
擬似餌の玉手箱トップ>FishingReport>過去のFishingReport目次>2002年6月
天気:雨 水温:21.5〜23℃ pH:不明
釣果:2〜5匹(バス)
午後1時、Solid.Kさんと片田舎にある野池の小奇麗な堰堤に立ち、池の様子を伺った。水面には小ブナの群れが浮いており、堰堤間近には・・・何とナマズがのよのよと泳いでいる!! これまで何年も野池で釣りをしているが、ナマズは釣ったことがない。雷魚と同様、ランディングから針を外すまでのことを考えるとフローターでは釣りたくない魚である。バスがいるのは確かだが、フナやナマズを目撃した後では釣果は期待できそうになかった。
開始早々から雨が降り始めカッパを着込んで竿を振る。いかにもバスが居そうなところをピンポイントで狙い撃っていくが無反応。2人とも全く釣れる気がしない。開始から僅か1時間で片づけを済ませ、次の池へ向うべく車に乗り込んでいた。
2ヶ所目は昨日、30〜35cmのバスが連発した池。2日続けて数釣りが出来ると思うほど甘い考えは持ち合わせていないが、予想以上の渋さにテンションが下がる。前夜の豪雨で増水し、しかも赤土の微細な粒子が水中に漂っているような状況。やっとの思いでウィグルワートを使い30cm程度の魚を掛けたが、ジャンプされてフックオフ。一方、Solid.Kさんはオーバーハング下でゴブリンを使い巨バスをバラした後、30cmを1匹釣り上げた。
この池では粘っても釣れそうもなかったので、今年、小バスが良く釣れている池へ入水した。開始早々、ピーナッツUで25cm程度のバスをバラし、15分後に45cmは確実にある魚をバラした。コイツは岸際にそそり立っている樹木の株元にピーナッツUを放り込んだとたんにアタックして反転。姿からして前夜釣った40cmよりも明らかにデカかった。
フローターの近くまで引き寄せフッキングの状態を確認した時、「こりゃヤバイ!!」と思わず口から言葉が出る。後部フックの1本が下顎の先っぽにチョコンと刺さっているだけ。「ジャンプしたらアウトだな」と思った瞬間に、バスは激しいジャンプを目の前で披露し、池の底へと消え去っていった。
その後は、空しい岸打ちが続いたが、東側のワンド奥に小バスがサスペンドしているのを発見。グリフォンMR、ワンフッター、テールダンサー、レッドペーッパーマイクロで20cm以下のバスを、テンポ良く5匹釣り上げて出水。手早く道具一式を車に積み込み、週末恒例の某野池へと車を走らせた。
先に到着し、竿を振っていたnoppoさんは岬の先端でラバージクを使い37cmをキャッチ。彼はこの1本で本日の任務を終了し午後7時過ぎに帰っていった。一方、私達は「これからの時間が勝負!!」と鼻息荒くキャストをしまくったが無反応。ギブアップ宣言をして堰堤の階段へ向う途中、Solid.Kさんが入水口近くでシャローラビット(大)を使い連続5バイトを取り、46cmを1本キャッチした。
当然私も負けてはならじと、同じ場所ポイントへシャローラビット500、コンバットクランクSSR、スクエアAを次々に投入したがノーヒット。私の操るルアーは完璧に見切られており午後9時半に納竿。本日の釣果は小バスが僅かに5匹。フッキングがイマイチ上手く決まらず、バラシが多かったように思う。まだまだ修行が足りないなと強く感じた。
2002/6/29 静岡県西部地区の野池
天気:雨(夜:大雨・洪水・雷注意報) 水温:22.0〜22.5℃ pH:不明
釣果:19匹(バス、ギル)
午前10時過ぎ、車を1時間ほど走らせマッディー&ドシャローの池へ到着。竿を振り始めたところでnoppoさんから電話があり、短い情報交換をした後、再びキャストを始めた。ルアーは前夜ボックスの中に忍ばせてきた良い子の味方、往年のピーナッツUDR。着水後、一拍おいて突如、物凄い捕食音とともにルアーが水中に吸い込まれた。
あまりの激しい音だったので、アタックしたのは雷魚だと思い込んだほど。倒木に巻き付かれないように魚を強引に引きずり出した後は、強烈な引きに耐えつつ魚を水面に浮かばせた。茶色く濁った水から姿を現せたのは雷魚ではなく巨大な頭を持ったバス。すかさずフッキングの状態を確認すると、後部フックの1本が口端の柔らかい部分に刺さっているだけだった。
