
トップ>FishingReport>2010年10月
2010/10/31 静岡県西部地区の某河川
天気:曇り時々雨 水温:17.0〜17.5℃ pH:不明
釣果:9匹(スズキ、キビレ、バス、ウグイ、ナマズ)
昨日から今朝に掛けて「静岡県直撃か!?」と心配していた季節はずれの台風14号が右にそれ、何となく肩透かしをくらった感じ。大荒れするハズだったが、風雨は心配したほどには強くならず、のんびり寝ていて大失敗。朝食も摂らずに急いで釣具一式を愛車に積み込み、釣り場に向ってアクセルを踏み込んだ。釣り場に立ち、TALEXの偏光調光イエロー・レンズを入れてあるサングラスで周囲を観察する。このレンズは視野が明るく、対象物がはっきりと見えるので、天気が悪い時や朝・夕マヅメでとても重宝している。日差しが差し込んだ時も色が濃く変わるので、一般的な黄色いレンズに比べて眩しさを緩和してくれるのがありがたい。朝マヅメ、地形やストラクチャーの確認が必要な場所では、人よりも先に竿を振れ、夕マヅメでは人よりも後まで竿を振れるのだ。
先ずは手堅くナマズでも釣っておこうと、流れ込みにビーフリーズLB-Sを投入。魚がいれば一発で食ってくるハズだが反応がない。続いて、X-80ビート、ビーチウォーカー110Sで様子を伺ったが魚信はない。粘っていても無理っぽかったので、この場にサッサと見切りをつけて本命狙いへと移動する。メインとなるポイントは予想していたよりも水量が増えておらず、濁りも少ないので少々テンションが低下。サングラスを通し水中に沈んでいるストラクチャーの位置を見極め、ルアーを上流に向って放り投げる。
先発は実績のあるグースから。数投したが、ルアーを追う魚の姿が確認できなかったため、エンゼルキッス140に変更。流されるアユやウグイなど大きめな魚をイメージして、流れに合わせてドリフトさせていると水面で爆裂ヒット。流れの中でハードなファイトをするのだが、エラ洗いをしないので不思議に思っていると、ルアーを咥えていたのは42cmのバスだった。
ルアーを大柄なレッドフィンに交換し、エンゼルキッス140と同様にドリフトさせていると流心でバイト。しかし、フッキングミスして魚は川底に消えた。この場所でのチャンスは僅かにこの2回。フラットラップ、リップライザー130、ツルミノー、旧タイドミノースリムSR、TDソルトペンシルLD-Fを投入すれども沈黙した。次なる場所では、魚っ気が全くなく15分程で退散。3か所目では、エサ釣りのおっちゃんとバッティングしてしまい、狭い場所で雑談をしながらチマチマとキャストを重ねる。ビーフリーズLB-Sから始め、Dコンタクトに交換。15cmと20cmのウグイを釣った後、25cm程のセイゴがバイトしたがフックアップには至らなかった。期待していた次の場所では、バッサリと返り討ちにあい気持ちが沈む。更に車を走らせ、次の場所へと滑り込んだ。開始早々、Dコンタクトで腹パンパンの21cmと25cmの小バスを連続キャッチ。サイズアップを狙って周囲を隈なく探ったが、次なるチャンスは訪れず一旦納竿して昼食タイムとした。
久しぶりに訪れた食堂で、ボリュームのあるタンメンとライスを食べて満腹状態。釣具店に立ち寄り、ぎじたまダービーのエントリー状況を報告しつつ、近隣釣り場の情報を収集する。釣れている人はしっかり釣れているようなので、釣り場と攻め方が間違っていなければ魚の顔が見られるハズ。気合を入れなおして午後の部に突入した。1か所目の第1投、Dコンタクトを咥えたのは38cmのバス。今日はバスを狙っているワケではないのだが、やたらとバスが釣れて少々驚いた。続いて竿を曲げたのはキビレ(28cm)。この魚はフックを見事に噛み潰していた。やはり純正フックでは、キビレ釣りには無理っぽい。フックの形をペンチで整え、更なる追加を求めてキャストを重ねたが不発に終わった。
今朝、良型のバスを釣ったポイントに入りなおす。1匹逃した魚が気になっていたので、最初からお遊びなしの本気モード。久しぶりにボックスの中に突っ込んできたZBLシステムミノー9Fタイダルを流すこと2投、流心でルアーが引っ手繰られた。バスよりも激しくファイトし、ルアーを吹き飛ばそうと目の前でエラ洗いを繰り返す。下顎にガッチリとフッキングしていたスズキは48cmだった。サイズはともあれ狙って釣った1匹はとても嬉しい。飛び抜けた釣果を叩き出した11Fタイダルに比べ、9Fタイダルはイマイチの感が拭えず、出番が少なかったのだが今回はキッチリ仕事をしてくれた。
当然のごとく2匹目を狙って竿を振ったが、水面を割ったのは60cm程のナマズ。「ナマズのくせに〜」と言っては失礼かもしれないが、この魚は明らかに本命のスズキよりも激しくファイトした。おかげで釣り場が荒れて周囲は沈黙。この場所は、ナマズで打ち止めとなった。続いて、夕マヅメで入った場所では、X-120SW、Dコンタクト、ハンプバックミノー、ワンダーを試したが不発。大きく場所を変えセイゴ狙いで入った場所は、ジャストタイミング。岸際でボイルが散発し、小さなベイトが逃げ惑っていた。当たり針を探すため、矢継ぎ早にベイトサイズに合わせたルアーを投入。Dコンタクト、エスフォー5、ユラメキ、ラパラCD、蝦夷ミノーを投げまくったが、ワンチャンスもなく撃沈。今日は一日竿を振って5魚種、9匹を達成。ルアーに反応する魚種が意外といることを再確認した。
