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擬似餌の玉手箱トップ>FishingReport>過去のFishingReport目次>2002年4月


 天気:曇後晴れ 水温:19℃ pH:不明
 釣果:5匹(バス)

 一昨日、脱輪したおかげで回り切れなかった野池2つをチェックするため午前11時半からフローターを浮かべた。アレコレとルアーを試したが反応がなく、打つ手がなくなってきた頃、昨年ザリガニカラーのモデルAで良型を釣ったのを思い出した。試しに投げてみると、いきなり31cmがヒット。ほかの池ではこの赤いモデルAはあまり効果がないように思うのだが、この池には合っているようだ。

 その後、Solid.Kさんから伝授された必殺テクニックであるSMシャッドの「貧乏揺すり」で28cmをキャッチ。彼に言わせれば「シェイキングです」とのことだが、そんな格好良い言葉よりも、私には「貧乏揺すり」の方がしっくりくる。ともあれ、バスはいるのにルアーへの反応がない時はこの釣法は無敵かもしれない。

 池に浮かびながらコンビニのおにぎりを頬張った後は、ビックOで35cm、メガバスの廃盤ルアー Zクランクで24cmを追加して出水。手早くフローターを車に積み、ウェーダーを履いたままシートに転がり込んで隣りの池までひとっ走り。

 右手のワンド奥から魚が潜んでいそうな気配がプンプンと漂ってきたので、G-DogXの大遠投。テンポ良く首を振らせているとジュボッとアタック。しかしフッキングミス。すかさず同じコースでルアーを通すが反応はない。食い気のある魚はいるハズなのでコアユに交換してキャストをしたら、数アクション目で再びジュボッと出た。今度はしっかりとフッキングでき一安心。ヒットしたバスは元気が良く、フローターの目前で2度のエラ洗いと池底への激しい突込みを繰り返した。サイズは38cm。色黒のお腹がでっぷりとした良型だった。

 G-DogXの後にフォローでコアユを使うなんて、まるで某メーカーの販売促進ビデオの1シーンみたいだったが、作戦どおりに魚をキャッチできて大満足。この池では後が続かず1匹で終わってしまったが、今シーズン初となるトップウォーターでのキャッチに気を良くして、普段より少し早めの午後5時前に納竿した。


 天気:晴れ 水温:17.5〜21℃ pH:不明
 釣果:1匹(バス)

 連休2日目、午前11時過ぎからド田舎の小さな野池でフローターを出艇。池の真中でも足ヒレが池底に着いてしまうようなマッディな所だ。ぐるっと一回り、シャロークランクを引いたが、バスの姿はなく1時間も経たないうちに出水した。
 2ヶ所目は車で10分のところにある、これまたマッディで小さな池。ピックアップ直前のビックOに30cm程度のバスがアタックしてきたがフッキングミス。バスの姿を見たのはこの1匹のみ。2時間少々でこの池を後にし、次の池へと向った。

 3ヶ所目は比較的クリアーな水質の凹型をした池。ヘラ釣師に挨拶をしてから静かに入水し、岸際の倒木周りを丁寧に攻めていった。小バスが時折見えるためルアーサイズをぐっと落とし、障害物回避性能が高いラパラRRを投げまくる。ピックアップ寸前、ルアーが水面から離れる直前に10cmくらいの小バスが飛び付いてきたがフッキングミス。続いて、明らかに40cmはある良型が倒木の下から泳ぎ出て、ルアーを吸い込んだ次の瞬間、激しく頭をシェイクしルアーを振り放って池底へと泳ぎ去っていった。その後、ロングリップの豪州製ルアー スコーピオン68を使い17cmをキャッチして出水。

 日没間際に入水した4ヶ所目は雰囲気が良く、いかにも魚が出そうなのだが、オーバハング下や倒木周りを丁寧に攻めたが無反応。1時間弱で納竿した。本日の釣果は僅かに小バスが1匹。昨日に続き情けないような釣果が続く。今の時期のバスは私の釣り方では釣り上げる事が難しいようだ。藤の花が終わるまでじっと我慢するしかないのか。


 天気:晴れ 水温:19〜19.5℃ pH:不明
 釣果:1匹(バス)

 連休初日、何処に行っても釣り人は多いだろうからと、昼過ぎからのんびりと片田舎のマイナーな池へと向った。フローターで入水した池はクリアーなので水の中が丸見え。奥のワンドには小バスがうじゃうじゃいるのだがデカバスは見えず、群れている小バスもルアーには反応しない。2時間掛けてチャビーで小バスを1匹釣ってギブアップした。

 狭い農道をバックして一般道へ戻る最中、車体後部がズルッと横に滑った。「やばい」と思った時は既に遅く、左後輪が側溝に落ち、続いて左前輪からガツンと強い衝撃が伝わってきた。車は大きく左に傾き、運転席から降りるのも苦労するほど。タイヤを覗き込むと、四駆車の幅広タイヤが見事なまでにスッポリと深い溝に嵌まり込んでいた。