池底への突込みを力強く繰り返すバスの頭の向きとフッキングの状況を考えながら、何度も竿を左右にさばいて腹のフックを掛け直そうと試みたが失敗に終わる。エラ洗いをされたらルアーが飛ばされてしまう恐れがあったので、タイミングを見計らって左手を水の中に突っ込み、バスの顎をがっちりと掴んでフローターの上に引きずり上げた。
メジャーで体長を計ると口を閉じた状態で50cmをほんの僅か上回る大きさ。大急ぎで写真を撮り、優しくリリース。そしてnoppoさんには速攻で電話を入れて釣果報告した。つい先程、電話を切ってから何分も経っていない内にランカーサイズの報告があり、彼はきっと驚いたに違いない。その後は巨大バスの余韻に浸りながら、小さな池をぐるっと周り、ヒシモの上でゴブリンに2度アタックがあったがロスト。ピーナッツUで17cmと31cmをキャッチしてこの池を後にした。
午後1時に入水した2ヶ所目の池もマッディーな池。雨が降り始めたのでカッパを着込んで竿を振る。開始早々、モデルAの2投目でバス(31cm)をキャッチ。ウィードエリアではゴブリンに4回アタックあり、辛うじて1匹(28cm)を釣り上げた。途中から激しい雨になり、樹木の下に避難してキャストを開始。シャッドラップで1匹ロストした後はプレデターで34cm、新商品バニー54で23cmもある巨ギルを追加。表層よりも水中の方がバスの反応が良いようなので、再びモデルAに交換し34cm、35cmをキャッチ。ピーナッツUも試してみようと切り替えたら、これが大当たりして30〜35cmを一気に6匹釣り上げた。暫くするとピーナッツUへの反応が無くなったので、ルアーを交換。バイブレーションのドラムで32cmを釣り上げ出水した。
午後6時前に到着した3ヶ所目は先日の釣行時に大減水していた池。雨により、細い流れ込みの所に魚が集まっていることを期待して訪れたのだが、池は満水状態で流れ込みは何処に行ったのやら・・・。取り敢えず状況確認をするためビックOの乱射をして30cmのバスを1匹釣り上げた。このバスは体の表面にブツブツと怪しげな出来物ができており、薄気味悪かったので魚体を極力触わらないようにしてリリース。前回訪れた時も赤くブツブツできたバスを釣っているので何かこの池には問題がありそうだ。黒っぽい水と池の直ぐ上にある産業廃棄物を処理している工場の存在が非常に気に掛かる。
午後7時前、到着したのは毎週飽きもせずに通っている某野池。一足先に入水し竿を振っていた相棒Sは、葦近くの倒木周りでシャローラビットを使い40cmをキャッチ。雨が激しくなってきた7時半に彼から「帰るコール」が入り、挨拶を交わした直後、シャローラビットにガツッと明確なアタリ。土砂降りの中、1人バスと格闘し40cmを無事キャッチした。
釣れたことを相棒Sに報告後、キャストを開始したとたんに再びヒット。2匹目なので半ば強引にやり取りし、がっちりとハンドランデイング。フローターのエプロンの上でバタバタと暴れる魚を押さえた際に太いフックがザクッと人差し指に刺さり、アッと思った時には肉が1cm程サックリと裂けていた。ケガの処置は後回しにして、魚の口からルアーを外してリリース。体長は先に釣った魚より僅かに大きい41cm。丁度、指の肉が裂けた長さ分だと気が付き、苦笑いをした。幸い出血は少なく釣りを続行。太いネムリ針が深く刺さらなかった事にホッとしながら、キズをかばいながらキャストをする。
午後9時、堰堤に沿ってシャローラビットをキャスト&リトリーブして35cmを追加。カッパを着ているにもかかわらず、上半身はグッショリと濡れ、気持ちが滅入ってきたので納竿。本日は、凄まじい雨が降ったが魚の活性が高く、50cmを1本、40upを2本含めて合計19本をキャッチ。50cmUPを釣らないと経験できない、親指の付け根のザラつき感を楽しみながら帰途についた。
2002/6/23 静岡県西部地区の野池