2010/10/27 静岡県西部地区の某河川
天気:曇り 水温:18.0℃ pH:不明
釣果:12匹(スズキ、クロダイ、キビレ)
先週土日の釣果に納得できなかったため、今宵は単独修行した。今朝は今秋一番の冷え込みだったようで、水温は一気に低下。風も随分冷たくなっている。今年は夏が1か月余分にあり、秋が短く一気に冬になってしまったかのよう。さぞや魚は沈黙しているかと思いきや、ベイトが水面を賑わせている。やはり釣り場に行って自分の目で見なければ、様子は判らないのである。先ずは小さなポップRからスタート。早めの連続ポッピングや、ポーズを長めに取った軽いポッピングも試したが反応はない。
ワンダーを試した後、管理釣り場攻略専用ボックスから取り出してきたカミオンSRとカミオンDRを投入する。「マスが良く釣れるルアーは、どんな魚種でも通用する。」というのが、私の持論。試してみると、カミオンSRでバイト連発。しかし、装着されていたフックが小さ過ぎるためかフッキングには至らない。このエリアで使うためには、フックサイズを変えて再投入する方が良さそうだ。開始45分が経過・・・。やっと、ユラメキで本日1匹目となるキビレ(18cm)を釣った。本来なら、とっくにこの場に見切りをつけて他の場所へと移動してしまうのだが、我慢していれば魚が回ってくる事を確信していたので挫けることなく竿を振り続けられた。
この1匹が切っ掛けとなり、それからはバイトが連発。ユラメキでクロダイ(25cm)を追加し、シングルフックを装着した小さなラパラCDを投入。このチョイスが功を奏してキビレ、クロダイ、セイゴを相次いでキャッチ。サイズはどれも15〜20cmと小振りだが、バイトが相次ぐためとても楽しめた。キャッチしたトータルは12匹。多分、この2倍以上バイトがあっただろう。今回は、ラパラCD、ユラメキ、Dコンタクトで数を重ねたが、ダントツでラパラCDが活躍。ボロボロの中古品を50円で買ったのだが、やはり「腐ってもラパラ」なのであった。
2010/10/24 静岡県西部地区の某河川
天気:曇り時々雨 水温:20.5℃ pH:不明
釣果:5〜7匹(スズキ、クロダイ)
今日は相棒Sとのガチンコ勝負。30分程前から竿を振っていた彼に様子を聞くと、全く反応がないらしい。時間が経てば魚が回ってくるハズなので、それまでは持参したルアーをアレコレ試す。土曜日はまんまと彼にやられたので、作戦を練ってきたつもり。先ずはDコンタクトから始め、ユラメキ、SCシャッド、アスリートF、ワンダー、ライズミノー、ボンクラ、クレージークレイドル、フェイクベイツ、レンジバイブ・・・を試す。そろそろアタリが出ても良さそうに思っていた時、相棒Sに強烈なバイトがあった。残念ながらフッキングには至らなかったが、魚が回ってきた様子。そして間もなく、彼はワンダーを使ってクロダイ(15cm)をキャッチ。その後もバイトが相次ぎ、フッキングが難しいクロダイを4匹(15〜30cm)追加した。
一方、私はリップスライドを使った広範囲スピード・サーチからDコンタクトのトウィッチングに攻め方を交換。クロダイのアタリが連発する彼の横で、私のルアーには無反応だったが、やっとアタリが出始めた。しかし、キャスト直後の着水同時バイトや、トウィッチ直後のバイトに対応できずフッキングミスが相次ぐ。歯車の噛み合わせを少しずつ修正するかのようにキャストする場所やルアーの流す方向を変え、フッキングのタイミングを調整する。あまりに釣れないため、涙が出そうになった頃、やっとDコンタクトでセイゴをキャッチ。当然、クロダイかと思いきや、セイゴだったので、アレ???って感じで首を傾げた。
それからずっと私が釣る魚はセイゴ(20〜25cm)ばかり。Dコンタクト、ワンダー、アスリートFで6匹キャッチした。同行者にはセイゴが釣れず、何故かクロダイばかり。使うルアーはほぼ同じで、二人の間は数メートルしか離れていないのに、釣れる魚が別という状況はとても不思議な感じだった。何とかして私もクロダイを釣りたいと鼻息荒くキャストを重ねるが不発。同行者が帰った後も暫く竿を振ったが、釣果には恵まれずギブアップ。釣った数は私の方が多かったが、前半のノーバイト続きとクロダイを1匹釣れなかった事で大きな敗北感を味わった釣行となった。
2010/10/23 静岡県中部地区の某港、西部地区の某河川
天気:曇り時々晴れ 水温:不明 pH:不明
釣果:3〜14匹(メッキ、スズキ、クロダイ)
