フィッシングリポートタイトル 13KB

トップ>FishingReport>2011年7月


天気:曇り時々雨 水温:21.5〜23.0℃ pH:不明
釣果:1匹(ボラ)

 早朝からの釣行。遠くに雷鳴が聞こえる中、キャストを開始した。天候は回復傾向にあるので、心配はなさそうだがカッパの準備は怠らない。満潮を迎えたポイントは水位が高く、濁りは強め。期待していた流れは弱いため、活性の高い魚がいる可能性はちょっと低そう。とりあえず、定番の旧タイドミノースリムSRで探りを入れて様子を伺う。狙っている魚がいれば数投で答えが出るようなポイントなので、指先の神経を集中してリトリーブを繰り返す。流れのヨレを探りながら様子を伺うが不発。続いてエアオグル85SSPを投げ込み、しっかり沈ませてからスローに引いて反応をみた。

 岸際で時折、ベイトが動くが襲われている気配はない。2つのルアーを試していずれも反応がないので、久しぶりにコモモを投入。毎年、様々なルアーが発売されアレコレ試すが、一軍ボックスの中に何年も残っているルアーは極めて稀。この数少ないルアーの1つがコレ。なんだかんだ言っても、「このルアーは釣れる」という確信を持って使えるのだ。扇状にキャストを繰り返しては少し移動し、再び幅広くキャストをする。エリアを一通り撃ち終わった後、攻める水深を変えるためサスケ裂波140を通す。ドンと出ることを期待したがコツリともアタリはなく、1時間ほどでギブアップした。

 車に乗り込み、大きく水系を変える。タックルをCPS982FX-Ti+ステラ3000からバンタム・スコーピオンBSR1654F+アンタレスDC7に交換。前日、Aプロップでスズキを仕留めたポイントに立ち、レッドフィンをチョイス。水量は多く、流れも早いため、上流にアップクロスで放り投げ、流れに合わせるように早めのリトリーブをする。流れのスジを変えながら何度か流してみたが反応がないため、フラットラップ10に交換した。フルキャストをした瞬間にライントラブル。「バンッ」と強い音がして、ルアーだけが吹っ飛んでいった。ラインの先を確認するとスナップがガバッと開いて伸びきっている。幸いルアーは水面に浮き、竿先がギリギリ届きそうな距離をこっちに向って流れてきた。流れが早いので、拾えるのはワンチャンスのみ。ルアーを見失わないように、しっかりと目で追いながらタイミングを見計らって竿を出す。確実にルアーを拾ったかに思ったが、スルリと竿先をかわしてほぼ新品だったフラットラップ10は目の前を流れ去った。

 いきなりのルアーロストで気持ちが凹んだが、気持ちを奮い立たせてグースを結び流してみるが不発。続いて、3本フック仕様のサミー120USAモデルを試すがこちらにも反応はない。暫く周囲を探ったが、ルアーを追う魚の姿は確認できず、この場をあとにする。次なる場所は水門があるポイント。ビーフリーズSノリーズ・ショットラトリンファットラップRFR4を試すが不発。即座に見切りをつけて次なるポイントに移動。ここではちょっと懐かしいキャンディスピンソニックを試してみたが、全く魚っ気がないため直ぐに移動した。

 何とか1匹釣りたいと挑んだのが、ちょくちょくキビレ狙いの餌釣りおっちゃんが独占している小さなポイント。今日は釣り人がいなかったので、手早く準備をしてキャストを開始。試したルアーはラパラCD5。1投目から強烈なアタリ。「さすがラパラだぁ〜」と思った瞬間、水面を割って出たのが巨鯉。ルアーはしっかりと口元に掛かっている。猛烈なファイトにフックが伸びて魚は水中に消えた。いきなりコイがルアーを襲うようなポイントは往々にして期待できない。伸びたフックをペンチで修正し、キャスト&リトリーブを続けていると再びヒット。水中でギラリと銀色に光ったので、スズキかと思いきやラパラCD5をくわえていたのはボラ(25cm)だった。

 その後、アチコチのポイントを釣り歩いたが魚っ気が全くなく、一度も竿が曲がらなかった。すっかり気持ちが凹んでいたところで、以前大変お世話になった農家のおっちゃんに何年かぶりでバッタリと会った。この方は「緑白授有功章」という、とても名誉ある勲章を貰っている人なのだ。今年のお米の出来具合やら近隣の様子を聞いていると、少し前に広範囲で農薬の一斉散布をした事が判った。魚がいない謎が一気に解け、この水系で粘っても釣果が期待できないのでギブアップ宣言。帰路では朝イチに竿を振った場所で再び様子を伺ったが、こちらも魚っ気が全くなくて30分程で切り上げた。


天気:晴れ時々雷雨 水温:26.5℃ pH:不明
釣果:1匹(スズキ)

 大潮の干潮狙い、クロダイ・キビレを求めて釣り場に立つ。しかし、予想以上に水位が低く、攻められるポイントが殆どない。もっと早く家を出れば良かったと深く反省することしきり。スタートは
フィードポッパー70。ポッコン、ポッコンとしっかりした音を周囲に響かせながら探っていると2連続アタック。大減水しているのでポイントは絞り込みやすいのだが、プレッシャーが掛かりやすいことが難点。極めて限られた小さなスポットなので、慎重にキャストしなおし丁寧に誘いを掛けてみた。魚はまだそのポイントにいるハズなのだが不発・・・毎回、不思議に思うのだが、一度ルアーに反応して食わなかったクロダイ・キビレは2度目がない。

 これらの魚は学習能力が高いのか、エサかどうかを判断するのが早いのか、ルアーを直ぐに見切ってしまうようだ。因みにオーストラリア遠征でもマングローブジャックで同様の経験を度々する。本当に一発勝負の1回コッキリ。マングローブジャックの場合、反応があったところに再びルアーを投入しても2度目がないが、バラマンディをはじめスーティーグランターやジャングルパーチは何度も反応する。有難い事に、ルアーで釣りやすい魚なのである。

