
トップ>FishingReport>2011年5月
2011/5/28 静岡県西部地区の某河川
天気:雨 水温:17.5〜18.5℃ pH:不明
釣果:2匹(ナマズ)
日本の南岸に停滞する梅雨前線が、台風2号に刺激され活発になりそうな気配。天候が荒れる前に竿を振ろうと朝から出撃した。今年は台風の発生が1ヶ月程早まっており、降水量が増えそうな感じ。雨が降る年の方が釣果に恵まれる傾向があるため、雨対策さえしっかりしていれば楽しい釣りが出来るに違いない。干潮に向かって水位が徐々に低下する釣り場に立ち、周囲を眺める。竿先にぶら下げたのはデッドフロート8。水深の浅いエリアを広範囲に狙うため、試してみることにした。このルアーの特徴は、ラインアイのリング有無やリトリーブスピードの早い遅いでアクションがかなり変わること。単調なリトリーブを続けるのではなく、状況に合わせてアレコレ試す事が出来る優れもの。
ザックリとエリア内を探った後、フラットラップ8とB太80SRを早いテンポでリトリーブし、反射食いを誘う。何かしら反応があっても良さそうなのだが、周囲の魚っ気は乏しい。少しずつ移動しながらベイトの群れを探していると、ボラっ子達が集まっているエリアに辿り着いた。小魚達は上ずっていないため余り期待は出来そうになかったが、試しに7cm、8.2gのフェイキードックDSで探る。このルアーは昨シーズン試してみたが、特に感じるところもなくボックスから直ぐに姿を消してしまった経過がある。久しぶりに取り出して試してみたが、ちょっと動き過ぎの印象を受けて数投でチェンジ。
ZBLシステムミノー11Fタイダル、9Fタイダル、シャッドラップSR-Sを立て続けに試すが反応はない。TALEXの偏光調光イエローレンズを入れた曇雨天用のサングラスで周囲を眺めながら竿を振るが、ベイトはいつの間にか何処かに消えうせていた。アチコチに移動しながらバッテン、旧ショアラインシャイナー、蝦夷ミノー、アスリートF9、ワンダースリムなどを使い、様子を伺うがワンチャンスもなく撃沈。雨脚が徐々に強まる中、濁りがきつくなってきたため一旦出水し車中で昼食にする。食後は、潮が切り替わるまで昼寝をして時間を潰す。
午後3時から再挑戦。釣り場に立って様子を眺めるが、状況が芳しくないので大きくエリアを変更した。本命のスズキは後回しにして、タックルをディアルーナS809LST+ツインパワー2000から、バンタム・スコーピオンBSR1654F+アンタレスDC7に持ち替え、暫くナマズ狙いに挑戦。X-80ビートSWにナマズがちょっかいを出したが、咥えるまでには至らず。ゴクウ88、ビースリーズS、旧ショアラインシャイナーを相次いで投入したが、完璧に無視されてこの場から立ち去る。続いて竿を出したのは、流れの早いポイント。アップキャストで流心にフラットラップ10を打ち込み、夢屋ロングパワーハンドルを組み込んだハイギアのDC7でリトリーブを繰り返す。このリールのおかげで、強くて早い流れにも負けずに余裕でリトリーブが出来るのがありがたい。最初の数投で勝負を決めたかったが不発。続いて強い期待を込めてグース、フェイクベイツNLを投入したが反応はなく、次の場所へと移動した。
ラン&ガンで魚を探していると、ナマズの姿を確認。ビーフリーズSを鼻先に送り込んでトウィッチをすると直ぐに反応。バックリと食ってきたので一呼吸置いてフッキング。固めの竿のパワーを使って一気に引き寄せ、ナマズを引っこ抜く。サイズは堂々の65cmだった。後が続かないので、次の場所へと移動。ここでは、ビーフリーズSを投入した1投目からバイト。続いて2度もバイトがあったがフッキングには至らない。竿が硬く、ファイヤーラインを使用しているので魚を弾いている可能性がある。ドラグを緩めに設定しなおし、当たった瞬間に少しラインを送り込むようにしてからアワセを入れると無事にフッキング完了。60cmのナマズが躍り出た。
ナマズを2匹釣ったので、ナマズ釣りはもう十分。最初に竿を振った場所へと車を走らせ、狙いをスズキに切り替えた。予想していた以上に水位は高く、魚っ気が全くない。それでも何処かに魚が潜んでいる可能性もあるため、少しの間、竿を振ってみる。しかし、何事も起こらずギブアップ。本日はナマズ2匹で納竿となった。
