用を受け流すためだ。アレコレと用事を済ませてから、去年の今頃は、どんな釣りをしていたか思い出すために、6月の釣行記を読み返した。水温や魚のサイズ、使っていたルアーをチェック。結構、苦戦しながら魚の居場所を探していたようだ。今日これから足を運ぶエリアを決め、愛車に釣具一式を積み込みアクセルを踏んだ。
スタートは自分でリペイントした中古購入のポップライダーから。このエリアの何処かにキビレが潜んでいるハズなので、少しずつ移動しながらキャストを繰り返す。予想に反して全く反応がないので、復路は豪州遠征でとっくの昔にダメ出しをしたRAポップとラパラCDを投げる。かなり粘って探りを入れたつもりだったがワンチャンスもなく、最後にローリングベイトを投げまくってこの場を後にした。
2か所目では、岸際にベイトをチラホラと確認。レンジバイブを引き倒したが不発。このエリアには見切りをつけて大きく移動することにした。新たなる場所は、夏に良く足を運ぶシャローエリア。度重なる降雨の影響で、地形と流れが随分変わってしまった印象を受けた。小さいが飛距離が稼げ、はっきりしたポッピングが出来る3Dポップからスタート。続いてスキッターポップを投げまくる。この2つのルアーに出なければ、私が好きなスタイルで釣れる魚はここにいない。1時間弱で次の場所へと移動した。
次なる場所ではグースから。アップキャストを繰り返し、流れに乗せてリトリーブをしていると、ビニール袋でも掛けたようなモッタリとした持ち重り感が竿を持つ手に伝わった。ぐいっと竿を立ててラインを巻き取ると、突然、生物感に変わった。直後に水面近くで50cmUPのスズキが反転したのを確認。「おおっ〜」と思わず声を上げた瞬間、ふわっと軽くなった。どうやらグースを咥えたスズキが流れに乗って泳いでいたようで、ヒットの瞬間に全く気が付かなかったのだ。先日の釣行から、ラインの色を蛍光色からスモーク色に変えたのも気が付かなかった理由の1つかも・・・。
直ぐにグースを回収し、フォローを入れたが沈黙。少し場を休めてからレッドフィン、フラットラップ、ZBLシステムミノー・タイダルを投入したがこれまた不発だったので、この場から撤退決定。次の場所へと車を走らせた。到着したポイントでは、濁り水との境を探ることにした。お気に入りのファットラップを投げ始めると直ぐにカツンと直線的な力強いバイト。同じ場所にルアーを通すと再びバイト。魚種は不明だが、ルアーに反応する魚がいることは確実。周囲を打ちまくると、明確なバイトが何度もある。
フッキングには至らないため、RS225に交換。アタリは全くないので、ミッドワートを取り出すと1バイト。しかし、これらのルアーはファットラップに比べ、明らかに魚の反応が違ったため直ぐにボックスの中に戻す。ファットラップに戻した数投目、突然、竿先が引き込まれ水面が炸裂。スズキが目の前でエラ洗いをした。魚のサイズは60cm。バイトが何度もあったので、周囲にいるのはこれ1匹ではないハズ。1時間程、粘ってみたが追加は出来ずにギブアップした。
2010/6/20 静岡県西部地区の某河川
天気:曇り時々雨 水温:20.5℃ pH:不明
釣果:1〜3匹(スズキ)
昼飯を食べてからの釣行。予定していた釣り場に到着すると先行者の姿があった。向こうもこちらに気がついたようで、手を挙げてくれる。「誰だろう?」と思いつつ近づくと、久しぶりに顔を見るT.Mさんだった。釣り場は狭いので竿を出すことはせず、周囲の様子を見ていると、直ぐにT.Mさんの竿が曲がった。長大なタイドミノースリムで釣り上げたスズキは50cmUP。イイ感じの流れのヨレがあるので、まだ他にも魚はいそう。この場は彼に預けて、私は別の場所へと足を伸ばす。