いまだに浜名湖で撃沈した後遺症を引きずり、パッとしない日々が続いていたが、木曜日に磐田市内でNHK静岡放送局「たっぷり静岡」の公開生放送があったので出撃。日頃、テレビ画面でしか拝見できないキャスターやお天気お姉さんを間近で見たり、番組作成の裏側が拝見できたりと、当日はワクワク、ドキドキの連続だった。最大の収穫は、老若男女、幅広い世代から支持されている美人キャスターの平山さんと直接お話をする機会に恵まれたこと。もちろん、彼女の大ファンである私のテンションは最高潮。興奮度合いは、過去に90cmのスズキや良型のバラマンディを釣った時を遥かに上回り、至福のひとときを過ごすことが出来た。
笑顔が素敵な平山さんから元気エネルギーをしっかり頂き、これで悪い運気はバッサリ断ち切ったつもり。今週末の釣りは気分一新して竿が振れそうだと、朝から車を走らせ職場から程近い某港へ足を伸ばした。今の時期の港の釣りと言えば、メッキとセイゴ狙い。しかし、マナーの悪い釣り客が多い港は、その場にゴミを捨て放題。余ったオキアミは放置され、外道のフグやゴンズイは足元でミイラ化・・・。こんな光景を直ぐにイメージしてしまうため、港での釣りはイマイチ気持ちが入らないのが正直なところ。行き先がそんな港でないことを祈りつつ、地図を横目で見ながら、迷惑駐車にならずじっくりと釣りが出来そうな場所を探す。
日中は、大潮周りの干潮に合わせ広範囲に釣り場を回り、要所要所で立ち止まってDコンタクト、ラパラCD、オルビット65MR-S、ジギングシャッドラップ、アイスジグを試した。魚が沢山いるハズの港だから簡単に釣れるだろうと、高をくくっていたがノーバイト状態が延々と続く。釣り場に詳しい案内役が同行していれば苦労も少ないのだろうが、私の周囲にはこのエリアに関する助言者がいない。訪れた港にはルアー釣りをしている人は誰もおらず、地元民が誰も竿を出さないようなピントハズレの場所で竿を振っているのかもしれないが、ある意味貸しきり状態なのである。「もし魚がいれば、根こそぎ釣ってしまおう」と意気込んでキャストを重ねる。地図を片手に、今の時期に釣れそうな場所を地道に探すというのは時間が掛かり面倒なのだが、これも釣りの一部。どこか宝探しに似ていたり、数学の難しい問題を解きながら答えを見つけ出す様でもあり、結構楽しいのだ。
夕マヅメ、昼の間に絞り込んでおいた釣り場に立つ。潮位が下がれば流れのヨレが出て、暗くなれば常夜灯により明暗部が出来るというベストポイント。周囲が明るい内はメッキを狙い、暗くなってからはセイゴ狙いに切り替えるつもりで竿を振る。少しずつ移動しながらDコンタクトを使い、強めのトウィッチを繰り返しているとカツンと鋭いアタリ。フッキングが決まって、狙いどおりのメッキ(20cm)が躍り出た。その後やってきたハゼ釣りの親子と話をしながら竿を振っていると、一際大きなアタリ。
竿先はギュギュッと絞り込まれ、魚は鋭いファイトを繰り返す魚。じっと事の成り行きを見つめる親子の前で魚を逃すのは格好が悪いため、いつも以上慎重に丁寧に魚をあしらって無事キャッチ。ZBLシステムミノーのフックをガッチリと咥えていたのは23cmのメッキだった。メッキは20cm以下だと、薄っぺらで引きが弱い。しかし、20cmを超えると体にグッと厚みが増し、引きが一段と強くなるのでとてもスリリングな引きが楽しめるのだ。
日没直前、ZBLシステムミノーで20cmのメッキを追加。そして常夜灯が点灯し、潮が下がって流れが強まるとパタリとアタリが遠のいた。「いよいよセイゴの出番待ち」と意気込んで竿を振るがコツリともアタリはない。予想が脆くも崩れ、もがき苦しんでいる最中、別の場所で竿を振っている相棒Sからメールが届いた。38cmのクロダイを筆頭に、どうやら掌サイズのクロダイが入れ食っているらしい。釣り場は一般道をのんびり走ると2時間近く掛かりそうな場所なので諦めていたのだが、その後の続報メールでも釣果を重ねている状況が届く。
意を決して、高速道路を使って現場に向うことにした。しかし、ここは不慣れな場所であるとともに、愛車のナビに入っている地図が随分古い。おまけに、最近特に新しい道路が次々に作られているようで工事中の場所が目立ち、迂回路ばかり。案の定、インターチェンジに辿り着くまでに道に迷って冷や汗をかいてしまった。時合が終わりそうなので焦りながら東名高速を走り始めると、今度は降りるインターの所で3〜4キロの渋滞が起きているという表示が掲示された。途中のインターで降りると、釣り場に辿り着くまでに大きく時間をロスしそう。「このまま行くしかない」と覚悟して走ると、運良く渋滞が解消され1時間少々で釣り場に到着することが出来た。
先ずは、相棒Sから状況を教えてもらう。メッキやセイゴを1匹ずつ釣った後に、チンタサイズのクロダイを連発したらしい。彼に教わった釣り方はDコンタクトのボトムノックとボトムパンピング。Dコンタクトを使ったそんな釣り方は、私の頭の中には全くなかったので半信半疑で試してみる。竿を振り始めてビックリ。私の横、僅か数メートルと離れていない所にいる彼はバイト連発状態なのだが、私の方には全くアタリがない。これはヤバイと、持参したルアーをアレコレ試すがワンチャンスもなし。どうにかしてクロダイの顔を見たかったのだが、見事にカラ振りに終わった。
