フィッシングリポートタイトル 13KB

トップ>FishingReport>2014年7月


天気:晴れ 水温:24.0℃ pH:不明
釣果:1匹(スズキ)

 昨夜、76cmの"川鱸"を釣った時の心臓バクバク感が忘れられず、今日も同じ時間帯に合わせて釣行。本命ポイントまで移動する間は、飛豚ノイジーを使ってザックリと探るがルアーを追い掛けてくる気配はない。川の中を暫く歩いてポイントに到着しキャストを始める。第一印象は、前日と比べて水位が高く、流れも弱くイマイチな感じ。反応がなかった豪州製ハンドクラフトリーズミノーから、ド定番のグースに交換。流れに絡めながら何回もルアーを流してみたが不発。帰りたくなる気持ちをぐっと我慢して、時間の経過と共に干潮に向って流速が早まることを期待しながら黙々とキャストを重ねる。

 開始45分が経過、流れが一気に強くなり目の前に反転流が出始めた。ここで投入したのが、ナバロン。かつて豪州遠征の際、バラマンディ用として試投してみたがイマイチだったルアー。内部の錘が安易に動き過ぎるためか、トウィッチやジャーキングをするとアクションが破綻してしまい、ダメ出しをした経過がある。しかし、過去の"ぎじたまダービー"の結果を見ると、河川で結果を残しているため、今回試しにボックスの中に入れてきた。

 上流に向けてフルキャストをして、ルアーが川床を叩くゴツゴツ感を感じながらリトリーブをしていると突然ガツンときた。魚は下流へと走り、ラインを勢い良く引きずり出してゆく。こんな時はあえてフッキング動作なんてしない方が良い。竿を立てて強く引っ張ると、せっかく口周りに刺さっているフックを引き離してしまう可能性があるからだ。突っ走る魚が落ち着いたのを見計らい、徐々に魚を引き寄せて間合いを詰める。岸際で一暴れしたが、タイミングを合わせて岸に引きずり上げてキャッチ。ナバロンをバックリと咥えていたスズキのサイズは64cmだった。

 2匹目を期待して直ぐにキャストを再開。すると再びチャンスが到来した。暗がりの中、流心付近で水面が割れて川鱸がエラ洗いをしているのが見えたが、手元には何の魚信も伝わってない。ノーテンションでドリフトしていたため、ラインが弛んでおりアタリが伝わらなかったようだ。このエラ荒いでルアーが見事に振り払われてジエンド。魚の方が一枚上手だった。魚が潜んでいる場所は絞れているので、再び挑戦。1バイトあったのだがフッキングには至らず、結果的にはこれが今宵のラストチャンスだった。グースNL-1ラテス川鱸スペシャルなどを流したが反応はなく午後10時過ぎに納竿とした。今年7月の釣行で必釣パターンを掴んだ感じ。これから秋に向けて、たっぷりと楽しめそうだ。


天気:晴れ 水温:不明 pH:不明
釣果:2匹(スズキ、ナマズ)

 今日は午前中、大潮の下げ一杯まで"川鱸"を狙う。先ずは浜名湖で拾った、塗装がボロボロにハゲているDC7バレットから。一口サイズで、いかにも釣れそうなのだが反応なし。ルアー交換のためボックスを覗き込んだ時に目と目が合ったグースを試すと、いきなり流心でヒットした。開始10分で本命の川鱸をキャッチ・・・かと思いきや、強い流れの中でフックオフ。再度のチャンスを期待してグースを流すがポイントは沈黙。水質はクリアで日差しが強く、私のプレッシャーも影響して魚が沈んでしまった様子。攻める水深を下げるため、ルアーを交換。サイレントアサシン99Fから試し、デプスレス75Sサーフドライバー、ついにはローリングベイトまで投入する。魚は必ずいるハズなので、あとは食わせるだけなのだがワンチャンスもないこの場から退散。

NL-1、グース、DC9 8KB いつもより水位が浅いので、これまで行けなかったエリアを探検する。竿先にぶら下がるのはDC9バレット。飛距離が出るため広範囲を探れ、シャローを引けるので根掛かりが避けられるルアー。新天地開拓のためには、もってこいなのだ。よさげな場所を探しながら移動とキャストを繰り返していると、ちょっとした瀬の下流に広がるフラットな場所でガツン。銀色に輝くボディが反転するのが見えたのだが、痛恨のフッキングミス。本日、2匹目をバラしてガックリする。