2011/5/27 静岡県西部地区の某河川
天気:曇り後雨 水温:18.5℃ pH:不明
釣果:0匹
先月の釣行で水没したデジカメが、アウトドア保険の適応となり全損扱い。保険金を頂いたので防水タイプのデジカメを購入することにした。夜な夜なWebサイトを駆け巡り、長い時間を掛けて機種選定。そして、数日掛けて大手の電気屋さんを渡り歩いた。各店の価格を表にまとめ、ライバル店の価格を示しながら店員と価格交渉を繰り返した結果、妥協できる価格まで下がったので交渉成立。納期までに1週間ほど待ってやっと手にしたのがパナソニックのGPS付き防水デジカメ、ルミックスFT3ってヤツ。
評判の良かった前モデルルミックスFT2の防水性や耐衝撃性を高めつつ、操作ボタンを更に扱いやすいように変更。新たに追加されたGPS等の機能は、釣行での出番が少なそうでバッテリー消耗も激しいため必要性は薄い。しかし、目標物が全くなく、自分が何処にいるか判らないようなオーストラリア遠征では、きっと役に立つこともあるだろう。最初の被写体はどんな魚になるか今日の釣行を楽しみにしながら、100円ショップで購入したジャストサイズのソフトケースに入れてフィッシングベストの胸ポケットに納めた。
本日、気象庁は平年よりも12日、昨年より17日も早く梅雨入りしたと発表。天候がぐずついているので雨天対応フィッシングジャケットを着込み、干潮に向けて水位が徐々に下がっている釣り場に立つ。スタートは3Dポッパーから。時期的にはトップに反応する魚がいても良さそうなのだが、辺りを撃ちつくしてボックスの中へ早々と消えた。続いて、アスリートF9、アスリートSP7、月歩77かぐやを相次いで投入。キョロキョロと周囲を見渡しながら魚を探していると、遠くにボイルを発見した。時間が勝負なので、車に飛び乗りボイルしていた付近へ急行する。
竿先にセットしたのはプロップダーター。初期モデルなので扱いに少しコツがいるのだが、実力は昨年の浜名湖でも実証済み。自信を持って水面をモコモコと泳がせる。ボラっ子達が群れになって泳いでいるエリアを、集中的に攻めるが反応はない。続いて、バッテンを引き倒した後、更にZBLシステムミノー9Fタイダルを投入する。数投で勝負を決めるつもりだったが結果が出ない。ナイロンウェーダーで長時間浸かっているには少し水温が低く、天候が崩れることを示す東風が冷たく感じる中、徐々に気持ちが萎えて来た。ルアーを交換する前に早巻きも試しておこうと9Fタイダルをフルキャスト。扇状に数回キャスト&リトリーブしたところで、狙いどおりガツンとヒットした。直後に水面が割れ、60cm前後のスズキが水面上に身を乗り出してエラ洗いをする。この時、ラインテンションが緩んでフックオフ。私よりもスズキの方が一枚上手だった。
散々、ルアーを引いて反応がなかったポイントで、早巻きを試すと魚が躍り出るというパターンは、ローリングベイトの"ジャカジャカ巻き"で実証済み。スズキが反応するリトリーブスピードを体得すれば、きっと釣果が今以上に伸びるに違いない。魚はまだ群れになって近くに潜んでいるハズ。周囲を隈なく撃っていると、数分後に再び強烈なアタリが竿を持つ手に伝わった。しかし、これもフックオフ。余りの悔しさに、思わずその場にしゃがみこむ。
9Fタイダルに反応がなくなったため、早引き出来そうなルアーをボックスの中から探す。手に取ったのは、9Fタイダルとは通す水深を少し変えられるB太80SR。ファットなボディなので、細身のミノーとはちょっと違った刺激も与えられる。その効果に期待したが、こちらの思惑はカラ振りに終わりルアーを交換。続いて、ローリングベイトを取り出す。数投した時にチャンス到来。スズキとは違う引き方に疑問を感じながら引き寄せると、途中からゴミを引っ掛けたような感じに変わった。しかし、魚は付いているようなので、更に引き寄せると突然フワッと軽くなった。ルアーを手に取るとリーダーとフックは、生臭い白濁したネトネトの粘液まみれ。