2010/10/17 静岡県西部地区の某河川
天気:曇り 水温:21.5℃ pH:不明
釣果:0匹
夕マヅメ、下げ潮が効いている頃を見計らっての釣行。スタートは川底に潜む魚を狙ってみようと、ダブルフックが装着されているボンクラを試す。狙う場所はベイトの群れが入っているシャローエリア。ボトムをしっかりとって、丁寧にリトリーブを繰り返すが反応なし。続いてセイゴ狙いで流心に蝦夷ミノーとライジングミノーを投入。上流側にキャストし、流れに乗せながら、ラインをコントロールして流すコースを度々調整する。シャローにはルアーに反応する魚がいなかったので、流心にいることを信じて探ったが全く反応はない。「これはマズイ・・・」と思いつつ、少しずつ移動しながら魚を探してキャストを続ける。
日没後、周囲のライトの影響で明暗部ができる。勿論、狙うのは明暗部の境で、使うルアーはワンダー。上流側に投げ、ラインコントロールをしながら境目にルアーを漂わせる。頭上には時合を知らせるコウモリが飛び交い、今にも釣れそうな雰囲気が漂っているのだがコツリともアタリはない。ワンダーのサイズを変えたり、ライジングミノーやユラメキを試したがノーバイト。Dコンタクトのトウィッチで様子を伺ったが魚の顔を見ることはできず、完全ボウズで納竿となった。
2010/10/16 静岡県西部地区の某河川
天気:晴れ 水温:19.5〜22.0℃ pH:不明
釣果:3〜11匹(スズキ、ウグイ)
夕マヅメ時、一足先に竿を振っていた相棒Sに合流。今日の釣果を尋ねると、「15cm程のウグイを1匹釣っただけ」とのこと。真昼間、簡単に魚が釣れる程、今の時期は簡単ではない。やはり時合というものは確実にあるわけで、その時間を想定して魚が集まる場所にポジションをとるのが大切なのだ。スタートはワンダースリムから。周囲を刻むように丁寧に探りを入れたが不発。続いてDコンタクトのトウィッチで様子を伺ったが、反応はない。時合が到来するまでじっと我慢しながら竿を振っていると、水面で小魚が動き始めた。飛距離が確保できるワンダーをフルキャスト。単純なストレートリトリーブよりも、時折トウィッチを入れた方が良いようで、軽く「ポンッ」と竿先でアクションを入れると即座にヒット。20cmのセイゴをキャッチした。
このサイズがいるのなら・・・小さくても飛距離が出せるユラメキを取り出す。上流側にフルキャストし、流れにルアーを乗せて軽くトウィッチを入れると連続バイト。魚が小さいのか、フックが小さいのか、引き寄せてくる際にバラシまくる。魚との距離が離れているため、場所を移動し魚に近づく。ワンダーとレンジバイブを使ったショートキャストの繰り返しでバイトを取るもののフッキングには至らない。ローリングベイトに交換し、少しずつ移動しながらキャストをしているとガツッとバイト。直後に水面が炸裂し60cm弱のスズキがエラ洗い。ルアーを吹き飛ばして、魚は水中に消えた。
魚の移動が早いようで、同じ場所で粘っていても無理っぽい。数投しては移動することを繰り返し、魚のいる場所を絞り込む。ワンダーでセイゴを2匹キャッチしたが、逃した数は10匹程。今日はどうにも魚とのタイミングが合っていないようで、釣果が全く伸びない。暫くするとパタリとアタリはなくなってしまった。完全に時合の終了。試しに、シンキングシャッドとラパラCDJ-7で、少し違った攻め方を試すが不発。粘っても無理っぽかったため、相棒Sと別れて次の場所へと移動した。ラパラCDJ-7、TDポッパーSW、月歩かぐや、デッドフロートを使い魚を探すが、気配が全く感じられない。その後、ビーフリーズLB-S、ビーフリーズS、ドリフトトウィッチャーを使って2か所を足早に回ったが、ワンバイトも得られずギブアップ。最初の場所に戻り、ワンダーでワンバイトを取ったが、魚の顔は見ることが出来ず納竿となった。
2010/10/11 静岡県西部地区の某河川
天気:晴れ 水温:19.5〜22.0℃ pH:不明
釣果:10匹(スズキ、キビレ、ウグイ、コトヒキ、バス、ナマズ)
朝6時、釣り場に立って様子を確認する。前日の濁流が嘘のように収まっており拍子抜け。もう少し水量があって濁っていないと、スズキを手にするのは難しいのである。スタートはサミー115から。近隣の野池でこのサイズのサミーの出番はないのだが、オーストラリアのバラマンディ釣りで活躍した時の記憶が脳裏に強く刻まれている。魚に対するアピール力は確かなので、自信を持って上流に向ってキャスト。流すコースを毎回変え、流れのヨレがある場所とフラットな場所のそれぞれを探ってみる。丁寧に何度も流してみたのだが、魚の反応はない。そもそも速い流れの中にいるスズキはヤル気満々、食いっ気満々のヤツなので、いれば数投で勝負が付くハズ。切り札のグースとレッドフィンも投入したが、魚は姿を見せなかったため、一旦この場から離れ暫く時間をおいて再挑戦することにした。