釣り場に到着し、流れを読む。太く激しい流れの両サイドが狙い目なのは明白。竿先にブラ下がるのは往年のレッドフィン、3本フックの大きなヤツだ。開始直ぐに答えが出た。やっぱり魚は、いるべき所に潜んでいる。大きさはフッコ・サイズのようだが流れの中でメチャ引く。しかも近くに寄って来てからは、エラ洗いを連発。フッキングの状態を確認してあったので、目前で繰り返されるファイトにも落ち着いて対処できた。足元に横たわったスズキを測ってみると、目測を少しオーバーしていた62cmだった。ほっと一息ついた時、T.Mさんからメール入電。彼は、更に62cmと59cmを追加したとのこと。
彼に負けてはいられない。2匹目を狙ってキャストを再開。まだ他にも魚はいるハズだが、突然、まっ茶色の水が大量に押し寄せてきた。上流で大雨が降ったようで、流れの勢いも増してきた。旧タイドミノースリム、グース、ナバロンを打ちまくったが不発。辺り一面、泥濁りになってきたので、この場から退散した。移動先のポイントはまだ濁りが少ない。今回の釣行では、日頃、使わないルアーをいくつか持って来たので試してみる。既に廃盤となっているバイブレーション、ウィッギーをキャストしボトムまで沈めた後、一定のスピードで引いてくる。ピックアップ直前に、40cmUP確定のバスが大口を空いてルアーを吸い込んだがフックオフ。すぐさまフォローを入れたが不発。TNバイブに続いて、すっかり中年太りになってしまったTDミノーUSAモデルを取り出す。ジャーキングをしていると何者かがバイト。これもフッキングミスした。
X-80SW、ウィグルワートを投げまくった後に、本気でスズキを狙うために釣り場を変える。旧タイドミノースリムから始め、アスリートS12に交換。数投目にガツンと、強烈にルアーを引っ手繰られるバイトがあったが、フッキングには至らなかった。再チャンスを期待してルアーをアレコレと交換して誘いをかける。エンゼルキッス、ナバロン、タイドミノー90S、X-80SW・・・どれも反応がなく、ギブアップした。
2010/6/19 静岡県西部地区の某河川
天気:曇り時々雨 水温:22.5℃ pH:不明
釣果:5匹(スズキ、ナマズ)
前日は、かなりまとまった雨が降った。昔の"梅雨"はシトシトと雨が降り続くのが常だったが、今では熱帯雨林のように降る時は徹底して激しく降り、パタリと雨がやんでしまう。私が毎年、足を運ぶオーストラリア北部のような気候に近づいているようだ。近所の某2級河川は、今回の雨でまるでアマゾン川を思わせるほど水位が上がり、濁流が渦巻いていた。さすがに、こんな所では竿は振れないので、別のエリアに向けて愛車のアクセルを踏む。
釣り場に立って周囲を眺める。水量は多いが十分魚が狙える状況。先ずはブーツ120をキャストし、流れに乗せてリトリーブを開始した。ここで失敗に気が付いた・・・前夜、ライン交換をした際、ファイヤーラインのスモークカラーを初めてステラ3000に巻いたのだが、ラインの動きが全く見えないのである。流れに揉まれたルアーの位置を確認したり、アタリをラインから読み取ったりとラインから得る情報は多いのだが、それが出来ないのだ。これまでずっと使い続けていたのは、グリーン(蛍光の黄色)。日頃、いかにラインの動きを見ながら釣りをしているかという事にあらためて気がついた。
ブーツ120に反応がないため、アムニス1、グース、フラットラップ10、ガニッシュ115、レッドフィン・ジョイントを矢継ぎ早に投入する。しかし、水面が割れることはなく、次のポイントへ移動した。流れ込みのあるピンポイントでは、テリージャーク、ラパラCD、ハイドジャークで探りを入れたが、こちらも無反応。魚がいれば必ず口を使うような場所なので、反応がないのは不在の証。早々と見切りを付けて次の場所へと移動した。
レッドペッパーを放り投げ、チョコマカと動かしているとナマズがバイト。水面を強く叩いた尾鰭からすると、結構なサイズであった事が伺われた。フラットラップ10に交換し、様子を伺ったが不発。水深のある場所に少し移動し、ちょっと懐かしいジャッカルのクランクベイトRS225を投入。ピックアップ寸前、目の前でいきなりスズキがルアーに襲い掛かった。しかし、フッキングには至らずルアーがすっぽ抜け。直ぐにフォローを入れると、今度はナマズが姿を見せた。こちらもルアーに襲い掛かったが、何故か直前で見切りをつけて逃げられた。