姿は見られなかったが、魚の正体は多分ウナギだろう。ウナギがルアーやラインに絡みつき、団子状態になった後にフックオフしたに違いない。うっかりウナギを岸に釣り上げてしまうと大変なことになるので、フックオフした方が良かったかもしれない。気持ちを切り替え、少しずつ移動しながら本命のスズキを探す。その後はワンダースリム、ZBLシステムミノー11Fタイダルを投げ倒したがチャンスは訪れず納竿となった。新しいデジカメで魚を撮るのは、次回以降に持ち越しだ。
2011/5/22 静岡県西部地区の某河川
天気:雨時々曇り 水温:21.0℃ pH:不明
釣果:4匹(スズキ、ボラ)
今回は明るい内からの釣行。スタートはシーバスハンターVから。いかにも釣れそうなサイズとフォルムなのだが、ここ暫く成果を出せず気になっているルアー。泳ぎをチェックしてみるが、やはりちょっと泳ぎがワイド過ぎる気がする。フックサイズを上げて重くするか、リップの両サイドを削るかすればもう少しシックリくるかもしれない。このエリアで一級ポイントを丁寧に探ったが不発。ルアーをバッテンに交換し、ベイトの群れが集まっている岸際を少しずつ移動しながらキャストを重ねる。これだけベイトがいれば何処かに必ずスズキが潜んでいるハズ。残念ながら反応がないので、この場から一旦撤退し時間をズラして再び攻めることにした。
DDパニッシュで水深のあるストラクチャー周りを攻めた後、スゴイスプラッシュに交換してシャローエリアをテンポ良く探る。トップに出ても不思議ではない水温だが、ルアーを追いかける魚の影は見られない。期待していたストラクチャー周りやシャローエリアがダメだとすると、やはり本命の魚がいるのはベイトが岸に押し寄せているエリアしかない。再び元の場所に戻り、B太80SRを投げながら魚を探していると、目の前でボイルが起きた。
すかさずボイルした所にB太80SRを投げ込み、様子を伺ったが反応はない。キャスト&リトリーブを繰り返している最中も、周囲では50cm前後のスズキが何度も水面上に身を乗り出して激しくベイトに襲い掛かっている。完全にルアーを見切られているようなので、持参したルアーを次々と投入するZBLシステムミノー、Dコンタクト、アスリートF9、フラッシュミノー、ミニファットラップ、Aプロップ、スゴイスプラッシュ・・・数投してはルアーを交換、また交換、また交換。スズキは手が届くような距離に何匹もいるハズなのだが、全く反応してくれない。時合は短いので、短時間にアタリ針を発見できるかどうかが勝負の分かれ目なのだ。
ワンダーのトウィッチを試すと、スズキが襲い掛かっているボラっ子をキャッチ。サイズを測ると4.5cm。このサイズを食っているヤツはとても厄介で、これまで攻略するのに随分苦労したことがある。ローリングベイトのジャカジャカ巻きにも反応せず、途方に暮れながらアスリート・ピンテールチューンに手を伸ばす。早巻きを繰り返していると、ボラっ子が2回引っ掛かってきた。スレ掛かりは、ベイトがいる水深をルアーが確実に通っている証拠。暫く続けていると、ガツンと強烈なアタリがあった。
派手な捕食音を立ててボラっ子を食っているような魚は、元気満点でスリリングなファイトを繰り返す。その強い引きをたっぷりと味わいたいのだが、ポイントは荒らしたくない。少々強引に魚を引き寄せて勝負に出る。暴れる魚を岸に引きずり上げた所で、ルアーが口からポロリと外れた。慌てて魚に駆け寄り、オーシャングリップで口を掴んで無事キャッチ。水際で写真を撮って、サイズ(56cm)を測って即座にリリース。更なる追加を狙って、即座にキャストを再開した。
徐々にボイルが沈静化する中、2度目のチャンスを期待してルアーを投げまくったがコツリともアタリはない。気が付けばボラっ子達の群れも移動し、魚っ気がなくなってきていた。これ以上粘っても無理っぽかったため、今回は早めに納竿することに決定。ボイル対策に課題は残ったが、とりあえず1匹はキャッチ出来たのでまずはOKとしよう。
2011/5/21 静岡県西部地区の某河川
