
擬似餌の玉手箱トップ>FishingReport>過去のFishingReport目次>2001年6月
天気:雨後曇り 水温:26.5〜28℃ pH:不明
釣果:7〜8匹(バス、ギル)
Solid.Kさんと釣具店でルアーを仕込んだ後に、池を改装中のSIMAGONへと車を走らせた。久しぶりに訪れたSIMAGONは水が抜かれ、池底があらわになっていた。池底に変化を付ければ面白い釣りが出来そうなのだが、思いのほかフラットに整備されている。オーナーに話を聞くと、ダンプ10台分くらいの泥を大型ユンボで取り除いたが、ユンボが泥の中にはまってしまい作業が大変だったらしい。
8月に再オープンする予定のSIMAGONを後にし、Solid.Kさんの案内で里山にある小さな野池へ昼過ぎに突入。池は減水しており、ぐるっと歩ける水溜まりのような所だった。フルキャストをすれば対岸に届いちゃいそうな小さな池で久しぶりの陸っぱり釣行。小場所なので持参するルアーはトップだけを選び、静かに少しずつ移動しながらキャストを繰り返した。
この池では、ゴブリンとコアユで20cmのバスを2匹キャッチ。魚の大きさに関わらず、初めて竿を振る池で魚を釣る事が出来てとても嬉しかった。Solid.KさんはSPシャッドで小バスと小ギルを1匹ずつキャッチ。時折、岸際では飛び交うトンボめがけて魚がライズする光景がみられ、活性の高さが伺われたが、サイズアップは期待できそうになかったので、次の池へと移動した。
5分程車を走らせて訪れた池には先行者がいたため駐車するスペースがなく、次なる池へと足を伸ばした。この池(26.5℃)ではバスがいるハズにもかかわらずアメリカザリガニが大発生。必ず魚がいるであろうポイントを徹底的に狙い、1時間半も魚探しに費やしたがノーヒット。ザリガニが多発していることからも、何らかの原因によりバスの生息密度が極端に減っていることが伺われた。魚といえば途中45cm程度の鯉を2匹目撃しただけだった。
その後、マッディー系の池(28℃)2ヶ所でフローターを浮かべたのに、こちらでもノーヒット・ノーバイト。今週は真夏日が5日間も続き、水温が十分上がった後の雨だったので「爆釣間違い無し」と思っていたのだけど、1ヶ所目に釣りをした池以外はバスの活性がメチャ低かった。いったい池の中はどうなっているんだろ!?
夜に勝負を掛けるしかないと、午後7時前にライトを装備して某池に入水。この池は4月にサイトフィッシングで49cmをキャッチしており、運が好ければさらに成長したヤツに会えるかもしれないと淡い期待を胸に竿を振り始めた。辺りが暗くなり始めた頃に、池奥の藻周辺でゴブリンを使い小バス2匹(27〜30cm)を連続キャッチ。日が落ちてからはノイジー系のルアーに小バス達が果敢にアタックを繰り返し、ジッターバグ・ジョイントで1匹、デカダンストーイで3匹の小バス(22〜27cm)を追加した。
一方、Solid.Kさんは明るい内にSMシャッドで30cmをキャッチ。私がトップで小バス達と遊んでいる間は沈黙していたが、私の操るルアーに反応しなくなった午後8時半からは彼の独断場。デカダンスフィー(ラトル)で小バス4匹(20cm)を釣り上げた。
ナイターで釣果を伸ばすコツは、その時々のコンディションに合った音やリトリーブスピードを見つける事だ。今回は日頃頼りにしているクラッパーへの反応はなく、デカダンストーイの早めのリトリーブに反応した事。また、午後7時台私が釣っている時にSolid.Kさんが沈黙し、午後8時半過ぎに私が沈黙している間、Solid.Kさんのデカダンスフィー(ラトル)へ相次いでアタックがあった事は非常に興味深かった。