 午前10時を回ると猛烈な暑さになってきた。熱中症を避けるため、水分補給を小まめにして凌いでいるが段々辛くなってきてパーダウン。延々と歩いて来た灼熱の川原をトボトボと歩きながら最初のポイントに戻る。暫くポイントを休ませたので期待を込めてキャストを再開したが不発。NL-1のドリフトの他、ベビーシャッド75ビーフリーズSのトウィッチング、ローリングベイトの川底コロコロ引きなど、普段やらないようなワザを繰り出したが、全く魚には相手にされなかった。

 結局、本命ポイントでは魚を揚げることは出来なかったため、このところ気になっていた場所で竿を振ってみることにした。駐車スペースから川岸まで人が行き来している道が伸びているので、足繁く通っている釣り人がいるような場所。幅広い瀬からの落ち込みがあるため、周囲一帯、どこにでも魚が潜んでいそうな感じが漂う。しかし、真昼間にむやみやたらにルアーを投げても釣れるような状況ではないため、飛びっきりのピンポイントを狙ってサスケ120を打ち込む。食いっ気がある川鱸がいれば一発で食ってきそうな感じだったが空振り。粘っても無理っぽかったのでギブアップした。

スズキ 6KB 帰宅後、グダグダとエアコンの効いた部屋で過ごし、夜釣りのために体力を温存する。後から知ったのだが、本日の最高気温は県内軒並み35℃越え。清水では体温よりも高い37.2℃を記録していた。こんな日に炎天下で釣りなんかしていたら死んじゃうのである。たっぷり休養を取って、午後9時から再び釣行した。

 大本命の場所に入って25分、待ちに待った本命魚がグースを咥えた。この魚は、強い流れの中で猛烈なエラ洗いを何度も繰り返えす。絶対に逃したくなかったので、魚の引きに合わせて体全体を使って柔軟に対処する。流れに乗って突っ走る相手に対し、時には川原を走り懸命に対応した。やっとの思いで岸に寄ったスズキは76cm。堂々とした体格をしている。久しぶりに拝んだこのサイズは、この時期では文句なしのランカークラス。いかにも"川鱸"って感じの立派な体なので、普段よりも余分に写真を撮っておく。

 更なる追加を求めてキャストをしていると、再開5分でまたしてもヒット。しかし、エラ洗いでルアーを弾き飛ばされてフックオフ。この状況に鼻息荒くキャスト繰り返していると、またまたチャンス到来。今度は確実に魚を獲ろうと慎重に対応したが、何だかチョット違う。一度もエラ洗いをしない・・・足元に寄ってきた魚はナマズ(50cm)だった。その後、ラパラF11コモモ・カウンターハニートラップ95Sなどを時折試しながら午後11時過ぎまで頑張ったが、竿は曲がることなく納竿となった。


天気:晴れ 水温:26.0℃ pH:不明
釣果:1匹(ナマズ)

 言葉は悪いが今日はクソ暑い日だった。県内各地で気温が35℃超え、川根本町では36.2℃、佐久間でも36.1℃という猛暑日。東北から沖縄まで太平洋高気圧が広がり、日本列島は厳しい暑さとなった。炎天下では釣りに行っても釣果は望めそうになかったので、嫁さんと仕事を兼ねて佐鳴湖一周のドライブ&サンラファエルの"まるごとピーチ"の買い出しへと出掛けた。"まるごとピーチ"は今の時期限定だけあって大人気のスイーツ。「世の中にこんなに美味い物があるなんて・・・」と驚くくらいの逸品なのである。まだ食べた事がない方は是非お試しあれ。

ナマズ 6KB 釣行は日没間近からのスタート。最初に飛豚ノイジーで周囲を探りながら歩き、大本命のポイントまで移動。竿先にぶら下げたのはシードライブ。価格が3,000円もするようなルアーなのだが、以前の釣行で1匹も釣らないままロストした苦い経験がある。未だに何かの拍子でその事をフラッシュバックしてしまうので、私の心のキズになっているようだ。早くキズを癒したいので、魚がいれば数投で勝負がつくようなポイントで慎重にキャストを開始した。

 なんとかこのシードライブで1匹釣ってトラウマを克服したいと切に思い、暫く投げ続けたが期待しているようなドラマは起きない。時合を告げるコウモリがヒラヒラと頭上を舞う中、ラビット109ZBLシステムミノー11Fタイダルなどをアレコレと投入すれどもカスリもしない。完全に日が落ち周囲が静寂に包まれた頃、ピックアップ直前のザ・ファーストにヒット。竿先近くでルアーを咥えた魚をバラさないように、急いでラインを送り出し、丁寧なやり取りをする。魚種は不明なので最後まで慎重に引き寄せてライトで照らすと・・・ナマズ(45cm)だった。この場所でナマズを釣るとは思いもよらず、ちょっとビックリ。

