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レギュラー、ビック、チマチマ、ミニチマの4サイズあるが、使いやすいのはレギュラーサイズとビックサイズ。パフッという着水音、ポッピングした時のサウンド、そして障害物回避性能の高さはポッパータイプのフロッグ系ルアーの中ではトップレベルである。過去にはジョンソンリバーのウィードエリアでバラマンディがこのルアーに踊り狂ったり、マリーバウェットランドのサラトガが飛び出したりと、強く印象に残るシーンを演出してくれた。何度もビックバイトを得ながらフッキングミスが続き悔しい思いをした事も多いのだが、フッキング率を上げるためにメタルジグ用のシングルフッフをアシストに使うのもアリだろう。
このルアーの最大の欠点はラバースカートがベトベトに溶けること。水に漂っている時の動きの良さで、あえてこの素材のスカートを採用したのだろうが非常にトラブルが多い。溶け出したら被害が周囲に広がる前に潔く捨てる事をお勧めする。
6cmで18g。エバーグリーンから発売されているゴツいベイトタックルで十分扱えるポッパータイプのフロッグ。作りがしっかりしており、面倒なチューニングは不要。パッケージから取り出してそのまま使えるのがありがたい。フックポイントがボディに隠れ、ウィードレス機能がしっかりしているため、ウィードベット、リリーパット、込み入ったブッシュの中などどんな場所でも臆することなくルアーをブチ込むことが出来る。
以前、フロッグ系ルアーに懐疑的だったガイドのテリーは、私との釣行を通じて当ルアーや前出のカスタムフロッグポッパーの有効性に気がついてから使用頻度が増えてきた。使うシーズンや場所が限られているため、遠征に持参しても全く手付かずに終わる場合も多いのだが、持っていれば竿を振れるエリアも広がり楽しい釣りが出来るだろう。
当サイトの釣行記で紹介したジャカジャカ巻きがきっかけになり、静岡県西部地区で爆発的な人気を得たルアー。現在、3サイズあるのだが、ラトルの有無や重さの違いなどバリエーションがあるので、釣り場やタックルに応じて使い分けると良いだろう。誰でもジャカジャカとハイスピードで巻くだけでお手軽にスズキが釣れてしまうという凄いルアーなのだが、豪州遠征で使うシチュエーションは・・・ズバリ、河川での急流域と河口域。
「ここはラフティングをする場所じゃないのか?」と思うような急流には、非常に活性が高いスーティーグランターやジャングルパーチが集まっている。エサを食いに来ているのでルアーへの反応は良いのだが、使えるルアーが極めて限られる。こんな状況の中でしっかり泳いでくれるのがこのルアーなのだ。激流の中でスーティーグランターやジャングルパーチが何度もアタックしてくるのでホント面白い。そして河口域ではGTとクイーンフィッシュ狙い。これらの魚を釣るためには、飛距離の確保とハイスピードリトリーブへの対応が必要。ブンブン投げてジャカジャカとリトリーブすれば、きっと魚が口を使うハズだ。
国内メーカーにおけるバイブレーションの頂点は間違いなくT.Dバイブレーションだと思っているが、豪州遠征で活躍しているのはラッキークラフトのバイブレーション。同社のLVシリーズには海面下30〜50cmを探るLV-0から、攻める水深に応じLV-100、LV-200、LV-300、そして5mラインを攻められるLV-MAX500がある。バラマンディ釣りにおいて、バイブレーションが活躍する場面は極めて少なく、現地の釣り雑誌などでは殆ど紹介されていない。当然、釣具店での取り扱いも殆どないのが現状である。しかし、ミノーやシャッドに反応がない場合や、ディープホール、潮の流れが早いエリアを攻める場合は非常に有効なルアーとなるだろう。
私が、LVシリーズの中で使うのはLV-300RとLV-MAX500。水深が浅い場所ならミノーやシャッドを使えば良いのでバイブレーションは不要だが、少し深いタナを効率的に探るためにこれらのルアーを投入する。そして期待するのがラトル音の効果。真昼間に魚の反応が全くなく、完璧にシャットダウンしている中でうるさいほどジャラジャラやると突然魚の活性が上がったりするのだ。どうやら鉄砲魚はバイブレーションが好きなようで、バラマンディよりも先にルアーを咥えてしまうのはご愛嬌だ。
野池のバス釣りにおいては、禁じ手としてこのルアーを封印しているが、これをマングローブの根際やリリーハッドの隙間に放り込んだらどんなことが起きるか・・・。そこにはマングローブジャック、スーティーグランター、ジャングルパーチ、鉄砲魚がエサを待ち構えているのだ。このルアーの実力を知っている人は容易に想像出来るハズ。因みにこのルアーは、魚だけでなく豪州人も良く釣れる(笑)。釣り場で出会う人達にこれを見せると、その動きに夢中になってしまうのだ。そんな意味でもこのルアーはお助けルアー的な存在だ。
昔のモデルはフロントカップが丸かったが、後のモデルは半円型になっている。紐を引っ張るとゼンマイ仕掛けで尾をパタパタやるのだが、長い紐のモデルがあるので、長時間ピンポイントで動かしたい人はこちらがお勧めだ。このルアーにはお手軽なスペシャルチューニング方法があるので紹介する・・・尾鰭の先を少し捻って角度をつけると、水面でパタパタした際に頭を中心にして回転運動をするのだ。このルアーの欠点は本体上面と下面の接着が弱いこと。少しラフな扱いをすると接合面が外れ、ボディにクラックが入ってくる。そのまま使っていると内部に水が入り故障の原因となるので、気がついたら直ぐに補修しよう。
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