蛇足だが、ナイター終了時にSolid.Kさんは堰堤でフローターとタックルを両手に抱えたまま、大転倒して額と向こう脛を強打。一方、私は昼間、陸っぱりをやる際に高い所から飛び降りて左アキレス腱を痛めてしまった。釣りは自分の体力と集中力を考え、無理なく事故のないように楽しまなければとつくづく思った。
天気:曇り時々雨 水温:22〜24℃ pH:不明
釣果:1〜2匹(バス、ギル)
1ヶ月以上費やした歯の治療が本日で終了。これで土曜日は釣りに専念できると喜びを噛み締めながらA.K.さんとSolid.Kさんが浮かんでいる野池へと向かった。途中、昼食用にコンビニでこれを食べれば40cmUP確実という「ミニ小倉あんぱん4個入り」を購入。先週ホトホト懲りた舗装工事による国道1号線の大渋滞を避け、裏道を走って某池に到着した。
池を覗いて見ると連日の雨で水量が若干増加していたが、アオコがどよ〜んと漂っていた。池奥で竿を振っているA.K.さんに電話を入れると、「全くダメです」との返事。釣果が期待できそうになかったので、入水はせずに彼が戻り次第、別の池へ移動することにした。
一方、私が到着した際に入水したSolid.Kさんは、A.K.さんが戻ってくるまでの間に先日購入したダイレクトリールの初投入。キャスト時にギュルギュルギュル〜とハンドルが回転しルアーが飛んでいく。クラッチ、ドラグ、遠心力やマグネットブレーキなど一切装備されておらず、私が使っているTD-Zやアンタレスのような最新メカニズムを組み込んだリールとは対極をなす代物だが、これはこれで味わい深い釣りができるようだ。
午後12時過ぎ、A.K.さんの案内でヤブを掻き分け山間にひっそりと水を湛えている池に到着。入水時に30cm程度のバスがフワフワと泳いでいるのを目撃したのが、雨の影響でドロ水が入り込み低活性状態。やっと発見した20cm弱の小バスの目の前にルアーを通しても見向きもされなかった。
用事で一度竿をたたむSolid.Kさんに合わせて出水。Solid.Kさんと別れた後は、A.K.さんと直ぐ近くにある池へと入水した。水量が増えてきているのでイイ感じなのだが、バスの反応は悪い。ヒシモエリアでゴブリンを使いシュボッと1アタック。ヒシモ群周辺でTDバイブに1アタック。しかしフッキングには至らなかった。
ぐるっと池を一回りしても僅かに2アタックしかなく敗北ムードが漂う中、倒木際へゼンマイ仕掛けの大人のオモチャSPシャッドを投げ込み、ジジジジジィ・・・とやっているとズボッとヒット。フッキング時、明らかに良いサイズと分かるほどのパワフルな引き。フローター間際で見事なジャンプを披露した後は再び池底へ潜りロッドをギュインと引き絞った。無事にハンドランディングした魚は堂々の40cm。見事に「あんぱん効果」が発揮された。SPシャッドの威力は、Solid.Kさんに以前見せつけられ十分理解しているつもりだったが、自分で釣るまでは正直言って半信半疑であった。
この池では後にも先にもコイツ1匹のみ。午後4時に出水し、3ヶ所目の池へと移動した。入水時、A.K.さんは胸ポケットに入れてあった携帯電話を池の中にボチャと落としてしまった。直ぐに拾い上げたが時既に遅し。釣り場に携帯を持ち込む場合は、防水対策を怠らないようにするべきだろう。運悪く池ポチャしてしまった場合は、直ちにバッテリーを外し、乾いたタオルを使い完璧に乾かすしかない。