狙いをナマズに切り替え、魚を探す。シャッドラップSSR-Sをポイントに送り込み、トウィッチで誘ってみたが反応がない。続いて先日来、泳ぎを改善するためチューニングを繰り返している月歩かぐやを投げ込むと一発でナマズ(60cm)が出た。未だ納得の出来る泳ぎはしてくれないのだが、流れの中で怪しく動く尾部の動きが良かったのかもしれない。場を荒らしたくないので強引に引き寄せ、直ぐにリリース。キャスト再開直後にまたしてもナマズがヒットしたのだが、フッキングミスしてこの場は沈黙した。
再び本命狙いで流れのあるポイントへ移動。団扇状の金属フラップを2枚も付けたトリプルインパクト・ジョイントからスタート。続いて、リップライザー130、ソルティージャックを流すが魚の影すら見えない。やはりスズキはこのエリアに入ってきていないのか・・・粘っても無理っぽかったのでギブアップ。車を走らせ次の場へと移動。ポイントに向って歩いている最中、雷魚が空気を吸いに浮いてきたのを目撃した。竿先にぶら下げていた飛豚73プロップをすかさず放り投げたが無反応。雷魚の姿がTALEXレンズのサングラスを通して薄っすら見えているので、鼻先にシンキングシャッドを送り込みアクションをさせる。当然、ワンアクションでバックリとくることを予想していたのだが、相手は全く興味がないようで完全無視。いろんな角度からルアーを通しても反応がなく、こちらの方が根負けしてしまった。
雷魚は諦めて流れ込みのあるポイントに足を進める。月歩かぐやを投げ込み、リフト&フォール試すが反応なし。続いて、フルキャストしてルアーが倒れこまないように早巻きを試すと流れの中でガツン。大本命のスズキ(55cm)が躍り出た。ファイト中、フッキングの様子を確認すると尾部の小さなバーブレス・シングルフックが口の横にチョコンと刺さっているだけ。何とかして腹のフックも掛けようと魚を誘導したのだが、こちらの思うようにはいかない。テンションを緩めればバレるのは目に見えていたので、覚悟を決めて一気に引き寄せた。
月歩かぐやに続いて、Dコンタクト、阿修羅OSP、CCプレデターを投入して2匹目を狙う。しかし、単発で終わり次の場所へと移動。流れの中に阿修羅OSPを打ち込み、テンポ良くトウィッチをしているとコツンとアタリ。すかさず巻きアワセをすると竿先がクッと引き込まれた。サイズは小さそうなので一気に引き寄せゴボウ抜き。セイゴかと思ったが、宙に舞った25cm程の魚は良く見たらウグイだった。次なる場所では、月歩かぐやからスタート。時々コツコツとバイトがあるので丁寧にリトリーブをしていると、カツンと明確なバイト。ルアーをパックリと咥えていたのは20cmのバス。他にも魚がいそうだったので、ルアーをDコンタクトに交換し、探りを入れると連荘モードに突入。キビレ(20cm)を3匹と、ウグイ(15cm)を1匹キャッチした。10月にもなって、この場所でキビレが釣れたのはチョット驚き。流域内での移動パターンが掴めず、狙って釣るのは難しいのだが場数をもう少し積めばきっと見えてくるだろう。
暫くすると反応がパタリと途絶えたので、次の場所へと移動。ビーフリーズLB-S、Dコンタクト、阿修羅OSPを撃ちまくったが不発。更に魚を求めて移動を繰り返す。シャローエリアでTDポッパーSWを引きとポシッとルアーに反応。ヒットしたのか、ゴミでも拾ったのか良く判らなかったが、引き寄せてみると茶色い縞があるコトヒキ(10cm)だった。少しずつ移動しながらキャストを重ねる。反応があったのはDコンタクト。軽くトウィッチをしながらリトリーブしていると、ウグイ(25cm)がパックリとルアーを咥えた。
最後の勝負をする場所として選んだのは、9月の釣行でスズキをまとめ釣りしたエリア。岸際にいるベイトが極めて小さい事に気がつき、ミニファットラップの早引きを試した。ベイトが周囲に沢山いるので、捕食者も付近に潜んでいるハズ。ワンバイトも取れないミニファットラップから、ラパラSSR-Sと3Dポッパーに交換し、気合を入れて投げまくったが不発。Dコンタクトを取り出し、ボトム付近を探っていると待望のヒット。かなり力強いファイトでリールのドラグが鳴り、ラインが引き出される。ギラリと魚体が見えたのだが、ペッタンコな形・・・コチだった。コチは左右に激しく頭を振り、ルアーを振り払って逃げていった。この1匹を釣れば7種達成だったのが悔やまれる。今日はこれで納竿。サイズは小さかったが多魚種を釣る事が出来て、とても楽しめた。
天気:曇り後晴れ 水温:22.0〜22.5℃ pH:不明
釣果:2匹(ナマズ)
前日は随分まとまった雨が降ったため、釣りに行きたい気持ちをぐっと抑えて自宅待機。連休2日目の今日は、幸い天候が回復したのでイソイソと釣りに出掛けた。スタートは未だ魚が釣れていないバッテンから。泳ぎを見ると、このルアーの活躍する場面が想定できない。従って、自信を持って使えないため使う時間も短く、実績を出せないような状態が続いているのだ。やはり数投しても何ら反応がないため、ビーチウォーカーに交換。すると直後にナマズが反応。60cmが躍り出た。やはり釣れるルアーは直ぐに結果が出るのである。リリース直後の1投目、再び爆裂ヒット。同サイズのナマズを釣り上げた。