天気:曇り 水温:23.0℃ pH:不明
釣果:0〜2匹(スズキ)
夕マヅメからの釣行。釣り場に到着すると既に相棒Sが竿を振っていた。様子を聞くと、岸際にベイトはいれどもルアーへの反応はないとのこと。彼とは距離をおいて水辺に立ち、ZBLシステムミノー9Fタイダルからスタート。数投もしない内にミスキャストでコンクリートにぶつけ、ルアーの尾部に大きなクラックが入ってしまった。セイゴクラスならこのまま使えそうだが、50〜60cmサイズのファイトには耐えられそうにないので選手交代。出足から気分が凹みながら、立ち気味の大きなリップが付いた旧ショアラインシャイナーSを試した後、シーバスハンターVを撃ちまくる。実績のあるポイントを丁寧に攻めたが反応はなく、ベイトを探しながら移動を繰り返していると目の前に潮目が出来ている場所を発見した。
丁度この時、ボイルを目撃。周囲では40〜50cm程のボラも跳ねており、魚っ気が溢れている。何とかしてボイルをしたスズキを釣ろうとルアーをアレコレ試す。バッテン、コモモ、ZBLシステムミノー11Fタイダル、カクーンSP、Aプロップ、フラッシュミノー、ワンダースリム、フラットラップ8・・・どれかで反応するハズと信じてキャストを続けたが不発。気が付けば潮目はなくなり、魚の気配も消えてしまった。魚の姿を追って移動を繰り返す。最初に入ったポイントに戻ってみると、目の前でボイル。4〜5cmのボラっ子がはじけ飛んだ。この場所で最も実績のあるフラッシュミノーのトウィッチを試したが不発。ワンダースリムのスローリトリーブにも反応はない。前回の釣行からボックスの中に忍ばせているラパラ・リストラップRR4を試すと1投目でヒット。サイズは28cmしかないセイゴだったが、先程ボイルした魚はもっと大きかったハズ。
アスリートF9に交換し、トウィッチをしているとガツン。明らかにサイズアップしたファイトなので慎重に引き寄せる。足元に横たわった魚は55cm。狙いどおりに仕留める事が出来て大満足の1匹となった。更なる追加を求めてキャストを繰り返すが反応はない。目の前で散発的にボイルが起きるのでスズキはいるのだが、竿が曲がらず気持ちばかりが焦ってしまう。アスリートSP7、Lミノー(改)、マリブ78、Aプロップ・・・最後はZBLシステムミノー50Sまで繰り出したが不発。結局、ラパラ・リストラップRR4に戻し、夜中まで引き倒したがチャンスは起こらずギブアップ。相棒Sは3回魚を掛けたらしいが、いずれもミスしてノーフィッシュに終わった。
天気:晴れ 水温:17.0℃ pH:不明
釣果:0匹
前日の稚鮎パターンを期待して本日も釣行。風は全くなく釣りはしやすそうなのだが、一日でこんなに違うものかと驚くほど濁りがキツイ。ベイトは全く見られなかったが、水面が穏やかなため、スゴイスプラッシュのポッピングを試す。掛け上がりに潜む魚を意識して集中的に探ってみたがそれらしき反応はなく選手交代。久しぶりにボックスの中に突っ込んできたXラップのトウィッチで丹念に探るが、これまた不発。小粒だが集魚力はバツグンの名品ラパラ・リストラップRR4を試した後にアスリートF9、TKRPなどを試す。
アレコレとルアーを試すが、コツリともアタリはないる。魚っ気がある場所を探すため、竿を振らずに周囲をウロウロと歩き回る。暫く川の流れを見ていると、上流側からベイトの群れが下って来ていることに気が付いた。このタイミングで絶対にスズキが動くハズ。魚っ気が出て来たエリアに移動し、蝦夷ミノーを引きまくる。時折、ルアーにブルンッと当たるボラっぽい反応があるのだが、ルアーを引っ手繰るようなこの時期に特有なアタリは全くない。その後、かすかな望みを掛けてDコンタクト72、ZBLシステムミノー9Fタイダル、フラッシュミノー、バッテンを投げまくったがワンチャンスもなくギブアップ。コンスタントに釣果を上げるのが難しいこの時期の攻め方を、もっと研究することにしよう。
2011/5/14 静岡県西部地区の某河川
天気:晴れ 水温:21.5℃ pH:不明
釣果:1匹(スズキ)