カッパを着込んで釣り始めたこの池では、開始10分もしないうちにA.K.さんの自作ポッパーに30cm弱のバスが躍り出た。A.K.さんがポッパーで釣ったのでトップウォーター各種を放り投げてみる。立ち木周りで何度となくシュポシュポとルアーにアタックがあるので、どうにかして獲ってやろうと夢中になったが、よくよく見るとバスではなくギルの3兄弟であった。
雨が止んだ後は、吐く息が白くなるほど気温が急速に低下し、辺りには霧が立ち込めた。魚の反応が全くないのでSolid.Kさんと合流する約束になっている池へと向かった。午後6時半過ぎ、気温が下がっているのでカッパを着込んで入水。入れ替わりに上がってきたフローター釣師がキープしていた限りなく50cmに近い49cmUPと40cmのバスを見せ付けられ気合いが入った。
マスキージッターバグ、クラッパー、ビッグバドなどを一通り使うが無反応。時間とともに使うルアーのサイズは段々小さくなり、形もどんどん丸くなっていった。往年のビッグOを引き始めて直ぐにゴツッとヒット。その後は猛烈な突込みでロッドが池底へギュンギュン絞り込まれた。徐々に魚との間合いを詰めフッキングの様子を確認すると、僅かに後部フックの1本が口の横に刺さっているだけ。フローター脇でガバガバと暴れる魚をなだめながら、腹のフックを口に掛け直し大人しくなるのを待ってハンドランディングした。巨大な頭を持つ赤黒いバスのサイズは堂々の47cm。ここでも「あんぱん効果」が発揮され満足できる1匹を手にする事ができ午後9時半に納竿。
Solid.KさんはディープX100で巨ギル(23cm)をキャッチ。その後、グリフォンでデカバスをバラシ。A.K.さんはノーヒットに終わった。昨年まで夜釣りでクランクを使うことはなかったのだが、使ってみると効果が高い事が判明。トップへの反応がない時はクランクの登場する場面が増えそうだ。
今回の釣行では新調したフローターベスト(Rivally)の使い心地を試すという目的があった。これまで使用していた物は、丈が長いので長時間使用していると、水に浸かっている部分から毛細管現象により徐々に水を吸い上げ、いつのまにか背中が濡れてしまうという欠点があった。購入したベストは丈が短いため、背中が濡れずに快適。しかも大型ポケットが2つも前面にあるのでデジカメや手帳、その他モロモロの小物を収納できるのでとても便利であった。フローター専用に作られているだけはあると満足した。
天気:曇り時々雨 水温:24℃ pH:不明
釣果:2匹(バス、食用ガエル)
既に恒例となっている土曜日午前中の歯の治療を済ませ、昼メシも食わずに車に飛び乗り国道1号線を東進。袋井から掛川に入ったところで舗装工事(車線規制)による大渋滞にはまり、ウンザリしながら野池に到着した。
木曜日から金曜日午前中まで梅雨入り後8日ぶりにまとまった雨が降ったので、このところ悪化していた水が改善されていることを期待して入水。池はぎっしりとヒシモに覆われているので、掻き分けながらポイントへ到着しキャストを開始した。オーバーハングの奥の奥へと放り込んだゴブリンに良い感じでイイ感じでゴボッと出たので、一拍ためてからパワーフッキング。魚体がヒシモの上に出たので「楽勝だぁ!!」なんて独り言を言いながらハイスピードでハンドルを巻き取ると、バシャっと魚が跳ねてフックオフ。
まあ、次があるからと気を取り直してキャストを続けたが、ナント今日は次が無かった。延々とキャストをすれどもノーヒット。普段ならヒシモの隙間に小バスが見え隠れするのだが姿が見えない。フローターの上にウジャウジャと這い上がって来るハムシ達の数も少なく感じられた。
