
トップ>FishingReport>2014年9月
2014/9/28 静岡県西部地区の某河川
天気:晴れ 水温:21.8℃ pH:不明
釣果:2匹(スズキ)
夕暮れがせまる中、釣り場に立つ。捕食音は聞こえないが、しきりにベイトがライズしているので、ウグイ狙いでワンダーからスタートした。開始5分でウグイらしきバイトがあったがフッキングには至らなかった。同じコースにルアーを繰り返し流すと、その都度、生命感が伝わってくるバイトがある。何とかしてフッキングさせようと努力はしてみたものの、日没後はライズがパタリとなくなりバイトも遠のいた。
今日の状況を記録するため、メモ帳をポケットから取り出した際にポトンと水中に何かが落ちた。ポケットの中を思い浮かべながら落ちた物を確認すると、愛用の三菱パワータンクのボールペンがない。流れはソコソコあり、水深は膝上よりも高いため、ボールペンが落ちたことが判った時には既に遅し。とっくに何処かへ流れてしまった。このボールペンは濡れた紙にも書くことができ、インクが滲まないのでとても重宝している物。刻々と変化する釣り場の状況や釣果をメモ書きするために、なくてはならないのだ。
予備のボールペンを車に取りに戻り、気持ちを切り替えて釣りを再開。ルアーはマリアのNL-1。キャストを初めて2投目で水面が爆発。スズキが横っ飛びをしてルアーを咥え、ガバガバとエラ洗いを繰り返した。それまでスズキがいるような気配は全くなかったので、これにはビックリ。ラインを緩めるとルアーを振り払われそうだったので、しっかりとライン・テンションを保ったまま応戦する。下流へと走った魚が方向転換をして一気に上流へと上がった。この時にテンションが抜けたので一瞬フックオフしたかと思ったが、幸いルアーのフックは魚の口をしつかりと貫いていたため事なきを得た。
キャッチしたスズキのサイズは58cm。素早く写真を撮ってリリースし、次の魚を狙う。キャストを開始して僅かに3投目。再び水面が爆発し、竿がギュインと曲がった。1匹目程は苦労せず魚を引き寄せてオーシャングリップOG2507でガッチリと掴む。サイズは若UPして60cmだった。ボールペンを取って車から戻ってきたら、いきなり本命魚が立て続けに2本も釣れてしまった事にあらためて驚くばかり。たった数分間の間に何が変わったのだろうか・・・。
更なる追加を求めてNL-1を投げまくったが不発。ストレスなく良く飛ぶK2R112を試すが反応はなく、ハニートラッフ・カルトラに交換。広範囲に探ったがワンチャンスもない。60cm前後の群れがこのエリアにサッと入ってきて、ササッと抜けて行ってしまった感じがする。粘っても無理っぽかったため、最後に再びNL-1を引いて反応がないことを確認して納竿とした。
2014/9/27 静岡県西部地区の某河川
天気:晴れ 水温:20.5℃ pH:不明
釣果:4匹(スズキ)
今日のお昼、突然、御嶽山が噴火した。山登りには最適な行楽日和、「昼食は山頂で」と思って山頂を訪れていた人も多かったに違いない。過去にはスキーをやりに何度か足を運んだ山なので、噴火したというニュース速報が入った時は本当にビッリクした。噴火に巻き込まれた人達も沢山いる様子。以前から富士山噴火説が伝えられている中、まさか御嶽山が先に噴火するなんて誰が予知していただろうか。暫くはメディアから流れる関連情報に注目せざるを得ないだろう。
車載TVをチラチラ横目で見ながら、午後6時、釣り場に到着した。水位は高く、水は白っぽく濁っている状況。満潮までにはまだ1時間程あるが、ベイトのライズがあるので先ずはウグイ狙いをしてみる。ユラメキを四方八方にキャストしたが、コツリともアタリがないのでワンダーに交換。流れを確認しながら丁寧に探っていると、ピックアップ直前にガツンときた。「ウグイにしては良く引くなぁ」と思いながら流心に向って一気に走った魚を徐々に引き寄せ、小物釣りで使うネットですくおうとして手が止まった。ライトに浮かび上がった魚はウグイではなく、体高があり尾鰭が大きい"川鱸"。すかさずネットを引っ込めて、オーシャングリップに変更。タイミングを見計らってガッチリと口を掴んだ。