 溝に溜まった汚泥を掻き出し、周囲から石や木を掻き集めてタイヤの下に敷く。四駆のパワーを使って力任せに脱出を試みたが側溝とタイヤホイルが激しく擦れあう不気味な音が辺りに響くだけ。ジャッキを入れられるような隙間はなく、あて木の位置を変えたり、石を並べ直したりと全身泥だらけになりながら1時間半格闘したが、1人では脱出は無理と判断した。

 離れた所にある民家までとぼとぼと歩き、恥を忍んで助けを求める。運良く気の良いおじさんが家におり、角材やスコップ持参で手助けをしてくれ無事脱出する事ができた。心配していたタイヤのバーストもなく、おじさんに十分お礼をしてからその場を後にした。考えてみると、この池との相性は悪いようで
昨年8月には愛用のサングラスを踏みつけた場所である事を思い出した。

 携帯で連絡を取っていたSolid.KさんとA.K.さんが竿を振る池に到着したのは午後5時半。脱輪からの脱出劇でどっと疲れているにもかかわらず、取り敢えず入水して竿を振る。しかし2時間やってノーヒット。おまけにお気に入りのディプシードゥ3を池底にある立ち木に引っ掛けロストした。
 本日の釣果は小バスが1匹のみ。タイヤホイルはガリガリに傷つき、ルアーもロスト。連休初日は最悪な一日となった。さて明日はどんな1日になることやら。


 天気:雨時々晴れ 水温:16〜18℃ pH:不明
 釣果:1匹(バス)

 今年のコンディションを探るため、春は出来るだけ沢山の野池を周っておこうと、雨降る中、カッパを着込んで入水し、午前9時から竿を振り始めた。1ヶ所目は錦鯉やら橙色の鯉がドヨドヨと泳ぐ水質がクリアーな池。昨年、日中は小バスしか釣れなかったが夜になるとトップに良型がバコバコと反応した面白い池である。

 堰堤に立ち、水中を覗き込んで驚いた。朽ちた枯れ葉が溜まっているのかと思いきや、水際のコンクリートには無数の真っ黒いオタマジャクシが張り付いていた。迷言集にあるようにオタマが大発生しているとバスが釣れる気が全くしないため、この時点で諦めムードが漂う。雨が降ったり晴れ間が出たりと目まぐるしく変わる天気の中、1時間ほど竿を振って僅かにスクワレル76に1アタックあったのみ。足早に次の池へと向った。

 2ヶ所目もクリアーな池。山間の池なので水温が低く、タイミングが合えばスポーニングベットが見られるかと思っていたが、何処にも見当たらない。そればかりか、小バスすら見えない状況。堰堤で木の下をしつこく狙っていた陸っぱり釣師が小バスを1匹釣り上げたのを横目で確認し気合いが入ったのだが、何を投げても魚の反応がなく1時間で出水した。

 3ヶ所目もクリアーな池。昨年、日没に合わせ度々通い、ビックバドクラッパーを使い楽しんだ池である。堰堤の上に立ち、水面を覗き込んで動きが止ってしまった。確実に45cmUPはあろうかというバスとともに40cm前後が2匹、25cm程度のバスが1匹ウロウロしているのを目撃。すかさずキャストを始めたが魚は無反応。ルアーの種類を変えたり、リトリーブコースを変えたりと延々粘ったが魚には相手にされず、しずしずと入水した。

 奥のシャローワンドではオタマが大発生していた。水中は黒く小さいいツブツブ達で満たされ、手ですくえば一度に何匹も取れるくらい。そんな中にもデカバスが潜んでおり、時折姿を見せては私のやる気モードへのスイッチを入れる。持参している各種ミノーとクランクをアレコレ試すがコツリとも反応がなくギブアップ。堰堤ではデカバスを掛けたがラインブレイクさせた釣り人がいたりと、今回の釣行でデカバスがいる事はしっかりと確認できたため、夏のトップウォーターゲームに望みを託す事にした。

 3ヶ所まわってノーフィッシュというのは余りにもキツすぎる。クリアーな池では厳しいと判断し、マッディーな池へと向った。気がつけばあちこちで藤の花が咲いている。この花が咲くと釣果がぐっと下がるのだが、今年はいつもより早く咲いているようだ。頭の中の時計を半月ほど進めておかないといけない感じだ。

 午後3時半からキャストを開始し、ほどなくダイビングチェリーで33cmをキャッチ。フローターの目前で2度もジャンプを披露し楽しませてくれた。この1匹で流れが変わると思っていたが、その思いは甘かったようで、池をぐるりとまわったが釣れたのは最初の1匹のみ。

 最後の望みを掛けて山間の小さなマッディーな池へ入水した。水温が低く、水位も高いためどうにも釣れる気がしなくて午後6時過ぎに納竿。結局、本日は5ヶ所の野池を足早にまわって、釣果はたったの1匹。堰堤の釣り人はちょくちょく釣れているみたいだったが、フローターで岸際を必死に狙っている私には魚が全く見えていなかった。マジにキツイ1日となった。