目の前に魚がいるのは判ったので、食いの悪いRS225からビーフリーズLB-ESに交換。強めのトウィッチにポーズを適度に織り交ぜていると、狙いどおりにゴンッとヒット。直後に水面が割れてスズキがエラ洗い。激しいファイトを繰り返した魚のサイズは46cm。サイズの割りに随分楽しませてくれた1匹だった。このエリアにはナマズもいるハズ。ビーフリーズLB-ESのトウィッチに反応がないため、ラパラCDに交換。ルアーをしっかり沈めて、早めのリトリーブを繰り替えすと、ナマズ(60cmUP)が躍り出た。
この場はこのナマズで打ち止めとなったので、車に乗り込んで次の場所へと移動。開始間もなく、ビーフリーズSPのトウィッチで55cmのナマズをキャッチ。魚の出方が良かったので、周囲を隈なく探っているとバイト連発。フッキングミスが相次いだが、粘って55cmを追加した。その後、4か所巡り、フラットラップ8とビーフリーズLB-ESで50〜55cmのナマズを2匹。時折、雨が激しく降ってくるようになったので、頃合を見計らって納竿とした。
2010/6/13 静岡県西部地区の某河川
天気:曇り後雨 水温:23.5℃ pH:不明
釣果:1匹(キビレ)
今から丁度10年前の2000年6月、管理釣り場シマゴンにホシスズキ(タイリクスズキ)が導入された。当時、"管理釣り場のスズキ"という新しいターゲットの攻略に没頭し、随分と修行を積んだことをふと思い出した。その時に使っていたルアーがぎっしりと詰まっているボックスを開き、一緒に竿を振っていた人達は今頃どうしているのかと思いを馳せる。ボックスの中から、今の時期のボイル対策で使えそうなルアーをアレコレと見繕って釣行準備を整えた。
雨が降る前に釣りに行こうと、珍しく朝から車を走らせた。釣り場に立ち、先ず取り出したのは、水が侵食して腐ったように変色している青色のミニファットラップ。「腐っても鯛」と言われるが、基本的に色がどうであろうと、ラパラはラパラ。泳ぎがしっかりしていれば、魚が釣れるチャンスはあるハズだ。「腐ってもラパラ」なのである。しかし・・・ベイトを探しながらキャストを繰り返すが魚っ気がまるでない。ルアーをラパラCDに変え、探るエリアを広げたがこちらにも反応はなかった。
周囲を注意深く観察していると、1か所にベイトが溜まっている場所を見つけた。ラパラCDを通してみると、エビが水面をピンピンと跳ねながら逃げていく。「こんな場所には必ず狙っている魚がいる」と確信し、私のお気に入り、オールドカラーであるパーチカラーのラパラCDを投げていると、ガツッときた。ファイトの様子から、姿を見る前からキビレだと判断。慎重に引き寄せて無事にキャッチ。鰭先の黄色が鮮やかな40cmのキビレだった。
その後、ラパラCD、ミニファットラップ、TDポッパーを投げまくったが反応なし。一旦、昼食のために出水した後、車中で暫く昼寝。頃合を見計らって再スタートしたが、直後から雨がパラついてきた。何とか、もう1匹追加したかったのだが、ラパラCDのリップが折れて戦意喪失。雨脚も早まってきたのでギブアップした。
2010/6/12 静岡県西部地区の某河川
天気:晴れ 水温:26.5℃ pH:不明
釣果:3匹(スズキ)
シャッドラップSSRを竿先にブラ下げて静かにウェーディングする。このところ使うルアーはラパラが多く、すっかり"ラパラっ子"になっているのだが、色々と試すと結局最後はラパラに戻っている事に今更ながらに気が付く。ただし・・・ラパラを偏愛するような信者の領域には至っていないのは確か。特に、最近のアメリカンナイズされた数々の新商品を見ると、なんとなく眉間にシワが寄ったりするのだ。アレコレ考えながらシャッドラップSSRを投げていると、ルアーが通過した際にスジエビが水面をピンピンと飛び跳ねた。エビがいるような所は、必ず捕食魚がいる。この場所で少し粘ってみた。