天気:晴れ 水温:24.5℃ pH:不明
釣果:1匹(バス)
午後6時過ぎ、昨日に続き某野池でナイターに単独挑戦。夜遅くまで頑張ると翌日の仕事に差し障りが出るため、午後9時半をタイムリミットとして効率良く実績の高いポイントのみを狙い撃ちすることにした。
私と入れ替わりに上がってきたゴムボート2人組みに様子を聞くと、葦際で40cmUPを釣り上げたとのこと。この一言でやる気満々。まず攻めたのは、先週アスリートで40cm、ラトルトラップで46cmを釣った堰堤正面にある倒木付近。続いて前日Solid.Kさんがシャローラビットで49cmを釣り上げた倒木周り。Zクランクが炸裂したワンド奥。ラトルトラップで40cmを釣ったフラットエリア。そして本日40cmUPが出たという葦際を丹念に攻めるが・・・ノーヒット。
ポイントとポイントの間を足ヒレ全開フルスピードで移動しながら、時々、気になった場所にルアーを打ち込んでみる。リトリーブ途中でゴミを拾った気がして、竿を立てて高速で巻き取ると、水面を跳ねながら横滑りしてくる銀色の物体が見えた。Zクランクのフックに掛かっていたのはゴミではなく小バス。しかし気が付いたのが遅く、途中で落としてしまった。
時計を見ると午後9時をまわり、残りの時間は極僅か。「逃がした魚は大きい」とよく言うが、今回は明らかに小魚の部類だったので、その場で粘ることはパス。気になっている倒木周りに舞い戻り、最後の勝負に出た。普通だったら倒木の端から徐々にルアーを打っていくのだが、時間が無いので倒木の中のど真ん中へ、一発狙いでウィグルワートをぶち込んだ。
一投目、リトリーブを開始した直後に強い衝撃。魚が倒木に巻き付かないように、竿を左右に倒しながら懸命にハンドルを巻き、魚を引きずり出す。フッキングの状況を確認すると、ルアーがスッポリと口の中に収まっていたので一安心。引きを楽しんでいると、バスはまるで水族館のイルカのショーよろしく華麗なジャンプを披露した後、池底に向ってグイグイと力強くロッドを絞り込んだ。
暫くして浮いてきた魚をフローターの上へ優しくすくい上げ、体長を測ってみると44cm。口の周りには釣られたキズのない奇麗なバスだった。この池はいつも釣れる場所は決まっているのだが、釣れる魚は毎回違うように思う。一体どれくらいの40cmUPが潜んでいるのだろうか?
2002/6/22 静岡県西部地区の野池
天気:晴れ後雨 水温:24.5〜27℃ pH:不明
釣果:2〜6匹(バス)
午前10時、自宅から小一時間、車を走らせドシャロー&マッディ系の池に到着。Dチェリーを使い、倒木周りを攻めているとゴッとヒット。濁った水のなかに一瞬魚体が鈍く光るのを確認できたがロストした。
期待していたほどクランクベイトへの反応が思わしくない。辺りには盛んにトンボが低く飛び交っているのでチャンスありと考えて、トップ系ルアーへと変更。小さな池をテンポよく周って、チャグペッパーJrで25cm、スキッターポップで26cmをキャッチしてこの池を後にした。
2ヶ所目の池は何故かこれまで足を向けたことがない池。地図を頼りに少々道に迷いながら到着し、堰堤に立って池全体を眺めてみる。オーバーハング、ヒシモエリア、葦、倒木、流れ込み、マンメイドストラクチャー等、バスが潜んでいそうなポイントと思われる場所が「これでもかっ!!」って感じでレイアウトされていた。だた1点、気になったのがフナの群れの塊。フナが群れて水面を無防備にパフパフしている池では、過去に良い思いをしたことがない。
野池で最も自信があるスクエアAを使いぐるっと1周流してみたが無反応。ヒシモの中に潜んでいるかもしれないと久しぶりにゴブリンを取り出し丁寧に探ってみたが、こちらにも反応する魚はなかった。やはりフナが浮いているような池はダメなのである。
3ヶ所目は、まっ茶色の水を湛える地図に載っていない池。連日の雨による影響で水位が上がり、樹木の下は攻めにくくなっているがルアーを強引にブチ込んでいく。実績のあるポイントでは手を変え、品を変え魚の反応を探るが不発に終わったため、普段は陸になっているワンド最奥部、葦際のシャロー部を狙うことにした。ここではチェリーワンフッターを使い20cm程度の小バスを2匹釣り上げたが、後は続きそうもなかったので出水した。