ワンダーをパックリと咥えていた魚のサイズは58cmだった。細軸のフックを装着してあったにもかかわらず、バラさなかったのは幸いだった。ウグイを狙っていて"川鱸"が釣れるとはラッキーな感じ。暫くの間、ワンダーを投げまくったが反応はない。続いてコモモHDを取り出し投げてみる。キャスト&リトリーブをしている間、ずっと気になっていた事は"HD"の意味。思い出せないのは、とても気持ちが悪いのである。結局、釣り場で答えは出ず、帰宅後に判明。ウェイトをフロントフック側に追加し、頭下がりにして水噛みを良くした”ヘッドダウン”の略だった。
コモモHDに反応がなかったので、プエブロのピットブルを試したがこちらも無反応。ワンダーに戻して流心を流すと、いきなり引っ手繰るような強烈なバイト。フッキングには至らなかったため、即座にルアーを回収し同じコースを流していると再びヒット。しかし、このチャンスも物にできず頭を抱える。気持ちを切り替えるため、ワンダーのカラーを変えてフルキャスト。魚がいるであろう流心をゆっくり流してみると、水面が爆発。直後にスズキが見事なジャンプをして体全体を水面上にさらけ出す。余りに派手なファイトをするため、心臓はバクバク。少しずつ魚との間合いを詰めて無事にキャッチ。この"川鱸"のサイズは63cmだったが、サイズ以上のファイトで楽しませてくれた。
更なる追加を求めてワンダーを投げまくったが不発。探査範囲を広げるためハニートラップ・カルトラに交換すると、僅か数投目でガツンときた。ヒットしたのは流心の向こう側のライン。ワンダーに比べ遥かにフックはしっかりしているので、やや強引に引き寄せてキャッチ。サイズは52cmだった。更なる追加を求めてキャストを重ねる。暫くして、下流の岸際でベイトが動いたことに気がついた。ダウンキャストして岸際をゆっくりと引いてくると、ベイトが動いた辺りでガツンとヒット。ハニートラップ・カルトラをギュインと持って行ったが、魚の向きが変わった際にフックオフ。
当初はウグイを狙っていたのに、予想外に"川鱸"の反応が良いので欲が出て来た。水位が下がってきたので、静かに下流へと移動。水位が下がると、反転流が発生する今シーズン実績No1のポイントに立った。最初に投げるのはトリプルインパクトTP-0012。流れの様子を確認しながら丁寧にルアーを流してみたが不発。続いて手にしたのがプエブロのピットブル。流心付近では反応がなかったので、ルアーをタラタラと回収していると、岸際近くのシャローに差し掛かったところで、本命魚がバフッ、バフッと音を立てて何度もルアーを吸い込もうとした。どうやら、岸際ギリギリまで追尾していた様子。素早く同じコースを通るようにピットブルをキャストして引いてくると、狙いどおりにドカン!! 確実にフッキングは決まっていたように思っていたのだが、ファイト中にフックオフ。激しくファイトとしたその魚は、良型と思われたのでとても残念だった。
本命魚をバラしてから沈黙の時間がやってきた。ピットブルは見切られてしまったようなので、先日入手した中古のグースSを試してみた。「水深の浅い河川で流して使うグースにシンキングなんて必要ない」と思っていたので、これを使うのは初めて。アップクロスでキャスト後、ドリフトで流し下流でターンさせてゆっくり巻いてくること数回。手前3m程度の所にある掛け上がりでガツンときた。サイズはそれほどでもなさそうだったので、一気に足元まで引き寄せてキャッチ。ちょっと優しい顔つきをしたこの魚は55cmだった。更なる追加を求めて、コモモHD、ローリングベイト、ロングA、NL-1、DC9バレットを投げまくったが不発。気がつけば、時計は午後11時を指していたため納竿とした。
2014/9/23 静岡県西部地区の某河川
天気:晴れ 水温:22.5℃ pH:不明
釣果:1〜2匹(ウグイ)
夕マヅメから嫁さんと釣行。本日のメインターゲットは、お手軽なウグイをチョイスした。ウグイは時合さえ外さなければ高い確率でキャッチ出来るので、嫁さんにとっては、キャスト、リトリーブ、アタリの取り方と魚とのやりとりの練習になるハズ。スタートは実績のあるラファエルから。フルキャストで流心を狙って、流れに合わせてリトリーブする。魚のライズが度々あるポイントにルアーが通るように調整しながら、探っていると狙いどおりにヒット。マズは私がお手本を見せて、30cm程のウグイをキャッチした。