バスが駄目なら食用ガエルと遊ぼうとキールヘッドで暫し戯れた。前足を使いながら口一杯に真っ赤なキールヘッドを頬張り、竿先にぶらぁ〜んとぶら下がるカエルに、何だか悲哀を感じてカエル釣りは終了。オープンエリアではクランクベイトやシャッドをアレコレと試し、やっとの思いで豪州製ルアーのティルサンで小バス(18cm)をキャッチ。その後、ゴブリンに1ヒットあったがフッキングには至らなかった。結局、3時間半近くの時間をこの池に費やしたのだが、小バス1匹とカエル1匹に終わり次の池へと向かった。
2週間前にランカーラッシュを体験した池に、カッパを着込みヘッドライトも携帯し午後5時半に突入。丁度、入れ替わりになったフローター2人組みに様子を伺うと、「奥の方で小バスが数匹。」とのこと。水質は雨のおかげでドロドロのアオコ状態から少しはマシになっているが魚の活性は低いようだ。
明るい内はクランクベイト主体で攻めていたが、日没後はノイジータイプ各種の引き倒し。午後7時過ぎにクラッパーへシュボッとヒット。出方がショボかったので30cmソコソコかと思いきや、魚体を確認すると明らかに40cmUP。確実にフッキングさせたつもりだったが、2度目の突込みで呆気なくフックオフ。
あまりにも逃がした事が悔しかったので、1匹釣るまで帰らない覚悟でキャストしまくったが、空腹には勝てずに午後9時過ぎに納竿。食用ガエルの鳴き声が散発で、時々吐く息が白く見えるほど気温が下がっていては釣果が望めない事を再確認した。
2001/6/10 静岡県西部の野池
天気:晴れ 水温:22℃ pH:不明
釣果:8匹(バス、コイ)
仮面ライダーアギトを見ながらノンビリと朝食を摂った後にフローターを車に載せ出動した。初めて入水した某神社脇の池は、堰堤でバスを目撃していたにもかかわらずノーヒットに終わった。ここを訪れる釣り人は初心者が多いのか、堰堤近くのオーバーハングした枝や立ち木にはクモの巣のように、沢山のラインが絡み合っていた。「全く、しょうがないなぁ」などと独り言を呟きながら、ポケットの中がモジャモジャのラインで一杯になるほど回収していると、出てくる出てくるお宝の山。バルサ製の有名トップウォーターから始まり、ミノー、シャッド、クランク、バイブ、バズベイト・・・合計9個をゲット。中にはお蔵入り間違いなしのような物まであったが、神社に奉られている神様から掃除のお礼として授けられた物に違いないと考え、ありがたく頂戴した。
2ヶ所目の池は、いつもドロ濁りの極々小さな溜池(22℃)。水面には油が浮き、ルアーを引いた後の泡が消えないのでガックリしながらキャスト&リトリーブを続けた。全然釣れる気がしないので、「次は何処に行こうか」と考えながらシャローランニング・ファットラップラパラを投げ込んでいると、ズボッとヒット。するといきなり魚が走り出しオラオラ状態。猛烈な引きでフローターは右に左に翻弄されるほど。明らかにランカーサイズの魚だったので慎重にやり取りした。しかし、やっとフローター近くに浮き上がってきた魚の口には何故かヒゲがあり、金色に輝く大きな鱗を持っていた(涙)。
気を取り直し、再びファットラップをキャストするとラインがツッーと斜め横に走った。今のは何?水中の倒木にでもラインを引っ掛けたのか? と疑問に思いながら同じ場所へルアーを放り込んだ。すると、ゴツッと明らかに魚と分かるアタリがあった。すかさず巻きアワセをしてフッキング。魚は倒木の中へと潜り込もうとするので強引に引き寄せ無事ハンドランディング。サイズは堂々の40cm。この魚はお尻がポチッと赤く飛び出ており、尾鰭の下側が擦り切れていた。
