フィッシングリポートタイトル 13KB

トップ>FishingReport>2011年8月


天気:晴れ 水温:不明 pH:不明
釣果:10〜20匹(手長エビ、キビレ、ハゼ類、ブルーギル)

 東京から久しぶりに友人夫婦が帰ってきた。手長エビが簡単に釣れることを知り、「手長エビって釣れるの? 是非釣ってみたい!!」とのことだったので、とっておきのポイントに御案内。前日からやる気満々で釣具店に立ち寄り、頼んでおいたエサのミミズやエビ針だけでなく、手長エビ用の釣竿やロープ付き水汲みバケツまで買ってきた。しかも集合時間よりも30分早く到着。相当気合が入っている。それでいて、仕掛けを準備して釣り始めても、ビールのおつまみが手軽に釣れるなんて都会に住んでいる人達は半信半疑。

 少しずつ竿を出す場所を変えながら、ウキの動きをじっと見ていると微かな反応があった。すう〜と竿を持ち上げると、巨大な手長エビが釣れた。手の平に乗せてもはみ出るぐらい大きなエビが釣れるとは思いもよらず、我ながらビックリした。フィッシングガイドはゲストを差し置いて釣りまくってはいけないが、時にはちゃんと釣れる事を示すのも必要なのである。この1匹を見て、友人夫婦は一気にヒートアップ。気合を入れて周囲を探り始めた。すると直ぐに彼らは、手長エビをキャッチ。2〜3匹釣るとコツが判ってくるようで、卵を抱えた小振りなメスから、巨大なオスまで次々と釣り上げる。

 途中からは妹さんも参戦し、小さなポイントにひしめき合いながら仕掛けを垂らす。このポイントは、手長エビ以外も潜んでおり、キビレの子供をはじめ、大中小、色黒・色白のハゼ類、そしてブルーギルの子供まで釣れてしまった。お昼までの2時間ぐらいで納竿するつもりが、熱中してコンビニで昼食を買出し。オニギリや菓子パンを食べながら大幅に時間延長。結局、午後3時まで竿を振って、合計40匹程の釣果があった。手長エビやハゼはもちろんお持ち帰り。彼らの晩酌のお供になった。


天気:晴れ時々雨 水温:不明 pH:不明
釣果:2〜9匹(キビレ、スズキ)

 午前3時に目覚ましをセットして、9時前には布団の上に寝転がったのだが、さすがに目がランランと覚めていて寝られない。普段は横になったとたん、5秒もしないうちに夢の中に落ちていく。自分はいつでも何処でも眠られる人間だと思っていたが、期待に胸が膨らみ中々寝付けなかった。ゴソゴソと起き出して、忘れ物がないか荷物を再確認。結局、普段と同じぐらいの時間にベットインとなった。寝過ごすこともなく、予定時刻どおりに起床。車を走らせ、午前4時過ぎは、出船場所であるはしくにに到着。

松原キャプテン 4KB 今回、同行するのは、前の職場で一緒に仕事をしていた後輩N。そして、ガイドはルアーガイド竜亜の松原キャプテン。9時間コース、浜名湖内のポッパーゲームをオーダーしてあった。予定どおり午前5時に出船。キャプテンに様子を聞くと、「前日、前々日とも、朝の内のポッパーゲームでキビレが爆釣」とのこと。サヨリを食っているスズキも時折、見掛けたとのことなので、否が応にも気持ちは盛り上がる。1か所目は、浜名湖を象徴する赤い鳥居前のシャローエリアをチェック。立ち並ぶホテルと湖の真ん中にスッと立っている鳥居を横目で見ながらポッピングをして、いつ飛び出すか判らないクロダイやキビレを狙うなんて、気持ちが本当にウキウキしてくる。遠方から浜名湖に着て頂いた方には、是非このエリアで竿を振ってもらいたいのだ。