コウモリが目の前をヒラヒラ飛び始めた頃からアタリが増えてきた。試しに投げたユラメキに連続バイト。嫁さんに狙う場所を伝えて、ラファエルを投げ続けてもらうと、狙いどおりにウグイがヒットした。一瞬、スズキを思わせるような元気の良いファイトを楽しみながら、彼女が釣り上げたウグイは30cmほど。写真を撮ってリリース後の1投目、彼女は再びヒットさせて35cmをキャッチした。2匹とも浜名湖のセイゴよりも遥かに引いたので、喜んでもらえてホッと一安心。
魚は流心近くの流れが比較的強い場所に集まっている様子。私のラファエルにもヒット。スズキを思わせるような激しいファイトに、驚きつつも少しずつ魚を寄せてくる。もう少しというところで、川底に沈むゴミ溜まりに魚が潜り込んでジエンド。いつの間にか魚がゴミに変わっていた。腰まで水に浸かってルアーを回収し、気を取り直してキャストを再開する。すると直ぐにヒット。これまたバラしてしまった。ルアーを投げる度にバイトがありワクワク・ドキドキする時間は1時間程度続いたが、その後はパタリと反応が止まってしまった。
最後の仕上げで、嫁さんと2人揃ってローリングベイトの早引きを試す。ウグイの群れが消えたのは、これを餌として食うプレデター"川鱸"がエリア内に入ってきたのかもしれない。期待を込めて15分程度、ルアーを投げまくったが、ワンチャンスもなかったので納竿とした。
2014/9/21 静岡県西部地区の浜名湖
天気:晴れ 水温:不明 pH:不明
釣果:1〜4匹(スズキ、ウグイ)
午前3時半過ぎに起床。準備を整えて嫁さんと共に浜名湖へ向った。今回は6月の浜名湖ボートフィッシングの雪辱戦。お世話になるのは、今回も北川キャプテンだ。午前5時45分に出船し、北に向って一気に船を走らせる。私達のリクエストは、湖内でのトップウォーターゲーム。しかし、今シーズンは既にトップの時期が終わってしまったらしく、バイブレーションを使ったスズキ狙いがメインになるらしい。「セイゴだったら、パカパカ釣れますから!!」との言葉を半信半疑で受け取り、午前6時過ぎにキャストを開始した。
使うルアーはシルバー・ブルー系のレンジバイブ70ES。最初に入ったポイントは、5mから2.5mへと水深が一気に浅くなる所。セイゴらしき魚がピチャピチャやっているが、ルアーで狙うにしては小さ過ぎる感じ。嫁さんのルアーに一度チェイスがあったが、それっきりで反応がないため次の場所へと足早に移動する。キャプテンは前日も出船していたので、作戦は組み立てられている様子。潮位のタイミングに合わせ、ラン&ガンで効率よく魚を釣っていくようだ。
続いて、橋脚狙い。厳寒期に大型魚が釣れるらしいが、今はその時期にあらず。2人とも普段オカッパリで使う長めの竿を持って来ているので、キッチリと橋脚際にルアーを落とし込むことが出来ずに大苦戦。結局、ワンバイトも取れずに次の場所へと移動する。前回の風雨に悩まされたボートフィッシングの時と違い、今回は見事な秋晴れ。風もなく、湖内ボートクルーズには最適な条件。船に乗って走っているだけでも気分は爽快だった。
細江湖方面の魚が集まりやすいカキ棚周辺を幾つか回ってみる。ここでもセイゴがピチャピチャやっていたので、レンジバイブからTASHI−Rのレイド6に交換し狙ってみた。直ぐにバイトしたがフックオフ。朝の早い時間帯に1匹は確実に釣っておきたかったので、真剣に狙ってセイゴ(35cm)をキャッチした。キャプテンから「そのサイズを写真に撮るのですか? 後でボコボコに釣れますよ〜。」と言われつつも、最初の一匹は大切な魚なのでデジカメで撮影。キッチリと写真に納めておかないと、後で何が起きるか判らないのだ・・・。
再び移動し、周囲360°には何もない所に停船した。ここは、湖底が小高くハンプしており、水深1.0〜1.5mラインにベイトの群れが固まっているらしい。朝は少し冷え込んでいたが、太陽が上がるにつれて魚が上ずってきている様子。ここではキャプテンに3連発、サイズは40〜50cm。横で釣っている私達にはコツリともアタリがない中、立て続けに竿が曲がった。ヒットルアーはレンジバイブ55TG(14.5g)。ルアー着水後、カウントを5つ程度取ってからの早巻きに反応するようだが、私達の手元にあるのはノーマルウエイトのレンジバイブ55ES(10g)。残念ながら55TGは持っていない。70ESにするとシルエットが大きいようで、魚の反応は鈍い。嫁さんの70ESにワンバイトあっただけでギブアップ。