再び同じ場所へキャストを始めると腹がパンパンに膨らみお尻が赤くなった産卵直前と思われる33cmが飛び出た。優しくリリースした後、すぐさま20cmの小バスをキャッチ。まだ他にもいそうだったので、粘っていると40cm前後の魚がヒット。しかし、倒木に巻かれてバラシてしまった。コイを釣ってから、ここまで僅か15分間の話。良いポイントを見つけました。
さすがにファトラップは飽きられたようなので、豪州製ルアーのティルサンを投げ込んで小バス(14、21cm)を2匹、OSP阿修羅で1匹(21cm)追加し、止めにZ-CRANKで35cmを釣り上げた。
3ヶ所めに選んだ池はドロ濁りでドシャローな池。フローターで入ってみたが、足ヒレがヘドロ状になった池底の泥を巻き上げる。入水時に堰堤からギルを目撃したのだが、全くアタックも無いので僅か30分で出水することにした。
午前10時頃から午後4時過ぎまで竿を振った本日の釣果は鯉1匹を含めた8匹となった。
2001/6/9 静岡県西部の野池
天気:曇り 水温:24.5〜25℃ pH:不明
釣果:2〜6匹(バス)
毎週土曜日の恒例となっている歯医者さんから昼過ぎに戻り、Solid.Kさんと合流して野池へと向かった。地図とカーナビを見ながら新たな池を探すべく東奔西走。やっと辿り着いた池はぐるりとコンクリートで囲まれた単なる貯水池だったりして失望の連続。
このままでは竿を振らないうちに日が暮れてしまいそうだったので、新天地開拓は諦め山間にあるトップで楽しめそうなマッディー系の小さな野池へと向かった。午後3時前に到着した池は全面に油が浮き、当たりには異様なニオイが立ち込めている。トップには無反応だったので、クランクを投げまくるがこれにも反応はない。ぐるっと一回りするとニオイの正体が判明。コイが2匹も白い腹を浮かんでいた。
極悪条件にも耐えうる生命力の強さで、小さな野池では頂点に君臨しているであろうコイが死んでいるような状況。どんな出来事があったのかは知る由も無いが、粘っても無駄だと判断し出水した。フローターとウェーダーが油でベトベトになり、とってもブルーな気持。「兎に角、1匹魚を釣らなきゃ気分が晴れないねぇ」と、ヒシモに覆われている実績のある池(25℃)へと足を伸ばした。
午後4時半過ぎ、Solid.Kさんが池の真中で愛用のヒシモ攻略ルアーを使い40cmをキャッチ。私も負けじと、キールヘッド、SPシャッド、フラホッパー、ゴブリンなどのトップを次から次へと投入。何度となくルアーへアタックがあるのだが、魚が小さいためかフッキングには至らなかった。このままではノーフィッシュに終わりそうだったので、水中系のルアーへ手を伸ばした。CD5で2匹、ニューハーフ、シャローランニング・ファットラップラパラ、ゴブリンで各1匹(16〜22cm)を釣り上げた。
対岸で食用ガエルがグエグエと大声で鳴きながら、水面をバタバタ足で叩き暴れていた。バスかヘビにでも襲われたのかと思い、ヒシモを掻き分けて近づいて見ると、腹を膨らませた2匹の巨大ガエルがキツイ抱擁をしている最中だった。
午後7時前、Solid.Kさんがウィークエンダーで20cmにも満たない小バスを釣った後に出水。「ファイト!一発!!」のキャッチフレーズで有名な栄養ドリンクのお世話になりながらナイターの装備を整え、昨年夜釣りで数々のドラマを生んだ某野池(24.5℃)へと突入した。ここではクラッパーで35cmをキャッチ。アタックはショボくて何だかよく判らなかったが、フッキングした後は派手なジャンプを繰り返し、力強いファイトで十分楽しませてくれた。その後、ジタバタアライくんに1アタックあったがフッキングミス。「ファイト!一発!!」のドリンクでは、やっぱり1本しか取れないのだろうか!?