 ポッピー3DポッパーアスリートF9でテンポよく探ったが不発。後輩Nの3Dポッパーにモアァ〜とチェイスがあったようだがバイトには至らなかった。2か所めでは、松原キャプテンからルアーカラーによる魚の反応の違いや、ポッピングのやり方についてレクチャーを受けながら魚を探す。ここが朝イチ本命だった場所のようだが、アレレレっ???って感じになってきた。全く反応がないのだ。松原キャプテンが、携帯電話で仲間達との情報交換を始める。キビレは秋の移動が始まっており、群れの居場所が判れば連荘モード。しかし、魚を見失えばボウズも覚悟なしければならない。どうやら、お仲間達も魚を見失っているようで苦戦中らしい。魚を探して更にボートを進める。

浜名湖ポッパーゲーム 6KB 開始から1時間が経過。朝イチで釣らないと、とても厳しい一日になるので少し焦りながらキャプテンと共に魚を探す。水深2.5〜3mのエリアをポッピングで探っていると、待望の1匹目が後輩NのスキッターポップSP5に出た。フッキングがバッチリと決まり、31cmをキャッチ。負けてはならじと、私も懸命にポッピングしているとザブラポッパー35cmが出た。このルアーが発売された当初、オーストラリアに持って行って試したが、さしたる活躍もせず、しかも扱いにくかったので戦力外通告。しかし、今回は念のためにと思いボックスに突っ込んで来た。待望の1匹目を釣ったので、「持って来て良かった〜」と言いながらルアーをマジマジと眺めてホッと一息つく。

 このエリアには、魚が集結しており、ポッパーに何度もチェイスや激しいバイトがある。船首に立ってポッピングしている同行者は、アドレナリンが大噴出しているかのように絶好調。スキッターポップSP5で良型(32〜37cm)を次々とキャッチした。彼の凄いところは、ポッパーに出た魚をほぼ100%キャッチしていること。本格的にルアーフィッシングを始めて間もないのだが、これにはホント感心してしまった。

腹パンパンのキビレ 4KB 私の操るスキッターポップSP7にも魚は激しくバイトしてくるのだが、フッキングには至らない。なんと5バイトもあったにもかかわらず、1匹も魚の顔を見られなかった。どうやらコツはドバンと出た後、ルアーを止めて放置することがキモらしい。1回目のハデに出るバイトは魚がカラ振りしているようで、その場でルアーを放置していると本格的に追い食い。この時にガッチリとフッキングさせるのが良いようだ。しかし、残念ながら私にはそれが出来ていなかった。トップに魚が出ても、ルアーは止めずにポッピングを続けるのが豪州流。長年の豪州遠征でトップガイドにキッチリ教え込まれたテクニックは、そうそう修正できない。後輩Nが釣り上げた体格の良いキビレを羨ましく眺めながら、「次こそは釣ってやるぞ〜」と気合が入る。

 私の目の前に彼のポッパーが来た時、後ろからキビレがチェイスしてきてビックバイト。しかし、魚はルアーを咥えておらず、そのままルアーを放置するとドカンと出た。ここでフッキングして見事にキャッチ。「止めて食わす」という奥義を目の前で見せ付けられて愕然とする。上がった魚は、腹パンパン、今にも産卵してしまいそうなキビレ。1個だけ持っているスキッターポップSP5を試したが反応がないため、ザブラポッパーに戻してポッピングをしていると、やっとキビレ(35cm)が出た。明らかに彼と私にはバイト数からして差がある。キャプテンが言うには、「このところ、ホログラムやメタリック系のカラーに反応が良い」とのとこと。確かに後輩Nが使うポッパーはクロム系のカラー。しかも、ルアーは合成樹脂とは違うバルサ材。しっかりと水に絡むアクションがキビレに効いているのかもしれない。

スズキ 5KB 釣りをしている最中、キビレやクロダイのポッパーゲームには、3つのステージがあることに気が付いた。これは、誘いと食わせ、そしてキャッチするまでの魚とのやりとりの3つ。今回の私も、1番目から明らかに出来ていないようで、やっと魚を誘い出しても食わせることが出来ないという有様。気持ちばかり焦るが、魚がルアーに反応してくれなければ、いつまで経ってもステップアップ出来ないのだ。