午前8時半過ぎ、マリーナ近くのカキ棚周辺を狙う。ここは水が茶色く、濁っている。良く目立ちそうなピンク色のレンジバイブ70ESを試すと、フッコクラスが食ってきた。このまま数釣りができるかと思いきや、そんなに甘くないようで、パタリとアタリは止まったので猪鼻湖へと向う。本湖とは明らかに水質が違い、濁りが一層強まっている。レンジバイブ70ESを早めに巻いているとピックアップ寸前にヒット。魚がルアーを咥える瞬間をバッチリ見ることが出来た。慎重にやり取りをしてキャプテンにタモ網ですくってもらおうとしたら、本命のスズキではなく、大きなウグイだったことが判明。これには、さすがにガッカリした。続いて、キャプテンがフッコ(45cm)をキャッチ。同じ場所で私も2匹バラして頭を抱える。この間、嫁さんはノーバイトだったので私のルアーと交換し、早巻きを試してもらったが不発。彼女のリールは2000クラスのノーマルギア。こちらは3000クラスのハイギアなので、ハンドル一回転でも巻き取り量が明らかに違う。多分、リトリーブスピードがキモだったのだろう。
午前9時半、本湖に戻り魚を探す。ド・ピーカンの無風状態。朝、キャプテンから聞いていた「後でボコボコに釣れる・・・」という言葉は、今になってはとても空しい感じ。女河浦沖に船団が出来ていたので立ち寄ってみたが、誰も釣れておらず数投してパス。村櫛方面まで走ってポッパーゲームにも挑戦したが、一度もチェイスすらない。水の中では大型のタイワンガザミが何匹もハサミを振り上げて私達の船を威嚇するのを目撃。「ルアー釣りをするより、ガザミを獲った方が良いのでは・・・」と真剣に思った。
午前11時、庄内湖に入り、主だったポイントを何か所か探る。しかし、いるのはボラばかり。私達の船に驚いて飛び跳ねだし、40cmを超える丸々と太ったボラが船内に飛び込んで、ウンコを撒き散らすハプニングもあった。ボラでも良いから釣りたいと思う気持ちは弁天様には届かず、浜名湖花博会場前まで走ってシャローエリアで最後の勝負を掛ける。使うルアーはDコンタクト63。
暗い内から起きて朝イチから延々と竿を振っている嫁さんが、未だ魚を釣っていないという大事態に気が付き、本人以上にアセリまくる。なんとか1匹釣って欲しいと祈っていると、やっとゲット。サイズは僅かに25cm。彼女は魚が掛かった事すら気が付かなかったようだ。
最後の締めくくりは、私が釣った20cmのセイゴ。正午に納竿となった。事前に「浜名湖でシーバスが好調!!」なんて情報が流れていたが、実際にはとても厳しかった半日。リベンジのつもりが返り討ちにあった感じがする。釣った魚は嫁さんの実家に持ち込み、切り身や干物用の開きに変身。新鮮な魚料理が食卓を賑わす事になった。
2014/9/20 静岡県西部地区の某河川
天気:曇り 水温:20.0℃ pH:不明
釣果:2匹(スズキ、ウグイ)
今日は、まだ日が高い内からの釣行。水位が少しずつ上昇している中、コモモを投げながら少しずつ下流に下って様子を伺うが不発。メインポイントに入り、ソルティージャックを放り投げ、流れに合わせてユラユラとアクションさせて魚を誘う。腹を空かせている本命魚がいれば確実に食ってくるハズだが、それらしき気配はない。大きなルアーに反応がないなら、小さいルアーを試そうと、TASHI−Rのレイド6を取り出した。アップクロスで軽くトウィッチしながらシャローエリアを探っているとガツッと何かがルアーを咥えた。
咄嗟にハンドルを素早く回してフッキンング。うまくフックセット出来たと思ったのだが、一瞬にしてフックオフ。ルアーを回収して手に取ると、顔部分の塗装が両面とも剥げ落ちていた。税込みで1,860円もするルアーの塗装がこうも簡単にペリペリとめくれて良いのか・・・? その後は、アタリがなく、水位がグッと上昇してきたので、この場から退散する。
車に乗り込み次のポイントに移動。ここでは、広い中洲から流れ落ちる瀬の下に集まっているであろう捕食魚達を狙ってみる。ポイントが遠いので飛距離が稼げるルアーをチョイス。スタートはシンキングシャッドから。フルキャストをしても狙っているポイントまで届かず、しかも強い流れにルアーが押し流されてしまい、性能を発揮できない感じ。続いて、ヨレヨレの投入。ルアー自体はとても信頼しているのだが、このエリアでは魚を引き寄せたことがないため10分程引いてボックスに戻した。