 本命の川鱸よりも先に釣れたのが、グネグネと川原で暴れるナマズだったので気持ちは急低下。そんな時にドドーンと花火が上がった。花火のある日は、釣れないような気もするのだが気持ちを切り替えてキャストを重ねる。ルアーをアレコレ交換して様子を伺ったが、コツリともアタリはない。結局、釣れたのはナマズ1匹という不甲斐なさに、益々気持ちが萎んでタイムアウトとなった。


天気:晴れ 水温:不明 pH:不明
釣果:5〜12匹(手長エビ)

 今日は午後2時過ぎから嫁さんと彼女の妹を連れて手長エビ釣り。使う餌は、嫁さんの実家の庭で妹さんが掘ってきたミミズを使う。嫁さんは子供の頃、釣りをしたことはなかったようだが、妹さんの方は釣堀に通って魚を釣っていた経歴の持ち主。1から10まで手取り足取り教えなくても済むので、女性2人をフォローする際にどちらかが経験者だととても助かるのだ。

 嫁さんの実家ではビールを片手に釣果を期待している御両親がいるので、この人達の分も確保する必要がある。それを踏まえて、目標は1人20匹、3人で合計60匹とした。釣った手長エビは直ぐに調理して食べたい。出来るだけ長く生かして早く泥を吐かせるため、バケツの中には水道水を入れ、酸素供給のためにブクブクをセット。そして保冷材を浮かべて水温が上がらないように気を使った。

 手長エビなんて簡単に釣れるハズなのだが、思いのほか大苦戦。近年、手長エビ釣りをする人が増え、この釣り場では多くの釣り人が足を運び、結構な数が釣られている感じがする。手長エビ釣り経験が今回で2回目となる嫁さんも、「今日は釣れないねぇ」と言っている。1人20匹を釣る目標なのだが、とても達成は難しい状況にあった。

手長エビ釣り 9KB どうやらエビのサイズが小さく、針が掛かりにくかったり、直ぐにエサを離してしまう様子。最初に釣ったのがゲストの妹さん。さすがに昔、管理釣り場で腕を磨いただけはある。1匹釣れればその周辺にエビは集まっているため、彼女には釣れた場所を集中的に狙ってもらう。嫁さんも渋い状況の中、アチコチ移動してポツポツと釣果を伸ばしているが、私の方はまるっきりダメ。早い時間に手長エビを4回も釣り落とし、それ以降はパタリとアタリが遠のいた。

 隣の家族連れは、入れ食い状態でエビを釣っているのだが、こちらは沈滞ムードが漂う。何がどう違うのか判らないが、明らかに釣れるペースが違う。時間が経つと徐々に水位が下がり、テトラポットの隙間が狙いやすくなってきた。このエリアは水位が低い方がエビを釣りやすいので、夕マヅメ時に向けてこれからが勝負・・・しかし、肝心の餌が尽きてきた。

 これまで以上にミミズを細かく刻んで、小さな針に付けてじっとウキの動きを見る。嫁さんが最後の追い込みで数を重ねてくれたが、結局、午後6時過ぎまでやって3人で25匹。目標にはとても及ばなかったので、私達夫婦が釣ったエビは妹さんにプレゼント。これで少しは実家に対しても格好がつくだろう。今回の釣行は納得いかなかったので、あらためて再チャレンジをすることになりそうだ。


天気:晴れ 水温:不明 pH:不明
釣果:0匹

 真夏の太陽が容赦なく照りつける午後から嫁さんと"川鱸"狙いで釣行。昨日は見事に狙いがはまり5本の本命魚を獲ったので、同じパターンで攻めれば初心者の彼女でも釣れるんじゃないかと考えた。本命ポイントまでの間は、シャローエリアが続くため少しずつ歩きながらTDペンシルSWエアラコブラ60を使って広範囲に探りを入れる。このエリアは結構ベイトはいるのだが、スズキが定位するような起伏の変化やストラクチャーがないため期待は薄い。ワンチャンスもなかったので、適当に切り上げて本命ポイントに望みを掛ける。