 途中、後輩Nがフッキングした時、ルアーがスッポ抜けて私の足を直撃。ルアーのフックがズボンにブッ刺さるというアクシデントがあった。ハードなフッキングが必要となるキビレ・クロダイのポッパーゲームでは、竿を煽る角度にも注意が必要。同船者のところに、ルアーが飛んでくるということは、危険な横合わせをしている証拠。場合によっては、竿先が同船者に当たって怪我をしたり、竿が折れたりする事もある。フッキング時には、竿を立てて自分に引き付けるようにアワセを入れた方が良い。

 諸先輩のブログやホームページを見ていると、ボート上で短パン、Tシャツ、ビーサンのお気軽な姿で釣りをしている画像を目にすることがある。しかし、事故を防ぐために出来るだけ素肌は出さない方が良いだろう。今回も長ズボンを履いていたので、ルアーが飛んできても怪我はなかったが、顔に直撃だったり、短パンだったらと思うとゾッとする。

松原キャプテン 4KB キャプテンがバックファイヤーで良型のキビレを釣った頃、風が強まり雲行きが怪しくなってきた。ポッパーゲームに風は禁物。波っ気が出てくると、極端に魚の反応が弱くなる。狙いをキビレからスズキに変え、昨年爆釣劇を演じこれを紹介してから、浜名湖でにわかに注目され始めているDコンタクトをセット。開始早々から2バイト。しかし、フッキングには至らず悔しい思いをしていると船首に立つ後輩Nがピンテール45cmのスズキをキャッチした。周囲にはまだ魚がいるハズ。松原キャプテンもスズキ狙いにスイッチし、リッジディープ70Sを使ったペランペラン釣法35cmのスズキを追加。場所は2〜2.5mのシャローフラットエリア。「何もない所で突然魚が釣れる」という状況でイマイチ理解に苦しみながら、ルアーをフラッシュバック100FアスリートF9を試す。「今年はシーバスが絶不調」と繰り返すキャプテンの言葉どおり、釣果が伸びない。

 時間が経つにつれ、松原キャプテンの携帯には次から次へと電話が掛かってきた。埼玉から自転車で走って来た高校生を案内している船をはじめ、仲間が湖上に数艇出船しているらしい。いずれも、情報を求めて電話をしてきている様子。広い浜名湖も、今では携帯電話やインターネットを活用した情報戦になっておりシークレットポイントなんて、なくなっているようだ。

釣果 9KB 後輩NがスキッターポップSP533cmのキビレを釣った後、パタリとアタリが止まってしまった。突然降り始めた雨に慌ててカッパを着込む。雨雲から逃げつつ、魚を求めて実績のあるポイントを次々と回る。水深のあるところでは、レンジバイブ70ESで探りを入れるが不発。湖の北側は河川からの濁りが入っているため全く魚っ気がない状況。数投しては移動することを繰り返し、ぐるっと湖内を一回り。厳しい状況の中でも後輩NはスキッターポップSP5で釣果を伸ばし、キャプテンも船尾でこっそりと35cm程のスズキを追加していた。

 時計はいつしか昼12時を示す。結局、朝の内に魚の反応が良かったエリアに戻ってきた。雨は上がり、日差しが強まる。スキッターポップSP5RAポッパーアスリート5SDコンタクトビーフリーズSドリフトトウィッチャーなどを次々に投入すれども不発。場所を変えて中洲状になっているシャローエリアのエッジを船を流しながらX-80SWで叩くが、魚の影すら見えなかった。残りの時間ばかりが気になり始めた・・・昼食はモチロン立ったままで、菓子パンやオニギリを頬張りながら竿を振る。「昼飯を立って食べながら、竿を振るお客さんはいないですよ〜」とキャプテンに驚かれつつもワンチャンスに望みをかける。クロダイとスズキがいるハズの湖南にある巨大ストラクチャー周りやシャローエリアを懸命に3Dポッパードリフトトウィッチャーで探ったがワンバイトすらない。