ハニートラップ・カルトラをフルスイングすると、狙っているポイントまで届く。暫くキャスト&リトリーブを繰り返し、ガツンと手元に魚信が来ることを期待したのだが、コツリともない。瀬の下には魚が付いていないようなので、流れの強い流心狙いに切り替える。使うルアーはK2F122。アップクロスやダウンクロス、立ち位置を中心に扇状にキャストを繰り返したが無反応。全体的に良さげな雰囲気は漂うのだがベイトは不在。今イチ、魚の居場所が掴めず、この場はギブアップとなった。
夕暮れが迫る中、再び最初の釣り場へと戻り、もう一勝負することにした。水位は高いので、入りたいポイントには行けず岸際でキャストをする。水面を眺めていると上流からベイトの群れが固まって降りて来ている事に気が付いた。少しして、ウグイらしきライズが始まったのですかさずユラメキを投入。するとルアー着水同時ヒット。狙いどおりにウグイ(30cm)をキャッチした。
更なる追加を期待してユラメキを投げまくったが空振りが続く。水位が下がって頃合を見て、本命ポイントに移動。ここでもベイト群が上流から下って来ている。確実に捕食魚が回ってくるハズなので、暫く粘ることにした。ソルティージャックから始め、DC9バレット、ナバロン・・・アレコレとルアーを試していると流心の向こう側でボイルが始まった。大きな捕食音とともに水しぶきが上がるので、"川鱸"のサイズは良さそうな感じ。
コモモに続いてNL-1を試すが反応がないので、釣具店中古コーナーで買い戻したリペイントのロングAを投入すると一投目でドカンと出た。中古品として釣具店で100円の値段が付けられていても、釣果には関係ないのである。早く魚の顔を見たかったので、少々強引に魚を引き寄せたのが失敗。手前にある掛け上がりの所で、ガバガバッと暴れられてフックオフ。中々の良型だったと思われたが、ルアーがスッポ抜けた。
再びチャンスが訪れることを期待してロングAを投げまくったが沈黙。大きめなアクションとラトル音に警戒された気がしたのでローリングベイトに交換。フルキャストをして早いテンポでリトリーブしていると、数投目にルアーが引っ手繰られた。ガボカボと派手な音を立ててベイトを捕食していた魚達のグループなので、元気満点。エラ洗いを何度も繰り返したが、ルアー前後のフックがガッチリと口に掛かっていたので無事にキャッチ。尾鰭が大きく、急流でも力強く泳ぎそうなこの魚のサイズは65cm。サイズ以上に強い引きを楽しませてくれた。更なる一本を追加したかったのだが、残念ながらタイムアップ。未練タラタラ、後ろ髪を引かれながら帰途に着いた。
2014/9/15 静岡県西部地区の某河川
天気:晴れ 水温:22.5℃ pH:不明
釣果:0匹
前日に続いて釣行。夕マヅメを迎える中、ヤブ蚊の猛攻にあいながらキャストを始めた。昨夕と同様にカゲロウの大量羽化が見られると思って足を運んだのだが、いつまで待っても、"吹雪"になるような状況にならない。あれは一夜限りのお祭りだったのか・・・。そんな状況の中、お手軽ウグイ狙いで試したソアレ30リップレスが不発。ラファエルに交換し様子を伺ったが、こちらにもバイトがないため、下流へと移動する。
水位が思っていたよりも低かったので、今回はベストポイントに一番良いタイミングで入れた感じ。竿先にぶら下がるのは、リペイントされたロングA。アップキャストで放り投げ、流れに合わせて流してくる。反転流がある場所にルアーが差し掛かったところで水面が爆発。大本命の"川鱸"がド派手な連続エラ洗いをやって、ロングAを振り払って逃げていった。私よりも魚の方が上手だったようだ。
実は、このロングAにはちょっとしたエピソードがある。このルアーは、豪州遠征で毎度お世話になっているバラマンディ・ガイドのテリーから譲り受けた物で、リペイントしたのは彼の友人。2012年6月などの釣行で、スズキを良く釣っていたのだが、2013年4月の某河川での釣行で残念ながらロストしてしまった。その思い出深きルアーをなんと、先月22日に釣具店へ足を運んだ際、中古コーナーで売られているのを偶然発見。即座に握り締めて、レジへ直行した。値段はたったの100円。いったい、買い取り価格は幾らだったのか・・・。このロングAを拾って、釣具店に売ってくれた方に感謝するばかり。どうも、ありがとう!!