 一帯は砂利や玉石が広がるので、嫁さんには普段釣りをしている砂っ気が多い場所よりも静かに歩くように指示をする。足音は砂や泥地に比べ、砂利の方が魚に伝わりやすい。ポイントへのアプローチには特に気を使い、遠回りでゆっくりと、出来るだけ音を立てずに歩くようアドバイスした。これをちゃんと言っておかないと、無邪気な子供のようにドカドカ、バシャバシャと歩いてしまうので、魚に出会える確率はかなり下がってしまうだろう。いきなり狙ってるポイントの近くに立つなんて、もっての外。獲物を狙うネコのように、忍び寄る必要がある。

 彼女の竿先にぶら下がるルアーは、昨日大活躍したNL-1。ルアーを打ち込む場所や、ルアーを流すコースを説明してからキャストを開始した。たまにベイトがライズするがNL-1への反応はない。久しぶりにボックスの中に入れてきたフラップスラップラビット109を試しに投入するが不発。活性の高い魚達は何処にいってしまったのだろうか・・・。DC9バレットに交換し、広範囲を攻めてみる。暫くして嫁さんが水中に沈む倒木に引っ掛けた。キャストを始める時に予め障害物のある場所を教え、「あそこはルアーが引っ掛かるから注意するように」と伝えたハズだったが、見事、そのピンポイントに根掛かり。川の流れでルアーやラインが流される事を十分体感していない初心者なので仕方がない。しかし彼女は、「行っちゃダメ」「やっちゃダメ」と口うるさく言う親の言葉を無視して、自らデンジャラスゾーンに踏み込んでしまう子供のようなタイプなのであった。

 根掛かったルアーがあるのは、流れが強くドン深な場所なので、ズリッと足を滑らせて落ちたら溺れてしまうような所。ギリギリの深さまで水の中に入り、普段から背中に装着しているルアーリターンUを取り出す。この回収器はロッド部を最大限引き伸ばせば、腕の長さを合わせて3m態度の範囲をカバー出来るのでとても重宝するグッズ。ルアーが引っ掛かっているであろう所にルアーリターンUを伸ばし、ガサガサやって無事に回収した。

 ルアーを回収したその場で、彼女のタックル借りて竿を振る。DC9バレットを流れの中に通すといきなりガツン。やはり昨日の川鱸はここに残っていたのだ。しっかりフッキング出来ているように思えたが、激流の中で頭を振られてフックオフ。直ぐにタックルを彼女に返して、ヒットした周辺を狙ってもらったが、一度針掛かりさせてしまった魚を釣るのは難しい。河原で30分程休憩し、一旦プレッシャーを下げてから再挑戦する。

 強い流れの中で使えそうなルアーをアレコレ試しながら様子を伺っていると、対岸でベイトが弾け飛ぶボイルがあった。どうやら私達のプレッシャーを感じて、流心の向こう側に魚達が集まっているようだ。再び30分程休憩を取って、夕方のワンチャンスに望みを掛けた。アロウズジップベイツのコラボ商品リョウマコモモ・カウンターアムニス1グースを投入したのち、本日唯一アタリがあったDC9バレットに戻す。

 少し上流で釣りを再開した嫁さんを見ていると、突然彼女の体が横にグラッと傾いた。強い流れに足を取られたかと思いきや、いきなり本命魚がヒットしたらしい。開始4投目の出来事。ヒットルアーはDC9バレット。「凄い引いたぁ〜」と言う彼女に、滑ってコケたと思っていた事を笑いながら話すと、「凄く引いたんだもん」と同じフレーズを繰り返すばかり。激流での川鱸の引きは、それほどインパクトが強いのである。今回は午後6時過ぎでタイムアウト。彼女に銀ピカの"川鱸"を1本釣らせたかったが、その想いは次回に持ち越しとなった。


天気:曇り一時雷雨 水温:不明 pH:不明
釣果:5匹(スズキ)

 以前からずっと気になっているエリアに昼過ぎから釣行した。釣り場に到着し、準備を始めると雨が降ってきた。天候が崩れることは承知していたので、用意してあったカッパを着込んでウェーディングを開始。先ずは肩慣らしで、GドッグXDC9バレットを使ってシャローエリアをザックリと探る。少しすると遠くで雷が鳴り出したので、本日のメインポイントに急いで移動する。

 流れが非常に強い場所なので、使えるルアーは限られてくる。ビーフリーズSを使って反応を見たが不発。続いて流れに強いマリアNL-1を試す。アップクロスでキャストし、狙っているポイントを流すこと数回。いきなりガツンときて水面が割れた。ガバガバと頭を振って暴れるスズキは、直ぐに流心に入って一気に走り出す。ツインパワーC3000HGから勢い良くラインが滑り出てドラグが鳴り続く。走らせるだけ走らせてから徐々に魚を引き寄せ、数分後に岸際へ引きずりあげた。NL-1をバックリと咥えていたスズキのサイズは64cm。そのファイトの激しさから70cmクラスだと思っていたが、残念ながら予想は外れた。