 最後の最後まで諦めずに竿を振ったが、期待したドラマは起こらずタイムアップとなった。はしくにの船着場に戻り、イケスから魚を上げる。数えるとキビレ11匹にスズキを3匹。これらの魚は、写真だけ撮ってオールリリース。因みに、他船では2〜3匹しか釣れていなかったようなので、この釣果は立派。しかし・・・これらの殆どの魚を後輩NがスキッターポップSP5で仕留めている。今回は完璧に彼に釣り負けてしまった。戦闘力は高いのに、浜名湖でポッパーゲームをする釣り人に殆ど使われていないスキッターポップのアクションは、キビレやクロダイ達にも新鮮な刺激なのだろう。早速、クロム系カラーのスキッターポップSP5を買い込んで、いつかまたリベンジをしければと心に決めた。


天気:曇り後晴れ 水温:21.5℃ pH:不明
釣果:7匹(スズキ)

 前夜から準備万端整えて、今日は早起きでスズキ狙い。夏休みを全く取らず、お盆の最中もずっと頑張って仕事をしたので、今日は久しぶりにお休みを頂いた。布団から飛び起きて顔を洗い、玄関先に準備しておいたタックル一式を車に積み込んで出動。釣り場に到着すると狙いどおり、イイ感じの流れがある。スタートはちょっと懐かしい感じがする、大柄なアイルマグネット125。振り幅の大きい泳ぎが効くかもしれないと思って試したが、イメージと違ったので直ぐに交換。続いて手に取ったのが、濁った河川の攻略で私が最も信頼を置いている旧タイドミノースリムSR。このルアーは既に廃盤になっており、今となっては、「どこがスリムなんだぁ〜」と言いたくなってしまうようなフォルムをしているが、発売された当時はこれでも十分スリムだったのである。早速、竿先にぶら下げてキャストを開始。流れのヨレを探しながらリトリーブすること数回。流心でいきなりガツンとルアーをひったくられた。

 サイズは大した事がないようだが、強い流れに乗ってファイトしまくる。ステラ3000を乗せたCPS982FX-Tiはきれいに曲がり、魚の動きに良く追従している。大きくエラ洗いをする元気の良い魚を徐々に引き寄せて無事キャッチ。久しぶりにオーシャングリップで掴んだ魚のサイズは60cmだった。この魚は私の目の前で、20cm近いボラっ子と溶けかかった10cm程度のキビレを吐き出した。釣りを開始して僅かに5分。希望どおりに1本目をキャッチしたが、ここから連荘モードに突入した。キャストを再開すると、数投目に同じ流れのポイントで再び60cmをキャッチ。この魚を素早くリリースして、再びキャストをすると1投目で食ってきた。しかし、針掛かりが浅かったのか、ファイト中にフックオフ。まだまだ魚が潜んでいそうなので、テンポ良くルアーを投げる。

 気が付けば、ベイト達が大きな群れを作って沢山遡上して来る。そして、私の目の前で大きなボイル。明らかに60cmを優に超えるようなスズキがベイトを追い掛けて周囲を泳いでいる感じ。旧タイドミノースリムSRに反応がなくなったので、ツルミノーサミー115を試した後、ショアラインシャイナーSL14F-Gに交換。このルアーは、軽く投げただけでも素直に気持ちよく飛距離が伸びるので有難い。少しずつルアーを投げ込む角度を変えながら、広範囲に探っていると再びガツンとヒット。先程、1匹バラしているので慎重に対処してキャッチ。サイズはやはり60cm。ヒットしたポイントは、先程魚が出た所より少し上流側。ベイトの群れを追ってスズキ達が移動しているようだ。ベイトがいなくなってしまうと、多分スズキも姿を消してしまうので極力プレッシャーを掛けないように気を配る。

スズキ 3KB キャスト再開5分で50cmを追加。ベイト達は流れに逆らいながら、上流に向って少しずつ移動中。ヒットポイントは、更に少し上流側へ移った流れのヨレが出来ている場所だった。ショアラインシャイナーSL14F-Gに反応がなくなったので、ショアラインシャイナーR50エアオグルを試すが不発。旧タイドミノースリムSRに戻すと、数投目にヒット。目の前でエラ洗いをする魚を強引に引き寄せキャッチ。サイズは60cmだった。この魚を最後に暫くパタリとアタリが止まった。

