
擬似餌の玉手箱トップ>FishingReport>2009年4月
2009/4/30 県西部地区の某河川
天気:晴れ 水温:19.3℃ pH:不明
釣果:3匹(スズキ)
ゴールデンウィークに突入。連休2日目は濁りのある水が流れ込むシャローエリアを探ることにした。以前は"遠征"と称して、毎年、四国や淡路島へフローターとキャンプ用具一式を持って釣りに出掛けていたのだが、ここ何年かは近隣で竿を振ることが増えてきた。「遠くに行けば、デカイヤツが釣れるかも!!」という幻想はいつしか消え去り、日頃から気になっていても竿を出せなかったような釣り場をポツポツと釣り歩き、新たな発見をする方がしっくりするようになってきた。これも多分、年齢と経験を重ねたからに違いない。
先ずはショアラインシャイナーR50-LDからスタート。タングステンウエイトを搭載したショアラインシャイナーのロングディスタンスモデルだけあって、飛行姿勢が良くて気持ちよくブッ飛ぶ。このルアーは1991年に誕生してから派生モデルが次々に生産されている。判りにくい英数字が付いているので、ショアラインシャイナーという名前を聞いただけではどのモデルなのかイメージ出来ないのが欠点かも。私の頭の中では、「T.Dミノーのソルト版で、シール目の細身ミノー」ってのがイメージの中心にあるので、名前の後に英数字が色々付いててもチンプンカンプンなのだ。ショアラインシャイナーで周囲を広範囲に探った後、TKLM12/18をブン投げる。TKLM12/18は弟分であるTKLM9/11に比べ、濁りの中でのスローリトリーブでスズキやナマズを引き寄せるので手放すことが出来ないルアーなのだが、この場ではコツリとも反応はなかった。続いて、ザブラバイブ、プラム80、ブルースコードを使い様子を伺うも不発に終わる。
車中でオニギリを食べて次の釣り場へ移動。強い南風が吹く中、反射食いを期待してプラム80の超早巻き"ジャカジャカ巻き"を試す。このルアーはスタイルがローリングベイトと同じなので、魚がいればこれで反応があるハズ。少しずつ移動しながらキャスト&リトリーブを繰り返していると、2回続けてアタリがあった。同じ所にルアーが通るようにキャストをし、着水同時に高速リトリーブをすると予想どおりガツンと来た。水面を割って激しく頭を振るスズキをお遊びなしで一気に引き寄せてキャッチ。プラム80をバックリと咥えていた魚は65cmだった。魚はまだ他にもいるハズなので、ローリングベイトに交換し周囲を集中爆撃していると再びヒット。今度は少しサイズアップして68cmをキャッチ。
丁度このころボイルが始まっていた。スズキが水面に体を出して小魚に襲い掛かっている光景は何度見ても興奮する。ボイルする場所はほぼ同じ。ベイトの群れが近づくと水面が割れ捕食音が鳴り響く。捕食音からすると70cmクラスがいる感じがするのだが、私のルアーには反応しない。ジプシーペン、リップスライド、ワンダースリムなど持参したルアーをアレコレ投入するが不発に終わる。水深がある場所なら使えるルアーは色々とあるのだが、少し沈めると根掛かりするような場所なので無理は禁物。とても疲れるのだが、プラム80に戻して着水同時高速リトリーブを再開。フルキャスト&"ジャカジャカ巻き"を繰り返していると50cmが躍り出た。
ベイトの群れを襲っているようなスズキは確実にルアーを見切っており、食わせられるルアーとアクションは極めて限られるのだろう。見切られないために高速リトリーブをするのだが、体力には限界があり単調な釣り方にも飽きてくる。ボックスからアレコレとルアーを取り出し、スズキが潜む場所へルアーを投入しリトリーブに変化をつけて誘いを掛けるが反応がない状況が続く。吹き荒れていた南風がおさまる共にいつしかボイルも沈静化。場所を移動し、ブゥビィ、DC9バレット、サスケSF120、ザブラバイブを投げながらスクールしているであろう魚を広範囲に探る。何処かに必ず魚はいるハズなのだがワンチャンスもなく納竿となった。
天気:晴れ 水温:18.5℃ pH:不明
釣果:0匹