川鱸 8KB 2匹目を狙いたかったが、明らかに雷が近づいて来たため急いで車に戻る。徐々に雨粒が大きくなる中、車中に入ると同時に猛烈な雷雨となった。サイポスの気象レーダーで雨雲の様子を見ると、西部地区は真っ赤に色付けられている。1時間程で雨雲は通過しそうだったため車中で待機することにしたが、前方では稲妻がバリバリと光り、大粒の雨が愛車を叩きつけた。丁度1時間が経過した頃、頭上の雷雲が過ぎ去り雨が上がったので車外に出てみる。車から足を下ろしてビックリ。車を停めている小道は、小川に変わっていた。

 急激な増水に十分注意しながら釣り場に戻り、キャストを再開すると直ぐに結果が出た。瀬の落ち込みの所でスズキが口を開けてベイトを待っているようで、NL-1を咥えてガバガバと暴れる。他にも魚が集まっている感じがするので、最初の魚のように走らせることはせず力づくで一気に引き寄せてキャッチ。サイズは一回り小さい60cmだった。リリース後、フックやスナップ、ラインをチェックした際にメインラインが痛んでいることに気がついた。直ぐにラインシステムを組み直してキャストを再開。

川鱸 8KB すると1投目で61cmを追加。ラインチェックをしていなかったら、ブレイクしていたかも知れずホッとする。ファイト中、ポイントには他の魚の気配があったため、時間をおかずにルアーを放り込むとまたしてもヒット。サイズはグッと小さくなって50cmを僅かに切ってしまったが、久しぶりの"入れ食いモード"に興奮してくる。食いが立っている時には他のルアーの反応も見たい。ボックスの中からルアーを取り出し、アレコレと試してみた。自信があったフラットラップ10コモモ・カウンターは不発。淡い期待をして投入したラビット90もノーバイト。NL-1に戻すと、いきなりガツンとヒットした。これにはビックリしたが、フッキングには至らずガックリとなる。

 その後もNL-1に魚が反応するがフッキングミスをした。今宵は別件の予定が入っているため、タイムリミットは午後5時。なんとかもう1匹追加したくてキャストを重ねていると、再びチャンスが到来した。この魚は最初に釣った魚のように元気良くファイトした挙句、川底の倒木に潜り込んでしまい大苦労。強い流れの中、足元に注意しながら倒木近くまで行き、ラインを引っ張ったり緩めたりしているとラッキーな事に魚が出て来た。

 やっとの思いでキャッチした魚は64cm。コイツは体高があり、美しく銀色に輝き"川鱸"と呼ぶにふさわしい魚体だった。残念ながらこの魚を釣ってタイムアップ。まだ魚はいそうなので、時間制限がなければもう少し釣果を伸ばせたに違いない。今日はずっと気になっていたエリアが爆発したので満足度は高かったが、後ろ髪を引かれながらこの場を後にした。


天気:雨時々曇り後晴れ 水温:不明 pH:不明
釣果:0匹

 私の体内時計はかなり正確に時を刻むようで、毎朝目覚ましが鳴る前に必ず起きてしまう。今朝もいつもどおり早くから目が覚めてしまったが、夏休みをもらっていた。せっかくの休みなので、もう一寝入りしようとしたが体が目覚めてしまっている。結局、嫁さんを起こさないように静かにベットから抜け出し、録画してあった映画を横目で見ながらのんびりと朝食を済ます。夏休みだからといって特別何をする訳でもない。何気なく、潮見表を見ると昼頃に大潮の干潮を迎えることに気が付いた。今日はポッパーとシャッドを使ったクロダイ狙いに決定。ボックスの中のルアーを入れ替え時間を見計らって自宅を出た。

 先ずは、ポッピーからスタート。流れの緩急を見極めながら釣り場全体を探るようにポッピングしたが不発。続いて、目の前に広がる"恐怖のカキ殻地獄"に対し、Wフック仕様にしたRS225を投入した。着水後、クルリとハンドルを回すと、直ぐカキ殻にルアーが当たった。私が思っている以上に水深が浅かったらしい。いつ根掛かってもおかしくないような状況で、ルアーを回収するまでに冷や汗タラタラものだった。同じ場所に投げると確実に根掛かりそうだったので、2投目は狙う場所を少し変えてキャスト。ハンドルを1回転させ余分なラインを巻き取り、竿をゆっくりと立ててルアーを動かすといきなり根掛かり。リップがカキ殻に挟まっているだけのハズなので、ルアーをキックバックさせて浮かせれば回収出来るハズ・・・と思っていたのだが、ラインがカキ殻に擦れてブレイク。