次なるチャンスを期待してキャストを重ねたが、反応はない。ロングAからグースに交換し暫くキャストを繰り返していると、手前の掛け上がりのところでヒット。川鱸は水面をドバババッっと横に走ってルアーを吹っ飛ばして水中に消えた。このエリアにスズキがまとまって入って来ているようなので、暫く粘っていると再びヒット。丁度、反応がないのでルアーを交換しようかと考えていた矢先だったので完璧に油断していた。この魚は私の目の前で大きな頭を持ち上げ、見事なエラ洗い&一回転をやって姿を消した。
3本の魚を立て続けにバラしたなんて事は、滅多にないような出来事。何とか一本を獲りたいという執念でキャストを重ねていると、運よくまたしても魚がグースを咥えた。確実にフッキングも決まり、丁寧に魚を誘導しながら引き寄せる。3m程先にある掛け上がりを越して浅瀬に上げれば、無事にキャッチ・・・という段階でまたしてもフックオフ。さすがにこの時はガックリきて、その場に座り込んだ。今宵の魚がいくらアグレッシブだとしても、4本も逃すとは余りにも情けない。
その後、水位が急激に上がって川鱸からの魚信はパタリとなくなった。遅ればせながら、ルアーを交換。持参してきたローリングベイト、カルトラ、グースSなどアレコレと投入してみたが、釣り場は沈黙した。これ以上、続けていると水位が上がり過ぎ、帰路が危ぶまれたため後ろ髪を引かれながら納竿とした。
2014/9/14 静岡県西部地区の某河川
天気:晴れ 水温:22.5℃ pH:不明
釣果:3匹(スズキ、ウグイ、ナマズ)
日没後、コウモリが舞うタイミングに合わせ釣行。ハニートラップ75Sから始め、周囲を広範囲で探っていると、突然、辺り一面が横殴りの吹雪を思わせるような光景になった。大量の"雪"の正体は、物凄い数の羽虫だった。どうやら、カゲロウの仲間(多分、オオシロカゲロウ)が一斉に羽化した様子。きっと周囲には、何万匹もいるに違いない。こんな光景に出くわすのは初めてだったので、暫く竿を振る手を止めて観察する。
水面では魚達のライズがアチコチで起こり、賑やかになってきたのでルアーをユラメキに交換。直ぐにバイトが連発したがフッキングには至らない。何とかして1匹を・・・と思っていたところでフックが折れて魚を逃した。やはり、ケチってサビが浮いているようなフックを使っていてはいけないのである。続いて、ワンダーを試すがノーバイト。ラファエルに交換すると1投目でヒットした。直後に水面でガバガバと暴れたので本命のスズキかと思ったが、足元に寄ってきた魚はウグイ(30cm)だった。
ウグイをリリースしてキャストを始めると直ぐにヒット。「またウグイかぁ〜」と呟きながら強引に引き寄せてくる。立ち位置から数メートル程になったところで猛烈にファイトし始めた。驚いて、ライトで魚を照らすと、本命のスズキ。フッキングの様子を確認すると、トラウト用の細軸フック一本が口の外側にチョコンと刺さっているだけ。ルアーが口の中に入っていないので、口が開かずオーシャングリップOG2507で掴めない。何度もグリップミスを繰り返し、心臓バクバクになりながらどうにかキャッチした。サイズは56cmと小振りだったが、スリリングなやり取りが出来た。
カゲロウのハッチは一時間程で終了。これに合わせたようにコウモリも魚のライズも消えうせた。ラファエルに全く反応がなくなったため、ルアー交換。タックルハウスの新商品K2R112SPを引いてみる。流心付近は全く反応がないため、ダウンクロスでキャストした後、ゆっくり岸際を引いてみるとドカン。残念ながら本命魚ではなく60cm弱のナマズだった。更なる追加を期待してを投げまくったが反応なし。エスタシャローも不発。最後にワンダー、ラファエル、ミニファットラップ・ラパラを投入して納竿。今回は、魚が反応する限られた時間に竿を振ることの大切さを痛感した釣行となった。
2014/9/13 静岡県西部地区の某河川
天気:晴れ 水温:21.0℃ pH:不明
釣果:1匹(ウグイ)
今宵は、晩飯を食べて一服する間もなく出撃した。釣り場の水位は予想していたよりも高く、岸際ですら膝上ぐらいあった。中潮・満潮のタイミングにしては、水位がいつもより高い感じ。身の安全を確保するため、基本的には「ウェーディングをする水深は膝のところまで」と決めているので、無理せず岸際から竿を振る。スタートはK2R112から。立ち位置から少しずつ角度を変えて扇状にキャストをしていると、ダウンクロスで放ったルアーをスローリトリーブしていた時にコツンとアタリ。竿を持つ手に伝わった感じが本命の川鱸っぽくなかったため、ワンダーに変えてみると一発でヒットした。