夕マヅメからの釣行。本日の大本命と考えていた場所は水位が低く過ぎて幻滅・・・それでも取りあえず竿を振っておこうと、先ずはダイスの3連結ミノー リモから。過去の経験から3連結ルアーは使い物にならないヤツが多かったので、持っていてもパッケージを開けずにダンボール箱の中に放り込んだままだった。今回は気分転換に少し試してみることにした。飛距離はマズマズ。泳ぎも結構良かったので近隣エリアでの実践投入が可能だと判断した。昨年開催した「ぎじたまSEABASSダービー」の協賛品としてメーカーから何個か提供してもらったので、入賞者の中で持っている人がいるハズ。是非使っていただき、使い勝手や釣れるルアーかどうか感想を教えて欲しいと思う。
暫くの間、リモを引き倒したが魚の反応はなかったので、拾ったジプシーペンも試す。このルアーは川岸のゴミの中に埋もれ随分汚れていたため、ボディを根気強く洗い、潰れて変形したダルマピンを直し、なくなっていた両目を入れて錆びたフックとリングを交換。手間と時間を掛けたので自然と愛着が湧き、それだけで魚が釣れる気がしている。アップキャストをして軽くアクションをつけながら流し魚を誘ってみる。水面が炸裂することを今か今かと待ち望んでいたが、ワンチャンスもなかった。
試しついでにドラム120を放り投げ、ドリフトでの反応を伺ったがこれまた不発。最後に手にしたのが2008年8月に復刻され、嬉しくて涙した名品ラパラ・ハスキーH13。流れに任せながら時折、強めのジャークを入れているとデカいナマズが襲い掛かった。魚はいないのではなく、そこにいても反応しないだけだったことが判り、改めて使うルアーの選択やアクションの重要性を確認した。因みにこのジャークは豪州遠征でバラマンディを釣るために習得したもの。水面に浮かべた12〜13cmのミノーを強めにジャークし、音と泡、ルアーの動きで魚を誘うバブルジャークと名づけたテクニック。上手にやるには比較的短く、固めの竿を選び、ラインスラッグを多めに出すのがミソなのだ。
1時間程、竿を振って魚を手に出来なかったため次の場所へと移動。白く泡立つ怪しげな水が流れ込む水路との合流点で竿を出す。ジプシーペンからスタートし、スキッターポップ、B太80SRを試すが、鯉がドヨドヨと目の前を通り過ぎるだけで反応がない。ここで暫く時間を潰した後に、再び最初の釣り場へ戻った。コモモのドリフトから始め、ハンマー、ソルティジャック、ジッターバグ・ジョイント、ビッグバド、デッドフロートを試すが、いるハズのナマズか何処かに消えうせたようでワンバイトもなく撃沈。その後、3か所の釣り場を渡り歩き、ビーフリーズS、ビーフリーズLB-ES、リモ、ハンマーなどアレコレ試すがいずれも不発。諦めムードが漂う中、ハンマーの泳ぎが変だったのでルアーを回収し良く見ると、下顎がパキッと欠け落ちていた。ウッドルアーなので使っていればいずれ痛んでくることを覚悟はしていたが、まさか欠けるとは。ショックが大きく、めまいを感じるほどのダメージを受け、テンションが一気に下がったので今宵は納竿となった。
天気:晴れ後曇り 水温:20.5℃ pH:不明
釣果:6匹(スズキ、ナマズ)
前日は台風並みの風雨に見舞われ、楽しみにしていた釣りはパス。この時期の雨は釣りにとってプラスになる場合が多いので、期待を込めて早朝から釣り場に立った。予想どおり水位は高く泥濁り。やっかいな事に南南西の爆風が吹き荒れている。飛距離が確保でき、濁った時に効果がある旧タイドミノースリムからスタート。ひととおり打ち終わった後、風に負けないようにK-TEN BKF115、ゾンク120、ザブラバイブ、レンジバイブをブン投げる。魚がいれば開始30分以内に答えが出るハズだが、魚らしきアタリはなく白波が立つ水面を暫く眺める。少しでもベイトの群れが見られれば希望が持てるのだが、叩きつけるような強風が吹き荒れるのみ。朝食代わりに持参したバナナと柏餅を食べて一服してから再スタート。シートプス、サラナ、ブルースコード、Dフラット、アスリート・ピンテールを矢継ぎ早に投げ、反応が見られなかったのでこの場から退散することにした。