永年使い続けボロボロ、穴だらけになっていたティムコBoilの手袋を買い替えることにした。・・・で、馴染みの釣具店で発注して購入したのが、再びBoilの3フィンガーレス。カンガルー皮で補強してあるのは以前の"シーバスグラブ"と同じだが、生地がクロロプレーン&タイタニュウムアルファからスポーツ用手袋に使われる「アマーラ」に変更され、名前も"アングラーズグラブ"に変わっていた。素材が変わって、保温性や耐久性などがどうなるか不安だが、 手にはめた時の感じは悪くない。
さっそく新品のグローブをはめて夕暮れの釣り場に立つ。西風が強く水面が波立っているが、水中をじっと見ていると3〜4cmのベイトの群れが遡上しているのが確認できた。竿先にぶら下げた本日のトップバッターは、スリムなアスリートF9。腹側のフックをソルト系の大きなサイズに交換し、バランスを取り直したヤツ。アップクロスで放り投げ、流れに合わせてトウィッチをする。開始5分、カツッとアタリがあり、流心で水面炸裂。元気の良いスズキが何度もエラ洗いを繰り返した。荒々しいファイトを繰り返すので慎重に引き寄せる。足元に寄って来たスズキは48cm。ファイトしている最中の感覚としては60cm前後のイメージだったが、測ってみてアレレレ?って感じだった。
2匹目を期待しキャストを再開。細身のミノーに反応する稚鮎パターンなら何匹かまとめ釣りができそう。期待しながらキャストを繰り返していると携帯電話が鳴った。肝心な時に、福島第一原発事故の対応関係で上司からの入電。直ぐに川から上がり内容を書き留め、関係者に伝達する。静岡県は事故を起こした福島の原発から300km以上も遠く離れ、日頃の風向きから考えても放射能の影響は全くないように思うのだが、影響はゼロではないことに心は穏やかではない。福島に近い関東周辺の農作物は一体どうなっているのだろうか。各都道府県のホームページで公式の分析結果をチェックする必要がありそうだ。
電話連絡が一段落して、釣りを再開する。しかし、流れが変わり、水位も一気に低下。アスリートF9を投げまくったが、反応はない。フラッシュミノー、ドリフトトウィッチャー、マリブ78、ローリングベイトを相次いで投入すれども不発。やはり電話をしている間に、時合が終了してしまった様子。魚の移動先を推測しながら、少しずつ移動して様子を伺う。使うルアーはZBLシステムミノー11Fタイダルとフィード105。いずれも絶対の自信を持って投げ続けられるルアーなのだが、コツリともアタリはない。最後はLミノーのリップレスチューンを投げまくってギブアップ。やはり釣りは時合を逃さないことが大切であることを痛感した。
2011/5/7 静岡県西部地区の某河川
天気:曇り時々晴れ 水温:19.5℃ pH:不明
釣果:1匹(スズキ、ボラ)
先日の釣行で良型を仕留めた後輩Nと昼からの釣行。待ち合わせ場所で彼が登場するのを待ちながら、新たに購入したヘッドランプをセッティングする。長年愛用していたクリプトン球を使っているナショナル(パナソニック)の水中ヘッドランプ(BF-181C)は、強い光で遠くまでスポット状に照らし、オレンジ系の明かりで眩し過ぎないのがお気に入り。しかし、電池の消耗が早いのが玉にキズ。気分転換ついでに、電池の持ちが良く防水タイプのハイパワー白色LEDを使った水中ヘッドランプ(BF-267P)を購入した。暗くなるまでにはまだ随分時間があったが、なんとなく嬉しくて早々と電池を突っ込み、意味もなくスイッチのON/OFFを繰り返す。まるでランドセルを買ってもらったばかりの新一年生の気分だ。
少しして後輩Nと合流。昼間の釣りは夜の釣りと違って、リトリーブを早めにすることがキモ。また、移動しながら広範囲に探ることをアドバイスし、彼に先行させる。彼とは少し離れて入水。スタートはレンジバイブ70ESの早引きから。キャスト&リトリーブをしながら少しずつ移動し、様子を伺うが不発。続いて、このところ使い方が判ってきたバッテンを投げまくるが、こちらにも反応はない。岸際をトボトボ歩いているとミドリガメ(ミシシッピーアカミミガメ)の赤ちゃんを発見し手に取る。昔はこれぐらいの小亀がペットショップで沢山売っていたり、お祭りでは"金魚すくい"ならぬ"亀すくい"なんてのあったのを思い出す。小さい頃はとても可愛いが、栄養状態が良いと数年で巨大化&凶暴化するので野外に捨てるケースが増え、今では在来の亀を脅かし生息域を拡大させている悪者なのであった。