 別の場所に移動しようかとも思ったが、1時間程、アレコレと持参したルアーを投入してみた。やっと反応があったのは、サーフドライバー。魚は何処かに移動してしまったのではなく、日が昇るにつれて少し沈んでいたようだ。この魚はフッキング出来なかったので、周囲を丹念に探っていると、またしてもガツッとヒット。パワフルなファイトは今まで釣ったサイズを明らかに上回っている感じ。多分、70cmクラス。流れに乗って中々姿を見せない魚に焦り始める。魚の頭をこっちに向けようと、強引に引き寄せた時に頭を振られてフックオフ。良型をバラして悔しい思いをした。

 UZUブゥビィアイルマグネットシステム120ダイエットゾンク120を使い、表層から下層まで探るが不発。試しに旧タイドミノースリムSRに戻してみると、いきなりヒット。魚は、まだそこにいたのである。やはりこのルアーはチョット他の物とは違うようだ。この1匹に気を良くして、ルアーを投げまくっていると10分後に50cmをキャッチした。余りにも簡単に釣れてしまうので、近頃出番が少なくなっているルアーを試してみた。TKLM12/18、シリコンを身にまとったレアフォースアスリートS12ナバロン・・・反応がないので、ルアーをサイズダウン。ローリングベイトタイドミノー90Sを投げてみたが不発に終わりギブアップした。結局、本日は7匹キャッチ。今まで釣れなかった分を一気に取り返した感じだった。因みに明日は、ガイド付きの浜名湖ボート釣りに挑戦。前回の雪辱戦のつもりで挑むが、どんな釣りが出来るだろうか。とても楽しみだ。


天気:曇り時々雷雨 水温:25.5℃ pH:不明
釣果:0〜1匹(キビレ)

 昨晩は初めて食べたドウマンに満足したのだが、釣行は明らかに不甲斐ない結果だった。今日はかって知ったる河川で釣りをしようと準備をしているところに、相棒Sからの連絡。凝りもせずに浜名湖方面に行くと言うので、彼の車に同乗し魚を捜し求めることにした。この選択がミスチェイス。車が向う浜名湖方面には、黒い雨雲が垂れ込めており結構な雨が降っていそう。とりあえず釣り場として楽しめそうなポイントを幾つかチェックしてみるが、途中から土砂降り状態で竿を出すような気分にならない。

 ぐるぐる走り回って、結局は昨日竿を振った浜名湖の流入河川に車を滑り込ませた。雨を避けながら素早くカッパを着込んでタックルを準備。竿を振る準備が整った頃に雷が鳴り始めた。雷雲の動きを確認しながら、雨宿りを兼ねて橋の下で竿を振る。このポイントは、程よい濁り具合と流れのヨレが出来ているので恐らく一級ポイント。魚がいれば一発で食ってきそうな所。スタートは3Dポッパー。ザックリとポッピングをしたが反応する魚はいない。水中で20cm前後のボラの群れがギラッギラッと身を翻しているのが見えたため、X-80SWビーフリーズのトウィッチを試してみた。これだけベイトが集まっていれば、スズキが潜んでいそうなのだがワンチャンスもない。

 雨脚が弱まったので、魚を探しながら上流へと移動。対岸を攻めている相棒Sの様子を聞くと、ワンダーで小さなキビレを1匹釣ったとのこと。魚はいるようなので気合を入れて竿を振る。ドシャローエリアを何気なくみていると30〜35cmのキビレらしき魚が2匹ウロウロしていた。離れたところにポッピーを投げ込み、ポッピングしていると魚が一瞬反応しルアーを追い掛ける素振りを見せる。しかし、直ぐにルアーを見切ってUターン。少しすると再び魚が戻って来たので今度はラパラCD5を川底に沈め、魚の前でエビを模してリフト&フォールを試した。ラパラならなんとかしてくれるだろうと期待したが、この作戦は失敗。数回しゃくった時に、魚は一目散に何処かへ逃げていった。