暫く車を走らせ次の釣り場へ到着。チャラ瀬でチャムペンに続き、ソルティージャックを流すとナマズがバイト。フッキングには至らなかったので、アムニス1で暫く周囲を探ったが不発に終わり、次の場所へと移動する。トリプルインパクト・リップレスをゆっくり引いた後、ビーフリーズSのトウィッチングをしているとセイゴが目の前でヒット。確実にルアーを咥えたのがTALEXの偏光サングラスを通して見えたのだがフッキングミス。トウィッチで反応する魚がいることは判ったので、ハードコアLB90SPを投入。反応がないのですぐさまルアーをビーフリーズLB-ESに交換し、トウィッチをすると一発でバイト。しかし、このセイゴは水中で左右に激しく首を振りルアーを振り払って逃げていった。バイトの瞬間から逃げて行くまで丸見えだったので悔しさ倍増なのだ。
その後、幾つかのポイントを足早に周り、ミッドワート、Dコンタクト、レッドフィン、アスリート、テリージャークを使って魚を探すが不発に終わる。昼飯前の一勝負として選んだ場所では、開始早々にナマズがビーフリーズLB-ESにヒット、続いてDコンタクトに40cmUPのバスがヒット。ハードコアLB90SPを投げ込み、トウィッチをしていると痛恨の根掛かり。ウェーディングしても水深があって手が届かないため悪戦苦闘、15分以上費やしてフックを伸ばして回収した。ルアーの回収で場を荒らしてしまったので午前の部はこれにて終了。ここでは鯉や1〜2cmのベイトも集まっていたので、時間をおいて再び攻めることにした。
昼食後、釣具店に立ち寄りルアーを物色して時間を潰す。午後になれば風が納まるかと思いきや、2トン程ある私の愛車が揺れるぐらいに激しく吹き荒れる。風裏を探しようにもそんな場所は全くないため、ベイトがいるかどうかで釣り場を選択し覚悟を決めて竿を振ることにした。先ずは、シンキングペンシルのブゥビィから。オーストラリアのヒンチンブルック島周辺にある干潟のガーター狙いで使えそうなことに思いつき、奮発して購入したちょっと高いルアー。値段が高ければ釣れるってワケではないのだが、流れの中での泳ぎを確認しロストする前にボックスの中へと仕舞い込む。続いて、タイドミノー90S、フェイクベイツ、レッドフィン、ブラストを試す。少しずつ移動しながらタイドミノー90Sを打っていると、スズキかバスのような銀色に輝く平べったい魚がヒット。フッキングには至らなかったため、暫くそこに陣取りルアーをアレコレ試しながら反応を探る。再び反応があったのはビーフリーズS。40cmUPのバスが2回立て続けにルアーを咥えたが、首を振って逃げ去った。続いて、X-Rapシャッドシャローを試した後、DDパニッシュを投入。50cmのナマズを釣り上げ、更なる追加を期待し探っているとタイドミノー90Sに口が著しく変形したナマズ(50cm)が躍り出た。後が続かないので車内で一服しつつ、痛んだラインを切り捨てラインシステムを組みなおす。そして夕マヅメまで1時間半ほど仮眠をして次に備えた。
夕マヅメのスタートはハニートラップから。テンポ良くルアーを打ちまくったが反応がなく、ハイドジャークに交換したら1投目でナマズ(60cm)が食ってきた。その後は次々と釣り場を転戦するが、プライムタイムで移動に時間を掛けていてはもったいない事に気づく。日中のアタックでは全く魚の反応はなかったが、絶対、本命の魚が潜んでいると睨んでいたポイントへハンドルを向けた。足音を出来るだけさせないように歩き、静かに釣り場へ立ちアイマ・ポッキーを繰り返し流す。どうもこのルアーはリップルポッパーに比べて水絡みが悪く、流れの強い場所ではしっくりこない気がしたので選手交代。グースを試すと直ぐにゴツンと反応があった。
反応があった場所にグースを再び流し込むと水面が炸裂。強い流れの中で激しく暴れるスズキを徐々に引き寄せ、無事に60cmをキャッチ。ファイトの割にサイズは小さかったが、満足できる1匹となった。いつものとおり、写真を素早く取って魚には一切触れずにリリース。2匹目を狙ってルアーを流すと5分後に再びバイト。ファイトの途中でフックが外れ、思わずその場にしゃがみこんだ・・・。魚の群れが入って来ているようなので、のんびりもしていられない。気を取り直してルアーを投げ込むと65cmをキャッチ。この魚はグースを丸呑みにしていた。これで15分間で2匹キャッチ、1匹バラシ。魚がスレる前に、もう1匹釣りたかったので、ルアーを流す場所を変えると60cmが出た。その後は、パタリとアタリが途絶え、釣り場は沈黙。時合は30分あったかどうかだろう。ソルティージャック、レッドフィンを流してみたが反応はなく、納竿とした。