 1時間半程、フィードポッパー703Dポッパーを引き倒した不発。水位が低すぎ、このエリアはこれ以上攻めても無理っぽかったので、別の河川へ移動することにした。車中で手早く昼食を摂った後、準備を整えて釣り場に立つ。遥か前方から雷が聞こえてくるのだが、まだまだ距離はありそう。雲の動きに注意しながら竿を振る。RAポップで周囲をざっくり探ったが不発。少しずつ上流に移動しながらTDポッパーを試す。エサ釣りをしているおっちゃんが帰り支度をしていたので話しかけると、岸からロープが水中へと伸びている事に気がついた。その先のストリンガーには、魚がぶら下がっていそう。見せてもらうと30cm程度のクロダイ2匹とキビレ1匹がキープされていた。魚はエリア内にいるようなので、じっくり粘りたがったが、雷雲がこちらに向って広がってきた。ドッグXでボラが溜まっているポイントを探っていたが、徐々に大粒の雨を伴って雷が近づいて来たのでこの場から退散。

スズキ62cm 4KB  雷から逃げるように車を走らせ、最初の河川に戻る。雨が降っているのでカッパを着込んで釣り場に立ったが、今度は驚くほど水位が高い。しかも、河口から海水がかなりのスピードで押し寄せ、川の流れが逆流している。このタイミングで活性の高い魚が上がって来ていればチャンスなのだが、雷が激しくなってきたので30分でギブアップ。車を走らせ、山の反対側へと大きく移動し、別の水系を攻めることにした。

 降雨の影響を受け、流れは強く水位が上昇している。濁りは白っぽいが竿は振れそうな感じ。当初の予定ではこのエリアで釣りをするつもりがなかったので、定番のルアーを持ってきていない。ボックスの中をゴソゴソとかき混ぜ使えそうなルアーをいくつかチョイスする。最初に竿先にぶら下げたのはAプロップ。開始間もなく、流心をジョボジョボと引いていたAプロップが激しく水中に引き込まれた。強い流れの中で激しく暴れるスズキを慎重に引き寄せる。プレアデスPL74Lをギュンギュン曲げた魚は色白の65cmだった。

 更なる1匹を期待してキャストを重ねたが不発。場所を移動し、エアオグル70SLMラトリンファットラップRFR4などを使って魚を探すが、それらしきアタリはない。突然、風雨が強まってきたので車内に避難し、雨が小降りになるまでじっと待つ。頃合を見計らってスズキを釣ったポイントに再チャレンジ。Aプロップから始め、GドッグX-SWで広範囲に探るが不発。エリア内にいたハズの魚は、何処かに消えうせてしまった様子。ホント、タイミングって難しい。今日はこれにて納竿。


天気:晴れ 水温:27℃ pH:不明
釣果:0匹

 今日も夕マヅメ狙いで釣行。スタートはミロルアーのWスウィッシャーをスミスがチューンアップしたAプロップ。このルアーはスローなストレートリトリーブで魚を引き寄せるプロップベイトなのだ。今更なのだが、先日の浜名湖釣行でじっくり試せば良い結果が出せたかもしれない。飛距離に難があるものの、ゆっくり引いてもペラがしっかり回るので、食い渋っているキビレやクロダイには効果があるのではないか。Aプロップで気になるエリアをザックリ探った後に、ちょっと懐かしいノリーズワーミングクランク・ショットを投入した。トップに出なければボトムを探ってみようとの発想。両極端なことをすれば、答えに近づき安いのだ。因みに今回は、オリジナルのフックを外し、尾部にのみWフックを装着。暫くの間、ボトムをコツコツと叩きながら反応を伺ったが、残念ながらアタリはない。「このエリアに魚は入っていない」と見切りをつけて移動した。

 下流へと移動しながらルアーを交換。創業者ラウリ・ラパラ生誕100周年限定でスポット販売されたシャローテールダンサーを試してみる。ボディをくねらしながら踊る動きはテールダンサーそのままに、シャローエリアを攻略できるこのルアーは逸品。極めて限られた数しか国内に流通しなかったのはとても残念だ。実績のあるエリアを流した後に、ダメもとでRAポップを投入。やはりチェイスすらないので、TN50ソルトバージョンを投入した。使い始めてまもなく、ルアー内部に水が入っていることに気がついた。ゴーストシュリンプという内部が透けているカラーなので直ぐに判ったが、しっかりペイントされているカラーだったら気がつかないだろう。僅か2回目の釣行で浸水するのは、ちょっと問題アリ。浸水点としては、ボディとアウトメタルの接続部分が最も疑わしい。

 夕マヅメを迎えると、ベイトの群れが次々と下ってきた。このタイミングで捕食魚がいればボイルが何処かで起きるハズなのだが、周囲からそれらしき音は聞こえない。バッテンのフルキャストで広範囲に探りを入れるが不発。再びTN50ソルトバージョンに戻してエリア内を引き倒したが、それらしきアタリはなかった。これだけ必死に魚を探してもワンチャンスもないということは、やはりエリア内に魚が入ってきていない証拠。次回から再び魚探しをしなければ。


天気:晴れ 水温:不明 pH:不明
釣果:0匹

 日中は暑いので、夕マヅメ狙いの釣行。鼻息荒く挑んだ昨日の浜名湖ボートフィッシングでは、予想外のボウズをくらい意気消沈。兎に角、1匹釣って気分を盛り上げるしかない。足を運んだポイントは、予想していたよりも水位が高く水は濁っていた。減水しているエリアをポッパーメインで魚を狙うイメージで来たのだが、早くも思惑は脱線した。スタートは、エアオグル70SLMから。泳ぎはイマイチな感じがするのだが、同サイズであるタックルハウスシンキングシャッドよりも重いため、流れのあるポイントでもしっかり沈めて使える事に気がついた。今後、きっと出番が増えるだろう。