場所を移動し、本命のスズキ狙い。濁流渦巻く流れの中に投入したのは、巨大なアマゾンペンシル。これぐらい大きなトップウォータールアーにドカンと出ればひたすら感動するのだろうが、強い流れの中でルアーをコントロールできず数投でボックスの中に突っ込んだ。続いて、懐かしのザ・スプラッシャー、エスドライブ、TDソルトペンシル12プラスFを試すが不発。ビーチウォーカーも試してはみたが不発に終わり、この場から退散した。
その後はラン&ガンで魚を探す。Dコンタクトにナマズのバイトがあったがフッキングミス。強い流れの中でも安定しているビーチウォーカーをメインに使い、フラットラップ、トリプルインパクト・ジョイント、アスリート・ダッシュチューンなど状況に合わせてルアーをアレコレとチョイス。しかし、いるべき所に魚はおらずギブアップ。車に乗り込みアクセルを踏んで大きく移動した。
強い南西の風が吹く中、竿をプレアデスPL74LからCPS-892FX-Ti TYPE FAST WATERに持ち替え、ショアラインシャイナーSL17F-Gをブン投げる。暫くすると別の場所で竿を振っていたT.Mさんが登場。手を休めてアレコレと雑談をしている最中、流れの中に60cmUPのスズキを確認した。即座に戦闘体勢をとり、目の前に潜んでいるであろうスズキを狙い打つ。T.Mさんのサーフドライバーにバイトがあったようだが、フッキングには至らない。私は焦りを感じながら旧タイドミノースリムSR、アスリートS12、サーフドライバー、オグル、ザブラバイブを次々に投入したが不発に終わった。
今朝、爆釣劇があったらしい某サーフに向うT.Mさんと別れ、腰をすえてキャストを重ねワンチャンスに掛ける。夕暮れ時にボラっ子が動き出したので、期待を込めてアレコレとルアーを投入。ナバロン、M148、ボラスト、ブルースコード、レンジバイブ、蝦夷ミノーなど、風に負けずに飛距離が稼げるルアーを主体に様子を伺ったが、コツリともアタリがないままギブアップとなった。
天気:晴れ 水温:20.0〜23.5℃ pH:不明
釣果:21〜25匹以上(スズキ、ボラ、カンパチ、エソ、ダツ)
9月下旬に釣行した浜名湖に味をしめて、またまたボートを一日チャーター。今回お世話になるのは黒船屋の朝倉キャプテン。午前4時過ぎに起床し、4時半に出発。大型トレーラーがひしめく国道を走りぬけ、45分のドライブで村櫛の乗船場に到着した。途中、コンビニに立ち寄った際、同船者となる職場の後輩Nから入電。「浜松西インター手前で、原因不明の渋滞にはまり、30分以上全く動きません〜」と非痛感が色濃く漂う声で連絡があった。前夜、キャプテンと電話で打ち合わせた集合時間は午前6時。まだまだ時間があったので、あせらずに湖面を眺めながら彼の到着を待つ。
午前6時ジャストに後輩Nが駐車場に滑り込んできた。これで時間どおり出船出来るかと思いきや、肝心な私達が乗る船が現れない。「乗船場を間違えたか?!」と心配し始めた頃、キャプテンから電話。「水路に掛かる橋の下を船が通れないので、出発を1時間繰り下げたい」とのこと。大潮の満潮で水位が高くなっているようだが、なにも満潮時の出船は、これが初めての経験ではないハズ。豪州のガイドだったら、船に水を入れて喫水を下げたり、座席や屋根を全部外して通過するのに。また、前日の内に船を移動させておくことも出来ただろうに・・・。何もしないで1時間も、ぼぉ〜と待ち切れない性分なので、釣れる当てもない陸っぱりをやって時間を潰す。
午前7時、桟橋に滑り込んでくる船を確認。湖内での釣行をオーダーしてあったので、小さな船がやって来るかと思いきや、GPSやレーダーと思われる機器を頭に載せ、ステンレスの手摺りをガッチリ備えた外海仕様船。これでは橋を壊さない限り通過は無理だと納得した。タックル一式を積み込んで、朝倉キャプテンと挨拶を交わして出船。10分程、湖面を走ってキャストを始めた。使うルアーは、前回の浜名湖釣行で爆発したDコンタクト。「魚は小さくても良いから手堅く1匹釣って弾みをつけよう」という作戦に出た。キャプテンを含め3人で10分程竿を振ったが反応がない。即座に次の場所に移動し、キャプテンの指示でルアーをレンジバイブに交換。キャスト後、ボトムをとってからの早巻きを繰り替えす。
湖面には鳥の姿を全く発見できず、魚探に映るベイト達は底に沈んでいる。ルアーにはコツリともアタリはないが、めげずにキャスト&早巻きを繰り返す。水面近くでモジっているのはボラばかりで、確実に魚が付いていそうなストラクチャー周りでもノーバイト。「これはヤバイかも」って感じが船上に漂い、魚の姿を求めてラン&ガンする。水深10mのところでは、ベイトが5〜6mラインにいるのは判っているのだが、レンジバイブを引っ手繰るようなアタリはない。開始1時間も経たずに、キャプテンの口から「今日は渋い」の一言が出た。湖北部にボートを進めると、水温は20℃程度となり水質が悪化。先週までは水温が25℃程度あったので、先日の日曜から月曜に掛けて降った雨が河川から流入し、災いしている様子。