2009/4/19 県西部地区の某河川
天気:晴れ後曇り 水温:20.5℃ pH:不明
釣果:0〜2匹(ボラっ子)
4月も中旬となり、ガラリとスタッフが変わった職場もだいぶ落ち着いてきたが、日々様々な出来事が降りかかりストレスが溜まっている感じ。元々、不整脈持ちなのだが、ここ一週間ほどは自分ではっきり判るほど、突如脈が乱れたりして慌てたりする。釣り場で心臓が止まって死ぬのはカラスやタヌキ、ミドリガメに食われたりして寂しい限りなので、心臓が止まる時は職場であることを祈ろう。因みに変わったのは職場環境だけでなく、毎朝心の糧にしていたお天気お姉さんの甲斐まり恵さんが、番組改変で姿を消してしまったのだ。こちらの方がむしろショックは大きかったりする(笑)。不景気の煽りを受け、テレビ局は経費削減のために自社の若手アンウンサーに切り替えたと思うのだが、私と同様にショックを受けている男性諸氏が全国には多数いるに違いない。またテレビ番組においては、土曜日の朝、楽しみにしていたサンダーバードが終了。これからはスタートレックとバトルスターギャラクティカを生きがいにするしかない。
朝の内はスタートレックを見て一服した後、磐田市長、市議会議員選挙の投票を済ませる。日中は買い物やら雑多な用事をオレコレ片付け、お楽しみの釣行は夕マヅメから。先ずはソルティージャックからスタートした。全長21cm、重さが32gもあるジョイントミノーなので、ルアーの重みをしっかりと竿の胴に乗せて投げるのがコツ。このルアーの持つ特徴を十分引き出すため、スローリトリーブで丁寧に泳がせながら、少しずつ移動して魚を探す。ゆったりした動きに反応がないため、今度はプラム80を投入し、超早巻き"ジャカジャカ巻き"を試す。このルアーは御当地ルアーにもなっているローリングベイトにそっくりなミノー型ローリングバイブレーション。確信犯の模倣ルアーかと思いきや、実はローリングベイトを作ったデザイナーが独立して立ち上げた会社が売り出したルアーの第1弾。8cmで18gなので、ローリングベイト88だと「ちょっと重いなぁ」と感じる状況でこのルアーが活きてくるのだ。価格は本家よりも若干安い設定になっているためサイフにやさしいが、魚を引き寄せる力はいかに???? 発売までには色々と"大人の事情"ってのがあったのかもしれないが、使う側にとってはそんなことは関係ない。出入りの激しい私のボックスの中で、荒波に揉まれても生き残ってくれれば良いと思う。
プラム80で周囲を打ちまくった後に、ローリングベイト88SSSを投入。しかし、いずれのルアーも反応がないため、レンジバイブを試すことにした。丁度この頃、相棒Sが登場。彼はこのところサツキマス狙いに精力を傾けているようだが、釣れるのはウグイやニゴイ、そしてニジマスやコイとのこと。「雑多な魚を50匹釣って、やっと本命が1匹釣れるかどうか」という確率の低い釣りだが、懲りずに頑張っているようだ。情報交換をしながらレンジバイブを使い始めると、直ぐに魚の反応があった。ルアーを引くたびに、アタリがあるのでリトリーブスピードを変えたり、アクションを付けたりしていると、いきなり竿を引っ手繰られるような衝撃があった。ヒット直後に魚が水面に体を乗り出し、大間の巨大マグロの様に連続ジャンプを4〜5回繰り返しながら突進してゆく。体長はメーターオーバー確定で、色黒い巨大魚。明らかに中国大陸系の魚であり、そのトルクのあるパワーは巨鯉を遥かにしのぐ。ステラ3000のドラグがうなりを上げ、ラインが延々と引きずり出される。巨大魚と格闘すること7分、遥か彼方でジャンプされた瞬間、ファイヤーライン25lbがラインブレイク・・・。