 気になっていたピンポイントは不発だったため、その周囲をフィードポッパー70で探る。全く反応がないため、作戦変更しTN50ソルトバージョンを取り出した。先日の釣行ではTN50をWフック仕様にしてコチとキビレを釣ったのだが、部屋にあるダンボール箱の中をガサゴソやっていたら、ジャッカルから発売されているクロダイ用のWフック装着モデルが出て来た。しかも新品未開封で2個。我が家には一体、何個の未開封ルアーがあるのだろうか・・・なるべく現実を直視しないようにしよう(笑)。少しずつ移動しながらTN50ソルトバージョンを投げまくってボトム付近を探る。使い始めて直ぐにフッコがヒット。魚が小さかったので竿を立てて、一気に引き寄せようとした時にエラ洗いをされてフックオフ。

 40〜50cmのフッコなら、群れになって周囲をウロウロしているハズ。更なるチャンスを求めてルアーを投げまくったが不発。スーサンのウエイトアップチューンに交換し、周囲を探ってみたがこちらにも反応はない。続いて、バッテンを流しているとゴツッとバイトがあった。待ち望んでいたチャンスだったが、残念ながらフッキングには至らなかった。ZBLシステムミノー9Fタイダルに交換し、投げまくっているとまたしてもバイト。確かに魚はいるようだが、バックリと食ってこずカラ振りが続いた。

 久しぶりに持参したB太80SRで周囲を探った後、TKLM9/11を投げまくったが不発。岸際近くでボイルがあったので、すかさずGドッグX-SWコンバットポッパーを投げ込んだが反応はなかった。トップに出るほど活性は高くないのか、見切られているのか判らないが不発に終わる。最後はフラットラップ8TN50ソルトバージョンの乱れ撃ち。ワンチャンスもなくギブアップした。


天気:雨後曇り時々晴れ 水温:25.2〜26.0℃ pH:不明
釣果:0〜3匹(キビレ、ダツ)

 朝3時半に自宅を出発し、浜名湖の湖畔にある
はしくにさんに向って走る。天気予報では、"曇りのち晴れ"だったハズだが、何故か雨。「やっぱり雨男かぁ〜」と呟きつつ、ワイパーを動かしながら国道1号を西へ。4時過ぎには駐車場に到着し、出船予定時間の5時まで同行者の相棒Sとガイドの到着を待ちつつ、乗船手続きとトイレを済ませる。今回お世話になるガイドは、昨年9月、メチャ楽しい浜名湖の釣りを体験させてくれたCRUSEの岡田キャプテン

 面子が揃ったので挨拶を交わして乗船。静岡県の南を通り抜け、まとまった雨を降らせた台風6号の影響がモロに出ており、湖内には強い濁りが入っている様子。おまけに台風一過、気温がぐっと下がっており、季節はまるで秋。風は全く吹いていないのだが、ボートがスピードを上げて走り出すと肌寒さを感じるほど。この感じだと水温もきっと下がっているだろう。カッパの上下を着込んでボートに乗り込んで大正解だった。一方、カッパを忘れ、しかも薄着だった相棒Sは相当寒かったに違いない。

キビレ 5KB 今回のガイドサービスでのオーダーは、湖内でのクロダイ・キビレのポッパーゲーム。何処に行くかは、キャプテンに100%おまかせ。前日は船を出していないとの事なので、アチコチ走って水質を確認しながら魚を探すしかない。岡田キャプテンが1か所目に選んだポイントは、水深1.3mから3.0mまで段々畑のように水深が落ち込む場所。開始数投で私のポッピーに良型のキビレらしき魚がバイト。さすが敏腕ガイド。イイ場所を案内してくれる。しかし、魚の方はミスバイト。そのままポッピングを続けていると、追い食いをしてきてズボッと咥え込んだ。水中にルアーが引き込まれたのを確認して、プレアデスPL74Lのバットパワーを活かしてフッキング。確実にフッキングが決まり、竿も引き込まれて魚の感触を確認したのだが何故かフックオフ・・・。朝イチの1匹目をバラすと後まで引きずる事が多い。このバラシは本当にマズかった。

 続いてバイトがあったのは相棒SのRAポップ。しかし、これまたスッポ抜けて、船上3人の腰がガックリと落ちた。このエリアには活性の高いキビレが潜んでいる様子。少しずつ船を流しながらキャスト&ポッピングを続け、エリアを流しきると再び元に戻って少しラインをズラして流し直す。再び相棒SのRAポップに爆裂バイト。フッキングもバッチリと決まって強い引きにも余裕の対応。キャプテンがネットでザバッとすくって無事にキャッチした。ルアーのフックをガッチリと咥えていたのは36cmのキビレ。このポイントはまだ期待できそうなので、繰り返しボート流していると相棒SのフェイキードックDSにバイト。キビレの引きとは違ったのでやり取りを見ていると、クネクネした魚が水中で踊っている。魚の正体は70cmのダツだった。その後、ヒットルアーのフェイキードックDSは、ライントラブルで遥か遠くに飛んで行き、行方不明となった。

相棒Sとキビレ 4KB 2か所目は、水深が2.5mから10mへと一気に落ち込むショルダー部分。同船者に釣果で2匹先行されたので、気合を入れてキャストを繰り替えす。どうやら強めのポッピングよりも、やさしいポッピングの方が良さそうなのでコンバットポッパーに交換。引くスピードも普段よりグッと落とし、チュポチュポと水面を賑わせているとキビレがチェイス。船尾から、「スローのただ引き!!」「スローのただ引き!!」と岡田キャプテンの指示が立て続けに飛ぶ。結局、連続3バイトもあったのにルアーを咥え込むまでには至らず、魚は姿を消した。チェイスがあった時は、「早目のポッピングするのではなく、ゆっくりとただ引きをするのが良い」とのアドバイスに戸惑いを感じつつも実践してみるしかない。チェイスがあった時は、追われて逃げるエビや小魚を演出して、むしろ早めに動かしていたが対応が逆だったのか????