エリア内で最も流れの強い場所まで移動しながら、ワンダースリム、ZBLシステムミノー9Fタイダル、ローリングベイト、フィード105を打ちまくる。何とかして1匹を引きずり出したいと集中してキャストを重ねたが、思いは形にならず気持ちは萎える。最後にフェイクベイツNL1を投げまくってギブアップ。タップリと休憩時間を取った後、早めの晩御飯にありついた。食後は、河口域から河川の様子を確認しながらドライブをする。魚っ気がある場所と、全く魚っ気がない場所が明白。私たちが狙っているポイントは、狙いどおり水位の上昇に伴いベイトが差し込んで来ていた。
釣り場に到着し、手早く準備をして釣り場に立つ。するとこのエリアでは初見のアジサシ達が飛んできて、水中へダイブを始めた。やはり結構な数のベイトが入ってきている様子。ベイトの後ろにはスズキが付いているハズ。確信を持ってキャストをしていると狙いどおりにガツン。開始30分も経たない内に水面が割れ、バッテンを咥えたスズキが何度もエラ洗いをする。フックが1本、口の脇に掛かっていただけだったので慎重に引き寄せてキャッチ。足元に横たわったスズキは50cm、小振りだがガッチリとした魚だった。
夕闇が迫り、さっそく新規導入したヘッドランプをスイッチON。今まで使っていたモデルよりも本体が小さく、少し扱いにくさを感じる。しかもライトの角度調整の具合が緩めに作られているようでスイッチのON/OFFの度に照射角度が変わってしまう不具合がある。しかも、白色系のライトは目が慣れていないため眩しく感じてしまう。やはりロングセラーとなっている旧型モデルの方が、私にはしっくりくるようだ。
上流で竿を振る後輩Nの様子を気にしながらキャストを重ねていると、彼の竿がしなり、後ずさりしている。魚を釣ったようでフラッシュが暗闇で3回ほど光った。直ぐに電話が入るかと思いきや、待っていても報告がない。少しして様子を聞きに行くと、20cm程のボラをスレ掛かりで釣ったとのこと。どおりで連絡がない訳だ。
エリア内には確実に本命の魚が入っている。何とかしてもう1匹追加したいし、彼にも釣って欲しいと思い、魚を探しながらアレコレと試してみた。TKRP9/12、ゴクウ88、フラッシュミノー、シンキングシャッド、TKLM9/11、ワンダースリム、アイルマグネットDBなど、可能性のありそうなルアーを次々に投入すれども不発。マリブ78で一度アタリらしき手ごたえがあったが、相手はボラだったのかもしれない。最後は蝦夷ミノーをスローに引きまくってギブアップ。やはり短い時合にテンポ良く数を稼げるよう、もう少し攻め方を工夫する必要がありそうだ。
天気:曇り 水温:19.3℃ pH:不明
釣果:0匹
本日は日没後からの釣行。スタートはフラッシュミノーから。コンパクトな鋭いキャスティングを心掛けながら軽いミノーを上流に打ち込み、緩い流れに乗せながら時折トウィッチを入れてリトリーブする。魚がいれば一発で食ってくるハズだが、そんな気配は全くない。続いて取り出したのがカクーンSP。フルキャスト後、竿を立て気味にしてスローリトリーブ。表層を周囲を隈なく探った後、ドリフトトウィッチャーとDDパニッシュ、Dコンタクト72で反射食いを誘う。
ワンダースリムのスローリトリーブも試したが不発。気が付けば1時間が経過していた。このままではヤバイと考え、対岸に移動する。ここでもカクーンSPから試す。魚っ気が全くない中での表層狙いはピントがズレているのかもしれないが、やるだけやって次なる戦略を模索する。30分程、少しずつ移動しながら魚を探したが、結局ワンチャンスもなくギブアップ。車に乗り込み、一気に河口域を目指した。たまにボラが跳ねるが、ベイトと呼べそうな魚の群れは見つけられない。広大なシャローエリアでワンダースリムを引き倒したが、コツリともアタリはなかった。