巨大魚との格闘で上がったテンションが覚めやらぬ内に、目の前でボイルが起きて小魚が弾け飛んだ。周囲に本命のスズキいるようなのでワンダースリムを投入し、じっくり探りを入れている最中、離れた所で竿を振っている相棒Sが声を上げた。ピックアップ寸前のDC9バレットにスズキがヒットしたらしい。残念ながらフッキングミスとなったが、彼の周囲にもスズキがウロウロしている様子。その15分後、彼の操るワンダーに再びチャンスが訪れたが、魚を手にすることは出来なかった。一方、私はレイジーで2cmのボラっ子とワンダースリムで3.5cmのボラっ子を釣り上げただけで沈黙。一足先に帰る相棒を横目で見た後、1時間ほど延長して竿を振ったが不発に終わった。ストレスが吹き飛んでしまうような釣果を期待するのは、まだまだ難しい感じだ。
2009/4/18 県西部地区の某河川
天気:曇り 水温:20.0℃ pH:不明
釣果:4匹(スズキ、ボラ、ウナギ)
日中は、TALEXレンズを使った新たな偏光サングラスを作るためメガネ屋に行ったりアレコレと雑用を済まし、釣行は晩飯を食べた後からとなった。南風が吹く中、釣り場に立つ。ラパラのシャローダンサーから始め、フラッタースティックを投入し広範囲に探る。ベイトが動いているので、本命が何処かに潜んでいるような感じ。おもむろにローリングベイトを取り出し早めのリトリーブをすると、狙いどおりに1投目で食ってきた。やっぱりローリングベイトは凄い。開始15分、強引に引き寄せたスズキは50cmだった。
サツキマス狙いで竿を振る相棒Sとメールで連絡を取りながら、更なる追加を期待してローリングベイトを投げるが反応はない。ザブラバイブ、蝦夷ミノー、柔125Fなど、家を出る際に気になってボックスへ突っ込んできたルアーをアレコレ試すが、これらはカラ振りに終わる。いつしか風が止まり、ゆったりとした流れの中で、何を使おうかと考えをめぐらす。ボックスの中で、ふと目に付いたのはワンダースリム。少しずつ移動しながら、ベイトの動きが見える場所を狙っていると再びチャンスが到来した。派手に暴れまわるスズキを少しずつこちらに誘導し、慎重に対処をする。本日の2匹目は一回りサイズアップした62cmだった。
3匹目を期待してザブラバイブを投げ倒す。時折、生命反応が竿を握る手に伝わるので集中していると、グンッと竿先が引き込まれた。本命の魚とは動きが違うので早々とライトを点灯し、その姿を目で追う。水面に顔を出したのはボラ(35cm)。どおりで変なファイトだったわけだ。気を取り直してキャストを続けていると、再びアタリ。これまた変な動きをするのでバラさないように一定のスピードで丁寧にリールを巻く。岸に上がった魚は・・・リーダーを体に巻きつけ団子状態になっていたウナギ。
ウンゲロミミズ系の粘液ベトベト、ヌラヌラになった塊を水の中に戻して暫く放置プレイ。すると次第にほぐれて、運よくフックも外れてくれた。泳ぎ去るウナギのサイズは目測で50cm程度。ショックリーダーはナマズの物よりも粘っこい物質が大量に付着していたので、指でリーダーをつまんで拭い落としウナギは2度と釣りたくないと心に決める。その後は、ZBLシステムミノー・タイダル、コモモ、フラッタースティックを投げまくったが不発に終わり納竿となった。
天気:晴れのち曇り 水温:19.5℃ pH:不明
釣果:1〜3匹(ナマズ、ライギョ)
釣り場に近づくと先行者の影。駐車スペースには見覚えのある車が停車していた。既に1時間半程、竿を振っていたアルフ君に様子を尋ねるとノーフィッシュとのこと。彼から少し離れた場所へ入らせてもらいフラッタースティックを投げる。開始5分、夜釣りよりも早目のリトリーブを心掛けて表層を探っているとナマズ(57cm)が躍り出た。幸先が良かったので連発するかと思いきや、後が続かない。時折、単発だがベイトが跳ねるので期待は持てるのだが反応はない。ウグイスやヒバリの鳴き声を聞きながら、強い南風に負けず飛距離を伸ばせるタイドミノーリップレス・スリム、アスリートピンテールチューン・リップ折り、ザブラバイブ、ベイクラップ、ゾンク・ガタライド、スライドスイムミノー85など、アレコレ選びながら様子を伺う。しかし、私のルアーを咥える魚はいなかった。
