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お誕生日に豪州へGO

リョービ防水バッグ9KB
新たに購入した防水バッグを投入

擬似餌の玉手箱>豪州バラマンディ・フィッシング>'16/8遠征



'16/8/6(土)
〜 お誕生日に豪州へGO


品川駅ロビー 10KB この4月、静岡市から地元 磐田市内の職場へと転勤。今までの法律に基づく厳格な事務仕事とは大きく変わり、人との関わりがとても重要な人材育成と刻々と変わる自然との調和が大切なフィールドワークを併せ持つ仕事に就いた。新たな職場は、その日の天気で予定していた事を臨機応変にアレンジして動く必要があり、結構ギリギリで緊張感溢れる日々を送っている。

 とても助かっているのが通勤。昨年までは、JR東海道線の普通列車と新幹線を乗り継いで片道1時間半、1日往復で3時間も通勤時間に費やしていたが、今年からは片道 車で20分弱で済むというとても恵まれた位置関係にある。これで長期の休みが取得できればとても良い職場なのだが、世の中そんなに甘くない。

品川駅ホーム 8KB 昨年は、豪州フィッシング・ガイドとの日程調整がつかず豪州遠征を断念し、沖縄・西表島遠征となった経過がある。今年は何としてでも豪州遠征へ行こうと心に決め日程調整をしたところ、私のお誕生日に日本を出発するチョットおめでたい企画になった。同行者は、初心者でありながら毎度、大物釣りをしてしまう嫁さん。しかし、今回は初日だけ釣りに同行し、2日目はダイビング。3日目からは、シドニーブルーマンウテンへ単独旅行をするという独身時代の延長みたいな夫婦別行動の遠征となった。

 出発当日は、午前6時半に起床。事前に準備万端整っているため、ゆっくりと朝食を摂り、テレビでリオ・オリンピックの開会式を見る。出発予定時刻の午前11時半までは、遠征荷物の再確認と洗濯や部屋と風呂場の掃除。最寄駅まで歩いて5分掛からないという恵まれた住環境にあり、予め電車のキップも買ってあるので、ギリギリの時間まで有効に活用できるのでありがたい。

〜 海外遠征時には円高は大歓迎


携帯電話レンタル 9KB JR掛川駅で12時発のこだま646号の5号車に乗る。車内はガラガラで、乗客はチラホラいる程度。「こんなに空いていてもJRは採算が取れるのか?」と疑問に思うほど空席が多かった。天気は良好。しかし楽しみにしていた富士山は、残念ながら雲で覆われて見えなかった。車内で持参した新聞や雑誌などを読みながら、順調に品川駅まで到着した。列車の遅れを懸念して早めに品川駅に到着したので、駅ビルの中で毎回恒例 夕食用の"お稲荷さん"を買ったりしながら待合場所のロビーで時間を潰す。

為替レート 8KB 成田エキスプレスは、過去に何度も利用しているため、品川駅のエレベータに近い車両の座席を予約済み。慌てることなく列車に乗り込み、スーツケース置き場に荷物を固定。列車は定刻どおり出発し、トラブルなく成田空港第2に到着した。施設入り口手前での検問が廃止(2015年3月30日)になり、パスポートを見せる必要がなくなった。これにより入り口でまごつくことなく空港施設内へと入ることができた。

 第2ターミナルでは、嫁さんが海外で使える携帯電話をレンタルするとともに、空港施設内の両替所を走り回って最も豪州ドルへの換金レートが良いお店で換金をした。事前にインターネットで確認してあった為替レートは1A$が77.52円、今回の最得レートは85.86円だった。前回の遠征(2014年12月下旬)のレートは105.68円だったので、20円程度お得。まとまったお金を換金するので、前回に比べ760A$以上も得した計算になった。海外遠征時には円高は大歓迎なのであった。

〜 初めてのLCC専用第3ターミナル利用


第3ターマナル 8KB 成田空港では新たにLCC(格安航空会社)専用の第3ターミナルが完成(2015年4月8日)したため、第2ターミナルから第3ターミナルまで移動する必要があった。利用するのは今回が初めて。距離は630m、徒歩での所要時間は13分とのこと。職場での事前情報収集では、第2から第3への移動は「歩いた方が早い」という意見ばかり。ネットで調べてみても同様の書き込みが目立っていた。無料のシャトルバスが運行されているが、運行ルートを確認すると反対周り。バスの待ち時間もあるため、スーツケースを引きずりながら歩いてみることにした。

第3ターミナル 8KB 案内はしっかりしていて迷う事はないのだが、道は延々直線かと思いきや急に曲がったり、登り勾配が一部あったりする。真夏のクソ暑い中、荷物を引きずって歩くには苦痛。嫁さんは途中から息を切らし始め、「ひぃ〜、へばったぁ〜」と言い出した。途中、何箇所かにベンチや飲料自動販売機があったり、細霧冷房装置が稼動していたりと利用者への配慮が成されていたが、私達は休まず歩く。高齢者や体力がない人だけでなく、重い荷物を持っていたり、スーツケースのタイヤが壊れてキュルキュル、キーキー鳴るような人は、迷わずシャトルバスを利用すべきだろう。

 ジェットスターのカウンターオープンは午後5時。列の後ろに並ぶのは大嫌いなので、早めに行動する。オープンして間もなく順番が来たのでスーツケースを計量器に乗せると、私の荷物が17.8kg、嫁さんの方は15.8kg。彼女が今回使うスーツケースは、私の物よりも大きくて2kg以上重い。私の荷物の9割は釣り関係で、行きからスーツケースはパンパン状態。一方、彼女の方はスペースの半分も入っていない。彼女は旅慣れているので、衣類や化粧品を含め必要最小限で余分な物を一切持って行かないのだ。「女性なのに大丈夫なの?」と、こちらが心配するほど軽装備だったりする。にも関わらず、前回の沖縄・西表島遠征では、帰りに重量オーバーで追加料金を支払ったので、二度と失敗しないと夫婦共々心に決めていた。

〜 もしかして渡豪できない?!