 奥浜名湖に向って移動中、スズキを狙ってバイブを投げてみる。「濁っている時はゴールド系がお勧め」とのキャプテンの助言を受けてゴールドチャートのレンジバイブ70ESを取り出す。キャスト後は、ボトムまでしっかり沈めてからリトリーブを開始。指示されたリトリーブスピードは少しゆっくりめで、底をなめるように引き倒す。反応があったのはキャプテンのルアー、アイマコウメ。釣れたのは、サヨリと見間違えるようなエンピツサイズのダツだった。

 時計は午前7時を回る。曇り空の下、相変わらず移動中は肌寒く身が引き締まる感じ。半島周辺を探った後に猪鼻湖へ入ったが、こちらは真っ茶色のコーヒー牛乳状態。ワンチャンスに掛けてストラクチャー周りを撃ってみたが不発。水質が悪い湖北は諦め、水質が良いであろう湖南へと一気に移動する。到着したポイントは、アマモが生息するシャローエリア。台風の影響で千切れて漂う葉っぱをルアーが拾ってしまうので少し鬱陶しい。ここで再び相棒SがRAポップを使い、本日2枚目となるキビレ(37cm)をキャッチした。さすが御当地生まれのクロダイ・キビレの専用ポッパー。実は各社からアレコレ発売されたポッパーの中で私が最も苦手とするルアーなのだが、厳しい状況下でも魚を引き出す力にちょっと感心した。

ガイド&ダツ80cm 5KB 私の使うドッグXにも2回アタックがあったのだが、フッキングには至らなかった。ボックスの奥に隠れていたRAポッププロップダーターバブルクランクを取り出して試してみたが、こちらには反応がない。相棒Sは飛豚73プロップを使っていたが、こちらも不発に終わる。時間が経つに釣れ、朝イチでキビレをバラした重みがズッシリと心にのしかかってきた。その後、2か所を回ってノーバイト。そして、またしても相棒Sが、ルアーをライントラブルで吹っ飛ばしたので回収作業をする。2人とも今日の浜名湖とは、どうにも歯車が噛み合わず、嫌な感じが漂っていたところに、バックシートで竿を振っていたキャプテンにヒット。クロダイやキビレの引きではなさそうだが、相手は結構大きそうでtailwalkのテスト中の赤い竿が曲がっている。様子を見守っていると、キャプテンから「すみません、ダツです〜」と声が上がった。船上に上げられたダツは激しく身をくねらせている。80cmを超えているような立派なサイズだったので、気の進まないキャプテンをせき立ててブツ持ちの写真を撮らせてもらった。

 午前11時の時点で、私はノーフィッシュ。これはとてもヤバイ状況。曇っているため日差しは弱く、風が極めて弱いのでトップに魚がバコバコ出ても良いような条件なのだが、朝から比べると格段に魚の反応が鈍くなってきている。たまに跳ねるのはボラばかりで、ボイルなんて何処にも起きない。そこでキャプテンが、"取っておきのポイント"に案内してくれると言う。台風前までは絶好調だったこの場所は、皆さんが通り過ぎてしまうような場所。ポリバケツをシーアンカー代わりに使いながらボートを流して様子を伺う。ベイトの群れは動いており、相棒Sやキャプテンのルアーにはたまにチェイスがある様子。なんとしても1匹は釣りたいので、フィードポッパー703Dポッパースキッターポップエアオグル70SLMなどを懸命にキャストするが反応はない。エビが追われて水面を跳ねたりしており、魚はいるようなので3回程、船を流しなおしたが、誰の竿も曲がらなかった。

岡田&トシ 6KB 残り時間がグッと短くなってきた。これはいよいよヤバイ状態。ボートクラブCANAL前の水路を通り抜け、ショートカットして次なるポイントへ移動する時に、私が被っていた帽子が風で舞って落水。狭い水路内でUターンをして帽子を回収する。ネットですくい上げたのが、魚ではなく帽子だなんてとても格好が悪い・・・。朝、反応があった場所を再びチェックするが、一度もチェイスすらなく直ぐに移動。「魚がいれば、必ず食ってくる」と話に聞いたストラクチャー周りでは、ルアーを引っ掛けて時間をロス。

 ここからは、短時間で竿を出しては移動するの繰り返し。兎に角、テンポ良く次々と移動して魚を探す。ただでさえ少ない口数は更に減り、集中してキャスト&ポッピングを繰り返したが不発に終わった。結局、期待したようなドラマは最後に起こらずタイムアウト。キャプテンがどうにかして私に1匹釣らせようと懸命に案内してくれたのだが、期待に応える事は出来ずにボウズが決定。船上では、合計20回以上のチェイス&バイトがあったハズなので、多分、この土日はキビレ・クロダイが爆釣かも。今回は、台風6号を見事にかわして釣りが出来たことと、浜名湖のボート・ポッパーゲーム初体験の同行者が結果を残せたことで、よしとしよう。


天気:曇り時々雨 水温:28.0℃ pH:不明
釣果:2匹(コチ、キビレ)

 昨日の釣行で狙っていなかったコチが釣れたため、今回はしっかりとコチ対策をしてきた。用意したのは、ジャッカルTN50。未開封ルアーを無造作に放り込んであるダンボール箱の中をガサガサかき混ぜ、数年前に買ったまま箱の中で熟成、出番を待っていたヤツを発掘。純正フック2本を外し、後ろにガマカツのWフック1本を装着してボトム攻略用へと変身させた。バイブレーションプラグにもかかわらず、元々根掛かりしにくいルアーなのだが、Wフックの仕様で更に障害物回避性能が高まるのだ。

 予想していたよりも水位が高かったため、入水地点から上流へと移動しながらTN50でボトムを探ったが不発。Uターンして帰路はウエイトアップチューンを施したスーサンと、新規導入したエアオグル70SLMを試しながら様子を伺った。エアオグル70SLMのSLMとはスラロームを意味するとのこと。リトリーブをすると、軌道が蛇行するようにセッティングされているらしい。早速、泳ぎをチェックしたが、動きが私の好みとはちょっと違う。出番は少ないかもしれないが、取りあえず週末予定している浜名湖で使ってみることにする。