ナマズを1匹釣ったアルフ君と別れ、魚を求めて大きく移動しながら要所要所で竿を振っていると、目の前に息継ぎをするライギョが浮かび上がった。「パフッ」と控えめな音を立てて水中に沈むライギョの近くにZBLシステムミノー11Fタイダルをキャスト。水面に浮かべたまま竿先で小刻みにアクションをさせていると、Uターンしてルアーをパックリと咥えた。暴れる魚を一気に引き寄せフックを外す。思っていたよりも大きく、メジャーで測ると70cmあった。少し移動し、キャストを繰り返していると今度はナマズ(60cm)がヒット。このエリアは魚がいる場所といない場所がはっきりしており、1か所で粘っていても釣果を上げるのは難しいようだ。
岸際に座り込み、のんびりと昼食を摂った後、扇型のリップを持つTKF-130フォースから再スタート。続いてフィード105を打ちまくったがコツリともアタリはないので、次の場所へと移動した。タックルをSPS102SS-TiからプレアデスPL-74Lに持ち替えライトゲームに挑む。ベイクラップで探りを入れながら少しずつ移動。本命のポイントに到着してからはじっくりと攻略。ポップライダー、アスリートS9、ローリングベイトを投げまくったがワンチャンスもなくギブアップ。ベイトの群れが時折下ってくるのだが、体長は1cmあるかどうか。春先の低温が影響しているのか、生育が遅れているような印象を受けた。もう少し経てば、きっと楽しい釣りが出来るだろう。それまではじっと我慢だ。
天気:晴れのち曇り 水温:19.5℃ pH:不明
釣果:0匹
晩飯を食べてゆくっくりしてからの釣行。釣り場に立った私の気配を察知して、突如ボラ達がザワつきジャンプを始める。毎度、釣り場へのアプローチには十分注意しているのだがこのありさま。私一人でこのような状態なので、周囲に無頓着な釣り人がいれば、最初の1匹を釣るためのハードルは非常に高いものになっているに違いない。日中は夏を思わせるような陽気となり、これに伴い水温も急上昇している。水温を測ってみると、この時期にしては驚きの19.5℃。シャローに集まっているベイトの活性が高いので、本命キャッチへの期待も膨らむ。
50cm前後のボラがアチコチでジャンプを繰り返し、シャローエリアでは5〜10cmのベイトがザワついている。エリア内には魚が集まっており、まるで"春の大運動会"って感じなのだが、捕食音は聞こえてこない。ワンダースリムからスタートし、フラッタースティックで広範囲に探りを入れる。時折、竿を持つ手に「ブルンッ」と生命感が伝わるのだが、相手はボラに違いない。コモモ・スリム、シーケンシャルミノー、ZBLスライドスイムミノー、フィード105、ニョロニョロ、旧タイドミノースリムをブン投げるが、ボラ達が逃げ惑うばかり。結局、真夜中過ぎまで懸命に魚を探したがワンチャンスもなくギブアップとなった。本命は一体何処にいるのやら。
天気:曇り後晴れ 水温:12.5〜13.8℃ pH:不明
釣果:1匹(ナマズ)
満開だったサクラが、冷たい南風に吹かれて散り始めている。前日降った雨で魚の活性が高まっていることを信じて、朝からソルティープラッガーSPS102SS-Tiを振る。水の色は丁度良い感じなのだが、残念ながら流れが弱い。取りあえず、エンゼルキッスから始め、旧タイドミノースリム、ゾンクを投入。魚がいれば必ずこのどれかで食ってくるハズなのだが不発。豪州での活躍が期待される阿修羅OSPルドラ130SP、アスリートS12、レンジバイブ、ZBLシステムミノー139Fを相次いで試したが、ワンバイトもなくお手上げ状態。開始1時間で見切りをつけた。
夕マヅメから仕切りなおしての釣行。「何でもイイから1匹釣りたい」とルアーを大小取り混ぜ、フル装備で釣り場に立つ。全く流れのない場所で、潮の動き出しを期待してアイルマグネットミノーを使って暫く様子を伺うが魚っ気がない。飛距離を確保して広範囲に探りを入れるためワンダーとニョロニョロをブン投げるが、こちらも反応はない。時間の経過とともに、遠方で時折フィッシュリングが見られるようになってきたので、バンジーキャストメタルスプーン、リップスライド、ワンダースリムで反応を伺うがいずれも不発。1時間半程、竿を振ったがこの場はギブアップとなった。