 僅か2投目でルアーをロストするとは思いもよらず、気持ちは大きく凹んだがこんなことで挫けてはいけない。続いてベビーシャッド75のWフック仕様を勇猛果敢に投入。カキ殻にリップが当たったあと、少し浮かして・・・とイメージしていたが、ルアーが浮ききらずカキ殻にザックリ。ルアーロストに怯えながら、どうにかルアーを回収。よくよく見ると、このベビーシャッドはフローティングではなく、サスペンドモデルだった。どおりで浮力が足りなかった訳だ。ルアーを失う前に、スキッターポップに選手交代。手当たり次第に投げまくって魚の反応を伺ったが、ルアーを追う魚の姿は見られずギブアップした。

 期待していたクロダイは不発だったので、場所と対象魚種を変更。使うルアーもガラリと変える。スタートはコモモ・カウンター。流れを意識しながらルアーを流すコースを考えキャストを繰り返したが反応なし。探る水深を下げるため、サスケを投入。このどちらかのルアーでアタリがあれば粘るつもりだったが、全く釣れそうもなかったため早々に切り上げ次の場所へと移動する。3か所目はプロップダーターから。シャローエリアを少しずつ移動しながらテンポ良く探る。このルアーでドバンッと出ればとても嬉しいのだが、それほど世の中は甘くない。

 表層を群れて泳いでいるボラっ子達に襲い掛かる元気なスズキがいることを期待し、バブルクランクを使って魚を探し回るが肝心なベイトは皆無。"生きている魚群探知機"のコアジサシの飛来&ダイブもなく、周囲は沈黙したまま。表層系ルアーをメインに使ったスタイルで粘っても、今日の釣果は望めそうにない。結局、夕マヅメのプライムタイムまで我慢できず、午後3時でギブアップした。


天気:曇り後雨 水温:25.5℃ pH:不明
釣果:0匹

 久しぶりに早朝の釣りをしようと午前5時半過ぎに出撃した。釣り場に到着して様子を伺うと、期待していた流れが殆どない。おまけにベイトの姿も見えないため、どう考えても釣れる気配はないのだが、とりあえず竿を振ってみる。スタートはストロングアサシン123F。チョイ投げでも飛距離が出るので、キャストはとても楽なルアー。これで釣果が伴ってくればとても有り難いのだが、こちらの思いは魚には通じない。サスケ120ゾンク120レンジバイブ80ESを相次いで投入したが、コツリともアタリはなかったので、1時間ソコソコで納竿とした。

 朝イチの釣りは納得出来なかったので、午後からは浜名湖に流入する河川へとキビレ狙いで釣行する。スタートはGスプラッシュから。このルアーは豪州バラマンディ・ガイド テリーのお気に入りルアー。飛距離が確保できて、スプラッシュが良く、豪州魚達がこぞって襲い掛かるのだ。実績のあるエリアを探って反応がなかったので、スキッターポップに交換。これで魚が出ると、スキッターポップの方が、キビレのポッパーゲームでは格上の位置づけとなるのだが、エリアは沈黙したまま。

 大潮の干潮に向けて水位が徐々に低下する中、少しずつ移動しながらヒレナガコイキを引きまくる。広いエリアでザックリと魚を探すには、ポッパーよりもノイジー系の方がスピーディーなのは明白。流心付近にある中洲周辺と葦際を攻めるが不発。グッと水位が下がったところで中洲に渡り、エイを踏まないように気を配りながら釣り歩く。ルアーローテーションの中にフラットラップ8などを組み込みながら、魚を探したがワンチャンスもなくギブアップ。駐車スペース付近に集まっていたエサ釣りのオッチャン達と話をしてみたが、「今シーズンはセイゴが全く釣れず、1か月位季節がずれて遅れている」と言っていた。次回来る時は、トップにボコボコ出るような楽しい釣りになる事を期待して帰途に着いた。


天気:晴れ 水温:24.0℃ pH:不明
釣果:6〜10匹(手長エビ、ハゼ)

