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ガイド達から高い信頼を得ているデュエルのアイルマグネット。いつもお世話になっているテリーは「ヒンチンブルックアイランドで絶大な効果を発揮する」と言う。使うのはフローティング9cm、10gのモデルだ。これまで、彼のオーダーに応じて結構な数のルアーを提供した経過がある。このルアーは高比重タングステン合金を使った重心移動を備え、風の中でもピンポイントへ安定的にキャストが可能。作りがしっかりしていて、ラフな扱いをしても壊れない所も好感が持てるのだ。
廃盤との話だったので、とても困っていたのだが、カラーリングが一新されアイルマグネットNEOとなって復活したのでホッと一安心。因みに海外では、"デュエル"よりも"ヨーヅリ"の方がブランド名として定着しており、その評価は高い。国内での評価は、イマイチって感じで残念な気がするのだが、しっかりした物作りをしていれば、必ず使い手に伝わるのである。定番商品として、末永く作って欲しいルアーだ。
重心移動の元祖、ご存知K-TEN。上記、アイルマグネットミノーと同様、ヒンチンブルックアイランドで手堅い釣果を引き出してくれるルアー。これも豪州のガイド達から高い信頼を得ている。メインで使うのがフローティングの9cmモデル。重さはアイルマグネットミノーよりも重い13g。使い勝手が良く投げ続けられるルアーであり、「良く飛ぶ」「壊れない」「良く釣れる」と必要な条件を高次元で満たしている優等生。
以前、メーカー小売希望価格は1,900円だったが、最近はオープンプライスになっている。数年前、まとまった数が欲しかったので釣具店を通じて発注したのだが、「作っていない」と悲しい返事があり入手出来なかった。「その年のカタログにしっかり載っているのに、在庫もなく作っていないとは何事じゃ〜」と頭に血が上ったこともあった。それからは使う頻度が極端に減り、店頭でも姿を見ることはなくなってしまったが、セッパリ型のミノーは絶対に必要。ベイエリアでのシーバスフィッシングでも重宝するルアーなので定番商品として、価格も安く抑えて安定的に流通して欲しいとつくづく思う。
固定重心と移動重心を併せ持つX-80にはソルト用のSW(スローシンキング3/8oz)、ハイスピードリトリーブに対応したビート(シンキング3/8oz)。そして、フレッシュウォーター用のトリックダーター(サスペンド)、ロケットダーター(シンキング3/8oz)がある。若干、内部構造が違い、浮き沈みの様子も違うようだが、メーカーの重量表示はいずれも3/8oz(11g前後)。正直言って、「ワケわかんない」という状態だ。バラマンディで使う場合は、太軸フックに交換するのでその違いに実感はない。むしろ残念なのはフローティングモデルがないことだ。ハイフロート・モデルがあれば豪州での知名度は、相当広がるだろう。
使うのは根掛かりの少ない水深がある場所。オーバーハング下やディープホール等でしっかりとカウントダウンをして、鋭いトウィッチを「パンッ、パンッ」とやって再び沈めてやるのが効果的。エビが飛び跳ねて逃げる際の泳ぎをイメージすると良いだろう。
野池のバス釣りで大活躍するマーゲイは、スーティーグランターやジャングルパーチを釣るのに最適。勿論、オーストラリアンバスにも有効だろう。このルアー最大の特徴は、トウィッチをした時の動き。自在に動くウエイトのおかげで、前後、左右へとエビが俊敏に跳ねるようにアクションをする。特に後ろへ跳ねる動きは特筆すべき事だろう。このアクションはさすがのシャッドラップでも出せないので、持っていれば入れ食いを楽しむことが出来るハズだ。
メガバスのルアーがバラマンディ釣りで一軍をキープしないのは、やはり繊細で華奢なことによる。同社全般のルアーに言えるのだが、もっとボリュームがあり、太軸ソルト系フックやスプリットリングを装着しても浮力が確保出来るミノーやシャッドが欲しいのだ。こんなルアーがあれば、きっと豪州でのキャスティングゲームに使われるルアーの勢力図が変わるに違いない。蛇足だが、マーゲイSWの動きはイマイチ。構造的な違いについての知識はないのだが、豪州へ持って行くのだったらマーゲイの方が良いだろう。
リップを除いたボディサイズは6cm、7.5gというルアーだが、スペックから想像する以上に飛距離が伸びる。元来サスペンドルアーなのでフックを交換するとシンキングになるのは仕方ない。標準では前後同サイズの8番フックが装着されているが、私はフロントを大きくサイズアップしている。リングはソルト用の平打ちリングに交換し、フックはマスタッドのソルト系太軸フックを使用。これによりフロントが重くなり、無駄なく急角度で潜行し、ボトムやストラクチャーに張り付いて、コツコツとノックしながら魚を誘う。
リップが長いため障害物回避が可能で、河川のロックバーエリアやヒンチンブルック島の干潟にある無数のガーターを攻めるのに適している。メインカラーはゴールドとし、魚が沈黙してお手上げ状態の時にはボーンで勝負する。ボトムを叩くため、狙っているバラマンディではなく、ナマズやコッドが釣れる確率が高いのはご愛嬌。ストラクチャーに絡めハードに使っているとラインアイが曲がったりするので、トルーチューンを忘れずに。
発売当初は丸型リップだったが、途中から角ばったリップに変更された。旧タイプが頭下がりの浮姿勢でスローライザーだったが、角リップの方は、浮き上がりが早く、浮姿勢は水平に近くなった。これらの変更により動きや泳層が変わっているハズだが、この違いが釣果にどれだけ差が出ているのかは不明。なお、持っている殆どのビジョン110SWが丸型リップなので、当サイト内に登場する同ルアーは丸型リップと思っていただければOK。
元々は米国向けのバスルアーだったが、日本でも発売されるようになった後、若干のリファインをしてソルト系のルアーとなっている。一応、ソルト対応をうたってはいるが、細くて弱いフックとリングが装着されているので、バラマンディで使う時には絶対に交換する事をお勧めする。私の場合は、真ん中のフックは外し、太軸ソルト系フック2本仕様にして使用。このチューンでシンキングになってしまうので、水深があり、魚が沈んでいる時に使うのだ。カウントダウンさせて、トウィッチでイレギュラーな動きで魚を誘うのが良い。フックを交換してもサスペンド状態を保つか、スローライジングになれば利用範囲は非常に広がるのだが当モデルでは難しい。2008年にビジョン110ハイフロートが登場した。110SWとの違いと、その実力はいかに?