 このエリアでも時期的にはキビレがルアーで釣れても良い頃。風が吹いた時の浜名湖と豪州遠征を意識して新規導入したフィードポッパー70を取り出した。パッケージの表側には9.5gと書いてあるのだが、裏側を見ると8.5gとある。因みにメーカーのWebカタログでは9.5g。小さなルアーだと、1gの違いは結構大きいのだが、実際の重量はどれくらいなのだろうか。デジタルスケールがあれば一度測ってみたいところだ。他のポッパーに比べて重量があるだけあって、飛距離は問題なし。ポップ音は、しっかりとしたメリハリのある音。プレッシャーが掛かっているポイントでは厳しいかもしれないが、広範囲なエリアを探るには重宝しそうなポッパーだった。

キビレ48cm 6KB 昨日、コチを釣ったポイントまで移動し、TN50のWフック仕様に交換。時折、海から台風6号によるウネリが入ってきており、水位が一気にグワ〜と上昇する。ウェーダーの何処かに穴が空いているようで、深くウェーディングしていると内部に水が浸入してくる。十分気を付けていたつもりだったが、いつのまにやら右足が水浸し。クチャ、クチャと音をさせながら移動しながらキャストをすること15分、ガツッとヒット。水面は割れず、スズキではない。ヒット直後の引きはかなり強かったが、途中から力が抜けたようでスイスイと寄ってきた。足元に横たわった魚は狙っていたコチ。サイズは40cmだった。丁度、コチがヒットした時は雨が降って来たタイミング。やはり天候の変わり目に魚が動くのだろう。

 一旦、車に戻りカッパを羽織って再びウェーディングをする。コチが釣れたエリアを重点的に探っていると、再びヒット。巨ゴイを引っ掛けてしまったような猛烈な突っ込みにツインパワー2000がうなった。先程釣れたコチとは、パワーレベルが格段に違う。直線的な勢いのあるファイトに耐えていると、魚は突然、向きを変えて横につっ走る。「Wフック仕様なのに、どうしてスレ掛かりをするのだろう?」と不思議に思いながら魚とやり取りをする。少しして寄って来たのは、ギラリと銀色に光る魚。巨ゴイではなく、尾鰭が黄色くイカツイ顔をした良型のキビレだった。水位が高いため魚を岸際に横たえることが出来ず、オーシャングリップで掴むしかない。何度もグリップで掴みそこね、魚を逃しそうになったため、心臓はバクバク。やっと掴んで浅瀬まで移動。サイズを測ると、多分、自己ベストであろう48cmだった。更なる追加を求めてTN50を投げまくったが不発。ルアーをエアオグル70SLMに交換し、ワンチャンスに期待したが不発に終わった。


天気:晴れ 水温:30.5℃ pH:不明
釣果:1匹(コチ)

 南東の海風が強く吹き、波立っているポイントに立つ。この3連休でたっぷり楽しもうと考えていた昨日の河川には、大きく期待を裏切られた感じがしたので2日目は水系を変えた。このポイントでのスタートは、買ってきたばかりのGドッグX-SW。これまでは淡水用のGドッグXのフックをソルト系太軸の物に交換し、オモリを腹に張って自分なりに海水対応できるようにチューンしていたが、釣具店の中古コーナーで程度の良い物を発見。値段はちょっと高かったが、SWモデルは何処が違うのか確認したくて試しに購入。しかし・・・釣り場で使おうとしてフックがない事に気が付いた。うっかりミスに苦笑いをしながら、使わないルアーからフックを移植し準備完了。メーカー出荷時の動きが確認できなかったが、水絡みは良いので暫く使ってみることにした。

 少しずつ移動しながらGドッグX-SWを投げまくるが反応はない。ベイトは周囲にいるので、何かしらルアーに反応する魚がいる事を期待してスーサンに選手交代。リップレスミノーでありながらノーマルのままでは飛距離があまり伸びず、中途半端な重さで使い勝手が悪かったこのルアー。港湾での評価は高いようだが、使い始めて直ぐに片目がどこかに消え失せ、ラインアイやフックハンガーのワイヤーが細いため変形しやすい欠点もあった。メディアに流れる記事のような優れた能力があるようには思えず、短期間で一軍ボックスの中から姿を消した経過がある。今回は、ふと思い立ってオレンジ色の丸いオモリをお腹に張り、ウエイトアップさせた物を持って来た。

スーサン 3KB 重量が増しただけあって、ファストシンキングルアーに変身。シャローエリアでは一発で根掛かってしまいそうだったので、着水直後から竿を立てて早めのリトリーブをする。数投目でガツンとヒット。「スレ掛かりか?」と思うような奇妙な引きに、アレコレと妄想しながら魚を引き寄せた。足元で一暴れした魚は、尾鰭にカラフルな模様があるコチ(35cm)だった。2匹目を狙って周囲を探るが不発。ZBLシステムミノー9Fタイダルバッテンサラナ、そして往年のTDミノーまで投入したがワンチャンスもない。

 20cm前後のボラ達がスクールしているので、何処かに捕食魚がいるハズ。途中、水から上がって休憩をしながらポイントを休ませ、満潮に向って水位が上昇したところでノースクラフトエクリプスとのコラボ、エアオグル85SSPを初投入した。泳ぎはオリジナルのオグル85Sよりもメリハリがあり、「こりゃ釣れそうだ〜」と思うほど好印象。オグル85Sは、アクションの変化が乏しいため正直どう使えば良いのか悩んでしまう。しかも、ルアーロストの恐怖に怯えるほど高額商品。明らかにエアオグルの方が、今後の出番は多そうだ。ウエイトアップしたスーサンエアーオグルは、次回の浜名湖ボートフィッシングで投入決定。期待を込めて30分程、投げまくったがアタリはない・・・徐々に気持ちが萎えて納竿とした。


天気:晴れ 水温:31.0℃ pH:不明
釣果:1匹(バス)