 午後から嫁さんと一級河川へと釣行。今日のメインはお気軽な手長エビ釣りなのだが、以前から気になっているポイントに立ち寄りルアーを投げてみる。ベイトがここに溜まり、捕食魚が潜んでいるハズ・・・と確信がもてるようなポイントなので、タイミングが合えば必ず釣れるハズ。フラットラップ8、10サイレントアサシン99FショアラインシャイナーR40S・Gなどをアレコレ投入して様子を伺う。30分程、ルアーを投げてみてワンチャンスもなかったため、試し釣りは終了。本命である手長エビを狙いに行く。

 午後2時半、先ずは一番肝心なエサの確保を急ぐ。手長エビ釣りの場合、使うエサの量はほんの少しで良いため、ワザワザお金を出して釣具店で買うのはもったいない。スコップを取り出して岸際を数か所、掘ってみると細くて小さいミミズやゴカイ類が10匹以上獲れた。手長エビは1匹釣れば、その周辺には確実に何匹もいる。最初の1匹をいかに早く見つけられるかがポイント。テトラ付近を探っていると、数分後に1匹目をキャッチした。

 本日の目標は2人で20匹。しかし、開始30分でやっと4匹。もっと簡単に釣れると思っていたので、どうしようか考えていたところに救世主が登場した。私達に声を掛けてくれたお兄さんが戦果を譲ってくれると言う。彼が車のトランクルームから出したのは、ブクブク付きのクーラーボックス。中は網室があり、冷却材も入れてある。水は水道水を使っており、自宅へ帰る前に泥抜きが出来るらしい。エサは釣具店で購入とのこと。手長エビ釣りのために、結構な投資をしているようで驚いた。頂戴した手長エビは6匹。自宅で食べるには量が少ないため、どうしようか考えていたらしい。

手長エビの素揚げ 8KB 少しずつ仕掛けを投入する場所を変えて、手長エビがいるポイントを探す。調子が良い時は入れ食い状態にもなったが、潮が上がり水位が急上昇してからはパタリとアタリが遠のいた。たまに釣れたかと思いきや、対象外のハゼだったりしてガッカリ。時計を見ると午後5時。エサも丁度なくなったので、これにて終了。釣果は頂いた物も含めて20匹で目標達成。今宵のビールのお供は素揚げの手長エビにて決定した。レモンの買い置きがなかったため、帰路にあるスーパーマーケットのマムに立ち寄るがレモンが1個もない。そんな馬鹿な・・・車を走らせ自宅近所のマックスバリューに行くと、ここにもなかった。先日まで国産と外国産のレモンが並べて置いてあったのに!!

 嫁さんが言うには、この頃、"塩レモン"という新たな調味料が各種メディアで紹介され、巷で話題になっているらしい。その存在すら知らなかった私は、「酸っぱいレモンを塩漬けにしてどうするんじゃ〜」と突っ込みを入れてしまう。実際にスーパーマーケットの店頭からレモンが消えてしまっているので、"塩レモン"作りを試している人も多いのだろう。利用方法がイマイチ判りにくいので、他の物と同様、日本の食卓に定着する気がしないのだがいかがだろうか。結局、「レモンをギュッと絞って、揚げたての手長エビを味わう」ということは夢叶わなかったが、立派なエビが食卓を賑わせ、大変美味しく頂けて満足度が高かった。


天気:曇り後雨 水温:25.5℃ pH:不明
釣果:1匹(キビレ)

 今日は夕方から、我が家から車で数分の所にある一級河川へ釣行。高いお金を払って年券を買ってあるので、釣りに行かなきゃ丸損なのだが何となく足が進まない。近隣の中小河川と違ってエリアが広すぎ、ポイントを絞り辛かったり、駐車スペースから延々と歩く必要があったりして、未だにこの河川は十分攻めきっていない。今回は釣果よりも車の機動力を活かしてポイント探しをメインに考え、ザックリと探ろうと心に決める。

 1か所目はテトラが配置されているエリア。テトラに乗ると、瀬尻を丁度狙えるのでとてもイイ感じのポイントなのだ。付近に足跡が残っているので、ここで竿を振る人がいる様子。上流側にフラットラップ8を放り投げ、流れに乗せてリトリーブ。落ち込みがある場所でトウィッチを入れて魚の反応を伺ったが、ルアーを追うような魚の影はない。フラットラップ10ショアラインシャイナーを投入したがワンチェイスもないため、この場から引き上げる。

 2か所目は中洲に営巣しているコアジサシの大群を見ながら竿を振る。川鱸というよりもナマズがガボッと出てきそうな場所。岸際や流心など周囲を丁寧に探ってみたが、ここでも反応はなく、30分もしない内に次の場所へ移動。何処かでキビレが狙えるような場所はないか・・・。そう思いながら河口方面へと車を走らせた。