ワンチャンスを期待して、竿を振る水系を大きく変えることにした。久しぶりに入水したこのエリアは濁りがきつい。水温を測りながら水中をライトで照らして観察すると、微細な泥の粒子がフワフワと漂っている感じ。周囲を眺めても足跡はなく、人がほとんど入っていない様子。魚が釣れている時には、次々に訪れる釣り人が竿を振るので数多くの足跡が残っているのだ。ワンダースリムをリトリーブしながら水面を凝視すれども、ベイトの姿は全く確認できない。30分程、集中してキャストを重ねたが気持ちがすっかり萎えてギブアップした。
天気:晴れ後曇り 水温:19.5℃ pH:不明
釣果:0匹
「前日から左肩が重いなぁ」と思っていたが、今日になって肩から首筋に掛けて、どっしりと痛くなってしまった。朝から湿布を貼って大人しくしていたが、夕方からモゾモゾと動き出し出動する。スタートはオルビット65SPスライダーから。軽いトウィッチで周囲を探った後、稚鮎をイメージして小さめなミノーをアレコレ選んでみる。オルビットDR、DDパニッシュ、アスリートF9、ビジョン95、マリブ78、BKF90を試すが不発。
前日に比べてベイトの数が圧倒的に少なく、いかにも「今日は釣れませんよ〜」って雰囲気が周囲に漂う。月歩77かぐやで様子を伺った後、ワンダースリムを多投。アップクロスで投げた後、ゆっくりとリトリーブしながら魚を探す。少しずつ移動しながら広範囲を探るがコツリともアタリはない。シンキングシャッド、フラットラップ8、ビーフリーズS、アスリートSP7を投げまくったが無反応。やはりベイトがいないと、スズキもいない。痛む肩をかばいながら釣りをするのが辛くなってきたので、今宵は早目の納竿とした。
2011/5/3 静岡県西部地区の某河川
天気:曇り 水温:15.5〜16.5℃ pH:不明
釣果:2匹(スズキ、ドンコ)
今年のGWは非常に苦戦している。田植時期とドンンピシャで重なるのはいつものことだが、今年は特に河川の濁りがきつく、魚の反応が極めて鈍い感じ。と言うより・・・川の中の魚の数が圧倒的に少ないのではないだろうか。色々な可能性を考え潮位や時間帯をずらして釣行したりしているのだが、ピントが合わない感じで釈然としない。大潮の干潮狙いで入ったポイントは飛豚73プロップからのスタート。ルアーが届く限りの範囲を丁寧に流したが反応はない。続いて、レッドフィンJT、バッテン、ナバロン、B太80SRなど持参したルアーをアレコレ試すが不発。1時間半程でこの場に見切りを付けた。
次なる場所は、流れの強い場所を探し歩いて竿を振るエリア。一列の足跡が残っているので、ここ数日間で1人入っている様子。釣れていれば無数の足跡があるハズなので、きっとイマイチなのだろう。小さな流れ込みのある場所でフラットラップ10を引いていると、ドンコがフックにサクッと引っ掛かってきた。まさかこの1匹で本日の釣行を終わらせる訳にはいかず、本命の1本を探して移動を繰り返す。強い流れとベイトを探しながらキャストを繰り返したが、相変わらず反応はない。結局、最初に入った釣り場へ戻ることにした。
この場所は水位の上昇に伴い、ベイトが差し込んでくるハズなのだが、今日はそれらしき気配がない。自信を持って投げ続けられるZBLシステムミノー11Fタイダルの後、シンキングシャッドのスローリトーブを試したが不発。暫くキャストを繰り返していると、今シーズン初見のアジサシのつがいが特徴のある鳴き声を交わしながら飛んできた。アジサシは、ベイトを見つけると急降下して水中にダイブする魚群探知機なのだ。時折、水面近くまでダイブするそぶりを見せるのだが、落下途中で見切りをつけて急上昇。結局、一度もダイブせずに周辺を旋回した後に飛び去ってしまった。彼らの呼び掛けあう鳴き声を聞いていると、「そっちにベイトはいるか?」「いないゾ、そっちはどうだい?」「こっちもいないゾ」「ここはダメだな」と話をしている感じ。アジサシ達がエリア内にベイトが入っていないことを証明してくれたため、一旦竿をたたむことにした。