 大潮の干潮に合わせて釣行。スタートはフェイキードッグDSから。周囲をザックリと探った後、実績のある3Dポッパーでポッピング。反応がないため、ラトル音がチリチリと賑やかなボーマーポップンシュリンプで更に広範囲をチェックする。今日は日本の遥か南方から北上している台風6号の影響で、海岸域は波が高い。海が荒れていれば河川の中に魚が入って来ている可能性が高いため、じっくり狙おうと魚が潜んでいそうなポイントに腰を据える。

 水深が極端に浅く、カキ殻のストラクチャーが広がるポイントなため、ミノー類は一切使えずトップウォータールアーのみのハードなスタイル。スキッターポップSP7ドッグXを試した後に、ポッピーを手にする。クロダイ、キビレ攻略を意識して作られたこのルアーは、とてもポッピングしやすく飽きずに使っていられるのが有難い。少しずつ移動しながら、ゆっくりしたポッピングをしていると、シュポッとルアーが吸い込まれるようなバイト。反射的に手が動きステラ3000のハンドルをクルクルっと回してフッキング完了。サイズは小さそうなので、お遊びなしで一気に引き寄せた。姿を見せた魚は、狙っていたクロダイ、キビレではなく、セイゴでもない・・・何とバスだった。直ぐ目の前は波しぶきを上げている海。塩分濃度が高いこの場所で、まさかバスが釣れるとは思いもよらず、足元まで引き寄せて魚体を観察しているとポロッとフックオフ。サイズは25cm弱程度だった。

 更なる追加を期待して3Dポッパーを投げまくったが不発に終わり、この河川をあとにする。途中、コンビニに立ち寄り、ドリンクとアイスを購入。駐車場で一気に胃袋へかき込み、体温を下げてから出発。近くの河川へと車を向けた。エサ釣りをしているオッチャンに様子を聞くが、アタリすらないとのこと。3Dポッパーを竿先にぶら下げて、良さそうなエリアをうろつく。小さなベイトの群れやボラは見られるのだが、ルアーへのチェイスは皆無。30分程、様子を伺ったが釣れる気がしなかったためギブアップした。

 潮が切り替わった頃合を見計らって、はじめの河川に戻る。駐車スペースで準備をしていると、工事関係者と思われるオッチャンが声を掛けてきた。「今日は海が荒れているからシーバスが入って来てるぞ。今日釣れなければ、腕が悪いなぁ。」とのたまう。いきなりハードルを上げられてしまったが、つい数時間前まで竿を振っていたので、魚がいないことは確認済み。しかし、満潮に向けて海水が河川内に流入するので、これにのって魚が一気に入ってくるかもしれない。

 釣りを始めて直ぐ、異臭に気がついた。余りにも臭うので発生源を探していると、岸際に腐乱した魚の死体を発見。サイズは60cm近く、鋭い前歯とその奥にはゴロタ石のような歯が並んでいた。名前は判らないが、きっとタイの仲間。「こんな魚がルアーを咥えたら、さぞや凄いだろう・・・」と想像しながらTDポッパーSWを引き倒した。時折、海から強いウネリが入り水位がグッと上がる。海から入ってきたであろう20〜30cmのボラ達が沢山スクールしているのだが、これらを狙っている魚はいない様子。期待していたボイルやチェイスは一切なく、ドッグXポップライダーを引きまくってギブアップした。今日、本命が釣れなかったのは、やはり腕のせいなのか・・・!?


天気:晴れ 水温:29.5℃ pH:不明
釣果:0匹

 クロダイ・キビレ狙いのトップウォーターゲームを極めるため、夕マヅメのベストタイミングで竿が振れるように釣り場に入る。ベイトがアチコチに見られ、魚っ気が多いエリアでドッグXをテンポ良く流す。開始30分、狙いどおりにチェイス。大きな三角波を立ててルアーを追尾してくる。「食え、食え、食えぇ〜」と心の中で叫んだが、バイトには至らなかった。サイズは多分、40cmUPだろう。今回使ったのはクリアーカラー。食わなかったのは色が気に入らなかった可能性もあるので、実績のある金色を取り出した。反応があったエリアを丁寧に探るが不発。魚は何処かに姿を消してしまった。

 少しずつ移動しながら、ポッピーフェイキードッグDS3Dポッパーを試した後に、部屋のストックボックスから拾い出してきたスキニーポップを投入した。このルアー、スリムさが気に入って買ってはみたものの、ちょっと使って即座にお蔵入りになった物。「このボディの細さが、いつかきっと役に立つ」とは思っているものの、これまで活躍した事は一度もなく、ちょっと残念な奴。今回も、ポッピングの強さを変えたり、竿で不規則なアクションをつけて逃げるベイトを演出したりもしたが、イマイチしっくり来ないので選手交代。もっと重くて飛距離が伸びれば出番が増すとは思うのだが・・・。気になるポイントでは、ラパラ・ジョイントのクネクネ・アクションで魚をおびき寄せようと頑張ったが、こちらも不発に終わった。

 魚を探してアチコチ移動を繰り返しながら様子を伺うがワンチャンスもない。デッドフロート8サミーポップライダーを試した直後、スキッターポップに交換して数投目にルアーが水中に引き込まれた。捕食音は聞こえず、水柱も立たず、まさに突然引きずり込まれたようなバイトにびっくり。一瞬、針掛かりしたハズだが、フックアップには至らなかった。魚の居場所が判ったので、少し時間をあけてから再び探りを入れたが反応がない。最後はTDポッパーSWを引き倒してノーフィッシュでギブアップした。このところどうにも釣果が安定せず、ムラがあるのが辛いところだ。


天気:晴れ 水温:28.5℃ pH:不明
釣果:2匹(スズキ、クロダイ)