 魚を探して周囲をウロウロしていると再びキビレを目撃。しかし、スレているのかルアーを通すと逃げてゆく。その後、スキッターポップフラットラップ8シャッドラップSSR7ワンダーを試したがコツリともアタリはない。終了予定時間が迫り、相棒Sの元に戻りつつキャストを重ねたがノーバイト。最後にはZBLシステムミノー50Sまで取り出したが、ワンチャンスもなく納竿となった。


天気:曇り時々雨 水温:28.5℃ pH:不明
釣果:2匹(ボラ、ドウマン)

 相棒Sの誘いを受けて彼の車で浜名湖へ。竿が出せるポイントも判らないまま、「陸っぱりでキビレやクロダイを狙っちゃおう」という無謀なプラン。そんなに釣りは簡単ではないと思うのだが、とりあえず車載ナビを頼りに車を走らせた。到着した場所には、先行者が竿を振っている。場所的には間違いがなかったようなので、周囲の様子を伺いながらウェーディングの準備をする。いつの間にか姿が見えなくなった先行者がポッパーを使っていたので、スタートはプロップダーターから。ベイトがピチャピチャやっているので期待大。リトリーブスピードを変えながら魚の姿を探すが、それらしき影はない。

 シャローエリアに沢山の魚が集まっているのでチャンスはあるハズ。Dコンタクトのトウィッチを試した後に、3Dポッパーを引きまくったが反応はなかった。岸づたいにキャストを重ねながら広範囲を探る。エサ釣りをしていたお兄さんに様子を聞くと、開始した時にポッパーを試したら3投目で良型のクロダイがヒット。ラインが切れて逃してしまったとのこと。今はエサ釣りでじっくり粘っているようだが、付近にはポッパーに反応するクロダイがいるようだ。

ドウマン 5KB 小雨がパラつき始める中、遠投できるフィードポッパーに交換し、ポコポコやったが反応なし。帰路はポップライダーに変えてテンポ良く探ったが、こちらにも反応がない。次第に雨脚が強まってきたのでギブアップ。岸際を歩きながら車に戻る途中、水の中に大きなカニを発見。一瞬、大きなズガニかと思ったが、甲羅の縁がノコギリ状。しかもガザミよりも明らかにふっくらしている・・・幻のカニとも言われるドウマン(ノコギリガザミ)だった。

 一度でイイから食べてみたいと思っていた浜名湖特産のカニ。1匹、1万円から1.5万円とも聞いていたので、絶対に食べられないと思っていたカニが目の前にいる。巨大なハサミを振りかざし抵抗するドウマンを四苦八苦しながら押さえつけ、無事にキャッチ。じっくりと観察したが、オーストラリアで捕獲したマッドクラブと瓜二つ。普段はキャッチ&リリースを徹底しているのだが、今回ばかりは別。私の胃袋に納まってもらうことにした。

ボラ 4KB 雨の中、車を走らせ浜名湖の流入河川へ移動。雨に濡れたシャツの上に乾いたカッパを着るのは抵抗があったが、ちょっと我慢して羽織る。このエリアもベイトが浮いているのでポッパーから試したが不発。「セイゴでもいいから釣りたい」という一心で手にしたのがワンダー。開始まもなく、カツッとヒット。慎重に足元へ引き寄せた銀色に光る魚は、期待していたスズキではなくボラ(38cm)だった。相棒Sも即座にルアーをワンダーに交換。すると彼も40cm程のボラをキャッチ。

 このエリアのボラはルアーに良く反応するようなので、持参したルアーをアレコレ試す。流れが緩やかになり魚っ気がなくなってきた頃、再び竿が曲がったのは相棒S。彼はボラストで35cmのボラをキャッチ。ボラストって名前のルアーでボラを釣ってしまうところが、ちょっと笑える。今回の釣行は、この魚で打ち止めとなった。