Solid.Kさんはデカダイスフィーに2アタックあったが、フッキングには至らず、食用ガエルの合唱が最高潮になった午後9時半に出水。本日の私の釣果合計は6匹。Solid.Kさんは2匹となった。
天気:晴れ 水温:24〜25℃ pH:不明
釣果:5匹(バス)
ノンビリと朝食を摂った後は、地図とカーナビを睨みながら単独野池釣行をした。1ヶ所目(24℃)の野池は激シブ状態。東岸にはアオコが漂い、西岸はドロ濁り。手早く攻めようとクランクベイト各種を使い、取り敢えず両岸を引きずり回したがバスの反応は鈍い。しかしヘラブナの活性は高く、時折、イルカの様に見事なジャンプを繰り返していた。ここではラパラRRで小バスを1匹釣っただけで1時間ほどで出水。
2ヶ所目(25℃)は初めて入る地図にも載っていない小さな池。池奥のゴミ溜り付近でバスを発見したので、トップをアレコレと投げてみた。時折、小バスがポップRをついばむのだがフッキングしない。粘っていてもラチが明かないので速攻で撤退。
午後1時に入水した3ヶ所目の池は、昨年、静岡在住のフローター夫婦が某雑誌に紹介してしまった池。池に浮かんで竿を振っていると片田舎の小さな池にもかかわらず、入れ替わり立ち代わり釣り人が訪れる。「ゴミ捨てるな」「危険、注意」の看板が立ち、魚もすっかりスレてしまった感がある。この池ではモデルAで小バス(18cm)を釣ったが、何だか落着かないので池を後にした。
釣り雑誌の影響力は非常に大きく、キャパシティーが小さい所では様々なトラブルを生んでいる。釣り人が起こすゴミ問題や迷惑駐車は、記事を提供した者に直接的な責任があるわけではなく、そこを訪れる人に当然問題がある。しかし、地元住民としてはある日を境に、突然よそ者が多数押し寄せてきて迷惑を被ればたまったものではないだろう。
彼ら夫婦は雑誌に紹介した後、その池へ釣りに行っているのだろうか?それとも滅多に釣行しない遠方の池だから記事にしたのだろうか?一度お会いして話を伺ってみたいものだ。
さて、4ヶ所目に選んだ所は、メチャ小さいのだが絶対にボウズなしの池(24.5℃)。とは言うものの、強風が吹き荒れ状況は非常に厳しく、やっとの思いでラパラRRを使い24cmをキャッチ。そしてニューハーフで小バス(18〜20cm)を2匹追加。前日のランカーラッシュとは180°異なる釣りになったが、午後5時過ぎに帰途についた。
天気:晴れ 水温:23℃ pH:不明
釣果:0〜5匹(バス、ナマズ、ニゴイ)
午前中は歯医者さんへ。「ハァーイお口をあけてくださぁ〜い」「ちょっとチクチクしますよぉ。」「うががががががぁ〜」「ハァーイお口をゆすいでくださぁ〜い」って感じで診察椅子に座らされたまま治療が何と延々2時間も続いた。おかげでルアーのフックが口の中にブッスリと刺さったバスの気持ちが十分判った気がする。フックを外すのがヘタクソな釣師に釣られたバスはさぞや痛い思いをしていることだろう。
昼メシも食べずにSolid.K氏とA.K.氏が浮いている野池へと直行した。ガリガリと歯を治療している間にデカバスが釣られているのではないかと気持がソワソワしていたが、様子を聞くと2人ともノーフィッシュで一安心(笑)。池は減水状態が続き、コンディションは芳しくない模様。取り敢えずトップから始めてみるもののノーバイト。クランク、ミノーを流しても無反応。神頼みのCD5に小バスがヒットしたが、巻き取ってくる途中で釣り落としてしまった。
この池はSolid.K氏がヒシモエリアでデカバスをバラしたらしいが3人揃ってコケたので1時間半で出水。川のナマズでも釣ろうということになり、池から直ぐ近くの川へ向かった。準備が整い、堰堤を降りド・シャローの川に向かってウッドチョッパーを放り投げると、ゴボッと60cmUPのデカナマズがヒット。流れのある川でナマズを釣るには、明らかにパワー不足なF1-60Xを弓なりに曲げながら格闘し、どうにか無事に岸へ引き寄せることができた。
川をザブザブ下りながらシュガーディープショートビルをキャストして2ヒット。いずれもデカイ魚で下流へ一気に走ったおかげで、竿がのされリールも巻けずにフックオフ。きっと巨ゴイにだったに違いない。その後、随分歩き回ったが、全く釣れないので一足先に車に戻り2人の帰りを待った。
延々と川を釣り歩いていたSolid.K氏はシュガーミノーでニゴイ(50cm)をキャッチ。一方、A.K.氏はスゴイミノーで靴下をキャッチ。流れの中で掛けた靴下の引きは相当なもの。彼は泳ぎ回る靴下を最後まで魚と思い込み、悲しいかなキッチリと合わせまで入れていたらしい。「靴下の引きは凄かった。狙えるものなら、これからは靴下を専門に狙いたい。」とコメントした彼。その言葉にはどことなく哀愁が漂っていた。
午後6時半過ぎ、平日ですら釣り人で混み合うという県西部地区を代表するメジャーな野池へと突入。一頃のルアー釣りブームも、やはり終焉を迎えているようで池はガランとしており拍子抜けした。丁度、帰る準備をしていた釣り人に様子を聞くと、「全くダメ。ノーヒット。」とのこと。横目で、並んでいた3本のタックルを見ると全てにワームがぶら下がっていた・・・。彼はどんな釣りをしていたのだろうか?
