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ケアンズのハンドクラフト リーズルアーを模したプラスチックのルアー。消耗の激しいバラマンディ釣りで、「安くて丈夫、良く釣れるルアーが欲しい」との要望に答えて作られたルアー。その存在は、商品テスト段階からテリーの友人レス・マーシュのブログで見ていたので知っていたが、その泳ぎの良さと威力は使ってみると良く判る。
サイズは14cm。浮力はB52よりはあるが、ロングAほどでもない。重心移動なんて装着されていないルアーなので遠投は難しいが、トウッチやジークには良く反応し、大きく水を動かす。手荒に扱ってもウッドルアーと違い壊れにくいので、今後、徐々に広まっていくだろう。「ロングAよりもスミスウィックのログの方が好き」という人には、ガッツリとド真ん中にはまるのではないだろうか。
ガイドのテリーやその仲間達が好んで使っているケアンズの御当地ハンドクラフトルアー リーズルアーから発売されたシャッドタイプのルアー(写真上段 リーズシャッド、下段 シャッドラップ9)。サイズはラパラ・シャッドラップ9を心持ちファットにした感じで、ややボリューミー。尾部が壊れやすいシャッドラップの改良版という位置づけで、お尻シェイプをあえて絞り込まず、幅と厚みを持たせてある。
さらに工夫点としては、肉厚の透明樹脂リップをシャッドラップよりも深くボディにぶっ刺し、下部からピンを打ち込んで固定。しかも太軸のワイヤーを使っており、手荒く扱ってもラインアイやフックアイが歪まないのが有難い。「質実剛健なオーストラリア人が、シャッドラップを作るとこうなるんだ。」と言い切る、ケアンズのローカルアングラー達が御推薦のヘビーデューティーな仕上がりには脱帽だ。
アラクンの母船ピクーの管理人兼料理人兼水先案内人のティムが度々使っていたのが、オーストラリアメーカーのLIVELY LURESのマッドマット。ボディのサイズとリップの長さの違いで8サイズの展開がある。アラクンで使った7cm、14gのモデルが3フィート、また、9cm、19gのモデルが4フィート潜る。高温下でも変形しにくい樹脂で作られており、ラインアイやフックアイに使われているワイヤーも太くてしっかりしている。泳ぎは、ロールを伴ったタイトなアクション。魚種を選ばず、何でも良く釣れるルアーに仕上がっている。
因みに、リップに使われている透明樹脂は、LEXAN樹脂。オーストラリアのルアーで後付になっているリップの殆どは、多分このLEXAN樹脂を使っているだろう。この樹脂は、宇宙飛行士のヘルメットや、パソコン、メガネなど様々な物に使われている。キズが付きにくく、とても丈夫なのが特徴だ。オーストラリアのシャッドルアーのラインアイは、穴を開けたリップにΩ字型に曲げた太軸ワイヤーを入れてリングでとめた方式が主流。始めて見た時は「こんな簡単な作りで大丈夫なのか?」という素朴な疑問が湧くのだが、使っていても全く問題がないので御安心あれ。
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