 よさげな場所で車を停めて竿を振り始めると、対岸の葦際でベイトが弾け飛ぶようなボイルが起きた。周囲をキョロキョロ見ていると、度々、葦際でベイトが逃げ惑っている。バブルクランクには反応せず、ベイトサイズに合わせたZBLシステムミノー50Sも無視された。「やはり、ボイルしている時はトップウォーターかも・・・」と取り出したのが゛フィードポッパー。浜名湖やその流入河川では何度か使ってみたものの、これまでバイトすらなかったので、私の頭の中では"釣れないルアー"というレッテルを貼っている。

 ミスキャストをすると対岸の葦に引っ掛けてルアーロストする可能性も高い。久々の投入理由は、ズバリ言って"失っても惜しくないルアー"としての扱いなのだ。覚悟を決めて、ボイルしていた場所にドンピシャで放り込むこと数回。突然、横から魚が飛び出してフィードポッパーを水中に引き込んだ。フッキングもバッチリと決まって強い引きを楽しみながら徐々に引き寄せる。目の前に浮かび上がった魚は、狙っていたキビレ。サイズは38cmと若干小振りだったが、ここ何回の釣行の結果から考えると、"釣れないルアー"でこの魚が釣れたのは大金星。

 葦際では数か所でベイトが弾け飛んでいたので、他にも活性が高いキビレがいるハズ。ルアーを葦に引っ掛けないように細心の注意を払いながらキャストを繰り返したが、二度目のチャンスは訪れなかった。その後、気になっていたエリアをもう1か所ザックリと探って本日の釣行は終了。新たな釣り場を開拓する中で、1匹の魚に出会えたので満足度は高かった。


天気:曇り 水温:24.5℃ pH:不明
釣果:0匹

 夕マヅメからの釣行。釣り場近くの空き地に車を停め準備をしていると、軽自動車が入ってきた。それを横目で見ながら釣り場に入りキャストを始めていると、ガサガサと大きな音を立てて先程の軽自動車を運転していたオッチャンがやってきた。どうやら、ウナギを釣りに来たらしいが、先に私が釣り場に入ってしまった様子。こちらは釣り場を独占するつもりはサラサラなく、御挨拶をした後、自分の狙っているポイントとルアーの流れを説明。糸絡みなどのトラブルが起きないように、下流側に仕掛けを入れるようにお願いした。

 オッチャンは私の真後ろに立って話し掛け始めたので、「キャストの際に危険だから、後ろに立たないで下さいね」と注意を促す。魚を釣りに来たのに人を釣ってしまっては、笑い話にもならない。すると彼は斜め後ろに座り込み、道具を準備しながらアレコレと言葉を投げてくる。「この前、あっちで釣れてたよ」「この上流の方が深くてイイよ」「ここは釣れないよ」とかナントカ・・・。

 その言葉から、どうにかして私をこの場から移動させようとしているのがミエミエ。そんな事には気づかない振りをして、適当に話を合わせながらキャストを重ねる。彼の話を聞いていて判ったが、ここ数日間、別の場所で釣りをしていたらしいが、ウナギ釣りの常連さん達の反感をかって追い出されてこの釣り場に来たらしい。

 暫くすると、彼はワザと聞こえるような大きなため息を何度もつき、私の後ろをウロウロし始めた。そしてついには、私の上流側に仕掛けをドボンと打ち込み、私の背後に竿を立てた。狭い釣り場にもかかわらず私を囲むように3本の竿が立ち並び、何処に向けてルアーをキャストしてもオッチャンの釣り糸に掛かってしまうような状況になった。日ごろ温厚な私でも、さすがにこの愚行には腹が立って毅然と抗議。

 「アチコチでこんな嫌がらせばかりしているから、釣り場から追い出されるんじゃないですか?!」 結局、私のこの一言が効いたようで、オッチャンは独り言を呟きながら道具を片付け、この場から立ち去った。元々、この釣り場では小一時間も竿を振って魚の反応がなければ移動するつもりだったが、無駄に時間とエネルギーを使ってしまった。頭に上った血を下げるには、魚釣りに集中するしかない。サイレントアサシンHDザ・ファーストサスケ120K-TEN BKF9ハニートラップ95S蝦夷ミノーZBLシステムミノー139F旧タイドミノーなど、ボックスの中で目にとまったルアーを順に投げまくって様子を伺ったが見事に玉砕。ワンチャンスもないまま、本日のタイムリミットを迎えた。今回は、とても後味の悪い釣行となった。



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