ルアーを咥えた時は結構なファイトをするが、直ぐにパワーダウンしてしまう特徴のある引き方は、魚の正体がウグイである証拠。正体を確かめるべく慎重に引き寄せると、やはりウグイ(32cm)だった。時折、水面にライズが見られるが、ウグイが何かを捕食しているのだろう。たとえ本命魚ではなくとも、ルアーに反応する魚がいるのは楽しい。今宵はウグイをメインターゲットにすることにした。
岸際で釣りをする際、やっかいなのがヤブ蚊。川の中でウェーディングしている時には気にならないのだが、岸際ではヤブ蚊の猛攻にあう。虫除けスプレー(防除用医薬部外品)をしているので大丈夫かと思いきや、このエリアのヤブ蚊は"医薬部外品"では効果が甘いようだ。気がつけは、肌が露出している顔と指を合計3か所も刺されてしまった。今年の夏は、東京を中心にデング熱の感染が広がり患者数は100数十人を数えている。ウイルスを運ぶ蚊は、この近所にいるヤブ蚊とは種類が違うらしいが、本当に大丈夫なのかは定かではない。子供の頃、オフクロから「蚊に刺されると馬鹿になるから」と聞かされた事を今でも覚えている。その頃は、デング熱ではなく、日本脳炎を心配しての事だったが、蚊に刺されないに越した事はないのである。
ワンダーに反応がなくなったので、ニョロニョロを試すとバイト。しかし、アタリは続かず、ルアーが魚にマッチしていない感じ。続いてユラメキを試すとアタリ連発。アタリがある度に思わずオオッと声が出るが、フッキングには至らない。リトルジャックのリトルシラスを試したが、ルアーが通る水深が深過ぎるようで無反応。ワンダーに戻すと再びアタリがあったが、開始から1時間程度経過した頃、パタリとアタリがなくなり時合は終了となった。その後、1時間延長してキャストを繰り返したがワンバイトも得られず納竿となった。
天気:曇り後晴れ 水温:21.3℃ pH:不明
釣果:0匹
前日の釣行でロストしたアイマ・ジーンの回収を兼ねて朝から釣行する。エアラコブラ60とシンキングシャッドを使って広範囲を探るが不発。続いて本命ポイントに移動し、「今日はこれで釣ろう!!」と心に決めてきたルアー レンジバイブ・ベイSSを取り出した。レンジバイブと言えば、ES(エキストラシンキング)がメインで、最近はちょっとお値段が高いTG(タングステン)がある。しかし、一昔前にはSS(スローシンキング)があったようだ。その存在を知らなかったのだが、中古品取り扱い店で見つけ河川で使えそうだったので即買した。
レンジバイブ・ベイSSを使い始めて5分程が経過。いきなりの根掛かり。立ち位置から3m程先の川底に倒木があることは知っていたが、見事にそこへ引っ掛けてしまった。今日は昨日ロストしたルアーを回収に来たのに、ルアーをまた引っ掛けるなんて・・・"ミイラとりがミイラに"なってしまったかのよう。レンジバイブ・ベイSSの実力を確認できないまま、残念ながら私の元から旅立ってしまった。
水位がしっかり下がるまで、ルアーが引っ掛かっている対岸への渡瀬は難しそう。天候が回復して日差しが強まってきたので、釣れる気はしないのだがハスキージャークやらハニートラップ・カルトラ、DC9バレットを使って時間を潰す。暫くして渡瀬に挑戦。最初の内は余裕だったが、対岸近くになり急に深くなっていた。しかも流れが強く、気を許すと体ごと持って行かれそうな感じ。流れに逆らわず、下流に向って斜めに進んで無事に対岸へと辿り着いた。
アイマ・ジーンが引っ掛かっているであろうと予想していた場所には、ルアーどころか根掛かりの原因になるようなストラクチャーは何もない。周囲を何度も行ったり来たりしたが、捜し求めていたルアーは見つからなかった。気持ちがどっと盛り下がったまま対岸に戻る。水深は腰上、しかも水流は強く、こちらに来た時よりも更にデンジャラスだった。足元のジャリが流れて足が何度もすくわれそうになりつつ、なんとか川を渡りきった。岸際に立ってホッと一息。その時、心臓バクバク、呼吸も荒くなっていた事に気がついた。
とても怖い思いをしたので、この場から退散し、車で別の河川へ向う。この河川は、昨日の雨の影響を強く受けており泥濁り。下流でウェーディングをしている人を一人見たが果たして釣れているのやら・・・。カルトラ、ハニトラ、エンゼルキッスEXS等を投げていると、岸際でボイルがあった。小さなボラっ子を食っているようなので、すかさずルアーを交換。エアラコブラ60で様子を伺った後、ZBLシステムミノー50Sを投入。確実にスズキがいる所へルアーは送り込めているハズだが反応しない。続いてローリングベイトを使って暫く粘ったが、ワンバイトもなくギブアップした。
天気:晴れ後雨 水温:23.0℃ pH:不明
釣果:0匹