一気に南に下り、実績のあるポイントを探る。午前8時半、狙っていた魚が後輩Nのレンジバイブにヒット。目の前でエラ洗いを繰り返すススギのサイズは60cmUP。キャプテンがネットを出したので当然キャッチと思いきや、タモ入れ直前に暴れてフックオフ。彼にとって自己ベストを塗り替えたであろう魚を逃してガッカリする。「次があるさ・・・」と思いつつ、キャストを再開。たまに彼とキャプテンにはアタリがあるようだが、私の方には全くそれらしき反応はない。アタリはスズキなのか、ボラなのか・・・。いずれにしても、今日は浜名湖と私の釣り方のギアが噛み合っていない様な違和感を感じつつ、指示に従って魚から反応があることを信じてリールを巻く。
「朝イチの魚をバラすと、その後ずっと釣れない」という悪いパターンがある。どうやら今回はモロにそれにはまった感じ。キャプテンのタバコを吸う本数が徐々に増え、「渋いです」「さぁ、困りましたねぇ」を連発している。次なるポイントでは、船尾で竿を振っているキャプテンにヒット。ドラグを鳴らしラインを引きずり出す程の力強いファイトだったので、皆が相当期待したのだがボラのスレ掛かりと判明。移動を繰り返す中、私のレンジバイブにも「ガツン!!」という明確なバイト。近年まれに見る明確な強いアタリで思わず声が出たのだが、フッキングには至らず腰が砕けた。このエリアでのチャンスは僅かに、この1回コッキリ。
気分転換にキビレ狙いでポッピングを10分程試したが、魚の姿は確認できない。突然、キャプテンから「船酔いは大丈夫ですか?」との質問。湖内が全くダメなので、オーダーしていない浜名湖の外へ出ることを考えたようだ。外海で釣りをすることはハナから考えていなかったので、持参したタックルやルアーでは力不足なのが明白。それでもチャンスがあれば狙ってみたいのが釣師の心なのだ。今切口を出てテトラ帯をザブラバイブで流したが反応なし。ナブラを探しながら沖に船を進めたが、それらしき動きもない。魚探代わりで頼りにしている海鳥達も何処かに消えてしまっている状態。
作戦を変更し、魚探を頼りにポイントを絞ってライトジギングをする。使えるようなジグは持っていなかったため、キャプテンからスカジットデザインズのキールジグを借りる。2人ともジギングはやったことがなく、シャクリ方を教わりながらリフト&フォールを繰り返す。少しして、キャプテンにヒット。30〜40cm程度のエソを2匹立て続けにキャッチ。魚はいるようなのだが、ジギング初挑戦の私達にはアタリがない。私達が使うリールは2000番と小さく、私が使う竿は黒鯛ポッパー用、そして後輩Nはバス用のMLクラスの竿。懸命にリールを巻いてもジグの動きが遅く、竿が柔らかいために上手にジグが踊らない。どうすれば魚が反応するか判らないまま、我武者羅にジグを動かしていると、スナップが開くトラブルが発生。借りていたジグを1匹も釣らない内にロスト。続いて、後輩Nもキャストの際にミスして、借りたジグをフッ飛ばした。
"黒船屋オリジナル"とキャプテンが言うジグのシャクリ方を伝授してもらい、見よう見まねで懸命に再び借りたジグを動かす。後輩Nには時折アタリがあるようだが、フッキングが上手く出来ない様子。悩みながらリフト&フォールを続けていると、間もなくキャプテンが30cmUPのカンパチをキャッチした。時計を見ると正午。この時点で朝から船上に上がった魚はキャプテンが釣ったエソ2匹とこのカンパチ1匹のみ。私達2人はノーフィッシュだった。恐ろしいことに、もし5時間コースを選んでいたら、このままボウズでお帰りだったのだ。
キャプテンの「移動します」の声が掛かった直後に、私のジグにヒット。それほど強い引きではないため、余裕をかましながら魚を引き寄せる。浮かんできた魚はメッキっぽかったのだが、大きく見積もって40cm程のカンパチだった。サイズ的には抜き上げられそうだったのだが、ネット用意してくれたキャプテンにすくってもらおうと船縁に魚を寄せる。この時、一気に魚が走ってラインが船底に擦れ、一瞬にしてラインブレイク。これには思わず泣きそうになった・・・。
タックルに無理があるのは承知の上だが、思いどおりにジグを操れずバイトは皆無。借りたルアーをロストした上に、やっと掛けた魚はラインブレイク。釣りをしていて胃が痛くなるなんて滅多にないのだが、急に胃がシクシク痛くなってきた。おまけに下を向いてルアーを交換していたら船酔いしそうになってきたので、急いで薬を服用する。一方、後輩Nはジギングのコツが掴めてきたようで、時折アタリが出始め、35〜40cmのエソを2匹連続キャッチした。船尾ではキャプテンが、これまたエソを釣り重ねている。私一人がとり残され、釣っていて楽しくないのでギブアップ宣言。湖内に戻り、スズキをメインに狙うことにした。