トップには全く反応が無かったので、クランクベイト引くことにした。ラインに結んだのは月明かりの中でも良く目立つド派手な黄色いZ-CRANK。グリグリッ、グリグリッと巻き取っているとコツッと小さなアタリ。サクッと合わせて18cmの小バスをキャッチ。
どうやらワンド奥に魚がいるようなので腰を据えてキャストを始めると、グワッと竿先が持っていかれ、それからは正に格闘状態。池底に向かって力強く引きまくる魚をなだめながら徐々に間合いを詰めていく。フローター直近で2度3度暴れるバスを強引にハンドランディング。持ち上げた魚の大きさと重さに驚きを隠せなかった。
魚を落ち着かせてメジャーで計ると50cm。体色は異様に赤黒く、体高のあるガッチリとしたヤツだった。どうやらザリガニをめい一杯食べているようで周囲はザリガニ臭くなった。トップに反応せず、クランクに反応するのはザリガニを食っているためか。体色が赤っぽいのは主食のアメリカザリガニの色なのか?
Solid.K氏が「この池のバスはラバージグに良く反応する」と度々言っていた事を思い出した。トップに反応せず、ラバジやクランクに反応するということは、やはりザリガニが主食かもしれない。どうやらトップやミノーより、クランクに分がありそうだ。
他にも魚がいそうなので、同じ場所でキャストを続けると再びガツンとヒット。ガバガバ暴れまわる魚は先程のヤツよりも小さい。それでもロッドをグイグイと絞り込み派手なファイトをみせる。無事、ランディングした魚のサイズを計ると、ややスリムながらも堂々の40cm。野池の40cmといえば結構なものだが、その魚が小さく見えてしまうほど先程の魚は大きかったんだと納得した。
40cmと格闘中、直ぐ近くに同サイズのバスが餌(ルアー)を横取りしようとガバガバと泳ぐのをいるのを目撃していた。Solid.K氏とA.K.氏にポイントを譲り暫く別のポイントを攻めてたが、彼らのルアーには無反応。再び私が入り、Z-CRANKを投げ始めるとヒット。猛烈なパワーでラインを引きずり出したので、思わず「デカイ!!」と声が出た。デカバスも3匹目となるとやり取りに余裕ができ無事にキャッチ。体長は大した事ないのだが、明らかに体高があり体色は赤黒い。サイズは1cmアップした41cmだった。
腹も減ったし、急に冷え込んできたので午後9時半に出水。A.K.氏が操るクラシカルリーダーにデカバスがヒット。しかし油断していたらしく、ロッドが伸されリールを巻く余裕も無くフックオフ。一方、トップを延々と投げていたSolid.K氏はノーヒットに終わった。
既に生産中止となっているZ-CRANK。今では当たり前になった多目的重心移動機構や賑やかなラトルも入っていないのに、週末のスレきった超メジャーフィールドで50cmを筆頭に40cm、41cm。おまけに18cmを釣ったのは立派としか言いようが無い。M社さん!! 釣れないルアーを幾らマイナーチェンジしても所詮ダメですから(ちょっと言い過ぎか!?)、原点の、そして究極の「Z」に戻りましょう!!
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