10cm、10g、ラパラ初となったプラスチックボディのルアー。耐久性がありシャラシャラとしたラトル入りのサスペンド。ラパラの元祖、フローティングミノーやカウントダウンとは違った攻めができるのが特徴。ストレートリトリーブで使うのではなく、名前のとおりジャークして使うルアーだ。ジャークさせればダートして簡単に平打ちする。その秘密は、個別に設けられて横方向のみに移動する複数のウエイトにあるらしい。「必要なときだけ意図したダートが得られるジャークベイト」というのがハスキージャークの売り文句。
お勧めのカラーは金黒(G)なのだが、このカラーの欠点はラインアイやフックアイの部分から水が入り、きらびやかな金色がバナナ色に変色してしまう事。バナナ色になっても釣れるのだが、やはりピカピカと水中で光を反射させる方が良いだろう。使い始める前に接着剤を垂らし目止めをしておくことをお勧めする。使い方はX-80SWなどと同じで、オーバーハング下やディープホール、ウィードの切れ目や倒木際に打ち込みカウントダウン。すうっと沈めた後、鋭いトウィッチを「パンッ、パンッ」とやって再び沈めてやるの繰り返し。瀕死の小魚が時折もだえながら沈んでいく様子を演出するのだ。
ラパラとバスプロのラリー・ニクソンとのコラボ企画で誕生した究極のジャークベイト・・・究極かどうか私には判断できないが、確かにジャークすると切れ味の良いイレギュラーダートをする。後部フックに羽根が付いているのがフレッシュウォーター用、羽根がなく銀色のフックが装着されているのがソルト用。カラーバリエーションはフレッシュウォーター用の方が多いのだが、フックを外せば同じなので、余りこだわらなくても良い。
なお、バスやスズキ釣りで使うのならフック交換は不要だろうが、豪州で使う場合は簡単に伸ばされるので必ず交換すること。使いやすいのは10cm、13gのXR10だろう。太軸フックへの交換によりシンキングになってしまうのは非常に残念。フローティングモデルがあれば即買したいルアーだ。
雅子皇太子妃の御成婚を記念して、雅子妃の頭文字を付けて発売されたミノー。そのような記念ルアーが廃盤になって良いのか!?と思うのは私だけか・・・。今更なのだが、使ってみるとこのルアーは結構イイのだ。バラマンディがサヨリやロングトムなどの細身のベイトを食っている時に威力を発揮する。重心移動の力を借りてスパーンと遠投し、同船者よりも広範囲にさぐる事が出来るのだ。近年、随分とスリムミノーが登場したのだが、スリム過ぎるルアーはアピールが足りず、浮力が少ないため太軸フックに交換するとシンキングになってしまう。サヨリやロングトムは水面近くをクルーズしているため、このルアーは余り潜らせないで使えるというメリットがあるのだ。
マリアのルアーだけあって、塗装が弱く直ぐにパリパリと剥がれ落ちてしまうが、これはグッと我慢。また、アムニス1と同様、軽い衝撃で重心移動のウエイトが簡単に外れてしまうのはマイナスポイント。過度なトウィッチはバランスを崩し過ぎてしまうので注意が必要だ
知る人ぞ知る、スカジットデザインズのウッドルアー。スカジットデザインはバラマンディの釣りが今のようにメジャーになる随分前から、バラマンディをターゲットとしたルアーを送り出しているのである。特にお勧めなのが11cm、15gのモデル。旅行代理店トレードウインズ兼釣りガイドの青柳氏は「このルアーを持っていれば、釣れたも同然」と言い切るほど信頼しており、テリーもちょくちょく使っている。
勿論、重心移動など洒落た機能は備えていないが、ボートからの釣りではなんら問題はない。大物対応のステンレスワイヤースルー構造で、ソルト系太軸フックとリングが装備されている。パッケージから取り出して、そのまま使うことが出来る数少ないルアーだ。残念ながら生産中止になってしまったので入手が難しくなっていることと、メーカー小売希望価格は3,000円もするので、使うのに躊躇するルアーなのだ。なお、ウッド製ゆえにバラつきがあるのは事実。私が持っている全てのシーウォッチャーを水に浮かべると、随分と浮き姿勢に差があることに気がつく。こんな中から、当たりルアーを探すのも楽しみのうちだ。
GL工房から送り出されているこのルアーもシーウォッチャーと同様、知る人ぞ知るバラマンディ対応ルアーなのである。シリーズの中で使いやすいのが13cmのフローティングモデル。スローリトリーブやファストリトリーブ、トウィッチでも釣り人側の操作に高い次元で追従してくれる、ありがたいルアーなのである。太軸のワイヤースルー構造で大物が掛かっても安心して対処する事が出来るので、巨大魚が釣れる可能性がある海外遠征で活躍するだろう。
価格は2,400円ほど。取り扱い店が限られているため入手が中々難しい。なお、GL工房では、10個以上なら特注色も塗ってくれるようなのでオリジナルカラーを発注するのもイイかもしれない。
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