天気:曇り後晴れ 水温:27.0〜28.5℃ pH:不明
釣果:0匹

 暦の上ではとっくに立秋を過ぎているのだが、ここ数日は国内各地で気温が35℃を超えるような猛暑続き。今年の夏がこんなに暑くなるなんて、誰か予測していたのだろうか。今回は無謀だとは思いつつも、真昼間の大潮・干潮狙いで出撃した。スタートは3Dポッパーから。例年、キビレがいるエリアなので期待を込めてポッピングするが無反応。更に広範囲に探るためスキッターポップSSP9に交換し様子を伺ったが、こちらにも反応はない。

 シャローエリアでシャッドラップSSR7のWフック仕様を使いボトムを叩きながらのリトリーブも試したが、アタリらしき感触はなくルアーを交換。弱い流れの中をバッテンで探った後、ワンダーを投入。「これで反応がなければ、マジにヤバイな・・・」と思いつつキャスト&リトリーブを繰り返した。少しずつ移動しながら、流れの中を探ったが不発。Dコンタクトのトウィッチでセイゴやメッキアジの様子を伺ったが、魚の影すら確認できなかった。

 車を走らせ塩分濃度の高いエリアへと移動。シャッドラップSSR7スキッターポップSSP9でエリア内を広範囲にチェックしたが、全く魚っ気がないことに気が付いた。カニを使ってクロダイを狙っているオッチャンがいたので釣果を尋ねたが、アタリすらないと言う。何処に行ってもベイトの姿は確認できず、時間ばかりが過ぎ去ってゆく。最後の望みを掛けて竿を振った場所では、サーフドライバーショアラインシャイナーR50タイドミノー90Sを投入したがこれまた不発。ついに万策尽きて、ノーバイトのままギブアップした。


天気:晴れ 水温:27.0〜28.5℃ pH:不明
釣果:0匹

 昼飯を食べて一服してから出撃。8月に入って急激に夏がぶり返しており、気温はマックス。保冷材を挟んだ濡れたタオルを首に巻きつけて、強烈な日差しが降り注ぐ釣り場に立つ。今日は、日本の南を北上する台風9号の影響を受けて河口域はウネリが入っている。水温を測ると28.5℃もあり、水質も芳しくないが、うまくすれば河川の中にフレッシュな魚が入ってきているかもしれない。魚が何処に潜んでいるのか全く判らなかったので、フィードポッパーを投げまくって様子を伺う。エサ釣りではクロダイが上がるエリアなので、ポッパーに反応する色黒いヤツがいるハズ。少しずつ移動しながら1時間程掛けて3Dポッパースキッターポッパーも試したが、それらしき気配はない。ハゼ釣りのおっちゃんに様子を聞いたが、「アタリすらないよ」と言うのでこの場から退散。

 車を走らせ、水系を一気に変える。期待をしていたポイントは、強い濁りが入っている。とりあえずポッピーを使って様子を伺うが無反応。続いて、TN50ソルトバージョンバッテンで広範囲に魚を探したがコツリともアタリはない。普段なら、シャローエリアにベイトが集まっているのだが姿が確認できないので1時間でギブアップ。こうなると魚を求めて車の機動力を活かしたラン&ガンしかない。続いて車を滑り込ませた場所は、先月、Aプロップでスズキを釣り上げたとっておきのポイント。いきなりAプロップを使うのは芸がないので、先ずはサミー115でサーチ。反応がないので、AプロップTDポッパーで勝負したが、ルアーを追う魚の姿はチラリとも見られなかった。

 夕昏時、ヒッチコック監督の「鳥」を連想してしまう程のツバメの大群が突然押し寄せて来た。ツバメは時折、水面にタッチして水を飲みつつ、大量発生する虫を食い漁っている。これだけ虫が飛んでいれば、ベイトも動くハズ。GドッグXからはじめ、シャッドラップSSR7ビーフリーズSK-TEN BKS75を投げて様子を伺う。しかし、ワンチャンスもなく、タイムアウト。一体、魚は何処に行ってしまったのだろうか。


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