午後6時半、デカバス一発狙いで某野池へ到着。携帯電話で連絡を取り合っていたSold.Kさん、noppoさんは既に水上の人となっていた。入水準備をしている最中に携帯が鳴り、「Sold.Kさんが魚と格闘中!!」とnoppoさんから速報入電。急いで堰堤に向うとSold.Kさんがシャローラビット(大)で釣り上げた44cmの下アゴをがっちりと掴み、誇らしげに魚を掲げた。
別の池で小バスと遊んでいた相棒Sと本日朝・夜のダブルヘッダーとなるA.K.さんも合流し、暗闇の中、5人が竿を振る。午後7時過ぎ、ワンドの最奥部のシャローエリアでM社の廃盤ウッドルアーであるZクランクにガツッと明確なアタック。池底に力強く何度も突っ込む引き方は明らかに40cmUPと思われた。数分間のやり取りの後、無事キャッチできた魚は赤黒く巨大な頭を持つ46cmだった。
午後9時過ぎ、Solid.Kさんと話しながら竿を振っていると再びZクランクにアタック。水面近くで暴れた際の音が心なしかショボかったので40cmには満たないことが直ぐに判断できた。しかし、力強く引くのはこの池のバスの特徴。池底へグイグイと突っ込む力強い引きを十分楽しんだ後に、フローターへ引き上げる。サイズは40cmに僅か1cm足りない39cmだった。
続いて午後10時過ぎ、今度はSolid.Kさんの操るシャローラビットにヒット。水面で暴れている音を聞くとかなり大きそう。暗闇に「でけぇ〜」「助けてぇ〜」と彼の声が響き、竿がグイグイとしなっているのが見える。急いで泳ぎ寄り、彼が手にした魚をライトで照らすとゴッツイ魚体が浮かび上がった。BOXの上に横たえメジャーで計ると49cm。惜しくも50cmには満たなかったが、十分満足できる1匹だった。
さて、今回、2匹のバスを釣り上げたZクランクは昨年の6月、7月にも大活躍してくれたルアーである。雑誌を見ると、このルアーの合成樹脂版であるベイトX(廃盤)をリニューアルさせた新商品が近々発売されるようだが、どうせならウッドのZクランクを復活させて欲しいものだ。
多目的重心移動や、訳の判らん能書きが付いた機能は一切付いていないのにZクランクは極めて良く釣れるルアーだと思う。一方、ベイトXはチープな作りで塗装が弱く、「釣れないルアー」という印象が強く残っている。果して新商品の性能はいかに!?
天気:晴れ後曇り 水温:26℃ pH:不明
釣果:0匹
午後6時半、前夜に続いて一発釣ってやろうと某野池へと単独釣行。フローター2艇と陸っぱり2人がいたが、夕暮れと共に帰っていき、貸し切り状態になった。余り張り切りすぎると翌日の仕事に差し障りが出るので2時間で切り上げることにし、実績のあるポイントだけを集中的に攻める。
昼間吹いていた風が止み、食用ガエルが賑やかに鳴き始める。トップウォーターが爆発しそうな気配が辺りに漂うが、お気に入りのクラッパーやなっちゃんバドへの反応はない。水上系ルアーからビックO、ウィグルワート、ブザービーターなどの水中系へとチェンジしバスが潜んでいるであろうポイントを中心に広範囲を探ったが無反応。お約束の2時間、懸命に竿を振ったがノーヒットに終わった。
2002/6/15 静岡県西部地区の野池
天気:晴れ後曇り 水温:27℃ pH:不明
釣果:1〜2匹(バス)
休日だというのに朝から1時間半掛けて出勤。「給料が安いのに何でこんなに仕事をしなきゃならんのか!?」と半分涙目になりながらボヤキ続けて書類を作成する。仕事が一段落してから自宅へ戻り、釣り具一式を車に積み込んで池に到着したのが午後6時。堰堤から池を覗き込むとフローターが5艇も浮かんでいた。
先行者がいても攻め方が違えば魚は釣れるので、人気のない左ワンドへ陣取りアスリートF9のトウィッチングで魚を誘ってみることにした。誰もが真っ先に狙いそうなイイ感じの倒木周りを、何度もしつこく攻める。水中の枯れ枝に当たった時は、テンションを緩め、浮力を生かしてルアーを浮かび上がらせて根掛かりを回避する。