日中は真夏が戻ってきたような暑さで、とても釣りなんか出来そうもなかったため日没後に出撃した。釣り場に立つと水位は丁度良い感じ。早めに晩飯を食べたので、「今日は釣れるまで頑張るぞッ!!」と意気込んでキャストを開始する。リードラブラ110Fを引きながら、少しずつ移動して本命ポイントに入る。何投かしてみたが反応がないので、実績のあるオレンジ色のアイマ・ジーン130に交換。10分程経ったところで、まさかの根掛かり。場所は嫁さんが先月の釣行でDC9バレットを引っ掛けてロストした対岸近く。川底に何が沈んでいるのか不明だが、ラインを引っ張ってもビクともしない。またしても"当り針"を失って意気消沈・・・。
いつまで経っても "ルアーは消耗品"と割り切れない自分を歯痒く思いつつ、ローリングベイトを投げまくる。リトリーブスピードを調整しながら探ったが反応がないため、ショアラインシャイナーSL12F-Gを投入。「そろそろアタリが欲しいなぁ」と思っていたところで雨が降ってきた。水位がイイ感じに低下してきて、期待していたのだが僅かの時間で雨脚が強まった。スマホを使って雨雲レーダーを確認すると、真っ赤な雲が近づいて来ている。「やばいかな?」と思っていたところで、突然猛烈な雨に変わった。
とても竿を振れるような状況ではなく、慌てながら川の中を突き進み車へと戻る。車に辿り着いた時には、既にズブ濡れ状態だった。雨雲移動の予測を確認すると、暫くは激しい雨が降り続きそうな様子。車中で小振りになるまで待つのも辛いので、今宵の釣行はギブアップ。ルアーロスト&ズブ濡れのダブルパンチでションボリと家路についた。
2014/9/5 静岡県西部地区の某河川
天気:雷雨後晴れ 水温:22.5℃ pH:不明
釣果:0匹
日曜日から4日間、埼玉へ研修出張、昨日は神奈川県に出張。さすがに出張続きは体に堪えたので、今日はお休みをもらった。午前中は雷雨に見舞われ動きがとれず、録画してあったTV番組や映画を観てのんびり過ごす。天候が回復すれば午後から竿を振ろうと考えていたが、一気に晴れ上がってカンカン照り。真夏を思わせるような陽気になってしまった。こんな状況では魚は反応しそうもないため、ぐっと堪えて夕マヅメからの釣行とした。
お日様が西に傾いた頃、釣り場へと出撃。虫除けスプレーを塗って岸際に立ったのだが、いきなりヤブ蚊がウワッと集まってきた。「スプレーしてあるから大丈夫」と油断していたら、キャストを始める前に3か所も刺されてしまった。今回使った虫除けスプレーは、先日、嫁さんが買って来てくれたサラサラ・パウダー入りの人気商品(防除用医薬部外品)。普段はディート含量が高い"第2類医薬品"を使っている私。商品を手に取った時にディート含量が低い事に気がつき、少々気になっていたがこれほど効かないとは・・・。
この夏、東京方面では蚊が媒介するデング熱が発生し、感染者が次々と現れている状況にある。以前から、地球温暖化の影響で日本でも熱帯性の感染症が流行る事を学者先生が指摘していたが、本当にそのとおりになってきた。毎年、オーストラリア遠征に出掛けているので、デング熱などについては若干の知識はあるつもり。現地のキャンプ場などでは、注意を呼び掛けるチラシが張ってあり、オーストラリアだけでなく帰国してからも体調管理は怠らない。デング熱については厚生省がWebサイトで随時情報提供をしているが、現時点で国内にウイルスを持っている蚊が何処にどれだけ分布しているか判らない状況にある。従って、蚊に刺されないような対策を講じることが大切なのである。
ポケットに入れてある痒み止めの薬を塗ってキャストを開始。トップバッターはエンゼルキッスEXS。EXSの意味はエキストラシャロー。ノーマルのエンゼルキッスでは数々の実績があるのだが、何故かこのルアーで魚を釣った記憶がない。「釣れたらラッキーかも!」ってな感じで、周囲を一通り流したが不発。このエリアで実績のあるグースに変更し、暫く様子を伺ったが反応はなかったため、この場を見切って少しずつ下流へと移動する。
ショアラインシャイナーSL12F-G、K2F122を投げまくったがワンチャンスもない。今日は、水面をピチャピチャやっているベイト達の姿が見えないのが気になっていた。午前中の雷雨で水温が下がったのが原因なのか、水位が高すぎて魚が散っているのか、理由は不明だが、何だか釣れる気がしない。粘っても無理っぽかったので、この場から一旦撤退することにした。
一時間ほど、釣れそうな場所を探して車で走り回ったが、良さそうな場所を見つけられず結局元の場所に戻ってきてしまった。先程よりも水位が下がっている事を期待していたが、残念ながら水位は高いまま。ヨレヨレから始め、NL-1、ナバロン、ローリングベイト、カルトラ、DC9バレットなど、持参してきたルアーをアレコレ試してみたがワンチャンスもなかったので午後8時に納竿とした。
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