チェックインカウンター 9KB カウンターで航空便の予約シートとパスポートを提示。すると、女性スタッフが「奥様のビザが取れていません」と突然言い出した。ビザが取れていなければ、オーストラリアには入国出来ないのである。ビザは事前に手続きを済ませてあり、書類の写しも持っているのでそんなハズはない・・・。聞けば、オーストラリア側が保持しているデータと嫁さんのパスポートデータがミスマッチ状態にあるようだ。どうやら、結婚後に苗字が変わっているので不具合が生じているらしい。

 結婚後、これまで私と一緒にオーストラリアには3回も訪れているので何を今更・・・って感じ。当然パスポートの名前変更手続きも済ませてあったのだが、今回引っ掛かってしまった。ジェットスターのスタッフに対して文句を言っても仕方がない。同様なトラブルは時々あるようだが、手続きに少し時間が掛かる様子。「こんな予期せぬハプニングがあるから、早めの行動が必要なんだよ」と偉そうに語っていると、館内放送で私の名前が呼ばれた。

お土産やさん 12KB 慌てて指示された場所に行くと、係員が私を待っていた。彼は、「預け荷物の中に持ち込み禁止の物が入っている」と言う。何を入れたか頭の中に描きながら話を聞くと、「リチュウムバッテリーが入っているのではないか」と指摘された。スマホとデジカメの予備バッテリーは、背負っているデイバッグの中に入れてある。そんなハズはないのだが・・・と首をかしげていると、私のスーツケースのレントゲン写真が示された。鮮明に映し出された写真で指差された場所にあった物は、スマホの携帯型充電器。指摘されて気が付いたが、確かにこの充電器にはリチュウムイオンバッテリーが内蔵されていた。

 過去の遠征では、毎回この充電器をスーツケース内に入れて預けていたが特に指摘されることはなかった。どうやら、スマホやノートパソコンのバッテリー発火による火災が問題視されているため、荷物検査が厳しくなっている様子。私の後からも次々と呼び出された人が来て、同様にスーツケースを開けて荷物を取り出している。今まで良かった物が、ある日突然ダメになるなんてことはチョクチョクあるので、自己責任で予め規則などをチェックするべきだろう。

〜 新たな海外遠征のお供


夕食はうどん 11KB スーツケースから手早く充電器を取り出し、背負いのデイバッグに詰め込んで無罪放免となった。因みに今回から海外遠征のお供になってくれるバッグは、RYOBIの防水フィッシング・バッグ。以前使っていたパシフィックアウトドアの防水バッグは、沖縄・西表島遠征で生地の接着面が次々と剥がれて大破した。RYOBIのバッグは、先代のバッグと同等の物で中国製。防水性を高めるため、生地を縫ったり、接着剤でくっつけているのではなく、電磁波溶接で生地を張り合わせている様子。たぶんコレも何年かすると、接着面が剥がれてくるに違いないが、ファスナー部も防水対応をしていて全体的に防水性能は高そう。雨や波を被りやすいボートフィッシングでは、重宝するハズだ。

 ジェットスターのカウンターに戻ると、嫁さんの手続きも無事に終わっていた。夫婦揃って出国前から躓いた感じだったが、事なきを得て第一関門をクリア。土産物店をぐるっと見渡し、フードコートで少し早めの晩御飯にする。第3ターミナルに入っているこのフードコートの規模は、国内空港最大とのことで、うどん、ラーメン、ハンバーカー、丼物、寿司、カフェなど幅広い飲食店がお手頃価格で店を構えているのが有り難い。

 私達はいつもどおり、うどんをチョイス。うどんは、消化が良くて胃がもたれないので長時間の飛行機を使った旅でも負担が少ない。これに品川駅で買ったお稲荷さんをプラスし、"うどん&お稲荷さん"の最強タッグを組む。海外遠征ではお米や出汁、醤油味が恋しくなるので、出国前に味わっておくのだ。

〜 ドリームライナーでケアンズに


ジェットスタータラップ 9KB フードコートは、オープンスペースなのでゆったりとくつろぐ感じではない。早めにセキュリティーチェックを受けて出国手続きを済ませ、出発2時間前には出発ゲートラウンジのソファにどっかりと座り、テレビを見ながら時間を潰した。午後8時10分、ジェットスターJQ26便の案内放送があり、ビジネスクラスの乗客に続いて機内への搭乗が始まった。通路を通れば直ぐに機内へ入れるかと思っていたら全く違った。通路を通り、階段を降りて一旦地面を歩き、タラップを上って機内に入るという面倒な順路だった。

 今回の機体は、ボーイング787ドリームライナー。トイレ近くの最後尾の席を確保したので、自分の行きたいタイミングでトイレを使える。「トイレの近くは、人の出入りが気になって嫌だ。」と言う人も多いようだが、キッチンが近くてフライトアテンダントさんが近くにいる。非常口も直ぐ横にあり、一番初めに脱出可能。何か困った時には、直ちにサービスを受けられる。決して悪い席ではない。

 午後9時、定刻通りに離陸態勢に入る。「さすがLCC専用ターミナルだなぁ。」と思うほど、滑走路までは長い道のり。滑走路に位置すると、エンジン出力が一気に高まり、力強い加速感を伴いながら一瞬で機体が宙に浮いた。これから私達は、7時間少々の間、時速960kmで飛ぶ"空の人"となるのである。いよいよ明日の朝は、ケアンズだ。

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