開始10分、バラマンディを攻めている時の感覚が一瞬蘇った時にラインが横に流れた。浮かび上がるルアーを吸い込み、魚がストラクテャーの中へと潜り込もうとしている。手元には明確なアタリが一切なく、ラインを見ていなければ対応できないようなバイトに驚きながらも冷静に対応。障害物から引き離したとたんに、魚は派手な3連続エラ洗いジャンプを披露。幸いガッチリとフッキングしていたので無事に40cmをキャッチすることができた。
午後6時半過ぎ、Solid.KさんとA.K.さんが登場。これと交代に先行のフローター5艇が引き上げていった。午後7時前、V3フラットシャッドにガツンと明確なアタリがあったがフッキングミス。他の池で小バスの入れ食いを楽しんでいたnoppoさんも到着し、夫々が暗闇の中、アチコチに散らばって竿を振る。
午後8時過ぎ、私が散々攻めたてたオーバーハング下から、Solid.Kさんはシャローラビット(大)で43cmを引きずり出した。ハリ外しを手伝いながら記念撮影。余りにも悔しいので同じエリアでもう1匹を期待しキャストを続けたが反応はなかった。その後、前日ベイトがウヨウヨいた葦際を攻めてみる。コンバットクランクSSRで25cm程度のバスをヒットさせ、フローター間近でオートリリース。数投後、再びルアーへアタックしたがフッキングには至らなかった。
午後10時前、堰堤脇にある上陸ポイントへ向かいながらシャローラビット(並)を流し打ちをしていたA.K.さんに、ダイレクトリールのハンドルが激しく逆回転してしまうくらいの魚がヒット。しかし、奮闘空しくロスト。逆回転するほどなので、相当のデカバスだったに違いなく、とても悔まれた。これとほぼ同じ時刻に、少し離れた場所でSolid.Kさんはブザービーターで1匹ばらしていた。
場所は離れていても魚がルアーに反応する時はほぼ同じというのは非常に興味深い。風が一瞬吹いたとか、月明かりが射したとか、ほんの少しの変化がきっかけになるのだろう。この自然の仕組みが具体的に判ってくれば、もっと楽しい釣りができそうだ。本日は午後10時に納竿し、牛丼屋で空っ腹を満たしながら本日の反省会を開いた後、お開きとなった。
天気:晴れ 水温:26℃ pH:不明
釣果:0匹(バス)
午後6時半過ぎ、日本国内がサッカー「日本vsロシア」で盛りあがる中、1人静かに野池で浮かんだ。場所は昨晩、良い思いをしたところ。前日よりも15cmほど減水しており、これまで水中に隠れていた障害物が水面に出ていた。過去に実績があるポイントの殆どが「なぁ〜るほど!!」と思わせるような枯れ枝が沈んでいたりするのだが、これといって何もない場所でもヒットしたことがあるから不思議だった。
日没後、手元がすっかり暗くなりルアー交換がおぼつかなくなってきたのでライトを点灯。すると一瞬、「バチッ!!」と光ったとたんに暗闇に包まれた。なんと球切れ。ワンドの最奥部で釣っていたため、全速力で足ヒレをバタバタさせ車まで戻る。再び釣りを始めるのに15分以上もタイムロス。日没後、魚の食いが最も立つ時に時間だけでなく、体力も大幅に消耗してしまった。
実績のあるシャローや岬周りのポイントを打っていくが何の反応がない。葦際へ移動し反応を探ってみた。ミスキャストで葦に掛かったルアーを外しに行くと、無数の小魚が水面を飛び跳ねながら逃げ惑う。これだけベイトがいればバスが近くにいるに違いないと考え、葦前に陣取り岸と平行にバイブやクランクを引いてみた。
反応があったのはなっちゃんバド。フローターの直前で「チュボッ!!」とアタック。フッキングしなかったのですかさず、フローターの前で「8の字」を書くと再び「チュボッ!!」とアタック。しかし、バドのボディが大きすぎるのか、浮力が高すぎたのか判らなかったがフッキングには至らなかった。懲りずに何回もキャストを続けたが、その後は沈黙してしまい午後10時過ぎに寂しく納竿した。
2002/6/8 静岡県西部地区の野池
天気:晴れ 水温:25〜27℃ pH:不明