予想どおり数投でガツンとバイト。フッキングには至らなかったので、直ぐにルアーを回収し、フォローを入れたが反応はない。続いてローリングベイトを投入。2連続バイトがあったが、またもやフッキングミス。魚が小さいのかもしれないと思い、サツキマス狙いに没頭している相棒Sが勧めてくれたレンジバイブ45ESを投入。すると即座にバイト&フックアップ成功。魚が小さいので一気に引き寄せるとセイゴ(33cm)だった。マス釣り師が勧めるルアーは、やっぱり魚が良く釣れるのである。
2匹目を求めて少しずつ移動しながらキャストを続ける。いかにも魚が潜んでいそうなポイントがあったので、ルアーをアレコレ投入し魚を誘ってみる。ローリングベイト、シャッドラップSSR、ハニートラップ、Lミノー(改)、レンジバイブ45ES・・・。全くアタリがないため、セイゴを釣ったポイントに戻る。ここで取り出したのは、前日活躍したミニファットラップ。フルキャスト直後に、力強いアタリがあった。フックが極めて小さいので慎重にやり取りをして無事にキャッチ。精悍な顔つきをしていたスズキのサイズは63cmだった。
リリース直後の1投目、またしてもヒット。水面近くにギラリと光った魚は50cmUP確定の魚。しかし、残念ながらフックオフとなった。魚は周囲にいるようなので、ラパラCDを投げまくった後に、シャッドラップSSRを投入。数投目で痛恨の根掛かり発生。使っていたルアーは腹のフックを外していたにも関わらず引っ掛かったのである。どうにも、昔からこのルアーは根掛かりしやすく、気持ちが凹む事が多いのが辛いところ。水深がある場所だったので、そろそろと摺り足で前に進み、最後には爪先立ち。胸元からジンワリと浸水する程、ギリギリまで進んでルアーを回収した。
ポイントを潰してしまったので、この場から退散。車に乗り込み次の場所へと移動した。先程のエリアに比べ、このポイントは明らかにベイトの数が多くて驚く。ミニファットラップの早巻きから始め、レンジバイブ45ESを投入。この間、周囲ではボイルが散発。飛び跳ねているスズキは50cm前後。魚は目の前にいるので、あとは当たり針を探すのみ。カクーン(改)、3Dポッパー、リップスライドなど次々に投入。しかし、コツリとも反応がないため、最後の望みを託してラパラCDを手に取る。
水の中、1本のクイになったつもりで、無駄な動きをせずに黙々とキャストを重ねていると力強いバイト。やっぱり最後はラパラなのである。パックリとルアーを吸い込んでいたのは背鰭に黒点がクッキリと残る58cmのスズキだった。その後、セイゴクラスを1匹バラして終了。もう少しボイル対策を練る必要がありそうだ。
2010/6/11 静岡県西部地区の某河川
天気:晴れ後曇り 水温:26.0℃ pH:不明
釣果:2匹(キビレ、コイ)
休日出勤の代休をもらって、夕マヅメ釣行。スタートはプロップダーターから。強い南風の吹く中、キャスト&リトリーブを繰り返すが反応はない。近くでエサ釣りをしているオッチャンに挨拶をすると、つい先程、鯛を釣ったと言う。魚を見せてもらうと、25cm弱のキビレだった。エサは青ジャムシとのことで、初めてこの場所で釣ったらしい。オッチャンの邪魔をしないように、十分距離を取ってからキャストを再開。少しずつ移動しながらプロップダーターで様子を伺うが魚の気配はない。
場所を移動し、ラパラCD、ローリングベイト、ZBLシステムミノー11Fタイダルを投げまくっていると、小さなボイルがあった。ボイルの場所まで、距離があったのでタダビッキーに交換してフルキャスト。ギリギリ届かない位置なので、静かに移動し距離をつめる。その後も、ボイルは起きるのだが、ルアーへの反応はない。水面で逃げ惑うベイトがとても小さいので、ウエイトチューニングしたミニファットラップを投入。僅か数投でガツンと力強いバイトがあった。