風に流されないようにシーアンカーを使って船の位置を確保。レンジバイブを投げ始めたが反応はない。潮の動きが止まっており、1時間程は動きそうもなかったので、トイレ休憩で一旦陸に上がることにした。今年も"ぎじたまダービー"に協賛を頂いている村櫛フィッシング沖さんにお邪魔し、余りの状況の悪さに店主へ泣きつく。「潮が動けば、ガラッと状況が変わりますから!!」との言葉を信じるしかない。午後2時半、レンジバイブを買い足し、悪い物を沖さんの所に全て置いたつもりになって再度湖上に出撃した。
キャプテンには、最後の決戦の場所を何処にするか明確なプランがあったようで、一目散にポイントへ向う。そこでは海鳥が舞い、30cmに満たないセイゴ達がベイトを盛んに追い掛けている。こんな状況にはめっぽう強いDコンタクトをすかさず取り出し、これまでの釣りが嘘だったかのように調子良く魚を釣り上げた。数匹釣る間に魚が移動してしまうため、頃合を見てキャプテンが船を移動させる。釣っては移動、釣っては移動し、釣果を重ねる。午後3時、一際強いバイトがあった。セイゴとは違った引きにドキドキしながら船際へ寄せると、なんだか長細い魚。軽そうなので一気に引き抜くと、歯が生えた細長い口を開いて魚が宙を舞った。空中でフックオフした魚は、40〜50cm程のダツだった。
ボイル打ちをやっている最中、ミスキャストでDコンタクトを船の手摺りにシコタマ打ちつけた。何度も同じミスを繰り返す自分に呆れながらルアーを見ると、への字のように二つ折り状態。あえなく歴戦の勇者が昇天した。予備のDコンタクトを取り出し、タイムリミットの午後4時ギリギリまで釣りまくった。良く使うルアーは最低2個は必要。コレがなければ釣りにならないのだ。結局、最後にセイゴ達に遊んでもらい帳尻を合わせた感じとなったが、私が21匹、後輩Nは25匹以上をキャッチした。朝倉キャプテンに御挨拶した後、釣り足りない私達は陸っぱりに挑戦。夕暮れが迫る中、1時間半程シャローエリアでポッピングを試したが、数回、小さなバイトがあっただけ。魚の顔は見ることが出来ず、納竿となった。(黒船屋さんのブログから一部写真借用)
2010/10/2 静岡県西部地区の某河川
天気:晴れ 水温:23.2℃ pH:不明
釣果:1匹(コイ)
お祭りの合間をぬっての釣行。長居をするつもりはなかったので、効率よく狙って1本釣って帰ろうと思っていたのだが、ウェーディングを始めると水質が悪いことに気が付いた。変な濁りが入っており、シャローの魚っ気が乏しい。普段ならシャローでのポッピングからスタートするのだが、最初から流心を狙ってバッテンをフルキャスト。潮見表で確認した干潮時間からすると、下げ潮がもっと効いていても良さそうなのだが、流れが緩やか過ぎる。バッテンに反応する魚はいないようなので攻め方を変える。
ワンダー、Dコンタクトを試した後に、ウエイトチューニングした月歩かぐやのアクションを確認する。今回は、先日貼ったウエイトの位置をリップ裏にずらしてきた。ノーマルよりも泳ぎ出しは良くなっているのだが、リトリーブスピードによっては、やはりボディが横に倒れこんでしまう。根本的にリップ形状や取り付け角度が悪いように思えてきたが、魚が反応する泳ぎは備えているため暫くボックス内に留めて使うことにした。
肌寒く感じたのでウェーディングジャケットを羽織って次の場所へ移動。岸際にベイトがいるので淡い期待を抱きながらスタート。実績のある蝦夷ミノーから始め、レンジバイブで広範囲に探る。ヨレヨレ、DC9バレットも動員し、様子を伺ったがコツリともアタリはない。余りにも反応がないため、この水域は諦めて大きく場所を変える。
流れ込みに月歩かぐやを投入し、流れにルアーを漂わせているとラインが横に流れた。ゆっくり竿を持ち上げ、聞き合わせをするとググッと竿先が引き込まれた。ここで一気にリールを巻いてフッキング。魚は重量感があり大物のようだが、エラ洗いをしない。ナマズ特有のグネグネした引きではなく、「何だろう・・・!?」と考えながら引き寄せてくると魚体が見えた。黒っぽいボディに大きなウロコ。月歩かぐやを咥えていたのはコイ(65cm)だった。
ランディングまでに手間取り、場が荒れたので、次の場所へと車を走らせる。足元の落ち込みにバッテンを垂らし込むと、60cmUPのナマズがヒット。しかし、フッキングの位置が悪かったようで、直ぐにフックオフ。他にも魚がいるようなので、ルアーを月歩かぐやに交換し、リフト&フォールをした時のアクションを確認した。ウエイトを増しているので流れの中でも安定し、フォールの際にクネクネと尻尾を動かしている。今後、同じようなシチュエーションで使えそうなアクションだったが、魚は反応せず沈黙。場所を変えて、チャラ瀬の一発勝負にスキッターポップで挑んだが不発。釣果がパッとしないまま、時間切れで納竿となった。
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