 昨日、東海地域は平年より13日、昨年よりも9日早く梅雨明けをした。因みに梅雨入りは5/27。平年よりも12日、昨年より17日も早くかったので、単純に考えると、いつもの年よりも季節が進んでいる。思い起こせば、春先は気温がずっと低かった。なかなか水温が上がらず今年はどうなるのかと心配したのだが、一転して連日の猛暑続きとなって驚くばかり。自然界は人間が勝手に作ったカレンダーどおりに動いているワケではないので、季節が前後するのは当たり前なのだが、気象が昔と比べて随分変わってきた事を肌身に感じる。いずれ日本には四季がなくなり、雨季と乾季の2シーズンになってしまうのではないだろうか。

 先週、トップに出るもののキャッチ出来なかった良型の魚がいた。あまりにも悔しいので、再釣行を決意。今回は、対策をしっかり練って釣り場に立った。竿はディアルーナS809LSTからクロダイ・ポッピング専用のプレアデスPL74Lに持ち替え、ルアーは表層系の物を数多く準備。潮時表で潮位を確認し、釣行スタート時間を決定して計画どおりに自宅を出発した。先ずはポッピーからスタートし、ポッピングで広範囲に魚を探す。数投目、魚がルアーを追い掛けていたような気配がしたのだが、バイトには至らない。前回反応が良かった3Dポッパーに交換し、ポッピングしていると狙いどおりにヒット。しかし、予想していたよりも小さな魚。スルスルと寄ってきたのは33cmのセイゴクラスだった。

 最初にチェイスがあった魚は、もっと大きかったハズ。周囲を丁寧に探っていると、ピックアップ目前のルアーにスズキが襲い掛かり、手が届きそうな近距離で大きくエラ洗い。激しい首振りでルアーを吹き飛ばして逃げていった。あまりに突然の出来事。大きな捕食音やら、水面を暴れた時のファイトに心臓がバクバクしてしまった。気持ちを落ち着かせ、更なるチャンスを期待してポッピングをしたが、このポイントは沈黙してしまった。

 少し上流側へ移動し、ポッパーからペンシルベイトに交換する。取り出したのは、先月の釣行でスズキがバックリと咥えたドッグX。比較的早いテンポで水面をチャッ、チャッ、チャッと流していると、狙いどおりに爆裂バイト。フッキングがバッチリと決まり、力づよく、直線的な引きにグッと耐えて魚を引き寄せる。エラ洗いはしないので、相手はクロダイかキビレ。慎重にやり取りして足元まで誘導した。オーシャングリップで掴んだ魚は、多分、自己ベストであろう45cmの立派なクロダイ。見事にリベンジを果たした感じ。

 更なる追加を期待してルアーを投げまくるがペンシルベイトやポッパーには無反応。ベイトは結構いるのでチャンスはまだあるハズ。久しぶりにデッドフロート8を取り出し、カキ殻に引っ掛けないように注意しながら広範囲を探ったが不発。後半はワンバイトも取れなかったが、今回は満足度の高い釣行となり、帰り道も気分壮快だった。

天気:晴れ後曇り 水温:29.0℃ pH:不明
釣果:0匹

 ここ数日、豪州バラマンディ・ガイドのテリーから頼まれたルアーを探している。オーストラリアはこの時期、冬にあたり、水温が低下してバラマンディの活性が下がっている。しかし、最近の釣りで、そのルアーは驚きの釣果を上げているらしいのだ。さっそく、近隣の釣具店を軒並み歩いたが、僅かに1個しか確保できなかった。ネット通販を巡っても、どこも売り切れ状態。パタリと姿を見なくなったこのルアーは、後から知ったが既に生産が中止されていた。「ここならあるんじゃないか?」と思い立ち、某釣具店に電話を掛けて在庫確認をするとビンゴ。ちょっと足を伸ばして、不良在庫化して埃をかぶっていたルアーを値引き交渉をしながらウン万円分購入した。

 どうにかルアーが確保できたので一安心したのだが、肝心の釣果の方は連敗街道をまっしぐら。このままでは相当ヤバイので、足を伸ばしたついでに周辺で竿を振ることにした。釣具店主に聞いた話では、状況は芳しくなく別の場所を進められたが、私のスタイルとは違うのでパス。以前釣り歩いた時の状況を思い出しながら、黒鯛、キビレ狙いをやってみる。岸近くでは小さなベイトが群れになっており、何だかとってもイイ感じ。ベイトサイズに合わせて、ラパラCD5を引いていると、時折、正体不明の小さな魚が追尾してくる。どうにかして食わせようと、更にルアーサイズをダウン、ミニファットラップの早引きも試してみた。相変わらずチェイスはあるのだが、バイトまでには至らず選手交代。エスフォー5を取り出し、カキ殻の山に引っ掛けないように注意しながらリトリーブをする。予定ではこれで2〜3回バイトを取るハズだったが、魚達からは完璧に無視された。

 少し上流へ移動すると、水深が極端に浅いカキ殻エリアが広がっていた。根掛りが怖くてポッパーぐらいしか使えない状況。ボックスの中をのぞいた時、最初に目に付いた3Dポッパーを試すといきなりのバイト。魚のいるポイントは極めて狭いようだが、しかるべき場所にちゃんとルアーを通せば確実に反応することが徐々に判ってきた。強い西風が吹き、水面が波立っているためルアーコントロールが難しいのだが、4回も激しいバイトを得たほか、後方から三角波を立てて追尾する良型の魚も目撃した。バイトがあった時は、魚がしっかりとルアーを咥えて水中に引き込んでからアワセを入れているのだがタイミングが合わない。

 コンバットポッパーTDポッパーSWバブルクランクを試したが、これらのルアーには反応がないため、再び3Dポッパーに戻すと3連発バイト。フックは伸ばされ、硬いボディに歯型が刻まれるほど激しかったのだが、フッキング出来なかった。強風でラインスラッグが思いのほかあったり、柔らかめな竿であるディアルーナでは魚を掛けにくかったりするのかも知れない。目の前に魚はいるので、何とかして顔を見たいとポップライダーを投げてみたが不発。