釣果:1〜5匹(バス)
午前10時半過ぎ、片田舎にある超マイナーな神社脇の池に単独入水。小ギルがウヨウヨ見えるので、小型クランクやトップで狙ってみる。反応が良かったのはチャグペッパーJr。チュポッ、チュポッとアタックするが、魚が小さいのでフッキングには至らない。1時間半ほど竿を振ったが、30cm程度のバスを2匹目撃しただけで、竿が曲がることはなかった。
2ヶ所目の池はマッディー系の小さな池。昨年までは訪れる釣り人が極めて少なく、スレ知らずのバスをハードプラグで楽しく釣る事ができたのだが、急に釣り人が増え魚の反応が鈍くなった。フローターを浮かべていると20cm程度のバスが5〜6匹近寄ってくるがルアーへの反応はない。
小型のルアーなら釣れるだろうと、最近購入したダンクを試してみる。店頭に並んだ直後に売り切れたと聞くが、正直言って使いにくい。何度もラインアイの角度を修正してセンターを出し、トゥルーチューンをしなければまともに泳がないのだ。おまけに苦労してチューンした割に泳ぎはイマイチで、もうお蔵入り直前って感じ。我慢して使い続け、辛うじて1匹(18cm)を釣り上げた。
3ヶ所目は数年前に干してしまった池。堰堤から覗き込むと小ギルが群れていたので試しに竿を振ることにした。水面をぬらぬらと泳ぐシマヘビに驚かせられつつ岸際をチェックしながら奥へ進むと、小バスの群れを発見。封印していたグリフォンを久しぶりに取り出し、水中の倒木に絡めながらリトリーブして小バス(20cm)をキャッチ。何やら背後に視線を感じ振り返ると、水を飲みに来たと思われるタヌキがじっとこちらを見ていた。暫くの間、お互い見詰め合っていたが、にらめっこに勝ったのは私。タヌキが山の中へ戻っていった。
午後6時半、Solid.Kさん、A.K.さんが竿を振っている某メジャーフィールドへ突入した。開始25分、堰堤左のワンドでラトルトラップを使い今シーズン最大魚である46cmをキャッチ。携帯電話で釣果を報告すると数分前にSolid.Kさんがブザービーターで同サイズを釣り上げたとのこと。少し離れていても魚が釣れるタイミングが同じというのはとても興味深い。
その後は、ラトルトラップで40cmを追加し、ビックOで1匹(サイズ不明)ロスト。午後9時、Solid.Kさんと話をしている最中にウィグルワートで37cmを釣り上げた。魚を釣るには、同行者と話をする時もメシを食べる時も常にルアーは水の中。これ基本です。(笑)
A.K.さんはクレージークローラー(大)で50cmUPをロスト、その後、葦際でダーターのゴットブレスを使い42cmを釣り上げていた。因みにこの42cmを釣った時刻は、私がビックOで1匹バラした時と同じ頃。「離れていても釣れる時は同じ」ということは益々興味深い。
午後10時過ぎまで竿を振った私の釣果は5匹。今宵は40cmUPが3人で4本出ており、まさにランカーラッシュっていう感じ。この状態が長く続くことを期待したい。
天気:晴れ 水温:24.5〜27℃ pH:不明
釣果:1〜9匹(バス、食用ガエル)
午前11時半、A.K.さんが待つ某釣具店にSolid.Kさんと向った。店内をぐるっと一通り眺めた後、3人で何処に行こうかと作戦会議。Solid.Kさんの「某池が復活したみたいですよ。」という一言で本日の行き先が決定した。「復活」とか「爆釣」とか「バホバホ」という言葉には何年釣りをしていても心が騒ぐ。
到着した池は、最後に訪れたのが10年くらい前の事だろうか。石垣の下や、対岸のオーバーハング下で色の黒いバスを釣ったことは鮮明に覚えているが、いつの頃か水質が極端に悪くなり、魚っ気が全くなくなったため足を向けなくなってしまった経過がある。
時折、強風が吹きつける中、前日の成果を受けて最初にラインの先にぶら下げたのがラトルトラップ。池の東岸をキャスト&リトリーブで平行移動をしていると、着水と同時にシュボッとアタックがあった。出方からして、いかにも魚は小さそうだったが、そのまま岸打ちを続けていると数投もしないうちに21cmをキャッチ。その後、30cm弱のバスをフローター間近でバラしたが、気にせずキャストを繰り返して22cmをキャッチ。ラトルトラップは釣れることが十分判ったのでテールダンサーに交換し、サクッと23cmを一匹釣り上げた。