コンビニで"ふるふるファンタ"を買って車中で飲む。ゼリーの中に炭酸を封じ込ませ、「炭酸飲料を振ってから飲む」という発想は新鮮。子供の頃、こんな飲み物があったら相当はまったに違いない。一息ついてから次の場所へと移動する。流れ込みのある場所でブラストを試すが不発。ここからはラン&ガンで魚を探すことにした。ベイトの群れを見つけたので、腰をすえて竿を振っていると、時折控えめな捕食音が聞こえてきた。その方向にレッドフィンを投げ込みスローリトリーブをしていると狙い通りにバイト。確実にフッキングしたかと思いきや、途中でフックオフ。フックアップしてしまったので2度目のチャンスは訪れず、この場を後にする。
アチコチ釣り歩きながら魚を探す。レッドペッパーをブン投げ、トウィッチで探りを入れているとピックアップ直前でバイト。ドラグを緩めに設定してあったので、一気にラインが引きずり出された。運良くフッキングが決まり暴れる魚を引き寄せるが、相手はグルン、グルンとうねりながらファイトをする。明らかに本命のスズキではなくナマズ君の引き。ドラグを少し締めて一気に引き寄せてキャッチ。ファイトの割にはメチャ小さいナマズ(40cm)だった。その後、レッドフィンでナマズを1匹バラして釣り場は沈黙。スーパースプークJrを引きまくったが、吐く息が白くなるほど気温が下がってきたので納竿とした。
2009/4/4 県西部地区の某河川
天気:晴れ後雨 水温:15.0℃ pH:不明
釣果:2匹(ナマズ)
新年度が始まり、人事異動で私以外のスタッフの殆どがガラリと変わった。職場は何かとゴタゴタしており、徐々にストレスが溜まるのは致し方ない。週末は思い切り釣りを楽しみ気分転換をしようと思っていたのだが、天気予報によると天気が悪くなるとのこと。雨が降る前に釣りをしたかったので、昼飯を早めに食べて車に乗り込みアクセルを踏む。車中では北朝鮮のミサイル実験に係る2回目の誤報に面食らいながらも、釣り場に到着した。
最初に選んだ場所はシャローエリア。グリフォンゼロから始め、スキッターポップ、ポップライダー、エンゼルキッスを試すが不発。続いて、次回の豪州遠征に持って行くか迷っているスプラッシュテールの動きを確認しながら、周囲を隈なく探る。このルアーは飛行姿勢が乱れる点が気になったのだがペラの動きはイイ感じ。日を改めて太軸フックに交換した時の動きを確認することにした。続いて少しずつ移動しながらフィード105とB太80SRを打ちまくる。魚がいればこれらのルアーで必ず反応があるハズだが、ワンチャンスどころか気配もなかったためこの場を後にした。
菜の花が強く香る2か所目の場所に到着した時には、天気予報どおり雨が降って来た。効率良く魚を探すためスーパースプークJrで探りを入れた後、エンゼルキッスのスローリトリーブで表層から少し潜らせたところを泳がせる。ここでも魚からの反応は得られず、すぐさま次の場所へと移動した。この場所は流れ込みのあるポイント。ビーフリーズSを投入し、トウィッチをすると1cmほどのベイトが水面をピョンピョンと逃げ回る。やっとベイトを見つけたので、ルアーをアレコレと交換しながら本腰を入れる。期待したアスリートF9は不発。少し場所を移動し、昨年の豪州遠征でてこずったアグザ80を試していると、近くの岸際で「ジュボッ、ジュボッ」と音がした。すかさず音のする場所へアグザ80を放り投げると狙い通りにヒット。57cmのナマズをキャッチした。
ラン&ガンを繰り返し、効率良く魚を探す。テールダンサーでナマズのバイトが2回あったのだが、フッキングには至らない。拾ったタイドミノー90Sを試しに投入すると、一発で60cmのナマズがパックリとルアーを咥えた。迷言集にあるとおり、やはり拾ったルアーは良く釣れる(笑)。その後、2か所を回って、アスリートS9、タイドミノー90Sでバイトを得たが、いずれもフッキングには至らなかった。雨が本降りになり、カッパの袖口から雨が浸入してきたので納竿することにした。
「Fishing Report」の目次に戻る。
トップページに戻る。
私へのメッセージは こちら へどうぞ。

Copyright (C) tamatebako