 どうにかして1匹釣ってやろうと、水位が上昇する中、西風に負けないように気合を入れてキャスト&ポッピングを続ける。しかし、いつしか魚の反応がパタリと止まってギブアップ。今回もまたボウズを食らってしまったが、このエリアにはポッパーに反応する魚がいることは判ったので、また再チャレンジすることにしよう。


天気:晴れ後曇り 水温:29.3℃ pH:不明
釣果:0匹

 干潮からの上げ狙いで釣り場に立つ。ブゥビィからはじめ、ビーチウォーカータイドミノー90Sで探っていると背後に何やら気配を感じた。ガサゴソと物音がするので、振り返ると釣竿を持ったオッチャンが1人、私が竿を振っている直ぐ横に入ってきた。「こんな直ぐ横で、ブッコミ釣りをされたら辛いなぁ」と思いつつも、先手必勝、こちらから御挨拶をする。狙いを聞くと手長エビとのこと。岸際を釣るので邪魔にならずに竿が振れそうで一安心。この頃の釣果を聞きつつも、リーリングする指先と竿を持つ手に神経を集中する。

 30分程、アレコレとルアーを試しながら様子を伺ったが不発。魚がいる時には、竿を振り始めて直ぐに反応があるので今日は魚がいない様子。この場に見切りをつけて上流へと移動する。先程の場所よりも流れがあるため、本命の魚がいるとすればこちらの方が確率は高そう。ブゥビィビーチウォーカーで流れの中を暫く攻めてみたが、期待はあっさりと裏切られ竿は一度も曲がらずにギブアップ。

 車に乗り込んで、下流へと一気に下る。シャローエリアに潜むキビレ狙いで集中的にポップライダーでポッピング。スタート地点にはベイトの姿が全くないため、エリア内をテンポ良く移動しながら魚の姿を探す。岸際にベイトが寄っている可能性が高いため、目を凝らしながらチェックしていると白っぽいプラスチックが視野に入った。近づいてみると荒波にもまれてボロボロ・ガリガリになっていたフィード105。キャストを重ねながら少しずつ移動していると、更にTKLM9/11コモモが寄り添うように引っ掛かっていた。いずれも程度は良くないので嬉しさ半分なのだが、きれいに洗ってクラックを補修するなどして手を掛けてやれば"根掛り覚悟の特攻隊"として使えそうだ。

 このエリアもやはり、ベイトが不在なので車を走らせ別の場所へと移動する。岸際に座り込み、暫く水面を眺めていたがベイトがいない。実績のあるポイントをアチコチ回っているのだが、どこも魚っ気がない。水温は30℃近くもあり、流れのある河川でこの水温はちょっと高すぎる。連日の猛暑が主原因なのかもしれないが、完璧に魚を見失ってしまったようで成すすべもない。結局、1時間程竿を振ってギブアップした。


天気:晴れ 水温:29.0〜29.5℃ pH:不明
釣果:0匹

 大潮、真昼間のド干潮狙いで釣行。未だ梅雨明け宣言はされていないのだが、連日各地で35℃を越すような猛暑が続いている。水温を測ると29℃。カンカン照りの上に、こんな水温では魚が何処かに避難している可能性が高い。しかし、もしかしたら活性の高いヤツがトップにガバガハと出るかも・・・スケベ心満点。釣りに"絶対"はないのである。兎に角、竿を振ってみなければ判らないので、コンバットポッパーをチャラ瀬に向けて投げてみる。流れの筋を見極めながらラインコントロールをして良さそうな場所にルアーを通す。

 川底の様子が昨年とは大きく違い、魚が留まる場所がなくなっている。少しずつ下流へと移動しながら、選手交代したTDポッパーSW3Dポッパーを投げまくって魚を探す。しかし、相変わらず魚の気配はない。続いて、バツグンの飛距離で広範囲を一気に探れるガニッシュ95を投入。ベイトがいれば、やる気も集中力も持続するのだが全く姿を見つけられない。水深のある河川の合流点で少し時間を掛けて探りを入れる。ZBLシステムミノー9Fにコイのスレ掛りが2度あったが、いずれも途中でフックオフ。これ以上、スレ掛かりでポイントを潰したくないため、"集中治療室"を意味するバグリーのICU #3を取り出し、ジョボジョボと水面を賑わす。

 ワンチャンスもないまま、時間だけが過ぎる。あまりの暑さにバテ気味になってきた。一旦、水から上がりコンビニに駆け込んでドリンクとカキ氷を購入。滋養強壮効果があるとブラジル人達が信じている炭酸がピリピリ強いガラナとカキ氷を交互に口の中に入れて体温を下げる。この程度でバテているようでは、9月に予定している豪州遠征も危ういが、どんな時でも無理は禁物。暫くは風通しの良い日陰で休みながら、夕マヅメをグダグダと待つ。

 頃合を見計らって釣り場に立つ。水位が徐々に上がる中、蝦夷ミノーを試すが魚っ気が全くない。実績のある場所で丁寧に探ったがコツリともアタリがないため、この場に見切りを付け移動。コンビニで買っておいたパンとおにぎりを夕食代わりとして素早く胃袋に納め、次のポイントでウェーディングを再開する。スタートはダミービー95から。周囲をざっくりと探った後にバッテンを投入。ルアーがひっくり返る一歩手前、ギリギリの早巻きで魚を誘う。

 岸際でベイトがうろついているので、待っていれば本命の魚が動くハズ。スーサンバブルクランクを放り投げていると、直ぐ近くで派手な捕食音。ボイルしたのは、何と私の後ろ側。膝下までのウェーディングなのだが、本命の魚は岸際に溜まっていたボラっ子を狙っていたようだ。すかさず振り返ってバブルクランクを通すが反応がない。ワンダードリフトトウィッチャーシリテンバイブを試すが不発。いつの間にかベイトが何処に消えうせると、捕食音もなくなった。その後、魚を探しながら移動を繰り返し、フラッシュミノーアイル・マグネットDBTKLM9/11に望みを掛けたが、いずれも反応がなくギブアップした。


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