早めに晩飯を食べて、再び車を走らせる。昼間、竿を出した河川には見切りをつけて別の水系をチョイス。ウエイトチューニングした月歩77かぐやから。ツルシのままでは泳ぎだしが悪くて使い物にならないルアーだが、アレコレ試してやっとマシになってきた。釣り場に立ってキャストすること3投。いきなりのヒット。水中で激しく首を振る様子が、竿を持つ手に伝わった後、残念ながらフックオフ。直ぐにフォローを入れたが反応がないため、ソアレ30に交換して捜索範囲を広げる。直ぐに結果が出るかと思いきやコツリともアタリはない。
魚は周囲にいるハズなので、3月の釣行で炸裂したフラッシュミノーを取り出した。稚鮎パターンを意識して上流にキャストしてルアーを流しながら、時折強めに竿を煽る。すると狙いどおりにヒット。1投目でスズキ(58cm)が躍り出た。更なる追加を求めてキャストを重ねるが不発。旧アスリートF9のトウィッチを試すと、再度チャンス到来。しかし、折角のチャンスはフックオフであっけなく逃した。周囲にベイトがいるので、まだまだチャンスはあるハズ。ラパラCD5、Lミノー・リップレスチューン、ローリングベイト、ZBLシステムミノー9Fタイダルなどアレコレとテンポよくルアーを交換し様子を伺う。反応がないので再びフラッシュミノーに戻すと、ガツッと明確なアタリ。軽いトウィッチを入れながら、ルアーを流していた時にヒットした。これまた掛かりどころが悪かったのか、残念ながらフックオフ。更なるチャンスを期待してルアーを投げまくったが不発で納竿した。
2011/5/2 静岡県西部地区の某河川
天気:晴れ 水温:17.0℃ pH:不明
釣果:0匹
今日は立春から数えて八十八日目。新茶シーズンの真っ只中。今年初の黄砂が中国大陸から吹き寄せ、周囲はボンヤリと霞んでいる。有害物質を含んでいる微細な砂が漂っているので出来るだけ外出しない方が良いのだろうが、晩飯を食べてから出撃した。スタートはUZUのブゥビィから。水位は高いが、そこそこ流れがあるので試してみる。このルアー、積極的にアクションさせるのではなく、流れに任せてドリフトさせるような釣りに向いているようだが、未だ釣果を出せず自宅のストックボックスと行ったり来たり。成功体験がないと一軍ボックスでの常駐は極めて難しいのである。流れを読みながら、魚がいそうなエリアを丹念に探ったが不発。続いてアレコレとルアーを交換しながらワンチャンスに掛ける。
コモモSF125で様子を伺っていると、明暗部の境でボイルが始まった。ベイトは小さく、捕食魚も40〜50cmぐらいだろうか。コモモでは明らかにオーバーサイズだったので、ルアーをサイズダウンさせてゆく。ワンダースリムから更に、ワンダー、ニョロニョロ、レンジバイブ、リップスライド・・・ついにはユラメキまで竿先にぶら下げたが不発。ルアーをキャスト&リトリーブしている最中もボイルが起きているので、明らかに見切られている状態だった。
ボイルは30分程続いた後に沈黙。ZBLシステムミノー9Fタイダルを引き倒して全く反応がないため、少し移動をする。フェイクベイツNL1、バッテン、アイルマグネットDB、シンキングシャッド、ローリングベイトを使い広範囲に探るが反応がない。1時間半程経過した頃、再び明暗部の境でボイルが始まった。多分、ベイトの群れが差して来ているのだろうが、ルアーへの反応は悔しいほど全くない。ボックスの奥底に眠っていたフラッシュミノーや飛豚73プロップ、ミニファットラップまで引っ張り出してきたがコツリともアタリはない。
情けなくなりながら、この場を諦めて上流へと移動すると、20〜30cmのボラが集まっているエリアを発見。コモモを試していると、狙いどおりヒット。ボラのスレ掛かりではなかったのだが、水面で暴れられてフックオフ。その後はワンチャンスもなくギブアップした。今年のGW期間は釣果に恵まれずホント苦戦している感じ。ストレスが溜まる釣りは懲り懲りだ。
「Fishing Report」の目次に戻る。
トップページに戻る。
私へのメッセージは こちら へどうぞ。

Copyright (C) tamatebako