エラ洗いはせずに、鋭い引きを繰り返す。いかにもキビレっぽかったので慎重に引き寄せた。足元に寄って来たのは、銀色に輝く40cmのキビレ。小さなフックが口脇にサックリと刺さっていた。2匹目を狙ってキャストを繰り返す。反応がないためルアーをラパラCDに交換し、周囲を探っているとコイに引っ掛けてしまった。猛烈な引きに耐えながら徐々に間合いを詰める。気持ち的には15分以上、ランディングまでに時間がかかった気がするほど、長いファイトを繰り広げたのは75cmUPのコイだった。その後は、フラットラップ8を延々と引きまくって魚を探したが不発。腹が減ったので納竿とした。
天気:曇り 水温:24.0℃ pH:不明
釣果:1匹(ナマズ)
今日も魚を求めて竿を振る。スタートはこの時期、最も信頼をおいているローリングベイトから。シャローエリアを少しずつ移動しながら、丹念に探りを入れたが不発。ラパラCDの早引きを試した後に、フェイクベイツSを投入すれども反応がない。チラチラとベイトが見えるので、じっと我慢していればチャンスがあるハズ・・・。気分転換に、カクーン(改)、デッドフロート、Lミノー(改)で様子を伺ったが、こちらもお手上げ状態。
気が付けば1時間半が経過。ベイトの動きは活発になり大きな群れとなって動き始めたが、期待しているボイルは皆無。これだけベイトがいるのに、何も起きないというのは狙っている魚がいない可能性が大。後ろ髪をひかれつつも、この場を後にした。次なるポイントでは、気持ちを切り替えラパラCDからスタート。なんと、開始2投目で爆裂ヒット。その引きは・・・明らかにグネグネ系の魚。狙っている魚とは違いそうだが、1匹は1匹。慎重に引き寄せると、やはりお相手はナマズだった。この1匹で、このエリアは塩分が足りないのが丸判り。期待は持てなかったがローリングベイトを引き倒す。結果は、ワンバイトもなく撃沈。お手上げ状態で、ギブアップした。
2010/6/5 静岡県西部地区の某河川
天気:晴れ 水温:24.0℃ pH:不明
釣果:5匹(キビレ、スズキ)
南風が荒れ狂う中の釣行。軽いルアーではまともに飛ばないため、先発はローリングベイト。少しずつ移動しながらキャストを重ねること10分少々。ガツンと竿先が引き込まれ、緩めに設定してあったステラ3000のドラグがイイ音を奏でてラインを送り出す。スズキだったら、直ぐにエラ洗いをするハズだが、この魚は水中で激しく抵抗するだけ。魚の正体が判らないまま、慎重に引き寄せる。間もなく足元に姿を見せたのは、尾鰭と腹鰭の先が鮮やかな黄色に染まってる40cmの堂々たるキビレだった。
暫くするとベイトの群れが動き出した。これに合わせたように周囲ではボイルが始まる。ベイトを襲っているのは30cm前後のセイゴ君達。ローリングベイトには反応がないため、持参したルアーの中から大急ぎでアタリ針を探す。3Dポッパーで様子を伺った後に、ラパラ・フローティングを投入。風に負けて全く飛距離が伸びないため、カウントダウンに交換。風で流れないように、コンパクトなフォームで鋭く竿を振ってルアーをポイントまで打ち込む。数回早巻きを繰り返すと、狙いどおりルアーをパックリと咥えた。竿先にぶら下がったのは、黒点が色濃く背中に残る30cmのセイゴだった。
アジサシ達が空爆を繰り返すエリアで、ラパラCDの他に何か使えるルアーはないかとチェックを重ねた。Dコンタクトやアスリート・ピンテール、フラットラップ8、ハニートラップ70S、TDポッパー、フラッタースティックを投入。ワンチャンスもないため、ローリングベイトに戻すと一発で食ってきた。魚はぐっとサイズアップして53cm。更なる追加を求めて投げまくったが沈黙。ラパラCDに再び戻すと30cmのセイゴが躍り出た。周囲では、時折、ベイトが弾け飛ぶようなボイルが起きるが、相変わらずスズキは小さい様子。モグラ叩きゲームのように、ボイル周辺にワンダーを放り投げていると同サイズがルアーを咥えた。早くから気が付いてはいるのだが、この釣り方ではサイズアップは望めない。徐々にボイルが沈静化したため、粘ることはせずに納竿とした。
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