 天気:晴れ 水温:19.5〜21.5℃ pH:不明
 釣果:3〜9匹(バス)

 日曜日というのに午前中はパソコンに向って一仕事をこなし、午後から野池へ向った。行き先は夏から秋の間、池の7〜8割がヒシモに覆われる池。当然、釣り人のプレッシャーも少なく春から初夏にかけてはコンディションの良いバスが釣れるのでお気に入りの所である。

 車を降り池を眺めて愕然となった・・・水がない!! 堰堤周辺の工事が行われており、めい一杯水が抜かれている。僅かに残る水のなかにデカバスが残っている事を信じ、強引にフローターで入水した。チマチマやっていても効率が悪いので信頼度100%グリフォンTDバイブの360度連射で魚の反応を探る。一度だけ、ぬるっと魚が当たった感じがしたがフッキングには至らず、30分少々で出水した。

 ウェーダーを履いたまま車に乗り込み、直ぐ近くにあるドシャローの池へと入水。この池も夏はヒシモでぎっしりと覆われ、ヒシモの上を歩いて対岸へ渡れるのではないかと思えるくらい凄い池なのだが、今の時期はフローターを浮かべる事が出来る。開始2投目、ワンフッターで僅か12cmの小バスをキャッチ。続いて5投目で23cmをキャッチした。このペースで行けば小バスの3桁釣りができそうだと期待したとたんに、魚の反応がストップ。そこへ今季フローター初出動となるSolid.Kさんが登場した。

 トップウォーターで押し通すSolid.Kさんの様子をチラチラ見ながら、シャローを引ける小型クランクをアレコレと試してみた。激浅ワンドの奥、チェリーの1投目で23cmをキャッチ。その後、暫く使い続けても後が続かないので、コンバットクランクSSRに交換。すると再びキャスト1投目で25cmをキャッチした。この魚は小さいくせに、お尻がぷっくりと赤く膨らんでおり、産卵突入目前と思われた。

 次のワンドではコンバットクランクSSRで2匹釣り、サブワートで1匹を釣り上げた。水面下には既にヒシモが伸びはじめており、ルアーをキャストした数だけヒシモを釣っている気がする。クランク以外で使えそうなルアーはないかと、ボックス内を覗き込み、目に止ったのがハスキージャーク。試しに使ってみると立て続けに小バスが2匹釣れた。

 本日の釣果は9匹。今回はルアー交換直後の1投目で釣れるという事が度重なり、初期刺激の重要性を納得した結果となった。トップを投げまくっていたSolid.Kさんは、反応の悪さに途中からクランクへと変更。ワンフッターコンバットクランクSSRを使い小バスを3匹釣り上げた。

 今年は春が早く、今日まわった池の水温は既に20℃前後。デカバスたちは産卵後の一休みって感じか。次回はもう少し水温が低そうな池へ行ってみようかと考えている。


 天気:晴れ 水温:18.5〜19℃ pH:不明
 釣果:3匹(バス)

 午前中は部屋で持ち帰った仕事をシコシコと片づけ、午後2時半過ぎから今シーズン初のフローター出動。昨シーズン、良型が揃っていたドシャローの小さな池へと向ったが、既にフローター2艇と陸っぱり4人が竿を振っていた。これまで、この池にフローターが入っているのを見たことがなかったので暫し愕然としたが、気を取り直して別の池へと足を伸ばす。

 南東の風が強く吹きつけるため風裏に回り、岸際を丁寧に打っていく。開始40分、それまで使っていたルアーをビックOに交換した1投目にゴツッとヒット。今年の初バスとなったのは28cmの色黒のヤツだった。その後、メガバスの廃盤ウッドルアー Zクランクで25cmを追加。チャビーで2匹バラシ、ラパラF9に1アタック。この池で粘っていてもサイズアップは困難と判断し、当初入水しようと思っていた池へと舞い戻った。

 陸っぱりが4人いたがフローターはいなくなっていたので、釣り人に挨拶をしてから静かに入水。倒木周りをチェリーで攻めて32cmをキャッチ。このバスは元気が良く、キャッチするまでに3回も目の前で激しくジャンプした。腹が膨らんでいたのでお尻を確認。やはり肛門の周りがプチッと赤くなっておりスポーニング絡みのバスだと思われた。

 その後、シャローランニングファットラップに1アタック。日没が迫り、トップに出そうな気配がしたのでジタバグジョイント(大)でカポカポやっていると「シュボッ!」と物悲しいアタックが1回あった。今日のバスの出方は、ルアーをエサとして食ってくるのではなく、威嚇しているような感じがした。ルアーにアタックしてくる魚を確実にフッキングできれば、もう少し数を伸ばせたはずで少々残念だった。


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