流れ込みのあるシャローエリアでは、マンズのワンマイナスを使い、35cmをキャッチ。チェリーとワンフッターで22cmを2匹釣り上げた。小さいながらも1時間弱で6匹を釣り上げ気分は上々。近頃、釣果が伸び悩んでいたので、なんとなく吹っ切れた感じがした。 強風の中、風に煽られながら釣りをした池の西側半分は魚の密度が低いようで、ルアーへの反応はない。再び東側へ戻りラパラSRFで浅瀬を打ちまくり、同サイズの小バスを2匹、ハスキージャークで1匹追加した。
この間、A.K.さんは自作のダーターで食用ガエルを1匹、ライフベイトで超極小のバスを釣り上げていた。また、Solid.KさんはコンバットクランクSSRで20cmそこそこのバスをキャッチ。
2ヶ所目は山間のクリアな池。この池では体長2cm程度に育った小バスの群れをあちこちで見かけた。これだけ子供たちがいるのだから親が何処かにいるはずだとキャストを繰り返しながら水中を眺めていると35cm程度のバスを3回目撃。バスは釣り人の気配を察し、直ぐに視界から消え去ってしまう。ルアーに全く反応する気配もなく3人揃ってギブアップ。
再び復活した池へと舞い戻り、「トップ炸裂」を胸に秘めてナイターの準備をして入水した。しかし、開始して間もなくトラブル発生。TDZ103Hのハンドルが重くなりルアーを巻き取るのが困難になった。レベルワインダーが真中から右側へ移動する時にハンドルが重くなることに気が付く。首を傾げながらキャスト&リトリーブを繰り返していると症状は益々酷くなり、ついにはまともにハンドルを回すことすら出来なくなってしまった。
2000年8月にこのリールを購入後、同様のトラブルが発生し2度もクレーム処理をしている。その外、オーバーホールを1回、そして、この4月には1万9千円も掛け内部の部品交換をしているにもかかわらず問題発生。このリールにはホントうんざり気味。折角、ナイターで「バホバホ」を期待して入水したのにロクに竿を振らずに撤退を余儀なくされた。
2002/6/1 静岡県西部地区の野池
天気:晴れ 水温:24〜27℃ pH:不明
釣果:2匹(バス)
午後2時から某マッディー&ドシャローの池へ単独釣行。このところSolid.Kさんがバイブを多用し好成績を納めているので、これに刺激され自宅にある膨大な数のルアーから期待できそうな物を見繕ってきた。
「これで1匹釣るまではルアーを交換しない。」と心に決め、ラインの先に結び付けたのはフローティングタイプのラトルトラップ。フローティングのバイブは余り売っていないのだが、1個持っていれば非常に重宝するルアーだと思っている。
開始5分、塗装が剥げかかっている往年のラトルトラップで予定どおりバス(34cm)をキャッチ。その後、フックに絡まったラインを直すために高速リトリーブでルアーを回収している際にジョボッとヒットがあった。すかさず、絡まったラインを解いてルアーを投げ込んだが反応なし。フォローで投入したチェリーワンフッターの1投目で33cmが躍り出た。
オーバーハングの下にルアーをブチ込み、岸打ちをしていた時、木の下で暴れている食用ガエルを発見。良く見ると枝から垂れ下がっている放置されたワームを餌だと思って食ついたのか、フックがざっくりと口と前足の両方に刺さり悲惨な状況だった。暴れるカエルをむんずと掴み、顎を突き抜け前足に刺さっているフックをペンチで切断し、無事にフックを抜取ることができ救出完了。
2ヶ所目は何故かウィグルワートが良く効く野池。しかし、今回はコツリともアタリはなく、僅か1時間で足早に撤退した。3ヶ所目は毎週お世話になっている超メジャーフィールド。時折、ホタルが2匹、ふわふわと舞っており良い雰囲気なのだが、ルアーへの反応はなく午後10時に納竿した。
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